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(26.7.5) 中韓同盟と日朝同盟の相克 「敵の敵は味方」

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 「敵の敵は味方というのが国際政治の常識だが、現在の中韓同盟日朝同盟ほどそのことを如実に語るものはない。
本来はあり得ないような同盟だが、韓国は中国のしもべになり、日本は北朝鮮の制裁解除に向けて動き出した。

 もともと日本と北朝鮮は拉致被害者問題で角突き合わせる中で、一方韓国と中国は朝鮮戦争を戦った相手だが、今は韓国と中国が日本を最大の敵国と見なしているため、両国の敵である北朝鮮が日本の味方になるというねじれ現象が発生している。
特に韓国のパク・クネ大統領はありもしない従軍慰安婦問題に熱中して、世界各国に従軍慰安婦像を建てることだけを大統領の職務だと思っている。

 北朝鮮は機会さえあれば韓国に侵入しようとしており、一方中国との間では北朝鮮のNO2張成沢氏の失脚以来冷え冷えとした関係になってしまった。
なにしろ張成沢氏は中国のエージェントと思われるくらい中国のワンちゃんだったのだから、中国に何も相談せずに張成沢氏をパージしたことは、中国の気持を逆なでした。
キムジョンウンのやつ、思い知らせてやる」というのが習近平氏の偽らざる気持ちで、今回韓国に北朝鮮を差し置いて訪問したのもそのためだ。
我が国の最大の友好国は韓国で、北朝鮮ではない!!」

注)張成沢氏の失脚については以下参照。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2013/12/post-af68.html


 日本は韓国の敵視政策に翻弄されてきたが、安倍政権はようやく韓国に対する反撃の機会を見つけた。それは北朝鮮と拉致問題を解決して北朝鮮と準同盟関係を築き韓国を挟み撃ちにすることで、同時に中国に対するけん制にもなる。
北朝鮮は核とミサイルのほかは何もないような貧しい国家だが、この核とミサイルが日本の安全保障にとって有効になるとは何とも皮肉だ。

 北朝鮮が戦端を開くとすれば陸続きの韓国で38度線を突破してくるのは間違いがない。日本との間には海があって陸軍部隊がこの海を越えることは不可能だ(現在上陸作戦の能力を持っているのはアメリカ海兵隊だけ)。確かにミサイルは海を越えて飛ばせるがただそれだけのことで、戦略的には何の意味もない。やはり北朝鮮の主敵は韓国だ。
また中国に対しては中国の圧力をはねのける手段になっている。
最後は北京も狙えるのですよ」というのが切り札だ。

 パク・ケネ大統領は世界情勢を全く理解できず、ただ従軍慰安婦問題だけが大統領のイシューになっているから、ひたすら日本敵視政策しか取れない。
ならば「敵の敵は味方」だから安倍首相は北朝鮮との関係改善を急いだ。
拉致被害者の再調査を条件に日本が独自に行っていた制裁を緩和し、北朝鮮要人の往来や、送金規制の緩和、そして人道目的の船舶の往来再開となった。

 これで北朝鮮に実質自由に送金ができるようになり、人道目的に名を借りた貿易も再開されることになる。さらに拉致問題が解決されれば日本は北朝鮮に戦後賠償金約1兆円を支払う交渉が水面下で行われている。
私は安倍首相は本当にやり手だと思っているが、韓国と中国を封じ込めるために北朝鮮の核とミサイルを使用するなどとはなかなか考え付かないものだ。

 この3日には習近平氏が韓国を公式訪問していたが、その共同声明には従軍慰安婦問題も尖閣諸島問題も触れていなかった。日本を刺激しすぎると日朝同盟のような思わぬ包囲網が形成されることを恐れたからだろう。
ここは日本敵視政策を少し弱めよう
最も韓国の報道官は従軍慰安婦問題は十分に話し合われたと国内向けアナウンスメントをしていたが、安倍首相を見ていると北朝鮮の核とミサイルを使って韓国を脅しているのだから、外交とはこのようにするものだということがよく分かる。





 

 

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