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(26.9.1) 朝日新聞の虚偽報道 「東電職員は吉田所長の待機命令に違反して撤退した」

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 このところ福島第一原発事故当時、第一原発の所長で事故対応の第一線の責任者だった吉田昌郎所長事故調査委員会の調書のスクープ合戦が続いている。
この調書は政府が外部秘にしていたものだが、今年の5月朝日新聞が吉田調書を入手し「所員の9割が吉田氏の待機命令に違反し撤退した」と報じたため、調書を巡って果たして吉田氏の命令に違反して職員が逃げ出したかどうかが論議の的になっている。

 ここには二つの問題があり、① 政府が対外厳秘にした調書がなぜ朝日新聞に漏えいしたかという問題と、② 本当に東電職員は命令に違反して逃げ出したかという問題だ。
前者は日本政府のセキュリティーがいつものようにお粗末だということで機密漏えい防御措置がなっていないということだが、後者は東電職員の名誉の問題でさらに日本人はそんなに無責任かという日本全体の名誉の問題にも関係する。

 現在産経、読売、毎日が吉田調書の詳細を伝えだしたので政府は後追いだが全面公開する(一部黒塗りがあるという)というが、すでにマスコミには全容が漏れているため黒塗りの意味はなくなっている。何ともお粗末な対応だ。

 問題の退避命令につては第一原発の2号機がメルトダウンし始めたため、吉田所長が「必要人員を残して線量の低い場所に退避しろ」と命じたことで、これが首相官邸、および職員がそれぞれに判断して対応したことで誤解と判断ミスが重なっている。

 首相官邸は東電の清水社長の言葉から「全員が退避する」と勘違いし、菅首相が激怒して「死ぬまで頑張れ」と訓示を垂れたのだが、一方退避を指揮した総務班長は第一原発周辺では線量が高く危険なため12km離れた第二原発に約650名を退避させた。
この時第一原発には約700名の職員がいたから50名の職員が残ったことになる

 吉田所長は調書で「私は福島第一原発近辺で、所内にかかわらず線量の低いようなところに一回退避して次の指示を待てと言ったつもりだった」と証言している。
一方指揮をとった総務班長は「前日から退避先を検討しており、退避するんだったら第二原発だとのコンセンサスができていた」と証言している。

 東電の清水社長と菅首相の間のやり取りは全くの誤解で、菅首相がいつものようにヒステリーを爆発させただけだが、後者については確かに吉田所長と総務班長の間には「線量が低い場所」についての意思の伝達の齟齬があった。
しかし結果的に「線量が低い場所で安全確実な場所」は12km離れていた第二原発内部しかなく、また総務班長と吉田所長の間に連絡網はなかったから(トランシーバーはなく携帯は不通だった)、総務班長は吉田所長の指示に従って退避したと判断していた。

 だから東電職員は混乱のさなか意思の伝達が十分とは言えなかったが誠実に対応していたことになる。
実はここからが問題なのだが、朝日新聞は日本人の行為を常に悪意を持って伝える性癖があり、従軍慰安婦問題で散々日本人を貶めたが、この撤退についてもいつものように悪意の報道をした。
所員の9割が吉田氏の待機命令に違反し撤退した」と報じ、これに呼応してニューヨーク・タイムズが「パニックになった数百人の所員が命令に反し福島原発を見捨てた」と応じた。
朝日新聞とニューヨーク・タイムズは提携関係にあり日本貶め報道の双璧である。

 繰り返すが吉田所長は必要な人員を除いて退避命令を出しており、「線量の低い場所」の解釈が所長と総務班長の間で確認できなかったのに過ぎない。当時は連絡方法が皆無だったし総務班長が第一原発周辺に安全な場所を確保できないと判断したとしても致し方ない。第一メルトダウンした後の周辺の放射線量がどの程度か誰も分からないのだから最悪を想定するのが普通だ。

 私は吉田所長を始め東電職員が懸命な復旧作業をしており、情報伝達が十分に行われない中で最善の方法を模索していたと判断している。
しかし朝日新聞はニューヨークタイムズや韓国と同様に、日本人の悪口を言うことを正義と思っている新聞だから、ここでも最大限の貶め記事を書いた。
朝日新聞の虚偽報道に私はうんざりしているが、吉田所長の名誉と東電職員の名誉と日本人の名誉を守るために朝日新聞のプロパガンダに負けない反証が必要だろう。
朝日のような悪質な虚偽新聞に対し断固戦いを挑むのが誠実な日本人の責務だと私は思っている。

注)朝日新聞が従軍慰安婦問題でもひどいプロパガンダを行ったことは承知の事実だ。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/08/post-eb18.html

 

 

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