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(26.9.4) ロドリゴ自転車周遊記 その10 伊達市 支笏湖 苫小牧 そしてフェリー

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(大滝から少し行ったところ)

注)「ロドリゴ自転車周遊記」のその1~その9は以下のカテゴリーに入っております。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat59333968/index.html

 キャンプをしながら旅行する時一番困るのが、次第に寝袋が汗でべとべとになっていくことでございます。当初はサラサラに乾いて気持ちよく寝ていられたのが、時間がたつにつれてロドリゴの汗と油をたっぷり吸い込み、肌に接触するとベターとつくようになるのでございます。
途中で寝袋を天日干しできればよいのですが、自転車旅行の場合はそうした時間をとることができませんので、何か濡れた毛布で寝ているようになってまいります。
ああやだ、こんな気持ち悪いもので寝るなんて、最悪だ!!!」
こうしてキャンプ生活も終わりに近づくのでございます。

 またロドリゴの顔は照り付ける太陽光線で顔が真っ黒になり、遠くからは前と後ろの区別がつかないようになっておりました。光線除けに帽子の下に手拭いを垂らしておりますので、ちょうど南方戦線に派遣された旧日本軍の敗残兵のようであり、コンビニと称する茶店に立ち寄ると、茶店の娘が一瞬ぎょっとし、店の奥に逃げてしまうのでございます。
お父さん、大変、店にゴリラが押し寄せているわ!!」
実はロドリゴは精いっぱい愛想笑いをして娘を怖がらせまいとするのですが、真っ黒な顔の中で歯だけが真っ白に光って、あたかもキングコングが歯をむき出しにした様を彷彿させているようでございました。

 「だんだんと人間でなくなってきたので、そろそろ故郷おゆみ野村に帰って人間に戻る必要がありそうだ・・・・・・・
ここ伊達郷からは樽前国道を通って支笏湖のわきを通り、苫小牧に出る道を選択いたしました。ほかに山越えの道をたどって白老町に抜ける魅力的な山道もあったのですが、ロドリゴのマウンティンバイクの前ブレーキは壊れてしまっているため、下りの制御が難しくできる限り山道は避けたかったからでございます。
支笏湖から苫小牧への道は今回の旅ですでに通ったことがある道で、一度と通った道というものはライダーにとって非常に安心感を与えるものなのでございます。

 苫小牧からのフェリーは夕刻に出る予定でしたのでかなり時間的な余裕があり、ロドリゴは苫小牧の町を巡察することができました。
この街には高い煙突が駅のそばに林立していて、なにか四日市のような雰囲気なのでございますが王子製紙の工場でございました。ここは王子製紙の城下町なのでございます。

 ここ苫小牧の開拓史はロドリゴが幼児期を過ごした八王子の千人同心が明治期にここ勇払に鍬を入れたのが始まりでした。千人同心は徳川家恩顧の郷士集団で、幕府滅亡後新天地を求めてここ蝦夷地に開拓農民として入植したものでございます。
千人同心の中には新撰組組長だった近藤勇家もあって、特別に徳川家に対し忠誠心が強かったため、明治政府のもとでは生きるすべがなかったものと思われます。

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(ロドリゴ ガラスに反射している影)

 夕刻フェリーに乗船して蝦夷地を旅立ちましたが、つくづく思ったことは蝦夷地の今後の生き様でございました。苫小牧の工場団地はその大半がぺんぺん草で覆われもはや工場建設は夢のまた夢という惨状でございました。
またここ蝦夷地から次々と人々が消え去っており、一部の大都市以外はいづれも最盛時の人口の5割から8割程度の人口になっており、この傾向はますます加速されるようでございました。

 反対に自然はかつて開拓された場所が林地に戻り始め太古の姿が復活し始めておりました。こうした蝦夷地は自然こそが資産でそれを利用した観光業と自然相手の農林水産業以外の生業はほとんど不可能なように思われました。
道路は非常によく発達しておりますが、残念なことに荷駄と称する自動車専用であり、ロドリゴのような自転車による周遊は一部の場所を除いてかなり危険な個所が多く、エコ思考の人間にとっては必ずしも移動しやすいとは言いがたいのが実情でございます。

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(打ち捨てられた家屋。誰もかたづけることをしない)

 ロドリゴの希望は蝦夷中が一筆書きで一周できる自転車道の整備で、世界中の自転車愛好家のメッカに蝦夷地をすることでございます。
その場合は歩道の利用法が問題になるのですが、蝦夷地は集落と集落の間が20kmや30km程度の場所がいくらでもあって、そうした場所に歩道が設置されていても歩いて移動する人は皆無なのでございます。

注)現在の道路交通法では自転車は歩道を走ることが禁止されていますが、蝦夷地では都市部を除いて歩道を歩く人はおりません。ただ存在しているだけの無用の長物になっております。

 まさにこれこそ打ち捨てられている資産で、これを自転車道として整備しなおして、世界最高レベルの自転車観光地にするのが、蝦夷地再生の切り札のようにロドリゴには思われました。
フェリーに揺られ夢うつつでそうしたことを考えながら蝦夷地の旅もようやく終わりになったのでございます。
天明7年8月13日の夜はこうして過ぎたのでございます。


別件)本日第4回ちはら台・おゆみ野ハーフマラソンのお知らせ。

以下の日程でハーフマラソンを開催いたします。
① 10月5日(日曜日)
② 午前10時スタート(雨天決行.受付は9時半から)
③ スタート・ゴール ちはら台走友会のかずさの道の集合場所(前回と同じでセンドーのうえ。地図参照)

ルートは以下の地図で確認できます

http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=6d18ea2157947c484ad9c4ec04b246ef
④ 費用300円(実費)
⑤ 参加希望者はこのブログのコメントかメール機能を使用して参加希望を連絡してください。

⑥ なお本大会はすべて自己責任です。

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