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(26.11.25) 白鵬が泣き、そして私も泣いた。 32回目の優勝で大鵬に並ぶ。

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 白鵬
が泣き、私も泣いてしまった。32回目の優勝が決まった瞬間だが、この記録は昭和の大横綱大鵬に並ぶ記録だ。
まだ年齢は29歳だから千代の富士の引退年齢の35歳までにはまだまだ余裕があるので、この先どこまで優勝回数が増えるのか予想もつかない。

 大相撲は日本の国技と言われているが、日本のスポーツ界でこれほど国際化が進んでいる競技は少ない。特にモンゴル勢の躍進は目覚ましく、白鵬を始め3横綱はすべてモンゴル出身者だから、今ではモンゴルの国技のようなものだ。
だが不思議なことにモンゴル人と日本人の相性は非常によく、白鵬も日馬富士も鶴竜も私には日本人力士のように見える。
顔など見ていても日本人と全く変わりがなく、また日本語を流暢に日本人と同じように発音しており、日本人のルーツの一つが東北アジアの草原地帯にあったという仮説も十分納得できる。

 だが大相撲が国際化した本当の理由は、日本人が豊かになって大相撲のような厳しい修行と上下関係の世界に入ることを嫌ったからだが、世界にはまだハングリーな精神が残っていることをしみじみと感じさせてくれる。

注)昔は大相撲出身者は東北や北海道のへき地出身者が多かったが、こうした場所からも大相撲に入門する子供がいなくなってしまった。現在は親方の子供か学生横綱か外国人力士が主流になっている。

 今回の白鵬の優勝インタビューのスピーチは素晴らしいものだった。
明治初期に断髪事件が起き(力士も斬髪せよと言われたが)大久保利通という武士が明治天皇に(上奏して)、長く続いていたこの伝統文化を守ってくれたそうで、そのことに天皇陛下に感謝したい」と述べていた。
この白鵬のスピーチは本当にその通りで、明治初期大相撲はほとんど崩壊の瀬戸際に立っていた。

 文明開化の時代にちょんまげ結っているなどとは時代錯誤と思われたし、裸も禁止されたし、当時の大相撲は今のプロレス興行と同様なショーで、関取は花街の芸者のようなものと思われていた。
その大相撲を救ったのは大久保利通と伊藤博文と明治大帝で、こんどは1884年伊藤博文が天皇に上奏して天覧相撲を実施し、天皇公認のスポーツにしたのが現在の大相撲の始まりだ。
現在の天皇杯があるのはそのためで、明治大帝の決断がなければ大相撲は消滅していた可能性が高い。

 白鵬にそのことを教えられた日本人は多かったようだが、日本人以上の日本人である白鵬のスピーチに私は本当に泣いてしまった。

注)なお天皇家が相撲好きなのは相撲が本来神事で、天皇家の神事と非常に近いものがあるからだと思う。昭和天皇は心から相撲を愛しておられたが、白鵬のスピーチを聞いて昭和天皇が身を乗り出して大相撲を見ておられた姿を思いだしてしまった。

 

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