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2014年7月

(26.7.31) 習近平氏の虎退治 NO3 江沢民派を追い詰めた!!

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(トシムネさん撮影)

 中国の政争劇は外から見ていると分かりづらいが、基本は既得権益派とそれに挑戦する新たな派閥との戦いだ
日本でも既得権益派を追い落とすことは至難の業で、たとえば農業や医療と言った本来は日本が世界の最先端に踊り出られるような部門でも、既得権益集団が既得権だけの擁護に走るため、農業は最も遅れた産業になり、大規模の医療機関は赤字で悲鳴を上げている。

 中国の場合も同じだが権力が共産党に集中しているために権力内闘争となり、現在は江沢民元主席派(既得権派)と習近平+胡錦濤前主席の現政権派との権力闘争になっている。
江沢民氏は主席であった時日本に対する敵対政策を前面に押し出して、ありもしなかった南京大虐殺をホロコーストだと世界中で宣伝してきた政治家だから、「江沢民派などつぶれてしまえばいい」と習近平氏に拍手を送りたいが、実はそれほど単純ではない。
習近平氏も同じ穴のむじなだからだ。

 ここにきて昨年12月から軟禁状態になっていた江沢民氏のワンちゃん周永康氏が「重大な規律違反があった」として規律検査委員会が立件・調査を行うとの公式な表明があった。
重大な規律違反とは贈収賄事件のことだが、中国ではワイロが当たり前でどのようなプロジェクトや仕事でもその約20%はワイロに消えると言われている。
だから規律違反などといえば全員がそうなので、「重大な規律違反で立件」とは反対派追い落としの政治闘争の口実に過ぎない。

 周永康氏の場合は前胡錦濤政権の常務委員これが中国の最高権力集団)で警察・検察・裁判所を統括していた権力者で、実際の仕事は胡錦濤政権が江沢民派の汚職摘発に動くのを防いできた江沢民の犬だった。
胡錦濤前主席は不本意ながら江沢民氏を追い込めなかったのはこの周永康氏がいたからだ。

 しかし習近平現政権は王岐山氏を党中央規律検査委員会のトップに据えて、江沢民一派の追い落としを開始した。
規律検査委員会とは中国の警察、検察、裁判所の権限を越える組織だから、反対派を追い詰めることができる。
習近平氏は「虎もハエも一網打尽にする」と表明してきたが、本当の最後の虎は江沢民氏だ。
江沢民氏は石油閥や通信閥、そして軍隊と言った中国の経済と軍事の中枢を握り続けてきたため、胡錦濤前政権では薄熙来氏を追い落とすぐらいしかできなかった(薄熙来氏も江沢民氏のワンちゃんだった)。

 習近平政権は周永康氏を規律違反で立件すると表明して、周永康氏が握っていた石油閥の利権を奪い取ることに成功したが、同時に軍事委員会副主席制服組トップ)で江沢民氏の犬だった徐才厚上将を規律違反で党籍離脱にしているから、江沢民派の追い落としに相当程度成功している。

 ここにきてなぜ政治闘争が激化したのは中国経済の変調に原因がある。従来はどの産業も拡大につぐ拡大だったが、すっかり成長が止まってしまった。パイが大きくならなければ次はパイの奪い合いだ。
習近平政権としたら江沢民派から利権を奪わなければ権力基盤を維持できない。

 最近中国はベトナムともめていた西沙諸島の石油採掘を突然停止したが、これは習近平主席が石油閥と軍隊を掌握した証だと言われている。それまでは先軍政治で軍が石油閥と組んで政府のいうことを聞かず緊張関係をわざと作るように行動してきたが、徐才厚上将をパージしてようやく軍が習近平氏の指示に従うようになったということだ。

 こうして江沢民派は徐々に追い詰められ、次の既得権益は通信閥退治ということになった。ここも江沢民派が牛耳っているのだが、ここが堕ちれば江沢民氏に後がない。
江沢民氏は風前の灯になっているが、ここで一気に挽回するかそれともかつての趙紫陽氏のような晩年を過ごすのかの分かれ道に差し掛かっている。

注)なお中国の政争劇については前にも記載他記事がある。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-9280.html




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(26.7.30) 精神異常者の殺人を許すな!! 高1同級生殺害事件

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(トシムネさん 撮影)

 こんなひどい話があっていいのだろうかと思う。佐世保市で起こった高1同級生殺害事件のことである。殺害された松尾愛和さんは鈍器のようなもので頭を殴られた後首を絞められて殺害され、その後首と左手を切断されていた。腹に更なる傷があったから警察官が現場に踏み込まなかったら松尾愛和さんはさらに切り刻まれていたと想像される。

 通常人が人を殺害するには強い恨みがある場合が多いのだが、今回の事件は「人を殺してバラバラにしたかった」というのが唯一の動機だから、無差別殺人とさして変わらない。
この殺人事件を起こした少女は小動物の解剖に異常に執着していたそうだが、小動物では飽き足らなくなって人間を解剖しようとしたらしい。

 事件を起こした後も「謝罪や反省の言葉がない」と言われているから、本人は「動物と同じように人間を解剖して何が悪い」という感覚なのだろう。
長崎地検は精神鑑定を行う予定だが、誰が見ても精神欠陥があることは確かだ。
こうした事件はしばしば精神鑑定の結果「精神に異常があった」と認定され、その後精神病院で治療を受けるが罪を問われることがないのが普通だ。
加害者の少女は人権擁護の名のもとに本名等は知られることなく法律の厚い壁に守られて、ぬくぬくと生存し続けることになる。

 私はいつも思うのだが、日本では加害者の人権はあっても被害者の人権はない。今回の事件でも被害者の松尾愛和さんは名前も年齢もそして学校での生活状況も語られているのに、加害者の少女の名前は一切伏せられている。
「人を殺してバラバラにした」超凶悪犯人が人権の名で擁護されている様は、松尾愛和さんのご両親だけでなく私も憤りを感ずる。

 今回はまだないが過去の事件では被害者のプライバシーが露骨に新聞や週刊誌に暴かれ「あんなどうしょうもないやつだったら殺されても当然だ」というような雰囲気を醸し出されるのが普通だ。
一方加害者のプライバシーは人権弁護士と称する一群のダニのような存在がいて加害者を守っているので、プライバシーが暴かれることがほとんどない。
こんなひどい話があっていいものだろうか。

注)日本では加害者だけが守られるという法体系になっていたことは以下に詳しい。
http://yamazakijirou.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/211219-nhk.html

 人間には精神の闇があり、人を殺したい衝動とそうしてはならないとするブレーキがあり、その相克の結果としてほとんどの人が殺人を犯すことはない。
一方ブレーキが全く聞かない人間があり、そうした人が「ただ誰でもいいから人を殺したかった」と無差別殺人を犯す。
精神鑑定の結果は精神異常と診断され病気治療を受けさせられるが、罪を問われない。

 しかし人間の精神は流動的だから精神鑑定と言っても実は相対的なものだ。ほとんどの人が罪を問える精神と問えない精神のボーダーライン上にいるのが普通で、それを人権擁護の美名がかまびすしい日本では「罪を問わない」という判断を下す場合が多い。

 私はこうした加害者だけの人権擁護には反対だ。たとえ精神に異常があっても「罪は罪」として罰するのが公平だ。
日本では今後も無差別殺人が繰り返されることが予測されるが、そのたびに被害者が泣き寝入りさせられるのでは社会の安定が保たれない。
精神異常者であれば人をいくら殺してもいいという思想は異常ではなかろうか!!






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(26.7.29) ちはら台走友会の夏山登山 爺が岳・鹿島槍

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(トシムネさん 撮影 鹿島槍ヶ岳)

  今年のちはら台走友会の夏山登山は北アルプスの爺が岳鹿島槍ヶ岳の登山だった。
昨年まではバスをチャーターして行ったのだが、今年はバスのチャーターができなかった。どうやら景気が回復し海外からの観光客が増加し、バス需要がひっ迫してきたらしい。
それまでは走友会の登山でもリーズナブルな値段でチャーターできたが、価格が高騰し、いたしかたがないので4台の自家用車に分乗して出かけた。総勢19名だから実ににぎやかな山行だ。

 自家用車だと登山口に自動車をデポするので登山口と降り口が一緒になって縦走という訳にはいかない。爺が岳の登山口・扇沢に自動車をデポし、柏原新道を遡り種池山荘経由で爺が岳2670m)に登った。その後宿泊予定の冷池山荘(爺が岳と鹿島槍の中間にある)に直行して荷物をデポし鹿島槍2889m)に登って山荘に引き返した。
鹿島槍ヶ岳は大町方面から見ると南峰と北峰がちょうど動物の耳のように見える特異な形をしているので誰にでもそれと分かる山塊だ。

 初日は天候に恵まれ膚が紫外線に焼かれたが気温は涼しげでとても気持ちのいい登山になった。メンバーは速足組ゆっくり組にほぼ半数程度に分けて登攀を開始した。
走友会のメンバーだから少々のきつい山登りは何ということもないが、それでもマラソンとは異なったテクニックがいる。
私は毎年ゆっくり組の先導を仰せつかるが、それは私がゆっくり登る登攀になれているからだ。

注)かつての走友会の登山はレース模様でスピードのある人が先導し体力が劣る人が途中でギブアップしていた。

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  登山ではゆっくりと、しかし休みをできるだけ取らずに一定のペース登ると、登山道が整備されている場所であればどこでも登り切ることができる。こうした体の動きは私が超長距離走100km以上の競技で通常250km程度が多い)で身に着けたもので、低燃費走法というのだが、この動きさえしていれば疲労をせず必ず走破できる。
登山も同様だからゆっくり組のメンバーの先導役として私は最適なのだ。

 鹿島槍ヶ岳は私にとって思いで深い山だ。今から40年ほど前になるが会社の同僚たちとここを登攀したことがある。
その時は八方尾根の遠見尾根を登って五竜岳、鹿島槍ヶ岳、爺が岳を経由して扇沢に降りた。
だが、年月の経過で途中どのようなところを通ったかすっかり忘れてしまっていた。五竜岳と鹿島槍ヶ岳の間には八峰キレットという場所があったのだが、何かひどく恐ろしかったことだけ記憶に残っており今では詳細を忘れてしまっている。

 今回登ってみて気が付いたが、鹿島槍ヶ岳の南峰と北峰の間もちょっとしたキレットになっていた。
今回の登山の計画者であるマッスルさんが、「南峰と北峰の間なんて、昔25分で走って往復した」と言っていたので、たいした場所ではないと思っていたが、走ることなどとてもできない断崖だった。
どう見ても25分で往復できそうな代物には思えない。
南峰から北峰にゆっくり組もいくつもりだったが、時間がかかりすぎキレットの底から引き返した。

 かつて若かった自分は断崖を登るのに喜びを感じていたが、年取った今では、ちょっとした崖でも恐ろしく見える。この少し険しいだけのキレットでさえかなり緊張した。
あの猿のような敏捷性はどうしたのだろうか」年月の推移を感じる。
それでも今回の山行はとても気持ちがよかった。剣岳や立山がくっきり見えたし、鹿島槍からは五竜岳の稜線が見えた。
ちはら台走友会の登山はいつも楽しい思い出が残る素敵な登山だ。

注)なおちはら台走友会の登山の記録は以下にまとまって入っております。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat56133463/index.html

 

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(26.7.28) 私の寿命が尽きるようだ!! おゆみ野芝刈り物語

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 このところ夏真っ盛りでクーラーの効いた部屋から外に出ると熱気でむっとする。太陽光線はあくまで強烈でじりじりと皮膚を焼くので、汗が体の表面を覆うまではフライパンの上にいるようだ。
だからこんな真夏日は家に閉じこもって外に出ないのが一番なのだが、そう言っていられない理由がある。

 私は四季の道の芝生の管理者を自認しているのだが、夏場の雑草の生育は2週間もすると20cm程度はすぐに成長する。
芝の状態を適切に保つのが私の使命なのでこうした状況を放っておくわけにはいかない。
仕方ない、芝刈りに行くか!!!」

 芝刈りは草刈り機を使用するので人が周りにいる時は避けたい。特に幼児や小学生がいたらアウトだから、こうした子供が最も少ない時間帯を利用することにすると真昼の12時から2時ごろまでが最適だ。
真夏のこんな時間帯に外出する人はまれで、ほとんどがクーラーの効いた自動車で移動をしているから四季の道はガラガラになっている。
しかしこの時間帯は作業者にとっては地獄だ。ほとんどめまいがするほど太陽光線が強い。

 だが「たとえどんなに暑くともやらねばならぬのだ 止めてくださるな妙心殿 落ちぶれ果てても次郎は武士じゃ 男の散り際だけは知っております 行かねばならぬ 行かねばならぬのだ」ほとんど大利根無常の平手造酒ひらて みき)の境地だ。

 何度も記載したのでご存知の方も多いと思うが、ここ四季の道は一周約6km程度あるので、草刈りをするのも並大抵のことではない。
もちろん市も年に3回程度は草刈りをしているが、これでは夏場は芝が雑草に覆われてしまう。
そこで私が市の手の回らないところをサポートしているのだが、実際に作業ができるのは1時間から2時間が限度だ。

 一回当たりの作業量は一時間あたり幅5m、長さ約100m、面積にして500㎡がやっとだ。
このところ「私はこの夏 芝刈りで死に絶えてしまうのではなかろうか・・・・・・」そんな予感がする。
誰からも頼まれたわけでなく、自発的に行っているのだからそんなにむきになることはないのだが、いったん目標を決めたらやり通すのが私の生き方だから今更止めるわけにいかない。
ああ、四季の道が芝に覆われる日が来るのはいつになるのだろうか」夏になるといつも自問している。

注)芝刈りの実態については以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-66df.html



 

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(26.7.27) だれか高校数学を一緒に勉強しないか!!

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 私が中学生にボランティアで勉強を教えていることは何回か記載している。
現在5名の生徒に勉強の指導をしていて、当初は数学だけ教えるつもりがだんだんと教科が多くなって英語理科も教えている。

 私は理科を教えることぐらいなんでもないことと最初は思っていたが、実際は理科は非常に難しいことに気が付いた。
私が中学生だった頃の理科の教科書に比べてみると教科書が数倍に厚くなっていた。
内容を見てみると実験を中心に記載されており、知識よりも実験を重要視していることがよく分かる。

 実験内容は私が中学生のころ行った初歩的なものではなく本格的なものであり、実験器具も随分と進歩している。
当初は何を見てもさっぱり分からなかったので、仕方がないから集中トレーニングをすることにした。
適当な教科書がないか探してみると「現代人のための中学理科、新しい科学の教科書」というものがあって物理、化学、生物、地学ごとに実に丁寧な解説がされており、レベルは中学と高校のちょうど中間的なレベルで問題集も添付されていた。
よっしゃ、これでトレーニングすれば理科も分かるだろう」

 相当真面目に取り組んだのでかなりの程度までは理解できるようになったが、残念ながらまだ高校入試問題で手こずることも多い。
しかしつくづく思うが「教えることは学ぶことだ」と思う。
生徒に教えなければいけないと思うと実に真面目に理解しようと奮闘する。
すでに67歳で本来なら中学の教科など全く見向きもしないはずの人間が、教えなければいけない立場に追い込まれるとこれほど熱心に勉強するものかと自分でも感心している。

 だから頼まれればなんでも教えてしまおうと思っているが、今私が本当にしたいのは高校生に数学を教えることだ
数学は趣味で学んできたのだが、残念なことに少し時間がたつとすぐに忘れてしまう。何しろ私の記憶力はニワトリ並だから致し方がないのだが、生徒が居れば繰り返し教科書を読むので相応に頭に入るはずだ。
どうせボランティアで教えているのだから、こちらの趣味も生かせないと楽しみが半減してしまう。

 高校生で数学に困っているおゆみ野在住者はいないものだろうか。イメージはともに学ぶだから、あまり学力のある大学入試を目前にした人は困る。どちらかというと中学までは数学はできたが、高校生になってさっぱり分からなくなり悩んでいる高校生のレベルが最適だ。
このブログのメール機能を使って連絡してくれると嬉しいのだが・・・・・・・

注)なお私がボランティア教師をしていることは何度もブログに記載してある。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/05/post-e7bf.html

 

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(26.7.26) ケニアからの留学生に間違われた!!「君はケニアの陸上競技ランナーか??」

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 なべちゃん夫妻
は私のマラソン仲間で四季の道をよく夫婦で走っている。コスチュームをそろえておりまた体型が如何にもマラソン選手なので遠くから見ても実に美しい。
先日朝の清掃を四季の道で行っているときに、遠くからなべちゃん夫妻がくることに気が付いた。

 私はいつものように気軽に声をかけたのだが、信じられないことになべちゃん夫妻はすぐに私だと気が付かなかったという。
実は私は現在真っ黒に日焼けしており顔も体も外から見える場所はほとんど黒人並みの色艶になっている。
そして清掃活動をする時はノースリーブのマラソン用ランシャツで、それも黄色の蛍光色系のものを着ているので、肌の色との明度差がことさら強調されてしまう。

山崎さんだとは思わず、アフリカからのマラソン交換留学生だと思った」と奥さんに言われた。
夏場は私は毎日のように水泳をしているので上半身の筋肉は隆々としているし、屋外プールだから太陽光線を目いっぱい浴びて体は赤銅色だ。
また足のふくらはぎを鍛える運動をしているので、歩きはリズミカルだ。
そして遠くから見ると顔がひねていることは分からないから、あたかもアフリカ系のスポーツ留学生に見えたようだ。

 「そうか、遠くからでは俺は18歳ごろの青年に見えるんだ」何とも嬉しくなってしまった。
実は私は体の色とつくりを夏と冬では変えている。イメージは立山のライチョウで夏は夏毛で真っ黒であり、一方冬は冬毛で真っ白になるあれだ。
夏になると薄着になって体の線が強調されるので、水泳が始まる2か月前頃から筋トレを始める。
上半身の胸の筋肉をおもいっきり膨らませるのだが、7月に入り水泳シーズンになれば特別に筋トレをしなくても水泳で体型は維持できる。そして紫外線を目いっぱい浴びるから体は黒人並に黒々としてくる。これで夏山のライチョウが完成だ。

 最近は男性でも紫外線を浴びることを嫌がる人がいて日傘をさしたりしているが、私は何しろ太陽が好きなのだ。
かつてアラン・ドロン主演映画で「太陽がいっぱい」という映画があったが、夏場はすっかり主人公になり切ってあのテーマ曲を口ずさみながら清掃活動をする毎日だ。

 昔の話だが学生時代に私は水泳部に所属していた。最も二線級の選手だったのでレースに出ることはなかったが、その代り夏場は部の運営資金を稼ぐアルバイトをさせられた。
臨海学校の水泳指導のアルバイトで多くは女子高だったが、1週間単位で千葉の内房と外房海岸を水泳指導で渡歩いた。
そうして得たバイト代の30%を部費として上納するスタイルだったが、私はこの水泳指導が本当に好きだった。

 青春というと思いだすのがこの臨海学校の水泳指導で、1か月も海にいると顔が黒々として来て前か後ろか分からなくなった。
先生の身体は真っ黒ですね!!」なんて女子生徒に言われながら一部の女子生徒に淡い恋心を持ったものだ。
だからいまだに夏になると徹底的に日焼けをしようとプールに通うのだと思う。

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(26.7.25) パックスアメリカーナの終焉とウクライナ、ガザ紛争 誰も止める人がいない!!

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 アメリカが世界の警察官を止め、パックスアメリカーナの時代が終わったとたんに世界中で一斉に紛争だらけになってきた。
もちろん今までも紛争はあったのだがアフリカのソマリアやコンゴと言ったいわば辺境の地での紛争で、どちらに転んでも問題のない地域が多かったが、今やウクライナ、イスラエル、中国と言ったれっきとした国家が紛争の中心になっている。

 最近特に喧しいのがウクライナイスラエルで、こうした重要な拠点の紛争は従来はアメリカが出っ張っていって「まあ、ここはあっしの顔をたててひとまず矛を収めておくんなせい」なんて言えばそれなりに問題が解決した。
しかしアメリカがシリア制裁に失敗し全く軍事力による仲裁の気持がないことが分かってから、誰もアメリカのいうことを聞かなくなってしまった。

注)ウクライナ上空でのマレーシア機撃墜事件については前に記した。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-afae.html

 パックスアメリカーナを支えるためには経済、政治、そして軍事による抑え込みが必要なのだが、今は経済と政治による抑え込みしかできず、軍事力の行使はなされないからどこからも足元を見られている。
ウクライナ問題ではアメリカとその同盟国がロシアに対する経済制裁を発動しているが、紛争を止める効果はない。経済制裁は確かに一定の効果はあるが、はっきり言えば耐えられるもので、イランや北朝鮮などは数十年にわたって経済制裁を受けているが意気軒昂だ。

 また政治制裁では先進国首脳会談からロシアを閉めだしたが、さっそく中国と図ってBRICS首脳会談を開催し、BRICS開発銀行を設立していた。
おれにゃ、まだ強い味方があったんだ」中国・ロシアの嫌われ者同盟を結成している。
ウクライナにロシアは実質的に軍事侵攻しているが、この動きにアメリカが軍事的に対抗できない以上はウクライナ問題はロシアの思うがままだ。

 イスラエルについてはひところまではアメリカの顔を立てて仲裁に応じるのがイスラエルの対応だったが、この8日から始めたガザ侵攻については、ネタニアフ首相はアメリカのいうことを全く聞く気がない。
今回はガザにあるハマスの拠点を徹底的につぶして、二度と立ち上がれなくしてやる!!」
イスラエルが十分と判断するまでガザ地区への侵攻はやまないだろう。

 ハマスは本部を病院や公共施設に設置しそこからロケット弾を撃ち込んでいるから、イスラエルの攻撃も病院やその他の公共施設になりすでに700名近い住民が死亡している。
国連は即時停戦決議を採択しようとしているが、イスラエル非難はアメリカが拒否権を発動するので単に「喧嘩は止めなさい」程度の決議案しか出せない。
 
 パックスアメリカーナの神髄は経済と政治だけではない。最後の手段としての軍事力が必要で、どうしてもいうことを聞かない相手には軍事侵攻を行って相手を黙らせるのが、パックスアメリカーナだ。実際ブッシュ親子はそうしてイラクを黙らせた。
しかしアメリカが軍事力を行使しないことが分かるとロシアのプーチン大統領、イスラエルのネタニアフ首相、そして中国の習近平主席が自由気ままに軍事力を行使するようになっている。

 今思えばパックスアメリカーナの時代は気楽な時代だった。「アメリカおじさん、あの子がいじめっ子なので懲らしめて」と言っていれば済んだ時代だ。今や地域の強国は思いのまま軍事力を行使するから、周辺国はこの軍事的圧力に対抗するための措置が必要になっている。
簡単に言えば自衛力の強化が必要で、日本が自衛力を強化しなければならないのはアメリカの時代が終わったからだ。
幸い安倍首相はそうした世界の動きにキャッチアップしているから救われれるが、民主党政権が続いていたら日本は韓国並みに中国の属国に落ちていたろう。 

 

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(26.7.24) チキンナゲット たたけば埃が出るのは当たり前だが?

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 たたけば埃が出るのが中国の食品会社だが、マクドナルドが中国の上海福喜食品から輸入していたチキン・マック・ナゲットに品質保持期限が切れたチキンが使用されていたという。
私はマクドナルドのファンだからよくここで食事をするが、ナゲットと言われてもどんな食べ物かよく分からなかった。
Googleで調べてみると肉の塊を粉々にして、それに適当に香辛料やバターを加えて油で揚げた食べ物で、簡単に言ってしまえば肉団子を平たくしたようなものだと分かった。
はて、私はこのナゲットなるものを食べているのだろうか???」よく分からない。

 マクドナルドではナゲットの約20%を問題が発生した上海福喜食品から輸入しており、問題のナゲットの販売を即時中止したという。
中国からの食品に問題が多いことは日本人は毒入り餃子事件でいやというほど知っているから今更驚かないが、この会社がアメリカの食肉大手OSIグループの現地法人だというのは意外だった。
アメリカの会社ならばもう少し品質管理が厳しいと思っていたが・・・・・・・・・

注)毒入り餃子事件の詳細は以下参照
http://yamazakijirou.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/22330-5f96.html

 最も経営の実態が中国人であれば品質保持期限が半月程度過ぎた肉をそっと入れ込むのはよくあることだ。
大丈夫、この程度で人間死にはしないよ」という感度だ。
だから中国資本ならば驚かないが、管理が厳しいと言われていたアメリカ資本まで同じだということは驚きだ。

 私は中国料理のファンで食事といえば中華と決めているが、以前から「なぜ中国料理はこれほど熱を通すのだろうか」と不思議だった。
調べてみると中国では昔から食べれるものはなんでも食べてきたが、古く腐って雑菌だらけだった食物も食べてきたのでよほど熱を通さないと食中毒を起こすからだと知った。
徹底的に熱消毒してきたのが中国料理で、現在では昔と違ってそれほど熱を通さなくても食中毒にはならないだろうと思っていたが、そうではないらしい。

 日本では魚の刺身を食べる習慣があって生で食べることにそれほど抵抗がないが、これは実は驚くべきことでよほど品質管理がうまくなされていないとこうした素材を生で食することは命に係わる。
中国と日本の食品の品質管理はどうやら対極の位置にあるらしい。

 問題はマクドナルドだけかと思っていたがファミリーマートで売っているチキンにもこの上海福喜食品から輸入されていたチキンが使用されているという。
私はファミリーマートのファミチキのファンなのに「最近ファミチキがうまくなくなってきたのは期限切れのチキンを食べていたせいだろうか???」なんて不安がよぎってきた。

注)ファミチキがおいしくなくなってきたのは単に品質を落としているせいかも知れない。

 今回の騒動で驚いたのはこの事実が日本やその他の外国で発見されたわけでなく上海の地元のメディアのスクープだと知ったからだ。
当然タレこみがあったからだが中国では検査担当者にわいろが送られていてちょっとやそっとのことで当局が動くことはない。

注)中国のメディアは当局の管理下にあるから当局とメディアは同義語で、当局と示し合わせてスクープを行う。

 この判断は実は二つあって、① 中国の衛生管理の意識も高くなってついに中国人が自らの責任で問題の企業を摘発し始めたということ、② もう一つは、外資系企業の追い落としが盛んに行われており上海福喜食品というアメリカの大手資本を意図的に狙った、というものだ。

 中国ではかつてのような外資大歓迎という訳に行かなくなって中国人ができる仕事は中国人にさせるように政府や地方政府が誘導している。
したがって不要になった企業については何かと嫌がらせをして追い落としをはかるのだがこれがその一環ではないかと疑われることだ。

 今のところウクライナ上空で撃墜されたマレーシア機と同様真相は闇の中だが、中国が自らの問題を公表するほど公正な社会とは思われないから、私は②の外資追い落とし策の一環ではないかと疑っている。

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(26.7.23) 中国の目指すBRICS開発銀行とアジアインフラ投資銀行の実態

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 中国は一体何を狙っているのだろうか。このところ中国主導の国際金融機関設立のニュースが相次いでいる。
BRICS各国中国、ロシア、インド、ブラジル、南アフリカ)が共同で開発銀行を設立するという。
各国の出資比率は平等で100億ドルであり、他に必要な資金を1000億ドル集めてIMFに対抗するBRICS開発銀行を設立するのだそうだ。
本部は上海に置かれ総裁はインドから選出するという。

 だがこの規模はIMFに比較するとあまりに少ない。IMFは出資金3700億ドルであり、各国からの借り入れが5700億ドル、さらに4300億ドルの追加借り入れを検討中だから、全体で13700億ドルの規模だ。BRICS銀行に比較して10倍程度の規模であり、必要があれば更なる資金調達ができる。

 
 IMFはアメリカ主導の世界的金融組織で、特に各国がデフォルトに落ちた時の救済機関としての役割を果たしてきた。国家の倒産に対する金融面からのサポート機関である。
しかしその融資条件は厳しくIMF管理下に置かれると緊縮財政を徹底させるため、国内では失業問題が先鋭化する傾向が強い。

 最近のIMFの出資比率はアメリカ17.7%、日本6.6%、ドイツ6.1%、イギリス4.5%、フランス4.5%、中国4.0%で実質的に先進国クラブであり、中国やロシアの発言権はほとんどない。議決は出資比率に応じた議決権だから、4%の中国の意志は全くと言っていいほど通らない。
中国やその他のBRICS諸国はこれに不満で12年に出資比率の改定をIMFでは決めたが、アメリカ議会の了承を得られないことから中国の要望は聞き入れられていない。
中国の進出をアメリカは本音では嫌っているからだ。

注)日本や西欧諸国はアメリカに追随するが中国はこのIMFの秩序に異議を唱えている。

 今回発足させるBRICS開発銀行ではIMFの厳しい条件ではなく、相手国の実情に合わせた融資条件で貸し出しを行うということだが、実際はそうした融資はほとんどが焦げ付いてしまい返済が行われない。
そうなるとBRICS開発銀行は更なる出資を募ることになるが、そうした出資が無制限に行われることになる。

 覚えておられるだろうか。東京都知事だった石原氏が大手銀行が中小企業に対する貸し渋りを行っているとして新銀行東京を設立し、無担保融資を繰り返して返済がとどこおり実質的に倒産させた。その後新銀行東京は安全確実な大会社への融資か担保のある融資しかしなくなり実質的には消滅した。
あの新銀行東京の世界版がこのBRICS開発銀行である。

注)新銀行東京の倒産の経緯は以下参照
http://yamazakijirou.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/20327_6c2c.html

 IMFが厳しい条件を付けるのはかつて放漫融資で貸付金が回収できなくなった反省から来ており、さら出資金だけでは不足する資金を各国から調達している以上踏み倒されたら困るからだ。
甘い融資は借款と何ら変わりがないのだから、BRICS開発銀行が本当に融資など始めたら新銀行東京並にすぐに倒産するだろう。

 中国はこのBRICS開発銀行以外にさらにアジアインフラ投資銀行を設立するという。これはアジア開発銀行に対抗して中国主導の融資を行うとの意図だが、アジア開発銀行が日本とアメリカの実質的支配のもとにあるため、中国は手も足も出せない。
それならと設立を目指しているのがこのアジアインフラ投資銀行である。

 BRICS開発銀行は銀行というよりはBRICS各国の互助機関のようなものになるだろうが、インフラ投資銀行はかなり本気だ。アジアの金融覇権を日本から奪い取って金融大国になるのが目的で、 中国はこのアジアインフラ銀行の出資比率を50%にすると表明している。
完全な中国主導のインフラ投資銀行ですべての決定は中国が行う。

 アジア開発銀行に対抗して中国が融資を行うというのだから、アジア開発銀行(日本)としては内心穏やかではないが、表面的には静観している。
実際は緩い融資を行えば融資金が焦げ付き、一方厳しければ相手国の反発を呼ぶから融資も並大抵のことではなく、IMFやアジア開銀は条件を厳しくしてきた。
中国が目指しているインフラ投資銀行とは実際は中国の借款を他国を巻き込んで行おうということで、追随する国家は中国組の韓国ぐらいしか考えられない。
だからお手並み拝見というのがアメリカや日本の立場だ。

注)アジア開発銀行の出資金は1500億ドルを越え、さらに借り入れや債券発行を行っているが、実際はここまで来るのも大変だったのだ。



 

 

 

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(26.7.22) 世界の資金が日本の不動産市場を狙いだした。「次の買いは日本だ!!」

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 とうとう始まったという感じだ。ここにきて日本の不動産価格が転換期を迎えたようだ。
私の住んでいるおゆみ野は日本では珍しいぐらいの人口増加地帯であちこちで宅地造成が進んでいるが、それでも最近まで毎年のように路線価価格は低下していた。
これほどの人口増加地帯でも地価が下がるのでは日本全体ではおしてしるべしだな・・
そう思っていたが、アベノミクスの効果が地価に現れ始め特に東京23区の価格上昇が激しい。

注)東京23区の地価の動向は以下参照
http://www.nomu.com/knowledge/chika/html/201407/house_tokyo_23.html

 日経新聞によると企業の不動産取引が14年1~6月間で2兆5千億円になり、対前年比で+6%、金融危機後最高になったという。
アベノミクスを支えている黒田日銀総裁は消費者物価が2%上昇するまで無制限に金融を緩和すると表明していたが、消費者物価の前に不動産価格が鎌首を持ちあげ始めた。

 最も売れているのは東京都心の優良物件だが、日本や欧州の金融緩和で有り余った資金が日本の不動産に向かい始めたと言っていい。
オフィスの賃料も5年5か月ぶりに上昇に転じているから、立地条件のいいオフィスビルは絶好の購入物件と見なされている。
三井不動産などは14年度、6500億円規模の投資を行うと言っているから本格的な日本の買いパターンになってきた。

  最近まで日本の不動産は見向きもされなかったのだからえらい変わりようだ。
人口は低下し、経済は停滞しているからオフィス需要など出ようもなく、ただひたすら価格が下がり続けていたが、アベノミクスによって輸出産業が復活して日本が注目され再び日本買いが始まったと言っていい。

 世界の不動産市場を見るとアメリカの不動産がミニバブルの状況を呈していてFRBは金融引き締めに転じている。リーマンショック以前ほどではないが明らかに不動産市場はミニバブルでこのまま放置すればリーマンの二の舞になるというのがFRBの認識だ。
ヨーロッパはドイツを除くとどこも景気が低迷して不動産どころではないからECBは中央銀行の預金金利をマイナス0.10%に下げた。
銀行は中央銀行の当座預金に資金を寝かせるのではなく貸し出しをしろ」とのメッセージだ。

注)アメリカの住宅価格の推移は以下参照
http://lets-gold.net/chart_gallery/chart_usa_macro_case-shiller.php

 現在金融緩和策を取りやめたのはバブルを恐れているアメリカだけで、日本、ヨーロッパ、そして中国は金融緩和の真っ最中だ。
日本とヨーロッパはデフレから脱却して経済を活況化させるのが目的だが、一方中国の場合はかなり様相が異なる。

 中国は不動産市場が崩壊し(政府発表では上昇率が低下している)価格の暴落現象が発生している。中国の統計数字はすべて政治的数字で地方政府にとって不動産価格の低下は地方経済の崩壊と同義語だ(だから暴落数字を発表できない)。
融資平台という第三セクターや地方政府直轄の不動産会社が倒産の危機を迎えているが、それを中国人民銀行が懸命に支えているという構図だ。
バブルを何とか崩壊させないための金融緩和で、日本的な言葉で「不良債権の先送り」といえばイメージがわくだろう。
日本はバブル崩壊後不良債権を抱えたまま何とか再建を果たそうとしたが、結局長銀、日債銀、拓銀が倒産し、その他の大銀行も合併によって何とか生き残りを図った。
中国の金融緩和はその日本の中国版だ。

注)中国経済の実態は以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/06/post-a3c5.html

 
 結局世界の投資資金は不動産投資をするなら値上がりが確実なアメリカと経済が立ち直ってきた日本、そして堅実な経済のドイツ以外に向かう場所がなくなってしまった。
経済はすっかり金融相場になっていてあり余った資金がどこに行くかは相対的にまともな場所に流れるだけだ。
ひところまで新興国に流れていた資金が今はアメリカと日本とドイツに流れており、不動産価格の推移を見ればどこが人気投票で一番かよく分かる。

注)ドイツの不動産価格の上昇は以下参照
http://jp.reuters.com/article/jp_eurocrisis/idJPKBN0EV0U320140620



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(26.7.21) 芝の生態学 四季の道の芝の再生活動

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(私が集中的に芝刈りをした秋の道公園脇の四季の道。これが目標スタイル)

 毎日四季の道の芝生の手入れについてチェックしたり草刈りをしていたらすっかり芝というものが分かってきた。
元々はUR都市機構が四季の道の遊歩道に芝を引き詰めたのだが、そのあとの管理がおもわしくなかったために雑草に覆われたり、芝が枯死したりして当初の面影がなくなっている場所が多い。

 市は管理者として毎年3回程度は草刈りをしたり、伸びすぎた樹木の伐採をしたりしているがその程度ではとても追いつかない。
草木の成長は早く、特に雑草は夏場は2週間で20cmから30cm程度はすぐに伸びてしまう。
芝を育てるには一面芝模様にしてそのあとは適度に芝刈りを継続すればいいのだが、何しろこの一面芝模様にするのが大変だ。

 年に3回程度の草刈りだと一面背の高い雑草だらけになってしまう。これをきれいに刈りとってもそのあとは背の低い雑草になる。
この背の低い雑草を刈り取ると、ようやく芝とクローバーと桃色しろつめぐさの世界になる。
この中で最も繁殖力が強いのが桃色しろつめぐさで、④放っておくと桃色しろつめぐさだらけになるので、これを退治しなければならない。

  しろつめぐさがでなくなると後は芝とクローバーだけになりいづれも伸びても10cmから15cm程度なのだが、クローバーの方が芝より繁殖力がつよい。
しかしここまでくれば芝模様はあと一息で、⑤クローバーの頭狩りを数回繰り返せば最後は完全な芝模様になる。

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(芝刈りをする前の状態。夏場は通常このようになっている。上記①)

  だが⑤まで来るのが実に大変なのだ。
まず背の高い雑草を刈り取る。しかし1か月もすると背の低い雑草が生えそろうのでこれを刈り取る。
その後はしろつめぐさとクローバーと芝の世界になるので、適宜(最低1か月に一度)は芝かりに入らなければならない。
市は大体春先と夏場と晩秋に草刈りをするので雑草の生育が早い夏場は主として私が頑張らなければならない。

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(しろつめぐさの世界。この雑草は繁殖力が強く、芝とクローバーを駆逐する。上記④)

 だが四季の道は広くて一周6kmはあるので、全部の手入れはなかなかできない。仕方がないので目標の芝模様になってきたところは丁寧に草刈りをし、一方雑草だらけの場所は道路と接する1m程度の範囲を草刈りしている。
1mでもしないと雑草が道路面に倒れてきて道が狭くなって通行に支障が出るほどだ。

 2年前から芝刈りを行ってきたのだが、私が集中的に行った場所は芝生がよく成長するようになった。またしろつめぐさの退治を集中的に行っているので後はクローバーさえ駆逐すれば芝模様になる場所が増えている。あと数年をかけて頑張れば四季の道の芝が完全によみがえるだろう。
芝再生活動は体力との勝負で、夏場はほぼ毎日芝刈りだがようやく夏の太陽光線に慣れてきた。
お父さん、熱射病でたおれないように気をつけてね」いつも家族から言われている。

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(最後の段階。ここまでくればクローバーを駆逐していれば芝模様になる。上記⑤)

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(26.7.20) ロシアとウクライナの実質的戦闘行為  マレーシア機の撃墜!

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ブログ 「ちば公園のベンチから」に掲載されている旭市の砂の彫刻展の画像を転写

 ロシアとウクライナが実質的に戦闘行動に入っていることが誰の目にも明確になった。
7月17日、マレーシア航空MH17便がウクライナ東部のドネツクの上空約10000mを飛行中に、地対空ミサイルによって撃墜されたからだ。
これまでもウクライナの空軍機が地対空ミサイルによって撃墜されていたが、民間機が撃ち落されたのは初めてだ。

 マレーシア航空としては散々な結果だ。3月8日にはいまだに原因が不明だが、コースを大幅にそれてインド洋に撃墜したばかりなのに、今度はミサイルで撃ち落とされてしまった。
乗客乗員約300名が死亡したが、多くはヨーロッパ人の乗客だ。

 原因についてはウクライナ政府ロシア政府は互いに責任のなすり合いをしているが、ウクライナ側が撃墜する理由は全くない。何しろ親ロ派勢力は航空機を持っていないのだから、いない航空機をミサイルで撃ち落とすことはできない。
一方親ロ派勢力はウクライナが戦闘機や輸送機やヘリを投入してきたことに対応して各種の地対空ミサイルを装備している。

 親ロ派勢力がこうした最新鋭の兵器を持っていることは意外に思われるかもしれないが、実態はロシアの特殊部隊であり、最もよく訓練されている部隊だから当然だ。
ロシアのミサイルは昔も今も性能がすこぶるいい。
かつてU2型機というアメリカのスパイ機が撃墜されたのは1960年で、このころからロシアのミサイルは完全な防空能力を持っていた。
その後も大韓航空機がロシア領に侵入して(地対空ミサイルではないが)ミサイルで撃ち落とされている。

 オバマ大統領はさっそくプーチン大統領に抗議をしたがプーチン大統領は「ウクライナ政府による軍事作戦がなければ悲劇は起こらなかった」と反論し、撃墜はウクライナ政府が行ったものだと責任を擦り付けた。
しかしこの撃墜が親ロ派勢力実際はロシアの特殊部隊)が行った証拠の更新記録が暴露されている。

 たとえば親ロ派勢力の司令官と言われるストレルコフ司令官が「たった今アントノフ26を撃墜した」と交流サイトに誇らしく記載したがすぐに削除されている。
マレーシア航空機をウクライナの軍用輸送機と誤認したことがうかがえる。

 またウクライナ政府が発表した秘密交信記録によると親ロ派勢力のメンバーが司令官あてに報告した内容が生々しく再現されていた。
メンバー飛行機を撃墜したが民間機でグラホボ近郊に落ちた。女性や子供の遺体の山だ。テレビではアントノフ26だと伝えているが、機体にはマレーシア航空と書いてある。この飛行機はウクライナ上空で何をしていたんだ
司令官スパイを運んでいたんだろう。一体全体なぜこんなところを飛んでいるんだ。ここは戦場だぞ

 ウクライナ上空の1万メートルの民間機ルートはこれまで飛行禁止区域でなかったが、どうやら戦闘員はそのことを知らなかったようで、ウクライナの軍用輸送機と誤認して地対空ミサイル「ブク」を使用して撃墜した。
ストレルコフ司令官が戦果を公表したのはその証拠で、民間機と分かって慌てて交流サイトの文言を削除したのだろう。

 だがこれでこの紛争が実質的にウクライナとロシアの戦闘であることが世界中に暴露されてしまった。
ロシアがいくら抗弁しても素人が地対空ミサイルを保持し、それを適切に運用することなどできるはずがないからだ。
特に1万mの上空を飛んでいる飛行機を撃ち落とすには日ごろからの厳しい訓練が必要で、実質的にロシアの正規軍が親ロ派勢力として戦闘に参加している。

 かつて朝鮮戦争時に北朝鮮はミグ戦闘機を投入して韓国軍や連合国軍を押しまくったが、この時のパイロットは北朝鮮の軍服を着たロシア人のパイロットだった。
これは当たり前でミグ戦闘機を乗り回せる訓練されたパイロットは当時は北朝鮮軍にいなかったからだ。
今回も地対空ミサイル「ブク」を適切に操作する兵士はロシア兵しかいない。
すでにウクライナ紛争はウクライナとロシアの戦闘行為になっている。

注)なおそれでもアメリカやヨーロッパ諸国が本音ではウクライナ紛争にかかわりたくないと思っていることは前に記載した。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat58097426/index.html

 

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(26.7.19) 韓国現代自動車の急停車 「現代、君もか!!」

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 やはりと言おうか当然と言おうか、ここに来て韓国の製造業に急ブレーキがかかっている。
これまで増収増益で破竹の勢いだった現在自動車も13年度は増収減益に転じ、14年度は減収減益になりそうだ。
すでに収益は13年度から減少していたが、売り上げ自体も陰りが見えだした。

 現代自動車が破竹の勢いでアメリカや新興国市場で販売を伸ばした最大の理由はその経済性、はっきり言えば安かったからだ。
2011年といえば日本が急激な円高で輸出産業が悲鳴を上げていた時期だが、競合車種と言われた「現代」のエラントラと「ホンダ」のシビックの間に約1割程度の価格差が存在していた。
日本車との競合車種でいずれも1割程度割安だったことが現代躍進の原動力で、今では世界第5位の自動車メーカーとして押しも押されもしない地位を築き上げている。

 しかしここに来て安倍政権の円安政策で円が80円程度から100円に2割程度値下がりして、日本の自動車産業の競争力が急回復してきた。
もともと現代は日本車のモデルをまねて急成長してきた企業で、ロゴでさえホンダと見間違うようなロゴを採用している。
かつてはホンダと勘違いさせて販売を伸ばしてきたが、今では売上高が逆転しているので、現代と間違えてホンダ車を買う人が出てきそうだ。

 円安ウォン高が現代躍進の急ブレーキをかけているが、それ以外に現代は韓国で屈指の強硬な労組をかかえていて、年間平均所得を1700万円にするように要求実際の所得は1000万円程度)されていたから日本の労組が聞いたらびっくりするような要求だ。
当然要求は蹴られたがこれを不満としてストが発生し約5万台の生産がストップした。

注)なお現代には正規社員以外に非正規者社員が多くいて、この賃金格差は天と地ほどだと言われている。

 さらにアメリカで12年に燃費の誇大表示が明確になって400億円程度の賠償金を支払ったばかりだが、今年の新車の投入においても再び燃費性能の誇大表示が発生して散々な評判になってしまった。
韓国内でも誇大表示に対する集団訴訟が始まっており、国内市場の8割を抑えて世界に打って出る作戦も足元が揺らぎだした。

 国内市場でのシェアもじりじりと後退しているがさらに炭素税導入問題で「現代」が悲鳴を上げている。
15年1月から導入される炭素税では燃費効率の良い車の所有者には補助金が支払われ、反対に燃費効率の悪い車の所有者はペナルティーを支払わされるのだが、ペナルティー対象車種に現代の車がずらりと並んでしまったからだ。
これでは輸入車を優遇して現代をつぶすのか!!」現代が息巻いているが、もともとといえばただ安さだけを追求し性能には目をつぶってきた結果だから自業自得ともいえる。

 今までは安かろう悪かろうの車を虚偽表示で乗り切ってきたが、アベノミクスの攻勢で安さが剥がれ落ちてしまえば残るものは何もない。
現代は初めてまともな車を作らなければならなくなって労組を甘やかす余裕もなくなってきたのはかつてのGMと同じだ。

 アベノミクスとは国家の安売りで輸出力をつける政策だから私のような完全な消費者にとっては迷惑な政策だが、輸出産業にとっては福音だ。
長い間日本輸出産業の凋落と韓国輸出産業の躍進ばかり見せられてきたので、こうした攻守交代も必要なのではなかろうかと最近では思っている。

注)巨人サムスンの急停車については先に記載してある。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-081f.html

 

 
 

 

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(26.7.18) 農業を成長産業にする最大の疎外要因はJAグループ。企業農業振興のために!!

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 私は安倍首相が「農業は成長産業であり、この産業育成がぜひとも必要だ」という信念にはいささかの疑いも抱いていないが、実際の現場は安倍首相の意図とは反対に面従腹背になっている。
従来日本の農業政策を実質的に支えてきたのは農協を中心とするJAグループであるが、JAグループにとってこの政策は自らの基盤を崩すという意味で絶対に容認できない政策だ。
JAグループにとっては農業は成長しては困り、衰退する方がメリットが大きい

 JAグループは農家の維持には熱心に取り組んできたが、農業の振興については全くと言っていいほど手を抜きてきた。
農業でなく農家こそがJAグループの基盤なのだ。
一般の人はこの意味がさっぱり分からないだろうが、JAグループの収益源は共済事業と金融事業であり、農業生産にかかる農産物の販売や農業資材の取り扱いは完全に赤字事業になっている。

注)日本農業の実態については以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/post-5127.html

 日本の農業は担い手が毎年のように減少しかつ高齢化しているために、そもそも農業を行う人材がいなくなっている。
私は千葉市郊外のおゆみ野というところに住んでいるが知り合いの農家から「山崎さん、あんたは定年退職して暇なのだから、コメを作ってくれないか。耕作者がいなくなった農地があちこちにあって、このままではすべて休耕田になってしまう」と誘われている。

 このような状況だから都市近郊の農協は全く農業に関心を示さない。共済保険の獲得と農協貯金だけが主要事業で、農業資材の販売や農産物の販売は片手間だ。
本来ならば撤退したい事業だがこれがないと農協の看板を下ろさなければならないので致し方なくやっている事業だ。

 だから農協にとって一番大事な顧客は兼業農家でそれも農業のウェイトが小さければ小さいほど好ましい。サラリーマンとしての所得があるから保険にも貯金にも応じてくれる最高の顧客と言っていい。
反対に農業など真面目にしている農家があると貸付金が焦げ付いているのがほとんどだから、倒産会社の管理をしているようなもので手間暇ばかりかかって収益の圧迫要因になる。

 だからいくら安倍首相が農業は成長産業だといっても、JAグループにとって最も大事なのは農業をしているふりをしている農家で、間違っても真面目に農業に取り組んでいる農家ではない。
だから中央会を中心とするJAグループは農業振興阻害要因になっているので、安倍首相は当初この中央会を解体しようとしたが、族議員と農水省の大反対で中央会の解体は取りやめた。

 族議員が反対するのはJAグループが重要な票田でこれが解体してしまうと地盤がなくなるからであり、一方農水省が反対するのは農家がなくなって企業農業ばかりになればそもそも農水省がいらなくなるからだ(企業農業は通産省の所管になる)。
そして農家が農家でいることを望むのは住居と農地の固定資産税が圧倒的に低いからで、一般サラリーマンの固定資産税と比較したら課税されていないようなものだ。
だからJAグループも議員も農水省もそして農家にとっても農家の存在は重要で「農業などしなくてもよいから農協の組合員でいて農家のふりをしてください」ということになる。

注)農家の実態については以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/post-c0f8.html

 だがこれではどのようにしても農業が成長産業にならない。成長産業にするには真面目に農業に取り組む企業農業がぜひとも必要だが、そうなると零細農家は不必要になり農家が淘汰されてしまう。JAグループも農水省も不要になるのだからこうした既存の組織が企業農業の足を引っ張るのは当然だ。

 安倍首相はJAグループの頭を切り落とそうとして中央会の解体を目指したが、これには失敗した。何しろJAグループは自民党の鉄壁の支援組織だからタコが自らの足を食べるようなところがある。
結局できるのはJAグループを農村地帯の社会インフラとして蘇生させ、老人福祉の担い手とするくらいだろう。農村地帯は老人しかいないのだから必要なのは生産の担い手ではなく福祉の対象だからだ。

 一方農業生産の担い手は通産省所管の企業農業に移し、農地法を改正して農地を企業が自由に売り買いできるようにすることだろう。従来は農地の自由な販売を認めると宅地としての利用になってしまったが、今は人口が減少して宅地の需要はなくなっている。
特に農村地帯では皆無と言っていい。
JAを農業の担い手と位置付けていては未来永劫に農業の振興など不可能で、農業を成長産業にすることなどできるはずがない。

 

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(26.7.17) イスラム国の独立とサイクス・ピコ協定の破棄 「100年のくびきを絶つ!!」

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 サイクス・ピコ協定などと言われても、高校生の時に世界史を学ばなかった人は何のことかさっぱり分からないだろう。
第一次世界大戦の最中にイギリスとフランス(のちにロシアも加わる)がオスマントルコの領土について分割協議をした秘密協定のことである。

 現在シリアとかイラクとか言われている場所は当時はオスマントルコの領土だった。オスマントルコはドイツ・オーストリアの同盟国側に立ってイギリス・フランス・ロシアと対抗して参戦していたが、その様子は映画「アラビアのローレンス」に詳しい。
ローレンスがベドウィン部隊を率いトルコの要塞都市アカバを攻略するシーンはラクダにまたがるローレンスの雄姿が焼き付く場面だ。

注)オスマントルコの宿敵はロシアだったのでロシアと戦争状態になった同盟国側にトルコは参戦した。

 だが考えてみればまだ大戦の最中に終戦後の植民地分割案を決めるというのはイギリスもフランスも相当こすい。現在のシリアはフランス領にそしてイラクはイギリス領にと決めたのだが(黒海沿岸はロシア領とした)、実際両国がこの大戦で勝利するとサイクス・ピコ協定のようにオスマントルコの領土は分割された。

注)正確に言うとイギリスは他にアラブとユダヤに対して別個の約束もしていたので、サイクス・ピコ協定通りにオスマントルコの領土が分割されたわけでない。

 こうしてシリアとイラクという植民地国家ができたのだが、第二次世界大戦の後の植民地解放のうねりの中でそれぞれの植民地は独立していった。
だがその後作られた国家は旧宗主国との妥協の産物だったから、宗主国と協調できる独裁者の支配する国家になってしまった。
イラクのフセイン、シリアのアサド、エジプトのムバラク、リビアのカダフィ、チュニジアのベンアリ等はすべて旧宗主国(のちにはアメリカ)の実質的支援のもとに独裁政治をしていたと言っていい。

 はっきり言えば「君たちがわが国の石油資本(経済権益)を保護してくれるならば、君たちの独裁には目をつぶって経済的軍事的支援をしよう」ということだ。
しかしこうした蜜月関係もアルカイダの2001年ニューヨークのテロ攻撃や、カダフィ大佐のように独裁者自身が民族主義に目覚めた政策をとったことから欧米との関係がぎくしゃくするようになってきた。

 そして3年前のアラブの春では欧米が独裁者を見限ったために次々に独裁政権が打ち倒され、その後には宗教色の強いイスラム政権が樹立された。
イラクはシーア派のマリキ政権、エジプトはしばらく前まではムスリム同胞団、リビアやチュニジアは宗教勢力と現世勢力が拮抗して武装闘争をしている。
シリアはまだアサド政権がアルカイダ系武装勢力と戦っているが、ここではテロとの戦いを支援しているのがロシアで、一方テロ組織を支援しているのがアメリカとヨーロッパというひどいねじれ現象が発生している。

 独裁者が倒され民主的な選挙をすれば当然圧倒的多数は教育がないが宗教心が強い大衆が占めているのだから、イスラム宗教国家ができる。
このあたりまでは欧米列強も「選挙結果は重視せざる得ない」という投票民主主義の立場をとってきたが、シリア内戦で実力を蓄えたスンニ派の過激派組織がイラクに攻め入り、シリアとイラクをまたがるイスラム国の独立宣言をしたのには度肝を抜かされた。

注)イラクのマリキ政権が実質的に崩壊したことは前に記した。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-22fb.html

 しかも独立宣言で「サイクス・ピコ協定は破棄された」と主張しているから100年を経てオスマントルコのイスラム国家が復活したことになる。
何しろ指導者はカリフ宗教的指導者)というのだから、オスマントルコそのものだ。
現在のトルコはオスマントルコの末裔ではない。西洋に屈した豚だ。我々こそオスマンを復活させる」と意気軒高だ。
最もこの国家は今のところどこも承認していないから、とりあえずは言ってみただけという状況だが、イスラム過激派集団が何を目指そうとしているか明確に分かる。

 西欧列強にとっては独裁者がいるころの方がまだ話し合いができるだけましだった。イスラム宗教国家になるとイスラム教国とキリスト教国の宗教戦争になるから、妥協のしようがない。
イスラムが復権し、1000年前の十字軍の昔に戻ってしまったような錯覚を持つ。

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(26.7.16) 朝鮮日報の悲鳴 「韓国の黄金時代が終わり、停滞の20年が始まる!」

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 韓国最大の日刊紙朝鮮日報が悲鳴を上げている。
韓国経済の黄金の時期はすでに終わり,11年後にはインドネシア経済に抜かされる可能性がある」と報じた。
現在韓国経済はGDP表示で世界の14位から15位の位置にあり、そのすぐ後がインドネシア経済だが、インドネシア毎年6%程度の経済成長をし、一方韓国3%程度だとすると11年後には追い付かれるという計算だ。

 だが、この計算はかなり大甘なのではないかと私には思われる。朝鮮日報が本心では心配している日本の失われた20年に韓国も突入すれば、その経済成長率は毎年1%程度だから、すぐにでもインドネシアに追い付かれる。
実際最近の韓国経済は失調と言っていいほどの惨状だ。
韓国全体のGDPの約3割を稼ぎだしてきたサムスン電子現代自動車の収益に急ブレーキがかかった。
従来増収増益が当たり前だったのが減収減益に転じている。

注)サムスン電子の躍進が止まったことは前に記載した。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-081f.html

 サムスンや現代以外の企業に至っては赤字か倒産の危機にあるのだから、韓国経済があらしの中に突入したのは明らかだ。
原因は二つあって一つは日本がアベノミクスの円安政策で輸出産業が急回復していることだ。もともと韓国と日本は輸出産業で競合していたから、日本の回復は韓国の衰退ということになる。

注)中小財閥グループが倒産か経営危機にあることは以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-1920.html


 もう一つの原因は中国企業の躍進で、特に韓国の得意としてきた中下級品市場で中国製品が安値攻勢をかけており、新興国市場で韓国企業は中国に追いあげられている
いわば前門の虎、後門のオオカミと言った状況で、韓国企業はサムスンでさえスマートフォンの売上高が伸びなくなってしまった。

 しばらく前までは韓国経済は飛ぶ鳥を落とす勢いだったので李明博前大統領は「日本は弱くなったので何を言ってもしてもよい」と豪語して竹島に上陸したし、パク・クネ大統領はありもしなかった従軍慰安婦問題で国連、アメリカ、ヨーロッパ、ロシアで「歴史を顧みない非道国家」と日本の悪口ばかり言っていた。
だがここに来て自慢の足元が定まらなくなってきた。

いいのよ、私は韓国経済なんかどうでもよくて、日本の悪口を言うのだけが生きがいなの!!」
パク・クネ大統領は相変わらず意気軒昂だが側近は韓国経済が失速して海面に激突することを心配し始めている。
1997年といえば今から18年前だが、アジアの通貨危機で韓国経済は倒産しIMFの支援でようやっとのことで立ち直ったのだが、あの1997年の悪夢がよみがえりそうだ。

 スイスのシンクタンクが発表した14年の国際競争力では日本が21位、中国23位、韓国26位となって久方ぶりに日本が両国を上回った。
韓国は政府の効率性が悪くビジネス環境が悪化しているということだが、パク・クネ政権は相変わらず経済をほったらかして日本敵視政策しかとらないので、効率性など期待しようもない。

 私は経済力だけが国の力だとは思っていないが、少なくとも経済力が衰えれば韓国と中国に付け込まれるのは確かだ。
安倍政権は円安政策で日本輸出産業の急回復を図っており、これが輸出だのみの韓国経済を突き離して、韓国に悪夢をよみがえらせている。

 一方中国は不動産投資のバブルで自ら転げようとしているから中国と韓国はそろって経済力が衰退期にはいった。安倍政権は円安政策と敵失で失われた20年の失地回復を図っており、久方ぶりで日本の世紀がよみがえりつつある。

注)中国の不動産バブルについては以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/06/post-fdf6.html


 

 

 

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(26.7.15) 習近平氏の虎退治 その2 江沢民派の追い落とし!!

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 習近平氏の虎退治
第二弾がさく裂している。第一弾江沢民派の牙城だった石油閥に対する取り締まりで、すでに国営石油会社の利権を牛耳ってきた石油派のボス蒋潔敏氏とその取り巻き200人以上が逮捕拘束されている。
さらに本当の石油閥のゴッドファーザー周永康氏も軟禁状態になっており、石油閥の利権については習近平氏の手に落ちた。

注1)この石油閥との闘争の詳細については以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/post-0008.html


 今問題になっている第二弾軍の腐敗撲滅闘争で、軍のNO2徐才厚氏が逮捕され党籍をはく奪された。
党のNO1は習近平氏だから日本的なイメージでいえば首相が防衛大臣を罷免したようなものだ。
理由は軍隊内の止まるところを知らない汚職だが、中国では汚職はつきものでどんな組織でも存在し、プロジェクトの2割相当は贈収賄の費用だ。

 軍隊の場合は年間予算が各軍管区に毎年配布され、そこから装備品の調達等を行うのだがその調達に当たって贈収賄が発生する。
特に軍管区の中で瀋陽軍管区が最大規模の軍閥なのだが、ここは北朝鮮へのにらみとロシアへのにらみを利かせており、予算配布も多く最新鋭の装備が配備され、それだけに汚職も蔓延している。

注)瀋陽軍管区と習近平氏の戦いについては長谷川慶太郎氏が以下の指摘をしている。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/02/post-8c33.html


 徐才厚氏はこの瀋陽軍管区に長くいて閥を形成し、さらに江沢民元国家主席に取り入って権力の階段を上り詰めた。胡錦濤前国家主席の時は江沢民の番犬として胡錦濤氏の動きをチェックしていたが、ここにきて習近平氏は徐才厚氏のパージを行ったことになる。
本来なら徐才厚氏は江沢民氏のワンちゃんだからそんなに簡単にパージされないのだが、習近平氏は首相で胡錦濤派(団派という)の李 克強氏とタッグを組んで江沢民派の追い落としをしている。
江沢民派の石油閥が落ち、ここに来て同じく江沢民派の軍閥徐才厚氏が堕ちたのだから、江沢民派は総崩れだ。

 習近平氏の汚職撲滅運動は撲滅運動に名を借りた反対派追い落とし運動で、検察機構と裁判機構を握って反対派を逮捕拘禁しては拷問にかける。
中国では逮捕された高官に自白を強要させるためにひどい拷問をしており、その過程で死亡するか、あるいは拷問を避けるために自殺をする。
かつて自分たちが地位を得るために反対派を拷問してきたが「あんなひどい拷問を受けるくらいなら死んだ方がましだ」ということだ。

注)中国青年報によれば逮捕された高級幹部のうち54名の高官が不自然な死亡をしており、うち40%(22名相当)は自殺をしたと伝えている。

 だが、習近平氏のこの汚職撲滅運動のしつこさはどうだろう。もともと中国では汚職は文化であり、「水清ければ魚棲まず」の世界で、日本でいえば田沼意次の世界なのだから叩けば誰でも埃は出てくる。
今ではあまりの撲滅運動にねを上げて地方政府は新たなプロジェクトの立ち上げを控えており(プロジェクトが立ち上がれば必ず贈収賄が発生する)、地方経済にも支障が出始めたと伝えられるほどだ。

 習近平氏は心の中で何を考えているのだろうか。胡錦濤氏が江沢民派にがんじがらめにされたのを見てそのわだちを踏むまいと決心したのだろうか。
中国の汚職文化を本当に一掃しようとしているとは思われないから(習近平も李克強氏も汚職をしているという意味では同罪)江沢民派の陰湿な抵抗を排除するために江沢民一派の追い落としには手段を選ばないというのだろうか。
習近平氏の虎退治は実に興味深々だ。





 

 

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(26.7.14) 顧客情報の漏洩は防ぐことができない。 ベネッセ事件

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 この問題を解決することはひどく困難だと思った。ベネッセ顧客情報漏洩事件再発防止策である。
ベネッセのデータベースに保有している顧客情報が最大で2070万件流失したという。
私はベネッセという会社を知らなかったが、小学生向け全国学力テストの委託事業をほぼ独占し、進学ゼミや子供チャレンジと言った教育用ソフトを広く全国に展開している会社だという。

 この会社のデータベースから子供の個人情報が流出したのだが、このデータを無断で持ち出したのが外部の委託会社のSEだった。
この世界のことを知らない人は何で外部のSEかと思うかもしれないが、今やシステム開発、メンテ、そしてセキュリティー管理はほぼ外注に委託しているのが実態だ。

 私はある金融機関のシステム部門に長く在籍していたが、金融機関の職員がシステムを開発したりメンテしたりすることはほとんどない。職員は金融に関する一般知識は持っているがシステム知識を持っていることはないので高度なシステム管理を行うことができないのだ(たまにオタクのような人間はいる)。
では金融機関の職員は何をしているかというと、実際にシステム開発をしたりメンテをする外注会社の窓口であり、開発したいシステムをオーダーし(これをユーザーニーズという)、できたシステムの検収をするのが役目だ。

 だが実際はシステムの中身は全く分からないから、「君、どこまでテストをした。絶対大丈夫だね。君が大丈夫だといえば僕は安心してこのシステムの検収をしたことにしよう
何て感じになって、実際は委託先のSEシステムエンジニア)に全面的に頼ってしまう。
町奉行所の与力や同心より銭形平次の方が探索能力が高くなるのと同じだ。

 ベネッセの今回の事例では顧客情報を保有していたDB(データベース)にアクセスするには特定のパソコンから、IDとパスワードを入力しなければならないようにしていたが、こうしたDBにアクセスする権限は全面的に委託先のSEに与えられている。
もし与えられていないとシステムトラブルが発生した時に直す人がいないからで、ベネッセの職員がそうした修正能力が全くないのだから、委託先のSEに全面的に頼らざる得ない。
君、どうしても今夜中に原因を判明して直してくれないと、上司から僕がどやされる。何としても直してくれ」なんて懇願しているのが普通だ。
当然外注先のSEのDBへのアクセスはオールマイティーになるから、ベネッセの職員がいないすきに(ほとんど現場にはいない)データをダウンロードし、それをUSBメモリーで持ち出すことはいたって簡単なことなのだ。

注)こうした持ち出しを防ぐためにパソコンのUSBメモリーを挿入するスロットをふさいである場合があるが、ベネッセはそうしていなかったようだ。

 従来こうした状況下にあっても機密情報が漏れることが少なかったのは、 日本人のSEの資質が相対的に高かったからで、日本人は特別な理由がない限り機密情報の漏えいはしない。
しかし全員のSEにこうしたモラルの高さを望むことは不可能で、人によってはサラ金に追われていたり、金融商品取引で大穴をあけてしまった人もいる。

 こうした立場に置かれたSEが末端価格で1件当たり15円から30円程度で販売されている顧客情報をそっとコピーして持ち出すことは有りうることだ。
今回の顧客情報が2000万件としたら、末端では3億円から6億円の相場で売り買いされていることになるのだから、持ち出したSEにも相当な報酬が支払われたことになる。

 はたして機密情報の漏洩を防ぐ方法は本当にあるのだろうかと思ってしまう。実務が外部委託のSEにまかせっぱなしになり、ベネッセの職員(他の企業も同じ)は地位が高くなるほどシステムについて無知で、一番の当事者が外部SEだとしたら、このSEのアクセス権限を制限することなどできるわけがない。
あるのは常時DBにアクセスした記録をチェックし、怪しいアクセスがあった場合はすぐさまそのSEの権限を停止させることぐらいだが、これではどうしても漏れた後の対応になることと、今度はチェックを行うSEを外部から調達しなければならなくなる。

 どこまで行っても外部SE任せである以上、ある一定の情報漏れはリスクの範囲内とするしかない。
そこで最後の対応は個人情報の階層化を行い絶対に漏らさない情報と洩れても仕方がない情報に分けてセキュリティー管理のレベルを変えることだろう。

 実は個人情報と言っても本当は外部に漏れたら絶対に危ない情報と、洩れてもそれほど支障のない情報がある。
名前、住所、年齢、電話番号レベルは従来は電話帳や住民台帳に記載されてオープンになっていた情報で、知られるとうるさい商品勧誘がなされるがその程度のことだ。
一般的にこの情報が漏れて大騒ぎになっているが、これは第二級の情報に過ぎない。

 本当に困る第一級の情報は私の場合は銀行口座番号とそのパスワード、クレジットカードNOとこのブログのパスワードやメールのパスワードぐらいで、名前や住所、年齢、電話番号などは「だからどうなの」というレベルに過ぎない。
顧客情報の漏洩と言っても内容によりけりで、今回の場合は本当は最重要情報の漏洩とは言えないレベルなのだ。
第一級の情報管理はDBを保有する会社の最重要業務として当該会社の職員を当てるか、信頼できるSEに委託して会社の本来業務と位置付ける必要がある(実際は外注任せの第二級の仕事になっている)。

 前から個人情報保護法では保護しなくてもよい情報まで含まれて大騒ぎをしているが、本当に守るべき情報とそれ以外の情報に分けてセキュリティーを構築しないと時間と手間ばかりかけて二級の情報漏洩を防ぐという無駄に陥ってしまう。
この問題は個人情報そのものの見直しと、そのセキュリティーのあり方に一石を投じた奥深い問題なのだ。

注)ネットバンキングのIDとパスワードが盗まれている手口は前に記載した。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/post-3abf.html

 

 

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(26.7.13) BSドキュメンタリー 「植物の帝国」 植物と動物の間 ウミウシ人間の可能性

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 思わず身をのりだしてしまった。NHKのBSで放送されている世界のドキュメンタリーシリーズで、フランスのプロダクションが制作した「見えざる力 植物の帝国」の3部作のことである。
「征服」「対話」「戦略」という内容で3週間にわたり放映されていたが、最初私は何気なくこの放送を見ていた。
植物がにおいによるコミュニケーションをしていたり、音楽はクラシックファンだったりしていたのは微笑ましかったが、「戦略」シリーズになって、人間のDNAを植物のペチュニアに組み込んで葉脈を人間の血管の DNAで代替したのには驚いてしまった。

 このDNAは研究者のDNAを組み込んだものだが、この研究者はこのペチュニアをプランティマルと名付けていた。動物と植物のハーフという意味だ。
もともと動物も植物も同じ単細胞生物から進化したのだから、DNAの組み込みが行われても不思議ではないのだが、いくらなんでも植物と人間ではかけ離れすぎていると思うのが普通だ。
だが植物と動物のDNAが代替できるとなると動物と植物の相違は一体何なのだろうかということになる。

 一方は動き回ることができない代わりに光合成という炭素と水と太陽エネルギーさえあれば生きられるという特性を持ち、一方動物は移動ができる代わりにみずから食料を生産できないから、他から炭水化物や脂肪やたんぱく質をとりこまなくてはならない。
私はこの区別は絶対的なもので植物と動物は異なると思っていたが、境界はそれほど明確ではないという。

 番組ではある種のウミウシが紹介されていたが、このウミウシは周りに藻がある限りその藻を食べるのだが、いったん藻がなくなると体内に取り込んだ藻の葉緑素によって光合成を行い、何と1年も何も食べずに生き続けることができるのだという。
研究者が「このウミウシは私の息子と同じで食べ物がある限り食べつくすので藻がなくなってしまう。そうすると自ら光合成を行って生きるのです」と説明していた。
どうやら動物も体内に葉緑素さえあれば光合成ができ、自ら食料生産ができるようだ。

 私など年をとったせいもあるが食事が何とも鬱陶しくなっている。そのうち老齢化が進み食事そのものができなくなると胃瘻いろう)というf方法で無理やり食料を胃に注ぎ込まれる可能性がある。こうした方法は何か自然の法則を無視しており私は絶対に胃瘻は拒絶するつもりだが、この葉緑体をとりこむという方法は実に興味がある。
よっしゃ、ならばウミウシのDNAを体内に植え込んで葉緑素人間になってしまえば食事問題は一気に解決するのではなかろうか・・・・・・・
ウミウシのDNAを人間に組み込む実験の第一号はぜひとも自分にしてほしいものだと夢想した。

 最も葉緑素は緑色をしているから体中緑色になってしまい、ディズニーの映画に出てくる妖怪みたいになってしまうかもしれない。
しかしこれはあり得ない想像ではなく、すでにペチュニアに人間の血管のDNAを組み込んでプランティマルを作っているくらいだから、ウミウシ人間を作ることなど造作もないことだろう。

 この実験が成功すれば人類の食糧問題は一気に片付いてしまう。これなら人類がいくら増えても全く問題がなく、みんな海岸で日光浴さえしてくれればいい。
真っ青な海辺の白浜で緑の皮膚をしたウミウシ人間が寝そべっているなんて光景は実に壮観なものだと思わず笑ってしまった。

注)なお世界のドキュメンタリーシリーズは以下にまとめて入っております。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/nkk/index.html





 

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(26.7.12) 文学入門 伊藤整 「若い詩人の肖像」

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 今回の読書会のテーマ本は伊藤整の「若い詩人の肖像」だった。このテーマ本を選んだのは私である。
伊藤整といっても今ではほとんどの人は「いったい誰なの」と言った感度だろう。もはや読まれることのほとんどない小説家だが、私が大学生だったころは「チャタレイ夫人の恋人」の翻訳者でかつ警視庁からわいせつ文書の翻訳をおこなったとして訴えられていた著名な人だった。

 私が伊藤整の小説を始めて読んだのは大学生の時で、今から50年近く前だが友人のH君から勧められたからだった。H君は工学関係の非常に有能な学生だったが、同時に感受性が豊かで小説をよく読んでいた。
私は「H君が推奨するのだからきっと面白いに違いない」と思って読みだしたが、その内容に魅了された。

 これは伊藤整自身の自叙伝的小説で当初は7つの短編小説だったのだが、それを後に一つの長編小説にまとめたものである。
この7つの章の中で学生時代が最も魅力に富んでいる。それはまだ分からない未来に向かって自分の可能性について試行錯誤している時期だからだが、何より当時の私は大学生であり自分の将来の一つの指針にも見えたからだ。
最初の「海の見える町」と「雪の来るとき」は私に圧倒的な影響を与えた。

 この二編は作者が小樽高等商業学校現在の小樽商科大学)の学生だった青春期を扱っているが、時代はちょうど第一次世界大戦が終わって歴史の教科書で「大正デモクラシー」と呼ばれていた時期に相当する。
実際時代を知る最良の方法は歴史の教科書を読むことではなく、良質な自伝的小説を読むことだ。
今から約100年前の日本を大学生だった私は初めて知ることができた。

 この小説では作者が友人の川崎昇と詩集を出したり、恋人の重田根見子との恋愛が記載されている。ほとんどの人が本名で出てくるが恋人の重田根見子は本名でなく幾分脚色されているが、伊藤整がたどった精神の軌跡はそのまま記載されていて嘘がない。

 この小説は若い詩人になろうとし、そして実際になって「雪明りの路」という詩集を出すまでになった伊藤整の人生の前半期が描かれており、実際に小説の中に多くの詩や短歌がちりばめられている。
もし私が詩的なセンスがあったら完全に伊藤整の虜になり、自分も詩人になろうとしたに違いないのだが、私は詩については昔も今も全く感受性がなく、この小説で紹介されている詩や短歌についても「だから何なの!!」という感度だった。
だが18歳の伊藤整と17歳の女学生だった重田根見子との恋愛には心が揺さぶられた。

 伊藤整は根見子を「湿ったような感じの橙色の膚、あまりものを言わずに、私の方を大きく見開いてみる目、その少し大き目の赤い唇、その丸みのある顎は魅力があった」と描写していた。
根見子は感受性だけで生きているような女性で伊藤整が持っていた詩的センスは皆無だったが、女性としての魅力は抜群だった。
伊藤整はこの少女と男女の仲になるのだが、私は当時女学生の恋人はおらずもっぱら経済学の本ばかり読んでいたので、「こうした橙色の膚を持った女性と恋愛関係が持てたらどんなに幸せだろう」かと嫉妬と羨望の入り混じった気持ちでこの小説を読んだものだ。

 私は人の名前を覚えることは極端に苦手で誰にあってもすぐに忘れてしまうのだが、この重田根見子という名前だけはその後も忘れることなく、恋人を持つなら「橙色の膚を持った」根見子のような女性がいいと思ったものだ。
小説では根見子は多情なところがあって知り合いのサラリーマンとも深い関係があると推測される文章がありそれゆえ伊藤整と根見子との関係が終わったように記載されていたが、「なら伊藤整に代わって私が根見子を恋人にしよう」とまで入れ込んでしまった。

 この小説にはその後日本を代表する小説家や詩人が多数出てくるが、特に小樽高等商業学校の1年先輩に小林多喜二がおり、伊藤整は多喜二に対する対抗心をめらめらと燃やしていた。
多喜二を中心とする文芸グループが存在していても伊藤整はそれに加わらず、友人の川崎昇と別のグループを形成していた。

 私が大学生のころは左翼運動が真っ盛りの頃で小林多喜二は非常に高く評価されていた。私は彼の代表作の「蟹工船」を読んでみたが、文体が荒っぽくとても小説としてのレベルに達しているとは思えなかったが、当時「文学は思想の表現だ」と言われていたので、多喜二の小説は価値が高いのだと無理に自分に言い聞かせたものだ。

 それに比較して伊藤整の文章は実に美しい。私は日本文学の中で伊藤整は最高の美しい表現力を持った作者だと評価している。
この「若い詩人の肖像」は全体が小説というより散文詩と言った方がいいほど表現力が豊かだ。

 私は大学の卒業記念にH君とかつての小樽高等商業学校を訪れた。小樽の海岸から一直線に山に登った高台にこの学校は建っていたが、「ここをかつて伊藤整や小林多喜二や重田根見子が歩いていたんだ」と興奮して二人で語り合ったものだ。
今ではほとんど読まれることのない小説だが、今から約100年前の青春群像と珠玉のような文章表現を楽しみたいなら是非読むことを勧めたい小説だ。

注)なお文学入門のシリーズは以下にまとめて入っております。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat43898465/index.html



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(26.7.11) 単純労働者争奪戦 アジアの労働力市場は売り手市場

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 NHKが見るに見かねて単純労働者受け入れのキャンペーンを始めたのだろうか。先日のクローズアップ現代で「アジアの労働力争奪戦」という番組を放映していた。
日本では現在建設業農業林業で労働力不足に陥っているが、こうした労働は単純労働であり、日本では受け入れが禁止されている。

 もちろん抜け道は用意されていて1993年から技能実習生制度労働者になる前の実習生)というものがあるのだが、この制度は実習生に名を借りた単純労働の受け入れ制度で、賃金が通常の半分程度で済むところがメリットとなっている。
日本ではこの技能実習生の派遣については民間ベースでおこなわれており、相手国と日本の仲介業者が研修生を企業に紹介している。
国は制度面の監視を行っているが、実際は何もしていないのと同じだ。

 
 一方韓国や台湾では単純労働者として受け入れを積極的に行っており、期間も日本の3年(現在安倍政権はこれを5年に延ばそうとしている)に比較して韓国が9.8年台湾が12年と圧倒的に長い。
韓国では海外の労働力確保に国が全面的に責任を持っており、労働者としての適格試験を15か国で実施している。そうしてパスした労働者の人数は約15万人程度になっていてそれをデータベース化して国が企業に紹介している。

注)韓国はホワイトカラーとブルーカラーの身分差別が激しく、韓国人はブルーカラーになるのを極度に嫌がる。したがって海外から単純労働者を受け入れないと3Kの仕事に労働者がいなくなってしまう。

 番組ではベトナムとミャンマーの若者がインタビューに応じていたが、「行くのなら韓国か台湾で日本は渡航費用が高すぎる」と述べていた。
技能実習生として日本に来るには仲介業者に100万円から300万円の費用(韓国は日本の3分の1から5分の1の費用で済む)を払う必要があり、それを3年の滞在期間で返済するとすれば、どうしても長時間労働にならざるを得ず、また企業を変えることができないからタコ部屋に閉じ込められた奴隷労働者のような立場になってしまう。
アメリカからは日本の技能実習生制度は実習生に名を借りた奴隷労働だとの非難がかまびすしい。

 現在安倍政権は技能実習制度の見直しで職種の拡大と期限の延長を行おうとしているが、どうやらその程度では海外から単純労働者を受け入れることは難しそうだ。
何よりも実習生という位置づけでは賃金は通常の半分程度に抑えられ、また雇用保険や労災保険の対象から外されてしまう
日本では低賃金、長時間労働でしかも労働者としての権利も認められないのでは、東南アジアの若者が韓国や台湾に行こうとするのは当然だ。

 前にも書いたが日本人は心の底では外国人が嫌いだ。できるだけ外国人を排斥して日本村だけの気心を知れた村社会で安住しようとする。
しかし日本は世界最速の少子高齢化社会で、そもそも働く人がいなくなりつつつある。
もちろん女性の活用も急務だが、建設や農業や林業と言った単純労働は肉体労働の側面が強い。
この肉体労働に中高年の女性を当てようとするのは無理で、やはり東南アジアの20歳前後のぴちぴちした若者しかこうした労働に対応できない。

注)女性の職場進出が待たれるがこちらには税制上の問題が立ちはだかっていることは前に記した。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/05/post-7e3b.html


 いくら日本人が外国人嫌いでも単純労働の担い手がいなくなれば海外から若者を受け入れざるを得ない。しかし日本の技能実習生制度は本当は外国人労働者を入れたくないという気持ちがありありとしている制度だ。
だから技能研修生制度と言った奴隷制度顔負けの制度ではなく、正式な労働者として受け入れるべきだというのがクローズアップ現代の主張だった。

注)NHKは政府自民党から見ると安倍政権の政策に反対ばかりしているように見え、特に集団的自衛権で反対のキャンペーンを張っていたが、この単純労働者の受け入れについては安倍政権の後押しをしている。何か変化があったのだろうか?

 

 

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(26.7.10) 巨人サムスンの黄昏と韓国経済の不振 サムスンがこければ韓国がこける!!

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 飛ぶ鳥を落とす勢いだった巨人サムスンに黄昏が訪れたようだ。14年4~6月の第2四半期の業績は減収減益でありこれは9年ぶりのことだ。
増収増益が当たり前だったサムスンにしては信じられないような業績悪化だが、営業収益はこれで3期連続の対前年比落ち込みとなった。

 サムスンの業績がここに来て急激に悪化してきたのは収益の7割を稼ぎだしているをスマートフォンに陰りが見えてきたからだ。
先進国では需要は行き渡って買い替え需要が主体になっており、一方需要が伸びている中国のような新興国では中低価格スマホしか売れないが、ここでは中国のファーウェイシャオミの追い上げが激しい。

 高価格機種ではアップルとの競争に打ち勝ったが(現在の世界シェアは31%でアップルの二倍)、中低価格機種では中国勢にシェアを奪われている。
かつてサムスンはその低価格攻勢によって世界のスマホを駆逐したが、いまその低価格攻勢を中国にかけられている。

 サムスンの業績が悪化したからと言って、「だからそれがどうした」と思うかもしれないが、韓国経済にとっては死活問題だ。何しろ韓国のGDPの約2割をサムスングループが稼ぎだし、その中心がサムスン電子だからだ。
はっきり言えばサムスンがこければ韓国がこけるほどの影響がある。

 パク・クネ大統領は中国との経済関係強化に熱心だが、韓国最大のメーカーサムスンの競争相手は今や中国のファーウェイシャオミになっている。
政熱経冷現象で、中国に安重根の記念館を建てることには習近平主席も同意しても、とても経済協力を推進していく相手ではない。
今月初めの中韓首脳会談も、すっかり色あせたものになってしまい、パク・クネ大統領が当初目指した中韓による日本非難の大合唱も取りやめになってしまった。

 中国としては実はそれどころではないのだ。日本企業をはじめとする各国の企業が雪崩を打ったように中国から撤退しているときに、日本非難などしたらこの動きに拍車をかけるだけだ。
パク・クネ大統領としては憤懣やるかたなく「習近平の意気地なしが日本非難をしないのならあたしがするわ!!」と首脳会談終了後韓国は一斉に日本非難のキャンペーンを再開したが、時勢を見る目は中国の方が一枚上手だ。

注)中国から外資系企業が雪崩をうって撤退していることは昨日記載した。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-cbfd.html

 韓国はすでに現代自動車が不振に陥っており、サムスンも不振になればGDPの約3割を稼ぎだしてきた企業群が不振になるのだから、韓国経済に未来はない。
今年のGDPの予想は4%だったが、早くもその引き下げが検討されていて実際は3%を下回るのではないかと予想されている。
日本からはアベノミクスの円安攻勢をかけられ、一方低価格品市場では中国企業に追いあげられて韓国経済も日本と同様の低成長時代に入ってきたようだ。

注)韓国で中小の財閥グループの倒産が始まっていることは前に記した。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-1920.html



 

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(26.7.9) 中国撤退ビジネスの隆盛 日本企業が逃げ出した。早く撤退しないと会社が倒産する!!

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 毎日新聞が「隣人日中韓」というキャンペーン記事を掲載し始めた。その第一弾が「中国撤退ビジネスの活況」だったのには笑ってしまった。隣人との間が疎遠になっているということだ。
実際日本企業の中国撤退は怒涛のごとく加速化されている。
上場企業だけ見ても撤退数の推移は、10年に12社、11年に23社、12年に56社、13年に76社だが中小企業においてはほとんどが撤退モードに入っている。

 撤退の最大の理由は人件費の高騰や地代の高騰、それと中国政府の労働者保護政策の強化で中国ビジネスが完全に赤字体質になってきたことで、特に人件費の安さにつられて中国に進出した企業は全く経営が成り立たなくなっている。
かつて中国への進出を後押ししていたコンサルタント会社は今や、どうやって撤退するかのコンサルタント会社に変わってしまった。

 進出する時は散々リベートを支払わされたが撤退する時も実は容易ではない。外資系企業の撤退は地方政府の許可がいるし、今まで免除されてきた税金について返還を迫られる。さらに労働者へは退職金を支払わねばならないが1年あたり1か月分が相場だが、従業員がそれで満足するはずがない。
中国にいればいるほど赤字がまして会社が倒産してしまう。どうしたらいいんだ・・・・」企業が悲鳴を上げている。

 そこで現在編み出された方法が「チャイナ・プラス・ワン」という方法だ。中国以外にアセアンの賃金の安い国(フィリピン、インドネシア、ミャンマー等)に会社を設立してそこに生産を移すという方法だが、これが中国もその他の国もと思ったらお人よしすぎる。
これは中国から撤退するとコストがかかりすぎるので、形式的には中国に工場を残すが実質的に生産は賃金の安い東南アジアの国で行うということだ。中国にはガラガラの工場だけが残る。
こうして日本企業は中国から雪崩をうったように撤退しているが、これは日本企業だけでなく韓国も台湾もアメリカ企業も全く同じだ。

 残った外資系企業は中国国内に需要がある企業だけで自動車産業が典型だが、低賃金をあてにした輸出産業は総崩れになっている。日本は円高で輸出産業(ソニー、パナソニック、シャープ等)が崩壊したがその中国版が現在の「チャイナ・プラス・ワン」だ。
今や中国各地に鬼城というゴーストタウンだらけになってしまった。私は当初こうしたゴーストタウンは住宅地のことかと思っていたが、中国では工場進出を予定してショッピングセンターや従業員のためのアパートを際限なく建設したから、工場団地の周り全体が鬼城になってしまった。

 オルドスなどは100万都市を目指したが実際は2万人程度しか住んでおらず、オルドスの鬼城観光が名物になっていて、「あらこのビルには一人もいないのね、こんな立派な建物なのにもったいないわね」なんて観光客が景観を楽しんでいる。
映画のセットのように美しいが住んでいるのは鬼だけだ。

 ちょうど日本のバブル崩壊後のあの寒々とした景観にそっくりだから日本人にはおなじみの光景だが、中国はこの期に及んでも住宅や工場団地の投資を止めないから(これ以外に景気浮揚策がない)、ますますバブルは膨らみ収拾がつかなくなっている。
いまだに中国経済は健全だという評論家や経済学者がいるが、これは中国から媚薬を嗅がされた人物かまたは全くのアホであり、中国が日本が経験した失われた20年に突入することは時間の問題になってきた。

 毎日新聞社もそのことにようやく気が付きキャンペーン記事を掲載し始めたのは喜ばしいことだ。

注)今や中国経済については崩壊論争一色になりつつある。具体的には以下参照。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/06/post-a3c5.html

 


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(26.7.7) イオンの格安スマホの初期設定で大騒ぎ SIMカードが見当たらない

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  いつものことだがイオンの格安スマホを購入してから右往左往している。私は普段スマホを利用することがほとんどないのでこのスマホに対する感度が非常に悪い。
えーえと、まずセットアップから始めればいいのか・・・・・・」
スタートアップガイドを覗きこんで裏蓋の開け方を覚え、次にSIMカードを装填しようとして驚いた。
どこを探してもSIMカードがないのだ。
なぜだ、SIMカードがなければ初期設定ができないじゃないか・・・・・イオンが忘れたのかしら・・・・
あわてて鎌取のイオンに飛んで行った。

注)私がイオンスマホを購入することにした経緯は以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-a0de.html


あの、昨日イオンスマホを購入した山崎ですが、SIMカードがないのですが・・・・
店員はじっと私の顔を見ていたが、「これは完全など素人」と判断したようだ。
裏蓋を空けて真ん中のスロットにSIMカードが装填
されていることを教えてくれた。

お客様、すでにSIMカードはここに入っています。それに充電済みですのですぐにでも電話もかけられます。またお客様にはGoogle Play等の設定とオプションの設定をお願いすることになりますが、どなたか若い方はおられますか?

うぅーん、完全に老人扱いされている

 一瞬「俺はシステム歴20年のベテランだ」と言おうとしたがスマホには全くど素人なのでぐっと言葉を飲み込んだ。それにしても最初から私がしなければならないところを説明してくれれば分かったのにと、老人扱いされたことでひどく腹立たしかった。
確認してみると初期設定APN設定アクセスポイントをbiglobeにする)はされていて、後は必要最低限の処置として日本語入力の設定にSimejiを選択すればいいことが分かった。

 「何だ、意外と簡単ジャンSimejiをセットアップして、Google検索を始めたが、入力キーがどうしてもローマ字入力にならない。ひらがな入力の画面しか表示されないのだ。
まさかSimejiはローマ字変換を許してくれないのだろうか・・・・・
私はローマ字変換でしか日本語入力をしないので、かなり困惑してしまった。もっともローマ字のままでも検索候補は出ているので実務的にはそれほど困らないのだが、何ともうっとうしい。

 物の本によるとこのイオンスマホのスペックは12年レベルのスペックで特にメモリーの容量と写真の画素数が少ないと指摘されていた。
大手のスマホになれている人にとっては新幹線からローカル線に乗り換えたようなものです」ひどいたとえだ。

 だが私のようなスマホの初心者は検索ができてメールが送れて適当に電話ができれば十分で何か新たなアプリをダウンロードしたりすることはほとんどない。
もともとスマホが必要になったのは認知症対策で、私がどこに行ったのか家族が分からなくなった場合に困るためだけだから、この格安スマホで私は十分満足しているが、ローマ字変換を許してくれていないのには当惑だ(もしかしてできるのではないかとあれこれしているが今のところさっぱりだ)。

 ようやくスマホを入手したがいつものように初期設定で大騒ぎをしてしまった。

 

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(26.7.7) ファミリーマートの韓国からの撤退 やはり追い出されてしまった!!

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  日本は世界でもまれに見るほどのコンビニ王国だが、もともとコンビニはアメリカ発祥で、日本のコンビニ1号店1974年イトー・ヨーカ堂ががアメリカのセブン・イレブンとライセンス契約を結んだのが始まりだ。
アメリカのコンビニはガソリンスタンドと兼営していることが多く、規模も小規模で日本のようになんでもあるわけではない。
日本のコンビニは日本独自の進化を遂げて、今ではお弁当や総菜、銀行ATMやクロネコヤマトの宅配、ガスや水道等の公共料金や税金の取り扱いまでする地域のインフラに発展している。
何しろ事件が起こるとまず警察が調べるのがコンビニの防犯カメラだから、地区の安全にも寄与している。

 だがしかし日本ではコンビニの数が飽和状態に達してしまった。12年、13年と既往店の売り上げは対前年比で減少している。ただし新規の店舗拡大によって業界全体の売り上げは増大しているが、一方廃業する店舗も増えており弱肉強食の世界になっている。
なにしろ日本には5万4千ものコンビニがあって、石を投げればコンビニにあたるくらいだし、私の住んでいるおゆみ野には道路を挟んでファミリーマートとセブン・イレブンが進出している場所がある。
これじゃ、いくらなんでもやりすぎだ!!」

 コンビニ各社はこうした日本での展開には限界を感じており(ただしセブン・イレブンとファミリーマートは14年度1600店の国内進出計画がある)、海外それもアジア各地にコンビニを進出させている。
東南アジアでのコンビニはどちらかというと高級店舗の位置づけで、私がフィリピンのコンビニで買い物をしたときはガードマンが自動小銃を持って店を警備していた。
 

 だが海外進出も相手によりけりで韓国に進出したファミリーマートは提携した韓国企業とのトラブルで14年3月に撤退を決めている。韓国にはファミリーマート全体の海外店舗約13000の6割の8000店舗があったのだが、ここから全面撤退することになった。
韓国に特化しすぎた進出が完全に裏目に出て、海外進出の失敗例になっている。
24時間営業できないことがその理由だとファミリーマートは説明しているが、提携先からあれこれ注文をつけられて嫌気がさしたというのが実態らしい(店の名前もファミリーマートから韓国名に変えられた)。

 ファミリーマートは現地法人の25%の株式を保有しており、またロイアリティーも得ているとのことだが、株式は全額売却し後はロイアリティーだけの取引になるらしい。
韓国企業からすれば「商売の方法は分かったのでさっさと日本に帰ってくれ」ということではっきり言えば追い出されたのだが、日本企業が韓国や中国と言った対日感情が非常に悪い場所に進出するのは基本的に止めた方がよいとの見本のようなものだ。

 たとえいかなる契約があっても愛国無罪の大合唱にかき消されてしまい、法律はあってなきがごとくだから無理難題を押し付けられて最後は撤退をせざる得ないようになってしまう。今回はそれでも株式の売却益がファミリーマートに入るが、場合によったらすべての資本を置いたまま逃げ帰らなければならないことも想定しなければならない。

 商業の場合は足がまだ軽いが製造業の場合は工場建設をして足抜けが非常に難しいから、すべてのノウハウを取られたうえ工場までも接収されてしまうということを想定する必要がある。
進出先についても単なる経済的な判断だけでなく政治的判断が必要で、日本と敵対している韓国と中国に進出するのは私に言わせればカモがねぎをしょっていったようなものだ。
さて次は中国に進出しているコンビニが狙われる番になりそうだ。

注)セブン・イレブン、ファミリーマート、ローソンが中国に進出している。

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(26.7.6) 再販制度の実質的崩壊 アマゾンを責めても何もならない!!

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 私は最近書籍購入はアマゾンしか利用しない。アマゾンで書籍を検索すれば必要な本は必ず見つかる。
しばらく前までは本屋を訪ね歩いてようやく目的の本を見つけて、「やれやれ、よかった」なんて気持ちになったものだが、今はそうしたストレスは全くなくなった。

  私は8年前に会社を引退してから東京方面に行くことがほとんどなくなった。ここ千葉には東京駅近くの丸善八重洲ブックセンターのような大型書店がないので、以来本を探すのにも四苦八苦したものだ。
しかしアマゾンのおかげで千葉の郊外に住んでいても書籍に関しては文化的差異は全くなくなっている。

注)アマゾンは2000年に日本に進出している。

 だから私はアマゾンに心から感謝しているのだが、全員が全員感謝しているわけではなく、5日の毎日新聞の朝刊に、アマゾンの学生向けポイント還元サービスアマゾンスチューデントといい実質10%の割引になる)が本の再販制度に違反すると抗議して5社の出版社がアマゾンへの本の出荷を停止していた。
私は聞いたことのない出版社ばかりだったが、これらの出版社が出している2700点の書籍の出荷を停止しているという。

注)再販制度とは生産者が価格を決定できる制度で書籍や雑誌に認められている。

 私には実に不思議に思える光景だ。アマゾンは出版社ではなく書籍販売業者だがアマゾンのおかげで中小の出版物も検索で見つけることができるようになっている。じっさい今回アマゾンへ書籍販売を停止した出版社の売上の1割から2割はアマゾン経由だ。
もともと中小の出版社の書籍が本屋の店頭に並ぶことはほとんどなく、大手出版社の売れる書物しか積んでないのが普通だ。
本屋も商売だから売れることがほとんどない中小出版社の書物を積んでおく余裕などない。
だから中小の出版社にとってアマゾンこそは救世主のはずだ。

 この5社は再販制度を維持して出版社と書店を守ると言っているが、実際は全国の本屋が次々につぶれている。10年前に約2万あった書店は今1万5千になって、ここ10年で25%減少した
そしてこの減少スピードは今後とも加速化されて、丸善や紀伊国屋や八重洲ブックセンターのような大手書店以外は生き残るのが不可能だろうと思われている。

 理由は読書人口の低下と、実際には再販制度のもとでもひどい価格破壊が行われているからだ。たとえばアマゾンで中古の書物を購入すると価格が1円のものまである。
いくらなんでも1円では売ったら損失だけ出すのではなかろうか・・・・・
私などは心配したが、実際はここにも経済法則が成り立っていて、売れ残った書籍を出版社からタダ同然で仕入れてきて1円で販売するのだが、アマゾンは1点257円関東周辺)の郵送費を支払ってくれる。
ところがクロネコヤマトなどを使用すると郵送費が160円A4サイズ、幅1cmの場合)程度なので100円程度のさやが取れるのだそうだ。

 実際に中古の本を購入してみると古くはなっているが新品とさほど変わらない本が入手できるので、私は購入したい本がある場合はまず中古があるかを確認し、次に電子書籍になっているかどうかを確認し(紙の本より2割から3割安い)、最後にいたし方ない場合は新書を購入している。
再販制度を守れ」と出版社や書店がいくら叫んでも実際は中古市場と電子書籍の市場が急拡大しており、どうにもならないというのが実情だ。

 今回アマゾンに出荷停止した5社は日本出版社協議会95社のメンバーだが、あとの90社はこうした時代錯誤の動きには同調していない。
書籍、雑誌。新聞、音楽CDは再販制度に守られ作り手が価格を決定できるまれな業種だ。だが本を出版するのは従来は出版社だけだったが、現在ではインターネットの普及により私でさえ電子書籍を出版しており(出版社とは関係なく5冊出版している)、そうした動向に掉さして頑張ってみても所詮は犬の遠吠えで終わってしまうだろう。

注)私でさえ電子書籍の本を出版している経緯は以下に述べてある。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/2521-kdp-cab8.html

 

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(26.7.5) 中韓同盟と日朝同盟の相克 「敵の敵は味方」

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 「敵の敵は味方というのが国際政治の常識だが、現在の中韓同盟日朝同盟ほどそのことを如実に語るものはない。
本来はあり得ないような同盟だが、韓国は中国のしもべになり、日本は北朝鮮の制裁解除に向けて動き出した。

 もともと日本と北朝鮮は拉致被害者問題で角突き合わせる中で、一方韓国と中国は朝鮮戦争を戦った相手だが、今は韓国と中国が日本を最大の敵国と見なしているため、両国の敵である北朝鮮が日本の味方になるというねじれ現象が発生している。
特に韓国のパク・クネ大統領はありもしない従軍慰安婦問題に熱中して、世界各国に従軍慰安婦像を建てることだけを大統領の職務だと思っている。

 北朝鮮は機会さえあれば韓国に侵入しようとしており、一方中国との間では北朝鮮のNO2張成沢氏の失脚以来冷え冷えとした関係になってしまった。
なにしろ張成沢氏は中国のエージェントと思われるくらい中国のワンちゃんだったのだから、中国に何も相談せずに張成沢氏をパージしたことは、中国の気持を逆なでした。
キムジョンウンのやつ、思い知らせてやる」というのが習近平氏の偽らざる気持ちで、今回韓国に北朝鮮を差し置いて訪問したのもそのためだ。
我が国の最大の友好国は韓国で、北朝鮮ではない!!」

注)張成沢氏の失脚については以下参照。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2013/12/post-af68.html


 日本は韓国の敵視政策に翻弄されてきたが、安倍政権はようやく韓国に対する反撃の機会を見つけた。それは北朝鮮と拉致問題を解決して北朝鮮と準同盟関係を築き韓国を挟み撃ちにすることで、同時に中国に対するけん制にもなる。
北朝鮮は核とミサイルのほかは何もないような貧しい国家だが、この核とミサイルが日本の安全保障にとって有効になるとは何とも皮肉だ。

 北朝鮮が戦端を開くとすれば陸続きの韓国で38度線を突破してくるのは間違いがない。日本との間には海があって陸軍部隊がこの海を越えることは不可能だ(現在上陸作戦の能力を持っているのはアメリカ海兵隊だけ)。確かにミサイルは海を越えて飛ばせるがただそれだけのことで、戦略的には何の意味もない。やはり北朝鮮の主敵は韓国だ。
また中国に対しては中国の圧力をはねのける手段になっている。
最後は北京も狙えるのですよ」というのが切り札だ。

 パク・ケネ大統領は世界情勢を全く理解できず、ただ従軍慰安婦問題だけが大統領のイシューになっているから、ひたすら日本敵視政策しか取れない。
ならば「敵の敵は味方」だから安倍首相は北朝鮮との関係改善を急いだ。
拉致被害者の再調査を条件に日本が独自に行っていた制裁を緩和し、北朝鮮要人の往来や、送金規制の緩和、そして人道目的の船舶の往来再開となった。

 これで北朝鮮に実質自由に送金ができるようになり、人道目的に名を借りた貿易も再開されることになる。さらに拉致問題が解決されれば日本は北朝鮮に戦後賠償金約1兆円を支払う交渉が水面下で行われている。
私は安倍首相は本当にやり手だと思っているが、韓国と中国を封じ込めるために北朝鮮の核とミサイルを使用するなどとはなかなか考え付かないものだ。

 この3日には習近平氏が韓国を公式訪問していたが、その共同声明には従軍慰安婦問題も尖閣諸島問題も触れていなかった。日本を刺激しすぎると日朝同盟のような思わぬ包囲網が形成されることを恐れたからだろう。
ここは日本敵視政策を少し弱めよう
最も韓国の報道官は従軍慰安婦問題は十分に話し合われたと国内向けアナウンスメントをしていたが、安倍首相を見ていると北朝鮮の核とミサイルを使って韓国を脅しているのだから、外交とはこのようにするものだということがよく分かる。





 

 

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(26.7.4) イラク・マリキ政権の崩壊と国連の機能停止 だれも「イスラム国」を止められない

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 イラク情勢が緊迫化しているが、それに対して毎日新聞が社説で「国連は傍観するのか?」と嘆いて見せた。国連を持ち出せば何でも解決すると毎日新聞も思っていないはずだが、何か言わないと格好がつかないので言ってみただけだ。
国際紛争を解決する手段として国連が積極的な役割を演じられるのは、安保理が全員一致で武力行使を可決した時だけだが、アメリカとロシアと中国の利害が一致する案件などほとんどない。

 実際シリア制裁にはロシアと中国が大反対で、アメリカが「空爆する」と息巻いたものの結局何もできずに内戦が続いている。すでに死者14万人、避難民900万人を出した内戦に国連は手出しができず、ただ避難民キャンプを設営しているだけだ。
シリアのアサド政権と戦っていたスンニ派の過激派組織は次第に勢力を拡大して、シリアとイラク北部にまたがる解放区を作ってしまい「イスラム国」の樹立を宣言した。
首長は「カリフ」というのだからオスマントルコの時代に戻ったようだ。

注)オバマ政権がシリア空爆に失敗した経緯は以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/post-fdc3.html

 毎日新聞が言う「国連とは実際はアメリカ」のことだが、アメリカはアフガンとイラク戦争につかれてしまって全く覇気をなくしている。
ブッシュ前大統領までは意気軒昂だったが、オバマ大統領は国内のオバマケア一つ満足に議会を通過させることもできず、完全にレイムダックに陥り、国際紛争に介入する気持ちは全くない。

注)オバマ大統領のレームダックについては以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/post-0557.html

 スンニ派過激派組織がイラクのマリキ政権を脅かして首都バクダットに接近しても、したことは軍事顧問団300名を派遣しただけだ。
これはアメリカ人(大使館員や民間人)がイラクから逃げ出す時にその手助けをするための要員で、戦闘部隊ではなく撤退補助部隊だ。

 一応「あらゆる選択肢を残しており、空爆も辞さない」と強がって見せたが、シリアの時と同様に本気で空爆を行うつもりはない。
何しろマリキ政権は実質的にイランの息のかかった傀儡政権で、イランの中東支配の橋頭保だから、アメリカが支援する理由は全くないのだ。

 思えばアメリカもばかな戦争をしたものだ。イラク戦費は合計3兆ドル300兆円)もかけたのに、その結果できた政権はシーア派のイラン傀儡政権なのだから何をしたのかさっぱり分からなくなった。もともとは石油利権の確保のための戦いだったが国内でシェールガス革命が進展し、中東に石油を求める理由がなくなり、中東の石油は中国と日本がその主要な購入先になっている。
中国や日本のためにイラクで戦う必要はない」というのが本音で、アメリカの本格介入はあり得ない。

  だから毎日新聞が犬の遠吠えのように「国連は傍観するのか」といくらいっても、アメリカが全くその気がないのだから傍観せざる得ないのだ。
思えばパックスアメリカーナの時代はアメリカの一声で世界から紛争がなくなる実にいい時代だった。
あのリビアのカダフィ大佐でさえアメリカの空爆にすっかりおびえて牙が抜かれたほどだが、今は誰もアメリカを恐れない。
ウクライナではプーチン大統領が思うままに領土拡大をしているし、ベトナムとフィリピンでは習近平主席が両国から島を掠め取った。

 世界は地域覇権主義の時代に入り、中国は東アジアの覇権国家を目指している。韓国はすでに中国の朝貢国家になり、次は台湾が狙われている。
日本に対しては沖縄独立運動に火をつけようとしている。
国連」など何の役目もなくなり「ただ傍観する」以外に何の役割もなくなった。

 
 

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(26.7.3) 韓国中小財閥の金融危機 大変だ、社債の償還ができない!!

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 韓国の中小財閥企業の倒産が続いている。私などは韓国の財閥企業と聞くとサムスングループ現代グループした頭になく、この2グループで韓国のGDPの約3割を稼ぎだしているから、後はその他大勢に過ぎない。
だが、いまそのその他大勢の中小財閥に危機が押し寄せている。

 昨年はSTX熊津東洋といった10位以下の中小財閥が倒産していたが、今問題になっているのはやはり中小財閥の東部グループである。
韓国の日刊紙中央日報によればこの7月に東部グループの資金調達会社で社債償還約50億円があるのだが、この償還ができずデフォルトになるのではなかろうかと市場を揺るがしていた。

注)昨年の東洋グループ等の倒産劇については以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/post-4df2.html

 この流動性危機についてはようやくのことで資金調達のめどがたち、40億円はグループ会社内で自己調達し、残り10億円を支援BKの産業銀行の債務繰り延べで乗り切る目安が付いた。
しかしこれは第一弾に過ぎず、全体で5400億円余りある借金の返済期限が次々に押し寄せるため、半永久的に東部グループは流動性危機に陥っていると報じている。

注)なお産業銀行は多額の不良債権を抱えて赤字経営に陥った。

 なぜ韓国の中堅財閥が危機に陥ったかというと造船や鉄鋼や建設と言った競争力をなくした産業を数多く抱えているからだが、ここに来てそれが顕在化し始めたのは円安によって日本の価格競争力が急激に回復したのと、中国に追い上げられて韓国企業は挟み撃ちにあっているからだ。
高品質の鉄鋼や船舶はもっぱら日本製で、低品質の鉄鋼や船舶は中国製品で十分だから韓国の出番がなくなってきた。

 サムスン現代のように商品開発力がある企業以外は、日本が円高で苦しんでいる間に価格競争力だけでシェアを伸ばしたのだが、今は全く同じ理由でシェアを減らしている。
痛みを伴う構造調整が必要で、競争力のない産業は廃業するかM&Aの対象になるしかないが、だからと言ってそうした改革は遅々として進まない。
中央日報は思い余って「1997年の金融危機の時のように金融監視委員会のようなコントロールタワーが必要だ」と社説で述べたが、再びIMFに登場を願おうということだ。

注)前回1997年の金融危機の時に韓国はデフォルトしIMFの管理下で再建を果たした。

 韓国は輸出だけで持っているような国だが、その輸出にブレーキがかかっている。13年下期は+3.8%の増加だったが、14年上期は+2.6%の見込みで、この数字は時がたつにつれて低下しそうだ。
そしてプラスであるのはサムスンや現代が健闘しているからで、それを除くと完全にマイナス成長に陥っている。

注)韓国経済の現状分析は以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/06/post-be73.html

 パク・クネ大統領は経済音痴で日本を貶めること以外にまったく何もしない大統領だから、韓国経済の失速は日を追って明確になっている。
中国への輸出もマイナスに転じており、さらに日本企業の追い上げにあえば、サムスンや現代以外のグループに勝ち目はない。
韓国が日本の低迷をしり目に躍進を遂げた時代が終わり、安倍政権の円安政策で黄昏が訪れている。

 従来から韓国企業の資金調達は海外のヘッジファンド頼みだから、ヘッジファンドが逃げ出したら後がなく、これからも中小財閥の金融危機が次々に起こるだろう。
しかしパク・クネ政権は日本との通貨スワップ協定も解約して日本に支援を求める気はないから、泣きつく先は中国だけだ。
はたしてバブル崩壊まじかの中国にどうやって助けてもらえるのか、これは絶対の見ものになってきた。
パクちゃん、あとがない。がんばってね!!」思わず声援しそうだ。

注)パク・ケネ大統領の対中国戦略は以下の通り。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/06/post-dac8.html

 

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(26.7.2) イオンの携帯料金が1980円になった。これは絶対の買いだ。

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  「待てば海路の日よりあり」とはこのことを言うのだろう。この7月4日からイオンが格安スマホの第2弾を発表するという。すでにこの4月に第1弾として2980円の格安スマホを販売していたが、今度は1980円だそうだ。
何なんだ、なぜ3か月間で1000円も安くなったんだ???」
調べてみると携帯のメーカーが韓国製から日本のベンチャー企業ジェネシスホールディングス工場は中国にある)に変わったのと、BIGLOBEの回線を使用したのだという。

注)日本の携帯の料金がようやく下がり始めたことは以前記載した。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/04/post-bcbd.html

 私などは細かいことは分からないから「だから何なの?」という感覚だが、何しろ通話料金が2000円以内というのが魅力だ。これでインターネットへの接続は自由にできるそうだが、電話料金は別途かかり30秒で20円だそうだ。
私はほぼ一年前までdocomoの携帯を使用していたが、そのばか高い通信料金に閉口して解約してしまった。
何しろまともに検索もしないのだが月に電話料込みで8000円程度、高い時には15000円程度かかっていた。

 私は別に携帯を持たなくても何も支障はなくさっぱりした気分でいたのだが、家族からクレームが付いていて「お父さんは認知症気味なのに、連絡がとれなくなったらどうするの。世の中には7年間も徘徊した老人がいるのよ」なんて言われている。
だからと言ってばか高い携帯を持つつもりはなかったが、このイオンの1980円は許容範囲内だ。
今日(7月1日)から予約を受け付けると言っているから、イオンに行って来よう!」

 4月の第一弾は8000台だったそうだが、今回の販売目標は5万台だそうだ。また第3弾がでて「しまった、ここまで待てばよかった」なんてこともありそうだが、今年の夏に新潟方面に自転車と登山の旅を予定しているので連絡手段を確保しなければならなくなっている。

 私にはMVNO(仮想移動体通信業者)というのが今一よく分からないのだが、通信大手3社の通話料金は世界でも屈指の高さだから、このばか高い料金に風穴を開ける業者は大歓迎だ。
新興国の通信料金は約1000円程度だからまだ高いが、日本はバリバリの先進国だから、あまり後進国料金にこだわるのも沽券に係わるので、この辺で手を打つことにしよう。
ようやくまともな通信料金になったことは実に喜ばしい。

注)なおイオンが出した第一弾の時もイオンに申し込もうとしたのだが売り切れになっていた。その時の経緯は以下参照。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/03/post-c146.html

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(26.7.1) 草刈り爺さん奮闘記 今や草刈りの最盛期だ!!

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 完全にへたばってきた。草刈りのことである。私はほぼ毎日四季の道の草刈りをしているのだが、草の成長が早すぎて追いつかない。
大体2週間もすれば雑草が伸びてきてぼさぼさになる。
うぅーん、これじゃ芝生が台無しだ・・・・・・
私ができる作業量は一日ほぼ1時間で、100m × 5m=500㎡が限度だ。草刈り機に燃料をいっぱいにするとこの程度の作業量になる。

 だが四季の道は広い。一周6kmで左右に芝生が引き詰められているから全体で12kmになる。幅は大体5m程度だから、私の作業量で一周するのに120日かかる。
しかし草は2週間で伸びてしまうから、最低でも1か月に一回程度は刈り込まなければならない。夏場に3回刈り込んだとすると360日必要だ。
一体いつまで草刈りをすればいいんだ」天を仰いでしまった。

 一旦芝模様が全面に展開すると雑草の種が地中に届かなくなるのでそれ以降は芝だけになるのだが、そこまで到達するのが並大抵のことではない。
真夏の太陽光線に照らされながらの作業は老人の身にはかなりきつく、1時間もしているとめまいがする。
よく熱中症で農作業中の農夫が死亡するが、私も草刈り中に神様のお迎えがあるかもしれない。
主はこのロドリゴに試練を与えたもうたのでしょうか?」

 遊歩道の草刈りは市でも行っているが、予算の関係で年3回程度しか実施されない。これでは夏場の雑草の繁茂には全く追いつけず、「芝はどこにあるの」という状況になってしまう。だから市の草刈りがない間は私が草刈りをせざる得ない。なにしろこのブログのキャッフレーズが「おゆみ野四季の道を世界で一番美しい遊歩道にするために、残りの人生をささげよう」だ。

 それでも毎日歯を食いしばって頑張っていたらだんだんと芝の状態がよくなってきた場所がある。
普通の人は気が付かないが私が重点的に草刈りを行っているNASの前の遊歩道夏の道の遊歩道、それに秋の道公園前の遊歩道の芝は本当に美しい。

 芝がきれいに刈り込まれると子供が芝生の上でサッカーに興じたり、またランナーが芝の上を走っている。また犬は熱い舗装面を嫌うから犬の散歩は芝生の上だ。
芝はそのうえで人々が遊んでなんぼのものだから、見向きもされない遊歩道は哀れだ。
芝生の上で寝てくれるようになると幸いなのだが、ただ場所によってはワンちゃんのしっこ場だったり、ウンチがそのまま残されていたりするから、場所の選択は重要だろう。

 今日もまた草刈りだ。頑張れば頑張るほど芝の状態は改善されるが体力との勝負になる。果たして今年はどこまで頑張れるだろうか、芝は目標通り完全に再生できるだろうか。とにかく体が動くうちは草刈り爺さんで頑張るのだ!!

なお昨年の草刈りの記録は以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/post-9347.html

注)なお今回「おゆみ野四季の道」の5月と6月のカウンター14802を「おゆみ野四季の道 新」に加えました。

 
 


 

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