« (27.1.6) NHKネクストワールド ついに人類は若返りの秘薬を発見した!! | トップページ | (27.1.8) 中国進出企業の怒涛の回帰が始まる。 世界中で最も優れた生産拠点が日本になった!! »

(27.1.7) 駅伝王国日本の男子マラソンはなぜ世界に通用しないか? 

23130_064 

 先日ブログの読者の信作さんから「今年も箱根駅伝が盛況に終わりました。正月の一番の楽しみです。こんなに駅伝が盛んな国なのにオリンピックのマラソンの日本男子はまるで駄目ですね。
大学駅伝が無い女子の方が優秀な成績なのは何故でしょうか
?」というコメントをいただいた。

 確かにこれほど駅伝が好きな国民はいないがそれにしては日本男子の低迷は著しい。日本十傑のトップ高岡選手2時間6分16秒で走ったのは2002年のことで、以来13年間記録は低下の一途をたどっている。
現役の選手で日本十傑にかろうじて入っているのは2時間7分台藤原新選手だがその記録も2012年のものだ。
現在の世界10傑にはケニア選手が8名、エチオピアの選手が2名でいづれも2時間2分から3分で走っていて、日本選手と一緒に走ったら2000mから3000mはゆうに離してしまうのでこれでは勝負にならない。
今ではオリンピックで日本選手が6位以内に入賞できれば激賞される水準になってしまった。

 信作さんの疑問は「これだけ駅伝が盛んな国でなぜマラソンが低迷するか」ということだが、実は駅伝とマラソンはまるで異なる競技と言っていい。
駅伝とは日本独自に発展したスポーツで世界ではこの種の競技はほとんど行われていない。
いわば大相撲のようなもので日本独自ルールで特殊な競技をしていると思うとイメージがわく。

 マラソンでなく日本で駅伝が盛んなのは日本人の資質にぴったり合ったからで、日本人は小さなグループインナーサークル)で協力する時に最も力を発揮する。

 これは自分の経験でも確かで私も駅伝の時は普段は走らないようなスピードで頑張る。
理由は「みんなに迷惑をかけるわけにはいかない」と思うからで、日本人の小集団に対する帰依の心は異常に強い。
かつて私の友人が非常に面白いことを言っていた。
第二次世界大戦の軍隊を見ると将官クラスが優秀だったのはアメリカで、アメリカ人は戦略を重んじたからだという。将校が優秀なのはドイツでもともと貴族出身者が多く騎士道の精神が残って身を犠牲にして頑張ったからだという。
そして下士官が優秀だったのは日本で下士官のもとに統率された小集団は小さな戦闘では無敵だったという。
私は笑ってしまったが、日本人の性格をよく表している。

注)思いのほか日本が陸上の400mリレーで強いのも上記の理由で、100mでは準決勝にも残れないのに銅メダルを獲得する。またスキーや体操でも団体競技の方が成績がいい。

 一方フルマラソンのような個人競技になるとケニアやエチオピアの選手のような自らの名誉と金のために頑張る選手に蹴散らされてしまう。
自分だけのために努力する人間は日本では高く評価されない。
もともと日本選手は肉体的にアフリカの選手のようなばねがないのだからかつての円谷選手君原選手のように気持ちで走っていたのだが、ここに来て気持ちが切れてしまった。
どんなに努力してもケニアの選手にはかなわない
最後に残ったのは日本でしか競技が行われない駅伝で高校生は京都で、大学生は箱根で、そして実業団は上州路で日本選手の中だけで楽しんでいる。

 世界では全く歯が立たたないレベルだから、駅伝競技に外国人選手などが入ってくるとレベル差が歴然となるのでできるだけ外国人選手(高校や大学の留学生)を排除する。
1チーム1名までとか、花の一区は日本人に限るとかのルールがそれで、これは日本の農業を関税で保護している発想と同じだ。

 だからいくら日本で駅伝が盛んでもこれは世界との間に壁を設けて楽しんでいるだけだから、オリンピックのような自由競争になると全く勝ち目がない。
勝つためには川内選手のような自分のために走る選手が出ないとだめで、実業団選手のように職場が保証されている選手では世界に通用しないと思った方がいい。

 なお女性は男性に比較してまだ世界に通用しているがこれも時間の問題で、ここでもケニアの女子選手の躍進が著しい。
女性も駅伝だけを楽しむ時代が刻々と近づいている。
だから駅伝は大相撲と同じで日本人だけが楽しむスポーツとして今後も日本にだけ残されていくのだろうと私は思っている。

 

|

« (27.1.6) NHKネクストワールド ついに人類は若返りの秘薬を発見した!! | トップページ | (27.1.8) 中国進出企業の怒涛の回帰が始まる。 世界中で最も優れた生産拠点が日本になった!! »

マラソン」カテゴリの記事

コメント

山崎さんありがとうございました。
信作です。良くわかりました。
私は、運動能力がダメで走るのも遅く運動会での100M競争は最高4位でした。
だから同じ走る競技なら、駅伝で速い人は、マラソンでも速いのだろうと単純に思っていました。
違うのですね~。そうなると男子も女子も、もう日本のマラソンは期待できないですね・・・・。
イヤ・奇跡的にケニアやエチオピアの選手のようなバネをもって生まれた天才がいつ現れるやもしれません。
私、期待して待ち続けます。
ところで山崎さん、もしNMNのサプリメント飲んで青年に戻りましたならば、トライアスロンやって、医者もいいですが
教授もいいのではないかとおもうのですが?

投稿: 信作 | 2015年1月 7日 (水) 14時21分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« (27.1.6) NHKネクストワールド ついに人類は若返りの秘薬を発見した!! | トップページ | (27.1.8) 中国進出企業の怒涛の回帰が始まる。 世界中で最も優れた生産拠点が日本になった!! »