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(26.6.19) インドにトイレを普及させるのが日本人の使命ではなかろうか!

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  笑いこけてしまった。インドのトイレ事情にである。世界では約10億人がトイレなしの生活をしているそうだが、そのうち6億人はインド人だそうだ。
インドでは野原でことを済ますのが一般的で輪になりながら楽しそうにウンチをするそうだが、これを牧歌的とみるか、非衛生的な遅れた慣習と見るかによって立場が違う。
なにしろ6億人分のウンチが野原に転がっているのだから壮大なものだ。

 NHKの国際報道がインド人のこの問題の特集をしていたが、インド農村のある女性がこの状態に我慢できずトイレ建設運動に立ち上がったということだ。
この女性が育った自宅ではトイレがあったのに、結婚先にはトイレがなくいくら頼んでも聞いてくれないため実家に帰ってしまった。
日本では「実家に帰りますというのは常套句だが、インドの慣習ではほとんどありえない態度なのだそうだ。

 この女性の夫は「女性にとってトイレがそんなに重要だとは知らなかった」と反省して今ではこの女性とともにトイレ普及運動の先頭に立っていた。
日本ではトイレがないのは山の中ぐらいで、私はよく人がほとんど来ないような場所でキャンプを張るのでウンチ(キジうちという)をするのだが、穴を掘って使用後は土か石をかぶせておく。
通常平地のキジうちは1週間程度で分解されるのだが、山では気温が低いためになかなか分解されず、それが雨水に含まれて渓流に流れ込むと渓流で大腸菌が検出されるようになる。

 登山時に水を飲むときは上に山小屋がなくまた道路に横から交わっている沢の水を飲むのが鉄則で、間違っても山小屋の直下で水を飲んではいけない。山小屋ではほとんどが糞尿を沢に放流しているからで、病原性大腸菌などが居れば一発で病気になってしまう。

注)山小屋の糞尿問題は実は大変深刻で、長野県の山小屋44軒のうち39軒が放流するか地下に埋め込んでいる。

 日本ではこのように特殊な場所以外は水洗トイレが整備されているので問題がないのだが、インドでは二人に一人の割合で野原でウンチをしているので問題が大きい。
ネール首相は「全世帯にトイレが設置できた時がインドが本当に発展した時だ」と述べたが、それから65年近くたつのにインドはまだ発展途上国のままだ。
幼児の感染症患者が後をたたず毎年60万人が死亡している。

 最近インド首相に当選したモディ首相は「インド独立75年目にあたる8年後までに、すべての家庭にトイレを設置する」という壮大なトイレ建設計画を発表した。
これが実施されればトイレのない家庭が世界で6億人も減るのだから、これ以上のビックプロジェクトはない。
しかしそのためには下水道の整備が必要だし、下水道がない場所では簡易トイレの設置が必要だが、問題は貧しいインドの農民にはそうした費用を賄う余裕がないことだ。

 インドは日本にとって最も重要な戦略的な友人だ。インドは日本のODAの最大の提供先で道路・港湾・橋梁・電力等の改善に使用されているが、トイレ問題の解決に使用されているとは聞いていない。
モディ首相を後押ししてインド中に安価な簡易トイレを普及させ、インドを衛生的な国家に変貌させることが最もインド人に感謝されるだろう。タカがトイレと言わずに真剣に取り組むべき戦略的課題だというのが私の認識だ。

注)日本とインドとの戦略的関係は以下参照。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2013/12/post-dc96.html

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