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(27.1.25) 白鵬の優勝と外国人の進出 気が付けば外国人だらけだ!!

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  白鵬33回目の優勝を果たした。私は大相撲のファンだから毎回見ているが大鵬を抜いて史上第一位に躍りでたのだからたいしたものだ。
今や大相撲はモンゴル勢が席巻していて3横綱はすべてモンゴル出身者だしそれ以外にも幕内力士にモンゴル出身者は多い。
またモンゴルだけでなく外国人力士はいくらでもいるから日本のスポーツの中で最も国際化が進んでおりアメリカの大リーグ並だ。

 相撲界は日本で最も古い様式をいまだに順守しているまれな世界で、明治期に断髪令が出された後もちょんまげを結っているし、上下関係は極端に厳しく入門当初は奴隷のようにこき使われる。
そのため日本人の力士のなり手がめっきりいなくなって今では親方二世か大学相撲の横綱出身者がほとんどになってしまった。
仕方なく親方は海外の素質のある若者をスカウトしてきているが、最も日本と相性がいいのがモンゴル人である。

 もともとモンゴルにはモンゴル相撲という格闘技があって相撲との親和性が高いが、モンゴル人を見ているとほとんど日本人と変わらないのに驚く。白鵬や日馬富士や鶴竜も外見も物腰も日本人そのものだし、白鵬などは相撲道についての知識が深く先場所優勝した時には「明治初期に断髪事件が起き(力士も斬髪せよと言われたが)大久保利通という武士が明治天皇に(上奏して)、長く続いていたこの伝統文化を守ってくれたそうで、そのことに天皇陛下に感謝したい」とまで言っていた。

 こうして大相撲では外国人の進出が目を引くが、そのほかにも貨物船の船員などは船長以外は外国人(フィリッピン人が多い)の場合がほとんどだし、漁船の乗り組み人にもインドネシア人等が多くなっている。
私がびっくりしたのは北海道の酪農地帯の農作業員に中国から家族で出稼ぎに来ている場合があって、中国人だらけになっていた。
また中華料理店で働く従業員はほとんどが中国人の留学生になっている。

 日本は建前では外国人労働者の受け入れを禁止していて外国人労働者はいないことになっているが抜け道はいくらでもあって技能実習生や語学留学生のほとんどが日本での出稼ぎ労働者だ。
技能実習制度とは日本の技術を移転することを建前に68職種で認められており、農業、漁業、建設業を中心に約15万人が日本で働いている。
今厚労省は介護職も技能実習制度に含める計画で最長5年間は日本にとどまることができる制度になるそうだが(現在の技能実習制度は3年間)、こうして政府としてもおっかなびっくりの労働市場の開放を模索している。

 政府がなぜ正式な外国人受け入れ制度を採用せず、技能実習制度という一種の隠れ蓑のような制度を採用しているかの理由は日本人の外国人嫌いを知っているからだ。
日本人は今も昔も外国人嫌いで攘夷の志士だらけだから、開国などと公言すれば佐久間象山のように殺害されてしまう。
選挙では絶対に勝てないがそれでも企業の人手不足の解消には外国人労働者を受け入れざる得ないので実質的に受け入れているのだ。建前禁止実質開放で憲法第9条方式と言う。

注)日本人がなぜこれほど外国人を嫌うかの考察は別途行いたいと思っている。

 アベノミクスによって日本は輸出産業を中心に景気が急回復して人手不足に悩むことになる。すでに建設労働者やトラック運転手はひどい人手不足状況で福島の復興事業が遅れたり、コンビニの配送事業が困難になっている。
アベノミクスは同時に外国人労働者の受け入れを伴い、労働開国元年になるのだが、それはいつものように人知れず静かに「気が付けば外国人だらけだ」という状況になるのがいかにも日本的だ。
 

 

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