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2014年6月

(26.6.30) ためしてガッテン  やる気UP法

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 今週のためしてガッテンは「やる気UP法」だった。
私も朝の置きたては何ともうっとうしくしばらく時間がたたないと何もする気がしない。そのまま放っておくと一日を無駄に過ごすことになるので、鏡の前で筋トレを始める。筋肉は動かすとだんだんふくれてきて何とも素晴らしいキン肉マンになってくるのですっかり気分が高揚してくる。
いいぞ、今日の体型は若者並だ!!」なんて自己満足にひたりながら、いつもの朝の清掃活動に出ていく。

 清掃活動も昔と違ってかなり気合を入れなくてはできない。そうした時は好きな演歌を歌いながら清掃活動になるのだが、歌がなぜか気持ちをハイにしてくれる。
最近は何をするにもまず筋トレをして体を膨らませそれから行うことが多い。
私はこうしたことを長年の経験からやってきたのだが、人間には「やる気スイッチ」というものがあり、それをオンにするには体を動かすことが一番だとスポーツ医学の専門家が言っていた。

 それも5分程度で十分で体を積極的に動かせばそれでスイッチが入り「俺はやる気満々だ」と錯覚させてくれるという。
このスイッチは線条体というのだが、脳の最も奥深い部分に存在し、動物が生存するために絶対に必要な意欲に火をつけてくれるのだそうだ。

 相撲の琴奨菊関が事例として紹介されたが、戦闘意欲を高めるために時間いっぱいになると体を背後に大きくそらせるポーズをとるが、これはスポーツ医学の専門家から指導されたポーズで、これによって大関昇進を決めたという。
そういえば関取はそれぞれ独特のポーズで戦闘意欲を高めていた。

 線条体はやる気のスイッチがある場所だが、ここに脳梗塞が発生するといっぺんでやる気がなくなるのだそうだ。他の場所だとたとえば運動野の神経細胞が死んで手足がマヒしたり動けなくなったりするが、ここ線条体では意欲がなくなる
それまで通常に働いていた人が急に仕事をする気持ちが切れてしまうのだが、うつ病と似ているが死にたいというような願望は起こらない(死ぬ意欲もわかない)。

 MRIで調べてみると線条体に血液を運搬している穿通枝せんつうし)という細い血管が詰まっている場合が多く、特に高血圧の人がなりやすい。
最高血圧が140以上、最低血圧が90以上の人で、急に意欲がなくなりそれが1か月間程度継続する場合は、この線条体の脳梗塞を疑った方がいいと専門家が言っていた。

 意欲をわかすには「まず体を動かせ」は至言だ。四季の道に隣接している公園でほぼ毎日ラジオ体操をしており、多くの老人が参加しているが、そうした老人は実に元気だ。
そのあと四季の道を颯爽と散歩などしており、運動と精神の関連がよく分かる。
私は昔から何があってもまず運動のタイプだから、必然的にやる気を起こさせてきたきたことになる。
知らなかったが、おれもなかなかやるじゃん」自己満足にひたってしまった。

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(26.6.29) 一体何を言っているのだろうか? 集団的自衛権発動の3要件

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  何を言っているのだかさっぱり分からないというのが実態だろう。集団的自衛権が容認されたようだがなんで「容認」なのだろうか。憲法との関連がさっぱりだ。
もともと集団的自衛権は国家の権利だが現行憲法のもとでは行使できない」と説明されてきた。この説明も噴飯ものだが、それが現行憲法のもとで「容認」されたのだという。
正常な判断力を持っている人間なら頭が混乱してしまうが、もともと日本国憲法は「自衛権」を認めておらず「平和を愛する諸国民の公正と信義を信頼してわれらの安全と生存を保持しようと決意した」のだ。

 日本国憲法そのものは何ともひどい現実離れした憲法で、中国が日本の領土の尖閣諸島を奪取し艦船と戦闘機を異常接近させ、日本に戦争を仕掛けようとしているときに、この憲法は相手の善意だけで「安全と生存」を確保するのだという。
隣にやくざがいて拳銃を振り回しているときにどうやって「相手の善意」を期待すればいいのだろうか。

 私は日本国憲法「前文」と「憲法第9条」は最悪の条項で、このようなばかげた内容を記載している憲法は独立国家としては日本だけだと思っているが、日本がアメリカに敗戦した結果日本を半永久的にアメリカの属国にするための条項だったと言っていい。
問題があれば、アメリカが安保条約で守ってやるから、自主防衛などするな」と言うことで軍事権(自衛権)をアメリカに取り上げられてきた。

 しかしこのようなおとぎ話は現実の世界情勢と当然齟齬をきたし、特にアメリカとソビエトが冷戦に入るとアメリカが全面的に日本防衛をするのは重荷になってきた。致し方なくアメリカは自衛隊という何とも中途半端な軍隊の創設を認めて、最小限の防衛をさせるように方針を変更したが、その時以来「憲法」と「自衛権」が鋭く対立してきた。
自衛権」を確立させるためには「憲法改正」が絶対必要なのだが、改正をせずに「解釈」だけで「自衛権の範囲」を拡大してきたため、何を説明しても「一体何を言っているの?」と小学生でも疑問に思う状況になっている。

 
 今回政府が閣議決定した集団的自衛権の行使容認の新たな3要件は以下の通りだ。
(1)日本、または密接な関係にある他国への武力攻撃が発生し、国民の権利が根底から覆される明白な危険がある場合
(2)国の存立を全うし国民を守るために他に手段がない場合
(3)必要最小限度の実力行使を認めるという。


 憲法9条の下での武力行使で「自衛の措置としての武力の行使に限られる」と説明している。

 私は上記の3要件による自衛権の発動は当然だと考えているが、「憲法9条の下での武力行使」という説明は嘘だ。
第9条では「国権の発動たる戦争と威嚇又は武力の行使は国際紛争を解決する手段としては永久にこれを放棄」しており、日本に自衛権はない。
だから実際は大人の知恵として「まあ憲法は憲法として神棚に飾っておいて、現実は現実的に対処しましょう」ということになり、日本では「解釈」によっていかようにも自衛権の拡大が図られることになった。

 現在問題になっている「集団的自衛権」の拡大解釈は中国の脅威に対処するもので、中国は21世紀にまれに見る帝国主義国家で習近平はヒットラーと同じだといえばイメージがわくだろう。
現在日本が尖閣諸島問題で中国から軍事侵攻される場合は日米安保条約でアメリカが参戦してくれることになっている(アメリカがそう明言している)。
問題は尖閣諸島上陸の別バージョンで、中国が台湾を領有するために軍事行動を起こした時だ..当然アメリカ軍が参戦するがその時日本軍(自衛隊)の出動があるかどうかにかかっている。
もう一つは北朝鮮が中国の支援で韓国に侵入を開始した時で、今回閣議で了承された集団的自衛権というものはこうした場合に発動される。

  ただし韓国のパク・クネ大統領は日本の集団的自衛権に反対で、「たとえ韓国が北朝鮮の領土になっても日本の支援は必要ない」と言っているので、実際に発動する必要があるかどうかは別途考慮が必要になる。

注)パク・ケネ氏が政権を去ればまた別の解釈が現れるかもしれない。

 中国の台湾進駐については直接的な軍事侵攻以外に台湾世論の懐柔という方法があり、選挙で親中国政権ができて、香港のような一国二制度になる方法もあるので、これも一概には言えない。
さらに中国はフィリピンとベトナムの領土を掠め取ろうとしているが、こちらはアメリカが出動した時日本軍がどうするかどうかの判断が必要になる。

 かくして集団的自衛権を容認しても実際の運用は甚だ難しく、現時点で想定してもよく分からないというのが実態だ。
安倍政権としたら中国の帝国主義的支配に対しフリーハンドの手段を手に入れておこうということで、私は安倍氏の政策には賛成だ。
だが現行憲法では自衛権の発動は禁じられており植民地並みの憲法を変えない限り「解釈」だけで突き進むのには限界がある。早期の改憲が必要な段階に来ているといえる。

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(26.6.28) パク・クネちゃん、おとっさんの不始末をどうするの? 韓国版従軍慰安婦問題

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 だから言ったじゃないのという状況になってきた。パク・クネ大統領は世界各都市に従軍慰安婦像を建設することをライフワークにしているが、ついに韓国国内にも次々に建設されることになりそうだ。
それは日本軍が徴用した従軍慰安婦ではなく、パク・クネ氏の父親故朴正熙大統領がアメリカ軍のために徴用した従軍慰安婦像である。
そこには以下のような碑文が記載されるという。
韓国軍に拉致され、従軍慰安婦(comfort women)として、人々が絶対に目をそらしてはならない人権侵害に受けた20万人(1960年代から80年㈹までの慰安婦の数)の女性を追悼する。人間性に反するおぞましい犯罪を忘れてはならない」.

 この6月25日、朝鮮戦争後在韓米軍のために買春行為を働いていた元慰安婦122名が「米軍慰安婦として韓国政府の厳しい管理下に置かれ人権を侵害された」と一人当たり100万円の賠償を求める集団訴訟をソウル地裁に提訴した。
慰安婦たちは「基地村女性」と呼ばれ、1960年代から80年代まで韓国政府が在韓米軍維持のために売春を奨励したほか、性病検査を強制していたという。

 昨年11月に野党議員が朴正熙大統領の署名入り文書を提示し「基地村は62か所あり、米軍慰安婦は9935名いた」ことが明らかになった。
この中で最も著名な慰安所はウォーカー・ヒルにあって、朴正熙大統領が直接管理しておりアメリカ軍のための高級娼婦のあっせん所になっていた。

注)韓国が買春天国であることは承知の事実であり、それは以下に述べておいた。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/post-d57a.html

 さてパク・ケネ大統領はこの親父の不始末をどのように対処するのだろうか。パク・クネ氏は従軍慰安婦は日本軍の蛮行だと言って1000年間日本に謝罪させると息巻いたが、この韓国政府公認の従軍慰安婦はやはり1000年間の謝罪の対象になるのだろうか。
私の父親は世界でもまれに見る極悪非道な人間で韓国人女性を性の奴隷にし、アメリカ軍のために貢がせたが、こうした行為は国連で非難されなくてはならない」と言うのだろうか。

 実は石原慎太郎氏や橋下大阪市市長が言うように軍隊と売春婦は表裏一体の関係にあり、世界各国の共通の軍隊の課題になっている。それは当たり前で20歳前後の最も生殖能力の高い男性を監獄のような基地内に数年間も閉じ込めておけば、下半身が爆発するのは当然だ。
だから爆発を抑えるために基地周辺には世界のどこでも買春婦が存在し、そうした青年の性のはけ口になっている。
韓国で買春禁止法が制定されたのは21世紀になってからだが、なぜ韓国で買春行為が盛んかというと徴兵制が存在し若者は全員徴兵につかなければならないからだ(日本でも戦前はそうだった)。

注)橋本氏のこの問題に対する認識は以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/post-af68.html

 在韓米軍の若者も、かつてベトナムに派遣された韓国の猛虎軍団の若者も青春が爆発してしまい、猛虎軍団はベトコンを殺しまくるだけでなくベトナム人女性を犯しまくっていたから、4万人とも言われる韓国人とのハーフがベトナムには存在する。
旧日本軍にも同じような買春婦が戦地に随伴していたが、これは軍隊が強制したものではなく当然の商行為として発生したもので、当時は買春禁止法がなかったから大ぴらにこうした行為は行われていた。

 パク・クネ大統領はこうした行為が日本軍だけの蛮行だと言って非難を繰り返してきたが、今回米軍用従軍慰安婦が集団訴訟に踏み切ったことでパク・ケネ大統領の歴史認識が動揺している。
あら、従軍慰安婦は日本軍だけかと思ったら、韓国軍にもいたんだわ。国連に提訴して韓国を世界で最も下劣な国家として非難させようかしら・・・・・・・・

 私はパク・クネ大統領は韓国の最低レベルの大統領だと思っているが、それは人間性の本質を全く理解せず、観念だけで歴史を組み立てて従軍慰安婦を日本軍だけの蛮行と信じているからだ。
それに比較して朴正熙氏は立派だった。日本からの賠償金を元に漢江の奇跡を演出し、現在の韓国の躍進の基礎を作った。通常後進国では海外からの資金を私的に流用するのだが朴正熙氏はそうしたことを一切せず韓国経済の発展のためだけに使用している。
ウォーカー・ヒルを作ったのも在韓米軍がいなければ北朝鮮に占領されるからであり、必要不可欠な施設だったと言っていい。

 「親の心子知らず」とはパク・クネ氏のことを言う。知的水準が極度に低いにもかかわらず宰相になった例だが、日本にも鳩山由紀夫氏の例があるからあまり大きなことはいえない。


 

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(26.6.27) パワー・アシスト・スーツが人類を変える。 世界の最先端にいるロボット技術大国日本

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 これは絶対に買いだと思った。医療や介護や農業用のパワー・アシスト・スーツのことである。パワー・アップ・スーツとはそれを着ることで失われた歩行能力や身体能力を回復させるスーツで、電動自転車と同じようなものだが、それを身につけるところが違う。
NHKのクローズアップ現代で採りあげられていたが、今産業の分野でこのパワー・アシスト・スーツの開発が急ピッチで進められ、日本がこの分野の最先端にいるという。
もともと日本は鉄腕アトムの国だからロボット技術はお手の物だが、特にこのスーツの需要が非常に高いらしい。

 映像を見ていたら下半身が完全にマヒしている人がこのスーツを来てFIFAワールドカップの開会式でキックオフをしていた。まだ弾丸シュートからは程遠かったが、頭の中でボールをけると意識することでコンピュータが脳波を解読しスーツが足を動かしてくれるのだという。
ただしポイントがあって脳波はとても微弱なためこの脳波を強化する訓練が必要だそうだ。
FIFAでボールをキックオフした人は7か月間の訓練をしていた。

注)一方で日本では訓練なしにLEDライトを見ることで脳波をキャッチする方法の開発が行われている

 日本の研究所では農作業や介護の現場で重たいものを持ち運ぶことが可能なスーツの開発が進んでいた。こちらは脳波ではなく足の筋肉の電気信号をキャッチしてモーターが動く仕組みで、体が弱くなった人や老人や女性の筋肉を補助する役目だった。
今私の住んでいる四季の道では足の不自由な老人が電動車いすを使って移動しているが、それと同じような仕組み(ただし装着するところが違う)で足腰の動きをカバーするのだという。

 「これは人工筋肉です」と紹介されていたが、3分の1の力でものを運んだり動かしたりできるというから筋力が低下した人はもとに戻り、通常の人なら3倍のキン肉マンになったようなものだ。
すでに年間1500台の出荷を見込んでいるから実用化の段階に達している。

 私が目を見張ったのはこのパワー・アシスト・スーツを着て軽々と走っている人を見たからで、「これは素晴らしい。おれもスーツを来てフルマラソンを走ろう」とひらめいた。
最近は毎年のようにスピードがなくなり、かつては3時間半を切るのが当たり前だったのに今では5時間程度かかって、すっかり老人ランナーになってしまった。

 走ると腰や右足が痛むのでマラソンが嫌になっていたが、このスーツを来て2時間そこそこで走ったらどんなに気持ちがいいだろうと夢想してしまった。
世界のトップランナーと競争するロボット技術という触れ込みだが、最もあまり速く走ると実際のレースでは主催者からクレームが付いてスーツでの出場が禁止になるから、せいぜい3時間半程度仮想ランナーレベルにしておくのがよさそうだ。

 だが時代の進歩とは驚くべきことだ。今では電卓でどのような計算もできるし、ワープロで文章作成がいとも簡単にできたり、検索機能で記憶していなくても必要なことはすぐに分かるようになっていたが、今度は走ることも昔のレベルでできるようだ。
量産化すれば電動自転車レベルの価格で購入できるだろうから、誰でもいつでも使用が可能になる。

 考えてみてほしい。日本は世界最速の老人大国だが、このパワー・アシスト・スーツを着て颯爽と老人が歩き出し、運動会では100mをカール・ルイス並の速力で走り、フルマラソンではハイレ・ゲブレセラシェと肩を並べられるかもしれない。水泳だって北島康介より早く泳いでしまうかもしれない。信じられないような技術の進歩だ。

注)スーツの名前がパワー・アシスト・スーツと言っていたが、この名前はパワー・アップ・スーツの方が相応しそうだ。

 今日本はこの産業分野では絶対的に有利なポジションにいるのだから、このパワー・アシスト・スーツで国際標準を確保して、世界の産業界をリードしてもらいたいものだ。
ソニーなどは液晶テレビを売ることで四苦八苦しているが、液晶などという20世紀の技術に囚われないで、このパワー・アシスト・スーツの分野で世界の覇権を狙うようなブレークスルーに挑戦してもらいたい。

注)ソニーの苦戦については以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/06/post-5f85.html

 安倍首相が言うようにロボット技術で世界をリードするのは日本で、世界中の人々が日本に感謝する日が来るかと思うとわくわくしてきてしまう。
日本こそが世界の老人を救う救世主になることは間違いなさそうだ。

注)ただし日本は常に国際標準化で失敗をしている。結果的にガラパゴス化して世界から取り残されてきたが、このスーツについてはアメリカや中国の標準化攻勢に負けないで頑張ってほしいものだ。

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(26.6.26) たかが野次というなかれ! 女性蔑視の終焉が始まった!!

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 日本は男性優位の国でひどい女性蔑視が行われている。このような女性蔑視が平然と行われているのは他にイスラム国家と韓国ぐらいだろう(まだあるかもしれないが私は知らない)。
都議会の塩村文夏議員の、女性の妊娠・出産を巡る都の支援策についての一般質問中、「早く結婚した方がいいんじゃないか」「まずは自分が産めよ」「子供を産めないか」「子供もいないのに」という野次が続けざまに発せられたという。

 私もユーチューブで確認したが、当初は苦笑していた塩村都議が、あまりにしつこい野次で涙ぐんだというのが実態のようだ(ただし映像からは明確な野次の言葉は聞こえなかった)。
当初都議会の対応は「野次ぐらいで何だ」というぐらいの感度だったが、海外のマスコミまで騒ぐようになって都議会自民党の鈴木章浩議員が「早く結婚した方がいいんじゃないかと言ったのは自分だ」とゲロしてきた。
しかしその他の野次は知らないという。

 野次のレベルから言うと「早く結婚した方がいいんじゃないか」程度までは許される範囲だが(塩村議員も苦笑していた)、だんだん内容が悪化して「子供を産めないのか」「子供もいないのに」あたりになると誹謗中傷のレベルになる。
調子に乗りすぎたということだが、男性の本音が出たともいえる。
男性は本能的に女性の進出に拒絶反応を示す。

 私が勤務していたのは金融機関だが、管理職会議をすると男性ばかりだった。職員の男女比率は約半々だからこの偏りはひどい。女性の大卒職員も総合職として採用していたが、総合研究所のような一部の特殊な職種以外に女性管理職はいなかった。
女性は男性のアシスタントという役割だったが、優秀で頭のいい女性には耐えられなく「こんなバカな上司の下で働きたくない」と捨て台詞をはいて辞めていったものだ。
私もこの女性の台詞には大いに同感したが、まさか「私もそう思います」とは言えないので黙っていた。

 日本の少子高齢化はとどまるところを知らず、働き手はますます少なくなっていくのだから女性の職場進出が焦眉の急になっている。安倍首相は懸命に女性の活用が成長戦略の鍵だと述べているが、一般の男性の意識ははるかに遅れており、「アシスタントならいいが女性の上司なんて絶対やだ」というのが本音だ。
残業はしないし、出産すれば育児休暇を申請するし、男に比べて一生勤めようと思っていない・・・・・」等々問題点をあげつらって女性の管理職登用に反対してきた。

 だがしかしそうした女性への差別対応によって日本では優秀な女性の能力が全くと言っていいほど未使用のままだ(正確にいうと医者のような特殊な職業や教員以外は男女の差別がある)。
男性の方が女性より優秀だということはこと仕事に関してはない。確かに過去においては体力勝負の仕事は男性が圧倒的に優位だったが、現在の仕事は体力より知能だから優位差はなくなっている(軍隊でも今は女性が進出している)。

 こうして実態と意識が完全に乖離してきたときに、タイミングよくセクハラ発言があったため、朝野を上げての野次議員へのバッシングが始まった。
特に海外メディアは辛辣で塩村議員の海外特派員との会見では「デンマークで同じ野次を飛ばせば議長がすぐに発言者を特定し議員生命を終わらせるだろう」と言っていた。

 図らずも都議の意識の低さを露呈してしまったが、安倍首相の足を引っ張るような都議は辞職するのが当然だ。
日本では女性の活用なしに日本の復活がないのに、何とも時代遅れの意識構造だとあきれたが、これが実態なのだ。
都議会は慌てふためいて早急な幕引きを諮ったが、このさい徹底的に膿を出すのが日本の将来にとって有意義であることは間違いない。

注)私は個人的にこの男性社会を切り崩すために女性に学力をつけて医者にしようと努力している。総論賛成各論反対が世の習いだからだが、一方で社会全体の意識改革も必要なことは理解している
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat51314868/index.html



 


 

 

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(26.6.25) 誰の予想が当たるか? 中国経済崩壊論争

 
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 誰の予想が当たるかという段階になってきた。中国経済崩壊論争のことである。中国経済が順調だと言っているのは中国政府とその御用マスコミだが、それを信じる人はほとんどいなくなった。今中国政府発表の経済数字を正しいと思っている人は、そう思いたい人か単なるアホである。

 ノーベル経済学賞受賞者のポール・クルーグマン教授がニューヨークタイムズに寄稿し「この中国経済の凶兆はもはや誤認されるはずはなく、中国は深刻なトラブルの中にあって、今後予測されるのは「ちょっとした後退」どころではない。もっと基本的な経済全体、中国のシステムそのものが限界に達していることである。
問題はいつ起こるかではなく、どの程度悪性になるかである
」と述べたと宮崎正弘氏が、氏の「国際ニュース早読みブログ」で紹介している。

 「そうか、クルーグマンも中国崩壊を予測し始めたのか」感無量だ。
すでに長谷川慶太郎氏は「中国共産党は3年以内に崩壊し、7つの軍管区の国家に分裂する」と言っていたし、宮崎正弘氏は「中国経済はすでに崩壊した」と述べていた。

注)長谷川慶太郎氏の分析の詳細は以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/05/post-fed1.html

 中国の公式統計ではGDPは7.5%前後の成長だし、不動産価格はほとんど低下せず、貿易もそこそこ順調だから、「中国崩壊など幻想だ」と中国政府も中国政府の御用マスコミも口をそろえて強調している。
だが、かつて私が企業融資を担当していた経験から言うと倒産前の企業が自ら「自社の経営は悪化して倒産前夜です」などと述べた事例はない。
むしろ「経営は順調で売り上げは増大し利益も出ているので全く心配ありません」などと決算書を粉飾して去勢を張っていたものだ。

 実際企業経営者としたら「まだまだいける」と思っているのだが、周りの債権者は気もそぞろになって「お宅とは現金取引しかいたしません」などと言い出すし、金融機関からは担保の追加要請がきてニッチもサッチもいかなくなるのが通例だ。
現在の中国の状況がそうで、「悪い噂は枚挙にいとまがない」という状況になっている。

「シャドー・バンキング問題をどうするの」
「地方政府の債務は天井知らずでしょ」
「石炭や鉄鋼やアルミと言った過剰生産をどう解決するのですか」
「不動産価格は本当は暴落しているのでしょう」
「アメリカが金融引き締めに入ったから中国に回っていた資金が絞られますね」
なんて次々に不安材料が出てきて、習近平政権としたらどのようにしたらよいのか途方に暮れている。

注)不動産市場が崩壊していることは前に記載してある。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/06/post-fdf6.html

 「仕方ない。ここは経済問題の目をそらすためにベトナムやフィリピンや日本に戦争を仕掛けるのが一番だ。我が国の戦闘機を日本の戦闘機にわざと異常接近させ日本から攻撃するように仕向けろ!!」
なんて状況になっている。
かつてロシアのロマノフ王朝は国内問題の目をそらすために日本と戦争状態(日露戦争)に入り、予想に反して敗北したためにそれからしばらくして崩壊してしまった。

 中国経済の崩壊はクルーグマンの言う通り「誤認されるはずがない」が、それはどこの国にでもあるバブル崩壊のレベルか、それとも長谷川慶太郎氏の言う中国共産党崩壊まで行くかにかかっている。

 経済・政治状況は上記の通りだが、一方現在中国の人民解放軍はこわもてで、そのサイバー部隊は世界各国の要人や反中国的メディアをサイバー攻撃しており、信じられないことに私もそのターゲットになっている。
このブログ記事もモニターされているから親切なサジェスチョンをしておこう。
逃げ出すのは今だ。幹部のほとんどが逃げ出しているのだから、あんたらももし住宅投資をしているならすぐ処分しドルか円に変え、オーストラリアかカナダに移住しなさい

注)私の記事やメールがサイバー攻撃されていることは前に記した。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/05/post-d39a.html

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(26.6.24) 日本百名山に登ろう。 サイクリングと登山の組み合わせ

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 この夏は楽しく自転車のサイクリングをするつもりで北海道を二週間程度走る予定だったが、先日知り合いのスギさんに四季の道であって思わぬ提案を聞いた。
山崎さん、あんたは登山好きのようだがサイクリングしながら登山をしたらどうだろうか。日本百名山をサイクリングと組み合わせたら最高じゃないかな!!

 「なるほど百名山か!!」と思った。そういえば冒険家の田中陽希氏がグレートトラバースと称して約7か月間で徒歩、RUN、カヤックを組み合わせて百名山を走破する冒険旅行を実施していた。
その第一回放送をNHKBSで放映していたが、何とも刺激の受ける番組で「いや、素晴らしい冒険旅行だ。私も若かったら挑戦したのに・・・・・」と感銘を受けたばかりだ。

 さっそく深田久弥氏日本百名山を取り出し、私が今までどのくらい百名山を登ったのか確認してみた。若いころは登山家になろうとしたほど山に入れ込んでいたのでほとんどの山に登っているのかと思っていたが、意外にも55か所しか登っていなかった。
私の登山は北アルプスや南アルプスに偏っており、一方上信越や東北の山にはほとんど登っていない。
何だ、まだ45も残っていたんだ・・・・・・・

 今年の夏の北海道を一周する計画を変更することにした。
よっしゃ、今年は信越方面の登山をしながらサイクリングをしよう。越後駒ケ岳、平が岳、巻機山あたりをターゲットにしよう

 ただここから新潟方面に行くには都内を通過しなければならない。重い登山荷物を背負って自転車で都内を横切るのはかなりことだ。
私はほぼ毎日のように50km程度のサイクリングを楽しんでいるが、当然空身でしかも自動車が非常に少ない農道なんかを選んで走っている。ここ千葉では都会を離れるとそうした道が多く、しかも舗装が行き届いているので非常に走りやすいが、都内は自動車だらけだ。

 「仕方ない、持ち運びが可能な自転車を購入して、途中まではJRを使用することにしよう。走る場所は自動車が少ない道を選択するのがコツだ」決心した。
百名山とサイクリングの組み合わせなど考えてもみなかったが、スギさんの提案で楽しい夏休みができそうだ。
泊まりはいつものようにテント泊や田舎の駅の軒下だが、場合によっては夜間も営業しているスパなどを見つけて温泉につかるのもよさそうだ。
さっそく自転車とコースの選定を始めることにした。

注)私が自転車に入れ込んできた経緯は以下参照。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat46425663/index.html

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(26.6.23) パク・クネ大統領の大失敗 親日派ばかりじゃ誰も首相になれないじゃないの!!

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 韓国には親日法というものがあるがご存じだろうか。字だけ読んで日本に親近感を持つ法律と思ったらアウトである。
法律の趣旨は「植民地時代に親日家であった人間の財産を没収する法律」だが、実際は親日派のレッドパージに使われており、ちょうどアメリカの戦後に吹き荒れたマッカーシー旋風と同じだといえばイメージがわくだろう。
赤狩り」でなく「日本シンパ狩」の法律だ。

  韓国では真実を述べるか否かではなく、親日か反日ですべての歴史が語られる。
たとえば韓国のソウル大学のイ・ヨンフン教授は「日本の土地行政は非常に公平だった」と歴史の真実を述べただけで、「あいつは親日派だから何としても大学教授から追い出そう」ということになり(ただしこの運動は失敗した)、さらに「従軍慰安婦は売春婦だった」とまことに正しい発言をしたために従軍慰安婦の前で土下座をさせられた。
韓国では歴史は客観的に存在するのではなく、反日イデオロギーのしもべになっている。

 だからパク・クネ大統領が、セウォル号事件の責任をとって辞任したチョン首相の後継者にムン・チャングク氏を指名した時はよもやムン氏が親日派だとは思いもしなかっただろう。保守系の中央日報の元記者が隠れ親日派だとは信じられなかったはずだ。
だがムン氏が首相候補になったことを知ったとたん、韓国のマスコミは総力を上げてムン氏の過去の発言や行動を洗いだした。

注)セウォル号事件の失態は以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/05/post-b5a4.html

 そしてついにムン氏が親日派であるという証拠ビデオを入手した。
それはムン氏が所属しているキリスト教会の中で講演した内容で「神はなぜこの国を日本の植民地にしたのか。朝鮮王朝の500年は無駄だった。だから試練が必要だったのです」と述べていたからだ。

 この発言は神という言葉を使用しなければ歴史認識として非常にまっとうなものだ。500年間ただひたすら中国に使えることだけを国是とし、清王朝が阿片戦争でイギリスに敗れてもその事実認識ができずただひたすら鎖国をし続けた。そのあげく、日本とロシアの植民地獲得競争で日本に併合されたのが実態だからだ。

 また従軍慰安婦問題で「日本の謝罪を受けなければならないほど韓国は弱い国でない」と述べたことが、パク・クネ大統領をさらに窮地に追いやった。
この発言は「従軍慰安婦問題は存在しない」という意味に韓国人には聞こえるからだ。
パク・クネ大統領は1000年間も日本に謝罪させるとしているのだから、この発言はパク・クネ大統領の主張とは真っ向から対立する。
なんていうこと、ムンが親日派だったなんて知らなかったわ、また支持率が下がるじゃない、どうして韓国にはまともな人間がいないの!!!

 韓国と中国以外の世界では「親日派」はほめ言葉だ。何しろ戦後70年近くも他国の侵略を一切せず、国連の分担金はアメリカ以上の大盤振る舞いをして世界平和に貢献してきた国だ。世界で最も愛される国の上位に日本が並ぶのは当然と言えよう。
しかし韓国は歴史をおもいっ切り歪曲し、日本統治時代がそれ以前の李氏朝鮮よりはるかに公平な統治だったことを認めず、ただひたすら日本を非難することで国のアイデンティティーを求めている国だ。

 李氏朝鮮の歴史を少しでも調べてみると分かるが、日本の平安時代を彷彿とさせる貴族社会になっている。日本でも平安時代が400年続いていたが、その後武士階級の登場で封建時代に突入した。しかし韓国にはその封建時代がない。
現在の用語法では封建時代はマイナスのイメージだが、平安時代の貴族社会よりははるかに生産性が上がり武士という新興階級が時代をリードしたバイタリティーあふれる時代だったと言っていい。

 一方韓国は500年の惰眠をむさぼっていただけで、経済は停滞したまま富は一部の貴族階級が独占し平安貴族顔負けの宮廷政争劇に明け暮れていた。
だから日韓併合は遅れた朝鮮を近代化するための奇貨だったことは間違いないのだ。
ムン氏の言う「朝鮮王朝の500年は無駄だった」のだ。
韓国における歴史とは真実でなく幻想であり、そうあってほしかった歴史の記述(朝鮮イデオロギー)に過ぎない。

 パク・クネ大統領は日本の鳩山元首相と肩を並べるくらい児戯にももとる大統領だが、こう何度も失敗続きだとさすがに同情したくなる。しかしまともな人間ならば親日家になるのは当然なのだ。



 



 

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(26.6.22) ヤマちゃんは教育者として最高だ。ようやく自分の能力を発見した!!

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(タムさん撮影 フランス南部のひまわり畑)

 人間人生を間違うことが多いが、私も人生を間違って生きた人の一人だ。
金融機関の職員として37年間もある金融機関に勤務したが、常に異邦人というような立場だった。
思い余って途中で国連の職員になろうとしたり、シナリオ作家になるために学校に通ったりしたが結局は金融機関の職員として一生を終えてしまった。

注)国連職員になろうと努力した経緯は以下参照
http://yamazakijirou.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/22823.html

 私が定年退職をしたのは今から約8年前の60歳の時だが、その後は地区のボランティア活動にいそしむようになり、約2年前から主として中学生にボランティアで勉強を教えている。
そして私は子供に勉強を教えることで、教育者としての資質があったことを発見した。
もし大学卒業時にそのことが分かっていたら、別の人生を歩んでいただろう。

 私が現役時代だが、「君の説明は明瞭でよく分かる」としばしば言われた。最も分かりすぎるのは実務では問題があって、わざと相手が分からないように説明して反論ができないうちにものを決するなどという時は、私の説明は最悪になる。
説明を聞いた人はものごとの本質を完全に理解してしまい、喧々諤々の議論になってしまうので、「山崎さん、あんたが説明すると紛糾するから駄目だ」なんてよく言われたものだ。

 分かりやすく説明するという姿勢は実務では問題があるのだが、一方で教育者としては最高の資質になる。
子供が理解しやすいように説明するので、私の説明を聞けばほとんどの問題が理解できる(最も私が最初から知らないことはいくらなんでも無理だ)。

 今5名の中学生を教えているが、子供の成績が非常に向上しだした。
なかでも中学一年生の女子の成績がいい。千葉県では県立高校で最もレベルが高いのが千葉高だが、この地区の中学生で成績のいい子は皆千葉高を目指す。
そのためには各中学校で10番以内に入っていることが必須なのだが、この女子生徒は最初の試験で10番以内の成績を納めた。この子を1年余り指導してきたのだが嬉しい限りだ。

 子供が成績を上げるためには相互作用が何より大事で、こちら側の熱意と指導方法、それと学ぶ側の資質と勉強態度が大事だ。
いくら私が教えても子供が勉強する気がなかったり、もともと資質に問題がある場合は思った成果は得られない。
そうした意味でこの中学1年生の児童とはばっちり息があっている。
この子には千葉高を出た後国立大学の医学部に進むようにアドバイスしているが、順調に行けばそうしたコースをとることが可能だろう。

 私は前にブログに記載したが女性の能力の活用には医者にすることが最も効果があると思っている。
まず間違いなく高所得と地位を得ることができるし、男女差別がない。優秀な医者と評判がたつと患者が殺到してくる。
だから知的レベルが高く勉強熱心な女子児童は医者にするための特訓をすることにしている。

  ほかの児童の成績も大体1年間ぐらい指導すると向上してくる。
特に女性は勉強態度が真面目で、私のところで学んだ児童を見ても女性の方が圧倒的に勉強ができる。
こうして人生の最後の時期に教育者としての自分の才能を知ったのは何とも残念なことだが、余生をそうして過ごせることだけでも幸せなことといえるだろう。

注)なお私がボランティア教師を始めた経緯は前に述べた。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2013/12/post-cf26.html

 

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(26.6.21) オリンピックの前までに電線を地中化しよう。 政府・自民党が動き出した。

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 ようやく日本も電柱の設置についてブレーキをかけようとの機運が高まってきた。
日本には約3500万本相当の電柱があるのだそうだが、これが毎年7万本のペースで増加しているのだという。
人口が減り地方からは人がいなくなっているのに増加が続いているのは、一旦設置した電柱は撤去されないからだろう。

 政府・自民党は2020年に東京オリンピックを開催するのにこのままではあまりに見っともないので、電線の地中化を目指す法案を早期に国会に提出するつもりのようだ(秋か来年早々の通常国会に提出の予定)
何しろヨーロッパの主要都市で電柱がニョキニョキ立っている都市はほとんど存在せず、ロンドンやパリは100%電線地中化を達成されている。
東京は北京やソウルより地中化率は低いのだから、ほとんど国家的名折れになっている。

 最も詳細に調べてみるとヨーロッパの都市でも裏配線と言ったメインストリートの裏に電柱があったり、軒下配線という路地が狭く地中化できない街並みでは各家の軒下に配線が連なっていたりする。
だから電柱がないことと電線の地中化は同義語ではないが、ヨーロッパでは表通りで電柱がないことだけは確かだ。
一方で日本は共同溝方式の電線地中化は東京で7%、大阪で5%と極度に比率が低い(最も裏配線や軒下配線を含めると東京が32%、大阪が29%という数字がある)。

 日本でなぜ共同溝方式が進まないかというと費用が極度に高いからだ。通常共同溝の場合1km設置するのに5億円を超えるが、一方電柱の場合はせいぜい2千万円程度だ。
あまりに費用差が大きいために日本では電信柱ばかり建ててきたが、このため都市景観はずたずたに引きちぎられ東京や、大阪を見ても少しも美しさがない都市になってしまった。

 共同溝方式にこだわるとばか高い建設費用になってしまうため、単独溝にすれば1億円ちょっと程度で出来上がり相当安価にはなるが、それでも電柱方式の5倍程度はかかる。
しかし日本を世界の観光地にするためには、この薄みっともない電柱をこのままにしてはとても「おもてなし」などといえないので、政府・自民党案では「新たに道路や住宅地を建設する場合は電線の地中化を義務づける案」になるそうだ。
これで毎年7万本ペースで増加している電柱の建設を抑えられるし、一方東京や大阪と言った主要都市では何とか安価な地中化方式を開発して対応させるのだそうだ。

注)日本の公共工事はやたらと規制があってそれをクリアーするために非常な高価なものになってしまう。

 世界の主要な都市では電柱などという一世代前の遺物は存在しないのだから、日本だけが「それはできませんなどといっていては世界の笑いものだ。
すでに水道管やガス管が縦横に張り巡らされているところに、さらに電線や電話線やケーブルを張り巡らせるのは相応に難しさがあるのは分かるが、やはり何とかしなければならない段階に来ていることだけは確かだ。

 オリンピックに合わせてというのは日本人独特のメンタリティーだが、何かの契機がなければしないのはいつものことだから、政府・自民党が電線の地中化に本気になってきたことは喜ばしい。

注)なお安倍政権の経済政策については以下参照。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat52551955/index.html



 

 

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(26.6.20) ためしてガッテン 膝痛対処法 有効な手段はあるだろうか?

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 寄る年波には如何ともしがたい。最近左のひざが痛むようになって走るとずきっとする。無理に走るとロボットのようなぎこちない走りになるが、しばらくすると痛みが消え走りも滑らかになる。
だからそれまでの我慢なのだが、体中に血流がいきわたり潤滑油が出るまではこの痛みに耐えなければならない。
何とも使い古した中古自動車のような体になってきた。

 何とかならないものかと思っていたら、ためしてガッテンで膝の痛みの解消法について採りあげていたので興味深く見た。
私の身体が復活する方法が見つかるかもしれない・・・・・・・・

 最も多いのは変形性膝関節症という症状で、軟骨の一部がはがれて周りの袋状のところに突き刺ささり炎症して痛む症状だ。
この刺さった軟骨を血流として流してしまえば、痛みは解消するという。
そのためにNF-kappaB という免疫機能が働くのだそうだが、一旦このNF-kappaB が動き出すと膝中のNF-kappaB が活性化して膝全体に炎症が広がるのだという。

 これを抑えるためにはゆっくりした弱い運動を膝に与えるのがコツで番組では木綿の靴下を履いてそれを床でゆっくり滑らす運動を薦めていた。
早く動かすと炎症が拡大するがゆっくりだと炎症の伝搬を抑えるのだという。
この方法で膝の激痛で全く動けなかった人が快調に動いていたのでかなり効果がありそうだ。
(私の場合は動くことができるがスムーズでないという段階だからこの方法が効果があるかどうかは分からない)。

 変形性関節症の場合は上記の方法で炎症を抑えられるが、それとは異なりお皿の周りの筋肉が凝り固まって、あたかも肩こりのような痛みを膝に与えている場合があるという。
この場合は膝のお皿のマッサージが有効で、皿の周りを抑えてみて特に痛い場所があればそこを重点的にマッサージするのだという。
マッサージそのものはいたって簡単でしばらくこの方法を試みることにする)。

 三番目の方法は軟骨がすり減った人の膝を手術で復活する方法で、私はこの方法が一番興味があった。
膝の軟骨は内側と外側にあるのだがO脚の人は内側の軟骨がすり減っている場合が多いのだという。
そこですり減った内側でなく外側の軟骨を使うように、内側の骨の間に白いブロックを挿入させて重心のかかり方を外側に持っていくと軟骨がすり減ったことに伴う痛みから解放されるという。

 私もどちらかというとO脚で足の内側の軟骨がすり減っている可能性が高く、長い間無理なマラソンをしすぎたから、このくさびを打ち込む方式(高位脛骨骨きり術という)がかなり有望なのではなかろうかと思われた。
この手術はかなり展望が持てるものの、外側の軟骨が問題なく存在していることが前提だ。
膝のレントゲン写真など撮ったことがないので専門医に診てもらわないとこの方法が可能かどうかは分からない。
ただし手術をすれば回復するまでは運動ができそうもないので、拙速に手術をするには考え物だ。

 今でも30分程度体を動かしていれば痛みは消えるのだから我慢の範囲内といえそうで、しばらくは膝のお皿のマッサージぐらいで様子を見ているのがよさそうだ。

注)なお私は膝痛以外に腰痛もあるのだが、これはインナー・マッスルを鍛えると痛さが和らぐとためしてガッテンで紹介されていた。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/post-f7b6.html

 

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(26.6.19) インドにトイレを普及させるのが日本人の使命ではなかろうか!

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  笑いこけてしまった。インドのトイレ事情にである。世界では約10億人がトイレなしの生活をしているそうだが、そのうち6億人はインド人だそうだ。
インドでは野原でことを済ますのが一般的で輪になりながら楽しそうにウンチをするそうだが、これを牧歌的とみるか、非衛生的な遅れた慣習と見るかによって立場が違う。
なにしろ6億人分のウンチが野原に転がっているのだから壮大なものだ。

 NHKの国際報道がインド人のこの問題の特集をしていたが、インド農村のある女性がこの状態に我慢できずトイレ建設運動に立ち上がったということだ。
この女性が育った自宅ではトイレがあったのに、結婚先にはトイレがなくいくら頼んでも聞いてくれないため実家に帰ってしまった。
日本では「実家に帰りますというのは常套句だが、インドの慣習ではほとんどありえない態度なのだそうだ。

 この女性の夫は「女性にとってトイレがそんなに重要だとは知らなかった」と反省して今ではこの女性とともにトイレ普及運動の先頭に立っていた。
日本ではトイレがないのは山の中ぐらいで、私はよく人がほとんど来ないような場所でキャンプを張るのでウンチ(キジうちという)をするのだが、穴を掘って使用後は土か石をかぶせておく。
通常平地のキジうちは1週間程度で分解されるのだが、山では気温が低いためになかなか分解されず、それが雨水に含まれて渓流に流れ込むと渓流で大腸菌が検出されるようになる。

 登山時に水を飲むときは上に山小屋がなくまた道路に横から交わっている沢の水を飲むのが鉄則で、間違っても山小屋の直下で水を飲んではいけない。山小屋ではほとんどが糞尿を沢に放流しているからで、病原性大腸菌などが居れば一発で病気になってしまう。

注)山小屋の糞尿問題は実は大変深刻で、長野県の山小屋44軒のうち39軒が放流するか地下に埋め込んでいる。

 日本ではこのように特殊な場所以外は水洗トイレが整備されているので問題がないのだが、インドでは二人に一人の割合で野原でウンチをしているので問題が大きい。
ネール首相は「全世帯にトイレが設置できた時がインドが本当に発展した時だ」と述べたが、それから65年近くたつのにインドはまだ発展途上国のままだ。
幼児の感染症患者が後をたたず毎年60万人が死亡している。

 最近インド首相に当選したモディ首相は「インド独立75年目にあたる8年後までに、すべての家庭にトイレを設置する」という壮大なトイレ建設計画を発表した。
これが実施されればトイレのない家庭が世界で6億人も減るのだから、これ以上のビックプロジェクトはない。
しかしそのためには下水道の整備が必要だし、下水道がない場所では簡易トイレの設置が必要だが、問題は貧しいインドの農民にはそうした費用を賄う余裕がないことだ。

 インドは日本にとって最も重要な戦略的な友人だ。インドは日本のODAの最大の提供先で道路・港湾・橋梁・電力等の改善に使用されているが、トイレ問題の解決に使用されているとは聞いていない。
モディ首相を後押ししてインド中に安価な簡易トイレを普及させ、インドを衛生的な国家に変貌させることが最もインド人に感謝されるだろう。タカがトイレと言わずに真剣に取り組むべき戦略的課題だというのが私の認識だ。

注)日本とインドとの戦略的関係は以下参照。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2013/12/post-dc96.html

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(26.6.18) 日本の大復活と韓国の凋落 「これじゃ従軍慰安婦像もたてられないわ!!」

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 日本と韓国が犬猿の仲なのは私には当然と思われる。
両国とも輸出産業が国の基盤だが、ほとんどの産業で競争関係にあるからだ。
自動車、鉄鋼、家電、造船がその主なものだがリーマンショック後の円高で日本は韓国企業に駆逐されてきた。

 しかし1年半前に安倍政権が円安政策に転換したため日本と韓国の輸出産業の逆転が始まった。
自動車産業ではトヨタが創業以来の最高益をはじき出したのに現代自動車はアメリカでの販売不振から営業利益を減らしている。
鉄鋼のポスコは新日鉄住金に全く歯がたたず、実質赤字経営に陥ってしまった。

注)現代自動車とポスコの経営不振については以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/02/post-ac4d.html

 残った韓国の牙城は巨人サムスンLG電子を擁する家電部門で、ここでは日本のソニー、パナソニック、シャープを蹴散らしていたが、昨年末あたりから急速に様相が変化し始めた。
パナソニックやシャープが黒字経営に転換したのに合わせてサムスンの業績が低迷し始めたからだ。
13年第4四半期、14年第1四半期と続けざまに営業収益が対前期比で減少した。

 それまでは毎期営業収益を増加させてきたのにこれは様変わりだ。
サムスンの営業収益の約8割はスマートフォン関連が稼ぎだしているが、このスマートフォン部門でイエローランプがともっている。
ここは高機種はアップルと、そして低価格機種は中国のメーカーと競合しているが特に中国メーカーの躍進が著しい。
サムスンの技術をパクッて大躍進中で、かつてサムスンが日本やアメリカの技術をパクッて大躍進したそのノリで中国に追いかけられている。

 サムスンはスマートフォン以外は全く不振で、パネル部門は14年第1四半期は赤字に陥った。液晶大画面でシャープをふるい落とし有機ELテレビで世界最先端を狙ったがELでは完全にずっこけて販売不振に陥っている。
一方シャープは中小の液晶画面で着々と復活を遂げているから、この部門のサムスンの競争力はなくなった。

注)サムスンがELでずっこけたことは前に記載した。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/05/post-2b28.html

 韓国にとってサムスンは特別な存在だ。何しろサムスングループ全体でGDPの約2割を稼ぎだし、輸出の約25%を稼ぐのだから、サムスンと韓国はほとんど同義語だ。
韓国政府はサムスングループと現代グループ(GDPの約1割を占める)を除いた韓国経済の指標を別途報告する計画だが、13年度はこの2社を除くとマイナス成長になっていた。
あたかもこの2社以外は存在しないも同然みたいだ。

注)韓国のKT(日本のNTTに相当)が経営不振に陥ったことは前に記載した。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/04/post-9110.html

 韓国はサムスンで持っている国だがそのサムスンの業績がピークを打った。これからは競合関係にある日本企業に追いあげられてますます苦しくなっていくが、韓国の不振は日本の復活だから日本人にとっては嬉しい限りだ
李明博前大統領は「日本が弱くなったので何を言ってもしてもいいのだ」と豪語したし、パク・クネ大統領は世界各都市に従軍慰安婦像を立てるのをライフワークにしてきたが、ここに来てこうした政治的パフォーマンスもブレーキがかかっている。

 李明博大統領の伝で行くと「日本が強くなったので強いものの悪口を言うのはよそう」ということになるが、日本の悪口以外に生きがいのないパク・クネ大統領にとってはさぞつらいことだろう。
仕方がないわ、日本経済が強くなってきたから従軍慰安婦像を少し小ぶりにしようかしら・・・・・・・・・、それともミニチュアがいいかしら・・・・・・・・」思案のしどころだ。

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(26.6.17) バクダッドを死守せよ!!  イランとアメリカの意外な共同戦線

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昨日の敵は今日の友」とはよく言ったものだ。互いに鬼畜として罵り合っていたイランとアメリカが手を携えてイラクのマリキ政権の支援に乗り出した。
ただしイランは本気で革命防衛軍の精鋭部隊数千人を派遣したが、アメリカは及び腰でリップサービスの水準にとどまっている。

 ISIL(イラク・レバント・イスラム国)などという集団はつい最近までは無名だったが、もともとはイラクの北部のスンニ派地域を拠点とした過激派組織で、まだアメリカがイラクに駐留していた二年半前まではアメリカ軍が掃討作戦を展開して組織を押しつぶしていた。

注)ISILの名前の由来はイラクと地中海沿岸(レバント)地域を包含したイスラム国家を建設すると言う意味

 このISILが勢力を挽回したのは、12年夏から始まったシリア内戦で反政府軍の精鋭部隊として活躍したからで、シリア北部とイラク北部を完全に制圧して今度はイラクの首都バクダットに進軍を始めた。
ISILはイスラム教の教義を厳格に適用する原理主義者の集団だが、アルカイダより原理主義的で、女性にはニカブ全身を黒い布で覆って目だけ出した衣装)を義務付け、窃盗犯は手を切り落とす等イスラム法の原則を守っている。

 何か中東には次々にイスラム原理集団が現れて急進化するので、いままで厳格なイスラム法の適応を義務づけていたイランなどすっかり「世俗化した堕落集団」とISILに見なされている。
私などスンニ派とシーア派の対立などといわれても何が対立軸かさっぱり分からないが、過激派と世俗派との対立はよく分かる。

注)イランの宗教政策については前に記事を作成してある。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/post-c824.html

 この宗教対立と石油の利権をめぐっての対立軸が相互に作用するのが中東だ。だからイラクの油田地帯キルクークの制圧を誰が行うか注目されていたが、マリキ政権の守備隊が逃げた後キルクークを制圧したのはクルド人治安部隊だった。
現在イラクは3つの勢力に分割されており、バクダットより南は貧しく何もないマリキ政権のシーア派の地盤、シリア北部からイラク中部をISILが抑え、北部を石油利権とともにクルド人が抑えている。

 一時期ISILはバクダッドの北80km地点まで進軍し、「バクダット陥落」もあるかもしれない情勢になったが、イラクのマリキ政権を実質的に支援してきたイランが本格的な軍事介入に踏み切ったので、なんとかISILの進軍を押しとどめている。
アメリカも空母ジョージ・ブッシュをペルシャ湾に派遣し、無人機による空爆を示唆しているが、これはバクダットが陥落しそうになった時の最後の手段で、イランが本格介入した以上アメリカの出番はなくなりつつある。

 考えてみればアメリカはイラクで愚かな戦争をしてきたものだ。2003年のイラクへの進撃以来8年余りも軍隊を駐留させてきたが、その結果はアメリカの敵イランの傀儡政権を樹立させただけだった
もともとは石油利権確保が目的だったが、アメリカではシェールガス革命が進展し中東の石油の魅力は全くなくなった。
もうどうでもいいから勝手に戦争をしてくれ」というのがオバマ政権の本音だから、マリキ政権支援はリップサービスにとどまるのも已むおえない点はある。

 このまま行くとイラクは実質的に3分割されるだろう。クルド人支配地区、スンニ派のISIL支配地区、そしてシーア派のマリキ政権とそれを支援するイランの支配地区だ。
前にも書いたがアメリカが世界の警察官を降りてからは世界中で騒乱が始まっている。
ウクライナでは親欧派と親ロ派の対立で国が二分されつつあり、中国ではウィグルでイスラム原理主義者がウィグルの独立を画策してテロを強化している。
一方その中国はアメリカが動かないのをいいことにベトナム、フィリピン、日本から領土を掠め取ろうとしているといった具合だ。

 今まではアメリカが出張っては「まあ、ここはあっしに任せなせい!!」なんて言って納めていたが、世界の警察官がいなくなった以上世界各地で騒乱が始まるのは致し方がない。
パックス・アメリカーナの時代が終わって世界は地域の覇権争いになってしまった。

 

 

 

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(26.6.16) 秒読み段階に入った中国の不動産バブル崩壊 今そこにある危機

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 バブルは一旦はじけないことには次の成長軌道に戻れない。これは1990年頃の日本不動産バブル崩壊や2008年のリーマンショックによるアメリカやヨーロッパのサブプライムローンバブル崩壊にも言えたことだが、今中国が不動産バブル崩壊の秒読み段階に入った。中国の場合は理財商品バブルという。

注)理財商品にともなう中国バブルの実態は以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/03/post-f732.html

 中国のGDPはその約45%が投資だが、そのほとんどは政府と民間(といっても政府要人のダミー会社)による不動産投資でけん引されてきた。
いたるところに飛行機の飛ばない飛行場を建設し、商船が寄港しない港を建設し、自動車よりパンダが遊ぶ高速道路を作ってきたのは日本の公共事業と全く同じだが、もう一つ猛烈な勢いで住宅建設を進めてきた。
もともと中国の住宅事情はお粗末だったから住宅に対する根強い需要はあったのだが、ご他聞に漏れず投資が投機になってしまったのは日本と同じだ。

 不動産の使用権は地方政府の管轄で、この使用権を共産党幹部が実質的に経営している民間デベロッパーに売渡して住宅建設を行い、数年前までは次々に販売できていたがここに来てさっぱり売れなくなってしまった。
中国各地で鬼城と呼ばれるゴーストタウンが発生し、夜半になると住む人がいないので真っ暗になり、中国人は「鬼が住んでいる場所」と揶揄する。

 中国指数研究所が発表する主要都市100の不動産価格指数は14年5月の下落率が0.32%と全く安定しているが、中国政府の発表する数字は中国の首相でさえ信用していない。
現実の市場は不動産の売れ行きがぱったりと止まっており、重慶市の大手不動産デベロッパーが開発した住宅は30%の値下げ販売を始めたと報道されている。

注)日本政府も独自の経済分析を開始し、中国経済の崩壊に備えだしたことは先日記載した。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/06/post-cc65.html

 不動産王のSOHOの会長は「中国不動産は今氷山に衝突するタイタニック号のようなものだ」と言って中国国内での不動産投資から撤退したし、中国の経済学者の許少年氏は「中国経済の崩落に備えよう」と警告を発した。
香港を拠点とする大手ファンドCLSAは過去5年間で建設された新築マンションのうち実質的に販売できたのは15%程度とはじいている。
現在の中国の不動産市場はちょうどアメリカでベアー・スターンズが経営危機に陥った2007年の段階に酷似している。

 当時ほとんどの人はアメリカ経済はまだまだ成長するし住宅販売は好調だと思っていた。アメリカもヨーロッパも日本も浮かれていたのだが、突然アメリカ大手の証券会社ベアースターンズが実質倒産したのには戸惑った。

 それでもベアー・スターンズは個別企業の経営問題だと認識されていたが、その1年後にリーマン・ショックが起こり世界中の経済がガタガタに崩壊した。
現在の中国市場でも中国政府や中国の御用マスコミはなお不動産市況に強気で、GDPも7.5%の達成は可能だと報じているが、世銀でさえハードランディングの可能性を指摘している。

注)2008年になってリーマンショックに突入したが当時の状況を私は以下のように記載している。
http://yamazakijirou.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/201231-20-6ab4.html

 世界中で「どうも中国経済はおかしくなっているのではないか? 特に不動産市場はバブルがはじけたのではないか?という疑心暗鬼が渦巻いているが、こうした疑心暗鬼が始まると1年程度たって本格的なバブル崩壊が始まる。
バブル崩壊など日本人にとっては当たり前の経済現象だが、成長一辺倒で来た中国経済にとっては試練の時といえるだろう。

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(26.6.15) なぜソニーだけが浮上しない? 悲しいほどの惨状・・・

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 悲しいほどの惨状だ。ソニーの決算状況のことである。赤字を垂れ流し続けて10年たっても一向に業績が上向かない。2000年といえば今から14年前だがソニーは栄華を極めていた。
当時株価は1万6000円で時価総額は11兆円だったし、アップルなど全く寄せ付けない強さだった。
それがその後のインターネットへの取り組みが遅れたこともあってずるずると後退をし続け、今では株価は1600円程度だから、14年間で企業の価値は10分の1まで下がってしまった。

 ウォークマンプレイステーションVAIOと言ったヒット商品を連発していたころの面影は全くなく、日本における最もさえない企業の一つになり下がっており、私などは家電製品の売り場に行ってもソニー製品を見たいと思うこともなくなった。

注)もともとソニー製品は他のメーカーの商品より高価で、また付属品もソニーの純正品を購入しなければならないなど不満があったが、それでもソニー製品を購入したのは魅力があったからだ。

 14年3月期は日本の家電大手はアベノミクスの円安効果で一斉に黒字転換したのに、ソニーだけは連結で1100億円の赤字だ。
懸命なリストラを行い持っていた資産のほとんどを売却してもこのありさまだから悲しいというよりあきれてしまう。

 いくら円安になっても業績が回復しないのはソニーに構造的な問題があるからだ。
ソニーの経営の足を引っ張っているのはテレビとパソコンとデジカメだがいずれも20世紀の技術でこうした商品に経営資源を投下すること自体信じられない時代錯誤といえる。
ソニーはWEGAという薄型ブラウン管テレビがヒットしたことで液晶テレビに乗り遅れたし、CD/MDにこだわってインターネット配信事業に乗り遅れた。
パソコンVAIOは1995年に投入して大ヒットしたが、その後のパソコン価格の低下で全く収益が上げられなくなってしまった。

 IBMなどはパソコン部門をさっさと中国のレノボに売却して撤退したし、テレビなどはこれ以上進化してもどうしようもない段階で価格破壊の最たるものになっている。
今1K や2Kから4K にすると騒いでいるが4K にして何が変わるのかさっぱり分からない。
私の家のテレビは32型の1Kだが、これで全く支障がなく4Kになってもその精密画面を認識できるような眼力はない。
老人になれば1K も2K も4Kも全く同じ画面にしか見えないのだから無駄ということだ。
ちょうど新幹線があるのにリニア新幹線を作るようなもので、ほとんど効果が期待できない。

 ソニーは05年以降世界各地で人員削減策を実施し5万人規模の技術者や労働者の退職をさせたが、ただソニーの技術力を弱めただけだった。
ソニーの優秀な技術者はその後韓国のサムスンやLG電子と言ったところに高給で雇用され、ソニーの開発した技術が筒抜けになっている。

 ソニーが復活しなければ日本の家電業界が復活したといえないのだが、シャープやパナソニックが回復軌道に乗ったのにソニーだけは泥沼の中を這いずり回っている。
問題は赤字垂れ流しのテレビ部門からの撤退だが,前に平井社長がインド市場を訪れ「ここでサムスンと競争してテレビの巻き返しを図る」と公言していた。
私はあきれ返ってしまったがテレビのような20世紀の商品に社長自ら出張して売り込みを図っているようでは先がない。

 ここに来てソニーもようやく目覚めてパソコンとテレビ事業を子会社に分離したが、売却でないところが何としても中途半端だ。
なにかソニーは金融とエンターテイメントのような会社でエレクトロニクス部門は全くダメという会社だが、それならそれとして対応が可能だろう。
やることなすことが中途半端でただ赤字を垂れ流すことだけのソニーの最後の手段はエレクトロニクスからの撤退という手段しか残されていないように見える。

注)なおシャープの大復活の可能性については昨日ブログに記載した。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/06/post-fd66.html



 

 

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(26.6.14) シャープの大復活の予感 アベノミクスの効果とシャープのリターンマッチ

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私の大好きなシャープが大復活しそうだ。12年3期、13年3期と大幅な赤字経営に陥り、ホンハイに支援を求めたものの十分な支援が得られなかったため銀行団に頭を下げて3500億の与信枠を得てかろうじて資金繰りをつけていたのがうそのようだ。

注)シャープの経営危機の詳細は以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/post-ac4d-1.html

 14年3月期は営業利益で1085億円の黒字になり、15年3月期はさらに収益が改善するだろう。
シャープが経営危機に陥ったのはテレビ用の大型液晶で全く競争力をなくしたからで、リーマンショックまで120円程度だった円が80円前後まで円高になり、シャープ製品は世界で駆逐されてしまった。
この間大型液晶で世界を席巻したのは韓国のサムスン電子とLGディスプレーでシャープ製品の約半額の値段で世界で売り歩いていた。

 もはや大型液晶では全く勝ち目がなくなったため経営資源をスマートフォンとタブレット端末向けの中小型液晶に特化したが、このところの円安でこの戦略が図星になってきた。
もともとシャープはIGZO という液晶画面でオンリーワン技術を持っていたのだから負ける方がおかしいぐらいなのだが、円高には勝てない。

 だが安倍政権ができてから全く様相が変わった。安倍政権は日銀の尻をひっぱたいて国内に資金をばらまいたために瞬く間に円安になって、それまで青息吐息だった輸出産業が一気に息を吹き返した。
韓国のサムスン電子やLG電子、台湾の群創や友達と互角に戦っている。
輸出産業にとっては円高は鬼門で、特にシャープは主要工場が国内の亀山と堺にあっため円高で決定的な打撃を受けたといえる。

 私は安倍政権が発足する前までは日本の円高が半永久的に続くと思っていたので、シャープに未来はないと思っていたが全く予想が外れた。
円安になれば国内に工場を持っているシャープにとって今度は完全な追い風になる。実に嬉しい誤算だ。

 シャープは大型液晶パネルを生産していた堺工場を実質的にホンハイに売却したために営業基盤が強化されている。
大型液晶パネルはテレビ用だが、テレビはもうすでに技術的に確立された商品でこれ以上大型化したり精密化してもどうしようもない商品だ。

 現在テレビの液晶は解像度が1Kや2Kから4Kに変わりつつあると大騒ぎをしているが、これは消費者無視のから騒ぎに過ぎない。
我が家では32型、1Kのハイビジョン液晶だがこれで全く支障ないし、これ以上大きくなると置いておく場所に困る。そして今でも十分に細密でこれ以上細密になっても目の方が付いていけない。
一体どこが違うのですか?なんて状況だ。

注)テレビの解像度を上げても単なる技術的なから騒ぎに過ぎないことは前に述べた。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/05/post-2b28.html

 
 スマートフォン用液晶は従来はアップル向けだったが、成長著しい中国のスマートフォン向けにも液晶を提供し始めているし、再びシャープが液晶王国を築くことも視野に入ってきた。
シャープの復活は即韓国メーカーの後退になる。サムスンはまだしもLG電子あたりはウォン高でシャープが味わった苦悩を今度は味わいそうだ。
日本は輸出産業で活力を維持してきた国家だから、輸出産業で競合している韓国企業を蹴落としていくリターンマッチが今始まっている。

注)日本の家電メーカーの中で唯一赤字経営で苦吟しているのはソニーだが、その最大の要因はいまだに液晶テレビにこだわっているからだ。テレビなどという20世紀の技術に拘泥していてはソニーに未来はない。

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(26.6.13) 文学入門 中村文則 「掏摸(スリ)」

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 中村文則氏と言っても私は普段小説を読まないから誰だかさっぱり分からなかった。
今回の読書会のテーマ本は中村文則氏の「掏摸(スリ)だという。私はスリなどという言葉はカタカナでしか書いたことがないから「掏摸」という漢字があることに驚いた。
スリという言葉は英語からきた言葉だと思っていたが、日本固有の言葉のようだ。

 この小説は2010年に大江健三郎賞を受賞しており、つい最近の作品で中村氏は30代の若さの新進気鋭の作者のようだ。
読み始めてみたが、すぐにこの種の小説を好まないことが分かった。何しろ腕のいい主人公の「というスリが如何にたくみにスリを行うかの手口が延々と書かれていてうんざりする。
金持ちを目ざとく見つける方法や指の使い方や集団で財布を受け渡す方法などだ。
中村さんにはスリの友達がいるんだろうか。しかしスリの手口を知っても何の役にも立ちそうにないな・・・・・

 しかしこの小説は途中から転調する。私はスリの指南書だと思って読んでいたら、急に日本の暗黒街のフィクサーが出てきて、この「」のスリの運命を変えていく。
転調はとその仲間2人が、ある押し込み強盗に引き込まれるのだが、当初は金だけが目当てと聞かされていたのに、実際は押し込んだ先の老人(保守派の政治家のようだ)の殺害が目的だった。

 3人には老人の愛人を縛るだけの役割が与えられそれぞれ報酬は500万円という破格なものだったが、これは3人が押し込みが失敗した時に犯人に仕立てられ殺されるダミーだったからだ。
そのことに気付いた仲間の1人は殺され「」も逃げるのだが、押し込み強盗を計画したフィクサー「木崎」は「」を逃さない。

 木崎につかまり「」は木崎の指示に従って3件のわけの分からないスリを命じられ、失敗すれば殺されることになる。「は懸命に努力して3件のスリを成功させるのだが、その報酬は死というものだった。
何ともわけの分からない理不尽な殺され方だが、木崎の哲学によると「人はすべて木崎の書いた筋書き通り行動し、そして生き死にも木崎の筋書き通りになる。「僕」はスリを成功させたことで死ぬという筋書きがかかれていたので死ぬことになるのだ」という。

 カミュの異邦人のような無意味な殺人と死が繰り返されるので、読んでいて非常に不気味だし読後感は最悪だ。
一体、この木崎とは何なのだ!!!!
アメリカ映画によくある権力の中枢による犯罪というような感じもするが、木崎はあくまでも裏に潜んだ悪で全能の支配者のようにふるまう。

 この小説の中で唯一興味が惹かれたのは木崎がにしゃべった挿話だった。
それは奴隷制度が残っていた時代のフランスの貴族の話で、すべての富と権力を手に入れて人生に飽きがきていた貴族がある試みを思いついた。
それは一人の美しい少年奴隷がいるのだが、この奴隷の生涯をすべて貴族の手で規定してしまおうということだ。

 貴族は少年の一生の筋書きを紙に書き、その通りに少年が人生を送るようにする。
少女との恋も別れも貴族の差金だし、有能なサーバントに仕立て上げられるのもそうだし、成人して貴族の奥方を誘惑して深い関係になるのもまた同じだ。
最後は自分の人生がすべて貴族によって記載された筋書きそのものだったことを読まされ、読み終えたら殺害されることになる。

 この小説のフィクサーは奴隷時代の貴族と同じ立場だというのだが、中村氏は一体何を書こうとしたのだろうか。この社会には隠れた権力が存在しそれに操られているといいたいのだろうか。
または全能の神のような存在があって、人の運命はその神によって操られるとでも言いたいのだろうか。
不気味な小説ではあるが私好みではないし、読書会のテーマ本でなければ決して読まない種類の小説だろう。

なお文学入門の記事は以下にまとめて入っております。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat43898465/index.html

 

 

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(26.6.12) がんばれ、日本再生計画!  安倍首相の執念の取り組み

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 安倍首相日本再生のための取り組みに意欲を示している。今までの歴代首相もこうした取り組みを行ってきたが、実際は及び腰であり抵抗勢力にあうとすぐさま腰砕けになっていた。
だが安倍首相は抵抗勢力に抗して何としても日本を再生しようとしている。私は安倍首相の日本を思う気持ちを心から支援している。

 政府が発表した産業競争力会議の戦略は以下のようなものだが、これを逃すと日本の再生はないと安倍首相は思っているようだ。

 戦略の骨子は次のようなものだ。
① 女性の活躍の推進(学童保育の拡充)
② 働き方改革(税や社会保障制度の見直し)
③ 外国人の人材の活用(優秀な人材の受け入れと単純労働者の受け入れ拡大)
④ 医療介護改革(混合診療の拡大)
⑤ 農林水産業の振興(中央会制度の見直し)
⑥ 年金・積立金運用ようとの拡大


 私などはどれを見ても適切な対応に見えるが、実際は総論賛成各論反対の大騒ぎになっている。
どの部門をとっても既得権益集団がいて懸命に抵抗するので改革は一筋縄ではいかない。

注)私は既得権集団が抵抗するのは当然だと思っている。日本全体の利益より自分たちの集団の利益が優先するのが人の常からだ。

 の女性の活躍推進はもっともな提案だが、現実の社会は男社会でこれは男性が層として反対している。「女の下で働くなんて嫌だ」ということだが、現実は男性の活力低下が著しく明らかに女性の方が活力があることは何回も述べてきた。

注)私はボランティア教師で中学生を教えているが常に熱心に勉強するのは女子で男子は一部を除いて覇気がない。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/03/2631-b420.html

 ②は改革というより今まで専業主婦を優遇してきた制度を止めてすべてを働かせよう言う改革で、個別の家庭にとっては増税になる。「政府は税金を取る。君たちは働いて税金を納めろ」という内容だ。みんなが政府におんぶにだっこだと国が持たない。

注)この改革の内容は以下に詳述してある。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/05/post-7e3b.html

 ③の本当の狙いは単純労働者の受け入れ枠拡大だ。現行は外国人技能実習制度と言って1993年から実施されているが、実際は海外からの低賃金労働者の受け入れ策だ。
現行制度では業種が縫製業、農業、建設業等といった人手不足が明白な業種に限られ、期限も3年になっているが、この業種を自動車整備、介護、店舗経営管理(コンビニ等の従業員を想定しているようだ)等にまで広げ、期間も5年に延長しようという。

 本来は外国人労働者の受け入れという真っ向勝負で行うべき内容を外国人技能実習制度という何とも耳触りのいい言葉で覆い隠そうとしている。
外国人労働者の受け入れというと労働組合等の反対が激しいから、研修名目で規模を拡大してしまえばいい」ということだ。
ただしこの研修制度は研修という名目だから最低賃金以下の労賃で済んでしまうというような問題点があり、これをいつまでも隠れ蓑にすることは難しいだろう。

 ④ 医療介護改革は混合診療をどこまで認めるかの問題だ。医師会の反対が大きいのだが医師会は基本開業医の団体だから大病院の実施する先端医療の混合診療に大反対だ。「そんなことをすると患者が大病院に殺到して、こっちはあがったりだ。大病院だけにメリットのある混合診療反対
政府はこれをなし崩し的に実施しようとしており、日本で実施されていない先進医療や薬の使用を最短の審査(今までは半年程度かかったがそれを6週間以内)で認めるように改革しようとしている。

 ⑤ 農林水産業の振興ではなんでも反対の農協中央会をつぶそうとしたが、族議員の反対等もあって自主的な改革という微温的な対応になった。
日本の農政は農業の育成ではなく農家の保持を目指したもので、農業などどうでもいいという政策だが、これを推し進めてきたのが中央会だ。
しかしここは保守の強固な地盤だからこれをつぶすと自民党の基盤の一つをつぶすことになってしまう。

注)日本の農政が農業無視であることは何回も述べてある。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/post-c0f8.html

⑥ 年金積立金の運用は国債の購入だけでなく自主運用をして少しはお金を儲けろということだが、これには政府にジレンマがある。国庫は国債発行なしに回っていかないがその主要な購入先がこの年金基金だからだ。

 何とも難しい改革ばかりだが、安倍首相は産業競争力会議の戦略を今月末までに閣議決定し、具体的戦略に落とすつもりだ。安倍首相の改革が日本の再生につながるように私は応援していくつもりだ。

 

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(26..6.11) 認知症の早期診断・早期治療体制 本当に必要なのだろうか?

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 クローズアップ現代で初期認知症の診断を取り扱っていた。
現在では脳の血流状況や断層写真を見れば脳に委縮があるかどうかたちどころに分かり、初期認知症の診断がつくのだそうだ。
だが、問題はそう診断されたからと言ってどうにもならないのが実情のようだ。

 映像で紹介された女性の患者の場合は以下のようだった。
7年前(当時45歳)にこの女性は同じことを何度も繰り返したり、食べた食事のことを思い出せなくなって診察を受け、初期認知症との疑いがあると診断されたもののその時点では医療行為は一切受けなかったという。

 本人は不安感と絶望感に襲われ、1年後に専門医を訪れてアルツハイマー型認知症と正式に診断され、以後症状の悪化を抑える薬を飲み続けているという。
彼女の場合は1年間の観察措置の後正式に認知症と診断されたわけだが、その間の本人の不安感は並大抵のものではなかったと述べていた。

 現在65歳以上の6人に1人は認知症患者だが、初期の患者については医療体制が整備されておらず、どうしようもないのが実態のようだ。
そんな軽い認知症を見ている余裕はありません。こっちは重症患者の対応で精いっぱいです」というのが医療と福祉現場の実情らしい。

 政府はこの状況に危機感を持ちオレンジプランという早期診療・早期治療体制を17年度から実施する計画を立てている。
初期認知症患者に対しては医療行為より精神的ケアが必要で、それをコーディネーターが実施するという計画だそうだ。
これで万全です。我が国もイギリス並みの体制が整備されます」専門家がそう述べていた。

注)イギリスのスコットランドではリンクワーカーという制度があり、精神的ケアと医療行為と税務(認知症になると税金の免除がある)まで相談に乗ってくれる制度がある。

 何か万々歳のようだが私にはどうしてもこうした早期診断には疑問がある。
すでに広く実施されているがん検診について非常に苦い経験があるからだ。
私は毎年のように人間ドックを受けてきたが、その中に胃がんや肺がんや大腸がんの検査項目が含まれている。

 2年前だが私は人間ドックで「肺がんの疑いがあるので3か月ごとにCTスキャンを受けて確認するよう」に言われてしまった。
当初は何かの間違いだと思った。何しろ私はたばこは一切吸わず、ほとんど毎日のように運動していても何の支障もないからだ。
仕方なしに3か月に一回のCTスキャンを受けたが、2回目もただ「また来てください」という。

 そのころから精神が不安定になりだし、急激に肺のあたりに違和感が出てきて呼吸困難に陥ってしまった。毎日肺の周りが痛む。
私は肺がんを確信し人生の終わりの旅の計画を立て日本全国の神社仏閣をお参りした後、静かに人生を終わるつもりだった。
しかしその前に念のためセカンドオピニオンを受けておこうと、家庭医のカナイ先生に見てもらったら、肺に影など何もないという。
その言葉を聞いたとたんに肺の痛みは雲散霧消し呼吸困難もたちどころに解消してしまった。
なんてことない、いつものように精神的に病にかかっていただけだった。

注)この間の事情は前にブログに記載してある。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/post-bb82.html

 人間ドックを受診した病院では念のための診療を繰り返していただけだったが私はその間病気になってしまった。
私のような気の弱い人間はこうして精神的病になってしまう。
私が認知症の初期診断に懐疑的なのは、この宙ぶらりんの患者が圧倒的に多いと思われるからだ。

 私は人の名前を聞いたとたんに忘れるし、昨日何を食べたか覚えていない。100から7を引く計算などたちどころに間違えてしまう。
山崎さん、あなたは認知症の疑いがありますから3か月ごとに診断を受けてください」なんて言われたとたんに、心臓が早鐘のように鳴り出し痴呆老人になってしまうことは間違いない。
病気の半分は精神的病だ。

 肺がん騒動以来私は人間ドックを受診するのを止めた。行けば病人になるからだが、この認知症の早期診断もただ精神的病を増やすだけになるのではなかろうかと疑っている。

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(26.6.10) パク・ケネ大統領の苦吟 金融危機になっても日本には頼りたくないわ、絶対!!

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 日本の輸出産業と韓国の輸出産業は完全に競合するから、日本メーカーの好調は即韓国メーカーの不調になる。
安倍政権が発足してアベノミクスで円が大幅に安くなったことにより、日本の輸出産業は軒並みリーマンショック前の利益水準になり、一部は過去最高益を計上している。

 自動車、鉄鋼と言った企業群が特にそうで、一方韓国の現代自動車や製鉄会社のポスコ、造船の現代重工業サムスン重工業が軒並み営業利益を減らしている。
韓国ウォンは対円で20%から30%程度の値上がりになっており、これでは日本のトヨタや新日鉄住金や三菱重工や日立に勝てない。
日本企業はリーマンショック以降の急激な円高で韓国企業に競り負けていたが、この円安で一気に失地を回復した。

 韓国がいまだに優位なのはサムスン電子やLG電子位で、日本のソニーやパナソニックやシャープと言った企業を蹴散らし、スマートフォンで絶対的優位を築いているので日本との競争では完全に優位に立っている。
サムスンにとっての競争相手は特許裁判で常に角突き合わせているアップルや、サムスンの技術を盗んで急激に力をつけてきた中国の電子産業群だ。

 今後日本経済が好調を維持すればするほど韓国経済は不調になる構造を持っているが、今問題になっているのはガリバーサムスンの快進撃にも黄色ランプがともっていることだ。
サムスンは韓国経済のGDPの約20%をグループ全体でたたき出しているが、中核企業のサムスン電子は13年第4四半期以降営業利益が前期比で減少し頭打ちになった。
一番の原因はスマートフォンの販売で先進国ではアップルに、後進国では中国企業に追いあがられて挟み撃ちにあっているからで、サムスンもスマートフォンだけではノキアのように急激に業績悪化が起こる可能性が高くなっている。

注)ノキアは2010年頃までは携帯電話で世界トップ企業だったがスマートフォンで乗り遅れ、赤字企業に転落しマイクロソフトに買収されてしまった。

 韓国企業は今、日本の復活と中国産業の追い上げのはざまにある。
特に鉄鋼や造船と言った産業で顕著に表れており、ポスコは今まで中レベルから下の品質の鉄鋼を中国に輸出して躍進してきたが、中国鉄鋼業が力をつけてきたのと過剰生産によるダンピング輸出を常に行うので、ポスコは実質赤字に陥っている。

注)ポスコの危機については以下に詳細に記述してある。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/02/post-ac4d.html

 ここに来てパク・クネ大統領は日本非難のトーンを弱めているが、韓国経済が不調になり、また1997年の通貨危機のように外国資本が逃げ出すようなことになれば、助けてもらうのは日本しかいない(この時の通貨危機を救ったのは邦銀の債務繰り延べに応じた日本でIMFの融資があるまで持ちこたえさせた)。
中国との間には6兆円規模スワップ協定があって「これで何があっても大丈夫。中国が助けてくれるわ」との判断をしていたが、中国「元」はハードカレンシーではなく誰でもが受け取る通貨ではないし、いざという時の機動性は全くない。

大統領、あまりに日本非難をしていると通貨危機が発生した時に日本が助けてくれません。少し非難を止めてください」側近が大統領にアドバイスし始めた。
パク・クネ大統領としては全く不本意で、「いやよ、私は安倍の顔を見ると虫唾が走るの。絶対に日本に助けてもらうなんていや!!」と駄々をこねていているものの韓国経済の先行きには完全に黄色信号がともっているので、すっかりナーバスになっている。

 

 

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(26.6.9) 中国経済の黄昏 日本政府も独自の経済分析を開始した

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  このところ中国の経済環境は悪化の一途をたどっている。中国政府発表のGDPの推移は相変わらず7.5%前後だが、これは中国政府の目標数字であり地方政府がその線に沿って報告をあげているからだ。はっきり言えば鉛筆をなめているだけだから世界のエコノミストや投資家は本当の数字の推定合戦をしている。

 このたび日本の内閣府が行った李克強指数による推定では13年11月以降中国経済は減速に入り、14年3月現在で対前年比5.1%の伸び率だったと推定した(GDPはこの程度の伸び率ということ)。
李克強指数とは李克強首相がかつて述べた指数で「自分はGDPの伸び率など全く信用しておらず、電力消費量、鉄道輸送量、中長期貸出残高の3つで景気の判断を行っている」と述べたあの指数である。

注)中国の発表するマクロの経済数字が「政治的数字」であることは何回も述べてある。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/04/post-c9d4.html

 日本政府も相当皮肉屋になり、中国政府発表のGDPや貿易統計や不動産価格の推移などを全く信用しなくなって、独自(と言っても李克強首相と同じように)の指標で中国経済を判断するようになった。
だが実際の中国経済はさらに問題含みの様相を呈している。問題の所在は不動産市場にあって、政府の公表数字はまだ上昇を示しているが上海の住宅展示会ではこの4月12%の値引き販売に突入していた。

 また光輝地産といえば広東省の大手不動産会社だが、所有していた深圳新都酒店という高級ホテルが裁判所によって差し押さえられた。光輝地産はシャドーバンキングから11%前後の金利で資金調達を行い派手な販売合戦をしていたが、資金繰りに窮して倒産間際の状態になっている。
さらに江蘇省蘇州市では18物件の土地使用権の入札を行ったところ3件が不成立に終わった。しばらく前まではどこまで値上がりするか分からないような状況だったのに様変わりだ。
中国の不動産関連企業不動産、建設、鉄鋼)のGDPは約20%だから、このセクターが落ち込むと中国経済は一気に不況に入る。

 マクロ経済では上記のような状況だが、一方庶民生活も困窮してきており、幼児の置き去り事件が年間10万件の規模に達したとNHKの国際報道が報じていた。
中国では昔から自身が育てられなくなれば置き去りにして他人に養育を依頼する一種の互助行為があるのだが、それにしても多すぎる。

 日本の人口は中国の約10分の1だから、日本的イメージでは1万人の幼児が置き去りになっている勘定になる。
置き去りにされる場所は大都市の大病院の前が最も多く、中国の制度では捨て子は一旦病院で収容して健康診断を行う取り決めになっている。
その後児童福祉施設に2か月間収容し親が現れるのを待つが、それでも親が現れなかった場合は孤児院のようなところに移される。

 なぜ幼児を大都市の大病院の前に置き去りにするかというと、ここが病院として最高レベルの医療施設だからで置き去りにする親はほとんどが農民工で幼児は病気になっているケースが多い。
中国では都市と農村では全く社会が異なり、はっきり言えば農村は都市の植民地のような状況で医療格差はほぼ6倍と言われている。
農村ではまともな医療は受けられないので特に重病の子は大都市の病院が最も生存確率が高い場所になり、そこに親が子供を置き去りにするのだそうだ。
どうかこの子供を助けてください。妻は逃げ出しこの子は重病で私には面倒を見る費用はありません」そうした置手紙が添付されている。

 国際報道にコメンテーターとして出ていた外語大学の教授は「貧しい農民工の自主的な所得分配方式がこの幼児置き去りだ」と言っていた。
農村で子供を育てられないし医療も施せない。豊かな大都市が子供の面倒を見ろ!!ということらしい。

 中国は今激動の時代に入ろうとしている。景気は明らかに減速し特に不動産市場は1990年ごろの日本とそっくりになってきた。
農民工は職場を失い子供の面倒が見れなくなって捨て子を図るが、その数のあまりの多さに都市の病院が悲鳴を上げている。
中国政府発表の統計数字は粉飾だらけだから実態をつかむのは容易ではなく、日本政府も独自の分析を始めて危機に対処し始めた。

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(26.6.8) 中高年の覚醒剤依存者の増加 若者は脱法ドラックに走る!!

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 中高年の覚醒剤依存者が増えているとクローズアップ現代が報じていた。
最近になって人気歌手のASKA容疑者演歌しか聞かない私は全く知らないが)や福岡県の校長先生や神奈川県警の警察官が覚醒剤の使用で逮捕されている。
データでも覚醒剤の使用の初犯検挙者は20歳台が減少しているのに対して40歳以上の中高年が増加している。

 表面的には若者の覚醒剤利用者がいなくなり中高年が覚醒剤にのめりこんでいる構造だが、実態は異なるようだ。
若者が覚醒剤から手を引いたのは、脱法ドラックに流れているからというのが実態だろう。
脱法ドラックはこの4月までは野放しの状態だったし、価格が相対的に覚醒剤より安くインターネットで簡単に入手できる。

 日本が景気低迷になってから20年以上経過してその若者の給与水準は低いままに置かれてきた。とても覚醒剤を購入できる資金はない。一方で脱法ドラックは覚醒剤とほとんど同様の効果がある。
いままで厚生省の麻薬捜査官の捜査の対象は覚醒剤で、脱法ドラックは捜査の対象外だったからいくら使用しても逮捕されることもなく、当然統計データに反映されない
そのため若者が脱法ドラッグを使用して覚醒剤使用者のデータから消えた。

 だが問題はなぜ中高年に覚醒剤使用者が多いかということだ。
麻薬密売人からすれば若者はインターネットで安い脱法ドラックを購入するので顧客層として魅力がない。一方中高年は金持ちで支払い能力があり、いったん顧客になれば校長のような地位があるため秘密保持を守ってくれる。
そのためオレオレ詐欺が高齢者をターゲットにするように、麻薬密売人が中高年をターゲットに狙いを定めている。

 手口はサラリーマンがよく集まる飲み屋やバーのようなところで知り合いになり、巧みにすすめる手口で最初は試しに無料で提供する。そのうち病みつきになってから代金回収を図り、いったん顧客になれば金づると言っていい状況になるようだ。
また飲み屋の店長を先に覚醒剤常習者にさせてから店長経由で客に覚醒剤を進めるケースもあるという。

 覚醒剤やたばこや酒には依存症という症状が出てくるが、これは脳内報酬系を刺激するからである。この脳内報酬系は成功体験があると非常な喜びを感ずるところで、人々が努力するのはそのためだが、覚醒剤は成功体験がなくてもこの脳内報酬系を刺激する。
そうすると何とも言えない昂揚感にひたることができ、再び覚醒剤の使用を繰り返すことになると専門家が説明していた。

 中高年になると職場で責任のある地位についており競争も激しい。
逮捕された校長先生は50才で校長になった出世頭だったが、その後自宅から遠方の校長に転勤になったことから出世街道から外れたとの思いに駆られて覚醒剤を使用するようになったという。

 心の憂さの捨て所が覚醒剤になった例だ。
だが多用してくると脳内の神経細胞が侵され幻聴や幻覚が常時起こるようになって社会活動ができなくなる。したがってこうした患者が増えると社会が崩壊過程に入り、ちょうど清朝末期の中国のような阿片患者だらけになってしまう。
厚生省の麻薬捜査の責任者がそう述べていたが、中高年の覚醒剤使用、若者の脱法ドラック使用問題はかなり根が深そうだ。

注)クローズアップ現代のシリーズは以下にまとめてあります。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/nhk_2/index.html

 

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(26.6.7) ウクライナ問題はもういいや!! G7の本音

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  ベルギーのブリッセルで行われていたG7が閉会したが、何とも気の抜けたビールになってしまった。
共同宣言ではウクライナのポロシェンコ次期政権を支持し、ロシアによるクリミア半島の併合を非難し、これ以上ロシアの挑発が続けばG7の各国はロシアに追加制裁を科すとしたが、どうおどしてもどうにもならないというのが実情だ。

 もともとウクライナはソビエト連邦の一員だったし、クリミア半島のセバストーポリはロシアが最も重視した軍港だから言ってみればロシア領と言っていい。それがソビエト崩壊のどさくさに紛れてウクライナ領になったのだが、それが元のさやに納まったのに過ぎない。
だからドイツも日本も本音では「ロシア領でいいじゃないか。これ以上問題が拡大しないことが一番だと思っているが、いまだ世界の警察官と思っているアメリカがこぶしを振り上げているのでG7でおつきあいしているに過ぎない。

 ドイツはウクライナ問題よりロシアから輸入している天然ガスの方が大事で、エネルギーの安全保障が第一だし、日本も原発の停止でばか高い天然ガスを中東から買わされていることに悲鳴を上げている。
ロシアから何とかして安い天然ガスの供給を得たい。ロシアとの対立は得策でない」と思っている。

 ドイツと日本はロシアとの対話戦略を求めていて、アメリカの言う更なる制裁には消極的だ。
特に安倍総理はプーチン大統領との個人的信頼関係を築き上げてきており、ロシアと日本による中国包囲網を目指していたのに、このウクライナ問題が火を噴いてからロシアが中国に急接近し始めた。
40兆円規模の天然ガスの供給をロシアは中国に約束したが、価格面では中国に相当値切られておりロシアとしては痛しかゆしのようだ。

注)プーチン大統領と安倍総理の特別な関係は以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/01/post-d583.html

 ロシアとウクライナとの間では常に天然ガスの料金問題が内在しており、ウクライナの支払いが滞るとロシアはウクライナへの天然ガスの供給を止める(今回も40億ドルが未払いになっているとロシアは主張している)。しかし東欧諸国やドイツへの供給は止められないのでその分の供給はするが、それをウクライナが抜き取って使用するので結局危機に陥るのは東欧諸国やドイツになってしまう。
ウクライナがパイプラインを抑えている限りロシアにとってもどうにもならないというのが実情だ。

注)過去何度もウクライナとロシアは天然ガスの料金問題で角を突き合わせたが、その詳細は以下参照
http://yamazakijirou.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/2117-a928.html

 一方で世界の警察官のオバマ大統領がレームダックなって久しい。国際問題ではシリア制裁など全くできず、国内ではオバマケアが暗礁に乗り上げている。予算案一つと通すのも容易ではなく国債の発行限度額で常に議会に手足を縛られている。
ウクライナなんかどうでもいい。俺は国内問題に専念したいのだ」というのがオバマ大統領の本音だ。

 こうしてG7と言ってもさしたる成果がなく終わってしまった。どの国もウクライナ問題で深入りすることを避けようとしており、オバマ大統領は口先介入はしているがこのあたりで手打ちをしたいと考えている。
6月6日はDデイノルマンディー上陸作戦が成功した日)で、久方ぶりにオバマ大統領とプーチン大統領が顔を合わせるから、何らかの水面下の妥協が図られるだろう。


 

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(26.6.6) STAP細胞の論文撤回 世紀のお粗末事件の幕引き

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 STAP細胞のネイチャーに掲載された論文は2本はすべて撤回することになった。今まで撤回に反対していた小保方さんや、ハーバード大のバカンティ教授が撤回に同意したからだ。 小保方さんは「本意ではない」と述べているが、撤回に同意した以上STAP細胞がリンパ球を弱酸性溶液に25分間浸しただけでできるという説は存在しないことになる。

 理研では調査委員会を立ち上げ、今回の論文2本についてその画像の操作に問題があったとして2件の不正を指摘しており、これに対して小保方さんが不服を申し立てていた。
この程度の画像の編集は誰でもやっているわよ
調査委員会の石井委員長は厳しい顔つきで小保方氏の不正を糾弾したが、今度は石井氏の論文に切り貼りがあることが暴かれてしまい、まったく立場をなくした。

注)石井委員長の画像改ざんについては以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/04/post-9110-1.html

 論文の形式的齟齬を見つけてそれを不正と言い出したら、ほとんどの理研の研究者の論文が不正になってしまう。
そうか、理研は日本の最高の知性が集まっていると思っていたが、実際は画像を操作する魑魅魍魎の巣窟だったのか!!!なんて評判が世界中に広がってしまいそうになった。

 これ以上の恥の上塗りは日本の科学界にとっても利益にならないので、文部科学省が理研を叱りつけ知恵を貸した。
あんたら何をやってんだ。恥を世界にさらしていいのか。ほかの人の論文の再調査なんかやめて、STAP論文を撤回しなさい。論文の形式審査ではなくSTAP細胞ができるか否かの検証に特化しなさい
理研は小保方さんを説得してようやく論文撤回の合意を取り付けた。後は小保方さんを含めた検証チームが小保方方式でSTAP細胞ができるかどうかの実験を継続することになる。

 だが、いくら実験をしてもSTAP細胞はできないと私は思っている。考えてもみてほしい。通常の細胞を弱酸性溶液の中に25分間浸すことで幹細胞などできたら大変だ
弱酸性溶液などはどこにでもあるのだから、科学実験で弱酸性溶液を使う人や酸性溶液を扱う工場労働者は身体のいたるところに幹細胞ができてしまい、たとえば右手から左手や目や鼻がにょきにょき出てきてしまう。
こうなったらお化けだが実際はそうしたことはないのだから、STAP細胞などあるはずがないと考えるのが普通だ。

注)STAP細胞学説は昔のルイセンコ学説に酷似していることは前に述べた。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/03/post-3db4.html

 今年の1月から約半年間にわたって日本だけでなく世界中を騒がせたSTAP細胞騒動はどうやら「大山鳴動して鼠一匹」という結果になってしまった。
後に残ったのは、日本を代表する理研という研究機関が実はかなりお粗末な組織で、特にリスク管理など全くできていないに等しいことが暴露されてしまった。
本来すぐに取りかからなくてはならなかったSTAP細胞の存在確認を怠り、形式的な論文の審査を行って失笑を買ってもなお形式審査を続けようとしたのだから、悲しくなるほどお粗末だ。

 小保方さんによると、たった25分間弱酸性の溶液につけるだけでSTAP細胞ができ、200回以上成功したというのだから、実際にして見せてもらえばいい。それができないのならSTAP細胞など最初からなかったとしてすぐに論文を撤回すればこうまで世間の物笑いにならずに済んだ。
子供でも分かることを実施せず、理研はそれまで持っていた評判と権威を失墜してしまった。

 

 




 

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(26.6.5) 日本の警察の捜査能力は相当なものだ! 吉田有希ちゃん事件の容疑者逮捕

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 日本の警察の捜査能力にはほとほと感心してしまった。今から8年半ほど前の事件だが、栃木県日光市で当時小学校1年生だった吉田有希ちゃんが誘拐され翌日常陸大宮市の森林で死体になって見つかった事件があった。
当時大きな社会的反響があったから私もよく覚えているが、その後捜査が進展せず迷宮入りになるのではなかろうかと私は思っていた。

 しかし昨日警察は勝俣拓哉容疑者32歳)を逮捕し、本人からの自供も得たと発表した。
勝俣容疑者は小学生の時に有希ちゃんが通っていた同じ小学校に1年間在籍しており、土地勘があって、一種の幼児虐待趣味のような性向の持ち主だという。

 私はどうやって勝俣容疑者を特定したのか大変興味を持ったが、警察庁科学警察研究所では犯人像を科学的に推定するソフトを開発しており、それによると「30歳未満の男性で、女児が連れ去られた距離から5km圏内に居住しており、小児性愛や猟奇趣味やナイフマニアの人物」というプロファイリングが示されていたという。

 勝俣容疑者は当時は24歳前後で、かつてはこの小学校の学区に住んでいたのだから、このソフトの推定能力は相当高いと言わなければならない。
警察の捜査本部は上記の年齢や住居環境にいた人物で、小児性愛や猟奇趣味やナイフマニアの人物を探していたが、その対象者の一人が勝俣容疑者だったという。

 勝俣容疑者は台湾出身で小学生の時に日本にやってきたが日本語が十分にしゃべれず日本社会にうまく溶け込めなかったようだ。
その後母親と一緒に偽ブランド品の販売をしていてこの14年1月に逮捕され現在公判中だが、どうやらこの逮捕は別件逮捕のにおいがする。
捜査本部は偽ブランド品の証拠集めとして勝俣容疑者の自宅を徹底的に洗って、その中から多数の幼児ポルノの写真やナイフ等を押収したが、消去されたパソコンの画像の中に吉田有希ちゃんとおぼしき少女を写した写真があったのだという

 捜査本部はこの写した写真の詳細については言及しなかったが、これが有力証拠となったらしい。また勝俣容疑者が乗っていた車が近くの防犯カメラで捉えられており当日勝俣容疑者が犯罪現場近くや常陸大宮市近辺にいたことが確かめられている。

 それにしても日本の警察の粘り強い捜査能力には驚嘆する。私は刑事コロンボシャーロック3のような刑事ものや探偵もののファンだが、そこでは敏腕刑事や探偵がたちどころに事件の核心に迫り犯人逮捕に及ぶ。だが実際は今回のような緻密で数年にわたる粘り強い捜査が必要であり、確信的な証拠を集めるために地味な努力が続けられるのだろう。

 私事になるが私が就職活動をしていた45年近く前、警視庁に就職が決まっていた。学生運動の真っ盛りの頃であり、当時私は警視庁の機動隊に入ろうと決心したからだ。だがちょっと説明しづらい世間のしがらみがあって、ある金融機関に勤務をした。
私が警視庁に勤務していたらどのような人生を過ごすことになっただろうかと、ふと思うことがある。こうした難事件を刑事コロンボのように解決できたのだろうか。そうした人生を歩むことができた可能性があったことが今ではとても不思議な気持ちがする。


 



 

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(26.6.4) なぜ幼児は餓死しなければならなかったのか? 理玖君の悲劇

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 実に痛ましく悲しい事件だ。また幼児が神奈川県厚木市のアパートで白骨死体で見つかった。死後7年程度は経っており死亡推定時期は07年の初めごろらしい。死亡推定年齢は5歳から6歳ごろというから幼稚園に入るレベルで食料を与えられず餓死したようだ。
この豊かな日本で餓死するなどということはほとんど信じられないような事件だが、親が養育を放棄すると子供はもはや生きられない。

 死亡した幼児は理玖(りく)君という男児だった。01年に生まれたが、05年秋に母親が家出をしたことから理玖君の運命が暗転したようだ。それまでも必ずしも仲の良い夫婦ではなかったそうだが、両親がそろっていれば少なくとも餓死というようなことはない。
母親がなぜ理玖君を置いたまま家出したか詳細は知る由もないが、それ以後約1年以上理玖君は父親の斉藤幸裕容疑者36歳)からコンビニ弁当のようなものを与えられていたようだ。

 離婚をした05年段階では斉藤容疑者はトラック運転手で年齢は27歳ぐらいだったから子供の世話をするのは大変だったことは分かる。当初仕事にでかける時は弁当を置いていったのだろう。
だが男性は女性と異なって子供を愛するためのホルモンの出が悪い
この子供を愛するホルモンはオキシトシンというのだが、出産に伴って出続けるのだが、このホルモンが出ると子供に非常にやさしくなる。
動物などは母親が懸命に子供の面倒を見ているがすべてこのオキシトシンのせいだ。

注)オキシトシンがどのようなメカニズムで出るかはNHKの「ミクロの大冒険」に詳しい。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/04/post-fe96.html

 斉藤容疑者は約1年にわたって食事えさ)を与え続けたが、新しい女性が現れてすっかり育児を放棄するようになった。
この女性と生活するようになってからは理玖君はほうっておかれるようになり、06年秋以降食事も1週間に1回から2回程度になって理玖君は衰弱死してしまった(新しい女性は理玖君の存在を知らなかったようだ)。
斉藤容疑者は「死ぬだろうと思っていた」と供述しているが、実際は「死んでもいい」という気持ちだったと思う。

 私は男性が幼児の育児を一人でするのに反対なのだが、それは男性は子育てに全く向いてないからだ。男性の役割は他の哺乳動物を見ても分かるように群れの集団を守ることと、餌を捉えてくることと、強い子供を授けることで子供を育てることは全くダメだ
これはホルモンのなせる業だから致し方がない点があり、無理して育てると怒りが爆発して子供を虐待死させることが発生する。

注)幼児虐待として起訴された悲しい案件が最近あった。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/post-9985.html

 今回の事件において何回も公的機関のチェックに引っ掛かるタイミングがあったのだが、実際は死亡して7年後にようやく児童相談所の職員が警察に届けて事件が発覚した。
3歳半の健康診断が未受診だったり、小学校や中学校に入学年齢にもなって入っていなかったからだが、児童相談所は人手不足もあってこうした児童の追跡調査が十分行われていない。
今現在で705名の児童が未就学で所在が分からないというから、理玖君のような事件が再び起こることが予想される。

 こうした事件が発生するたびに行政相互間の連絡ミスが指摘されている。確かにそうした面はあるが私は父親だけの幼児の子育てに伴う問題と思われ、そうした事例があればすぐさま行政で対処すべきだと思っている(強制的にでも引き離した方がいい)。
父親がどんなに懸命に子育てをしようとしても、オスとしての本能がある限りある段階で怒りが爆発したり、他の新しい女性のもとに走っていくことは当然だと思われるからだ。
人間も動物なのだから動物としての本性に根差した対処をしないとこれからもこうした事件は頻発するだろう。

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(26.6.3) 大学の同窓会 信州上田市 別所温泉

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 大学の同窓会が2年ぶりに開かれた。同窓会といっても私が属していた学科は30名程度の人員で、しかも当時は学生運動の真っ最中だったのでクラスのつながりはとても希薄だ。
大雑把に言って全共闘系と反全共闘系といったクラスわけになってしまい、今回集まったメンバーは反全共闘系だった仲間である。

 毎回集まるのは7名程度で今回は幹事のK さんが長野県出身だったこともあり、信州上田市の別所温泉に集まった。
私は温泉めぐりをする趣味がなかったので知らなかったが、別所温泉は長野でも指折りの歴史を持った温泉だと言う。
宿泊したのは臨泉楼 柏屋別荘と言う温泉宿だったが、明治時代に創業し、現在の建物は昭和2年に建設されたと言っていた。内装が非常に美しく調度品も優雅で日本の温泉宿としては一流だと言うことを温泉に詳しいTさんが説明してくれた。
温泉にも、もう一度行きたい温泉とそうでない温泉があるんだよ

 信州上田といえば真田一族の本拠地として知られているが、実はそれより以前奈良から平安、鎌倉時代を通じてここが信州の中心だったと言う。
上田に国分寺があることがその証拠だが、それ以上に私がびっくりしたのはここが鎌倉北条氏の一族が治めていた土地で、鎌倉時代に創建された神社仏閣が多いことだ。

 北条氏が全国制覇をしていく過程で全国に幕府の息のかかった守護職を設置したと歴史で習ったが、ここ信州上田は塩田北条氏という一族の勢力範囲だということをはじめて知った。
なかなか鎌倉幕府もやるじゃないか・・・・・・」感心した。
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(安楽寺の八角三重の木造の塔。国宝に指定されている)

 別所温泉の周辺には常楽寺、安楽寺、北向観音と言った古刹が在ってとても見所に富んでいた。安楽寺は信州最古の禅寺だそうで八角三重の木造の塔は唐様で国宝に指定されていたし、一方常楽寺は天台教学の道場として鎌倉時代に栄えたのだそうだ。
私はとても残念なことに仏教に関する知識も仏像や仏塔に関する知識もさっぱりなので「いや、実に古風でいいですねなんて当たり障りのない感想しか述べることができなかったが、こうしたことに詳しい元教諭のIさんが、しっかりと説明してくれた。

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(北向観音の境内)

 翌日は地元の観光バスに乗って塩田平の観光に出かけたが、一箇所無言館」という絵画館があり、ここには第二次世界大戦で若くしてなくなった画学生の絵が展示されていた。
なかには相当レベルの高い作品もあり、この人がこのまま生きていたら大家になったのではなかろうかと思わせる作品もかなりあった。

 作品の下にはその作者の経歴が書かれていたが、多くは1944年から1945年にかけて戦死しており、場所はフィリピンが非常に多かったのには胸が締め付けられた。
大岡昇平氏が「レイテ戦記」や「野火」で詳細に記述したただ消耗するだけのフィリピン戦線で、戦死率94%と言われた戦場に派遣された若者たちだ。
このような美術館があったこと自体驚きだが、日本の多くの若者がほとんど無駄死にと言ったような形で死亡せざる得なかったことに悲しみと憤りを覚える。

注)フィリピン戦線の惨状については大岡昇平氏が克明に描写をしている。

http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/post-432f.html
 この同期会は2年に1回開催することになっている。我々も70歳近くになるからそれまで自分が健康に生きているか不明だが同窓会に出れる程度の体力はのこしておきたいものだ。
 
 

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(26.6.2) ブログを記載して7年半 中国から毛嫌いされている!!

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 今日はブログを話題にする。
私がブログを書きだしてほぼ7年半がたった。その間基本的には毎日ブログを更新してきたが、自分でもこの息の長さに驚く。
私は性格がとても保守的で一度決めた生活態度はよほどのことがないと変えない。
また思想的にも保守的で、ある読者からおゆみ野のネオコン新保守主義者)と言われてしまったが、確かに中国と韓国をきらっている態度からそう呼ばれても致し方ない点がある。

 最も昔から私が中国嫌いであったわけでなく、学生時代は非常に中国が好きだった。高校時代私が好んで読んだ本の中に中央公論社が出版した世界の歴史シリーズがあった。
その中で京都大学の宮崎市定氏貝塚茂樹氏が記載した中国関連の本に刺激され「自分は東洋史家になって京都学派の東洋史の伝統を引き継ごう」などと決心したものだ。

 高校生の頃は安徽省哲倫安徽省は中国の省の名)と号したほどの熱の入れようで、同級生からは「中国の宦官研究の第一人者」などといわれて悦に入っていた。
最も私が愛した中国は過去の中国で現在の中国の実態を知るにつれてがっかりしてしまった。
文化大革命の頃私が好んで読んでいた高橋和己氏の評論の中に「物質的な革命だけではだめで精神革命が随伴しないと革命は達成されない。現在の文化大革命はその精神革命だ」という趣旨の評論があったが、そのころから何か非常な違和感を覚えはじめた。私は今でも高橋和己氏の本は好きだがその中国傾斜は明らかに間違いだと思っている。

 大学生の頃毛沢東にかぶれたある学友が私に毛沢東語録を見せ「山崎君、この本こそが歴史を変える最高の本だ。君も読まないと歴史に置いてきぼりを食うぞ!!なんて脅されたが、馬鹿馬鹿しくて読まなかったのが正解だった。
中国は理想の国家などではなくその正反対の国家であり、中国の行動を継続的に追っていくうちに現在の中国が戦前の日本の軍部に酷似していることに気が付いた。

 かつて日本軍部は満州事変から日支事変と戦争を拡大し、最後は太平洋戦争でアメリカに完膚無きまでに叩き潰されたが、その膨張政策は一貫していた。
現在の中国がベトナムとフィリピンと日本の領土を掠め取ろうと艦船を派遣しては武力衝突を誘っている姿とそれは一致する。日本やベトナムの艦船が応戦したらたちどころに戦争突入を図ろうとしているのだが、こうした態度を帝国主義という。

 私がネオコンと言われても中国を非難するのはそうした帝国主義的侵略を座視できないからだが、一方日本の左翼陣営がこの中国の行動を帝国主義だと認識できない思想的弱さに私はいらだっている。
左翼陣営の最大の欠点は左翼は常に正しいと思っていることで、中国が中国共産党の指導の下にある限り正しいと判断しがちなことだ。
そして返す刀で安倍政権を軍国主義への回帰だと非難してやまないが、非難する相手を間違えている。

 私はこのブログを通じて中国が帝国主義国家であり、必ず日本やベトナムやフィリピンへの侵略戦争を行おうとし、さらに国内的にはウィグルやチベットを植民地にして恥じないことを訴え続けていくつもりだ。
最近になり私は中国のサイバー部隊からのハッキングを受けたり、明らかに中国のエイジェントと思われる人物からの脅しを受けているが、それも勲章の一つとして頑張っていくつもりだ。

注)私がサイバー攻撃を受けた記事は以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/05/post-d39a.html

 

 

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(26.6.1) 退職して早8年、思えば遠くに来たものだ!1

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 定年退職してから早8年が経過しようとしている。当初は定年になれば僧衣に身を包み芭蕉並みの漂泊の旅をする計画などを立てていたが、さすがに漂泊の旅は出来かねた。
それでもしたいことはしてきたつもりだ。

 私は今住んでいるおゆみ野にまれに見るほど美しい遊歩道が整備されていたので、これを何とか維持管理したいと考えた。
ほぼ毎日の日課として清掃活動を行ってきたが、一周6.5km程度あり、また公園が併設されているためそこの清掃をしていると2時間弱かかる。
当初は何気なくやっていたが最近は体力が衰え気合を入れないとできなくなってきたものの継続している。

 清掃活動をしているとペンキの落書きが気になり、これをすべて消し去ろうと決心した。当初は剥離剤を使ってみたが剥離剤はほんのちょっとしたペンキを消すためのもので、壁一面にかかれた落書きはとても消せない。
その後はすべて上から上塗りをするようにしたが、これできれいにはなるもののペンキ代がばかにならない。数年前からこの落書き消去活動を支援してもらうためにカンパを募るようにしたら、多くの方から支援をいただけるようになった。

 嬉しいことに最近はここおゆみ野から悪ガキが少なくなったせいか落書きは本当に少なくなった。
一方四季の道やその周辺の遊歩道に設置されているベンチの老朽化がはなはだしく、このままではすべて崩壊しそうになっていた。
これも数年前から懸命に防腐剤を塗布するようにした。
これ以上の腐朽を防ごうとしたのだが、防腐剤もペンキ代と同様かなり高価なので支援者からのカンパを仰いでいる。
毎年一回はすべてのベンチに防腐剤を塗布するようにしているのでベンチの寿命が延びている。

 最近の私の活動の大半は草刈りに充てられている。ほぼ毎日四季の道のどこかで草刈りをしている。市も定期的に草刈りはしてくれているのだが、回数が年3回程度と少ないためその間にせっかくの芝生が雑草に覆われてしまう。
芝生は太陽に当たらないと全く生育できないので、私が雑草の除去を目的に草刈りをしていたらすっかり芝がよみがえってきた。

 まだ芝が再生できない箇所はあるがこうした場所も丁寧に草刈りを繰り返しているうちによみがえるので、それを楽しみに芝刈りを継続している。
四季の道の芝と木々のコントラストはとても美しく、多くの人がこの街を気に入って越してきている。日本は基本として人口逓減国家だが、ここおゆみ野と隣接するちはら台は建築ラッシュが続いていて人口が毎年増加している

 芝刈りが済んでそのあと自転車で50km程度サイクリングをして帰ってくれば、そのあとは中学生の児童に勉強を教えるのが日課だ。当初は数学だけ教えていたが英語も教えるようになり今は理科を教えることに熱中している。
理科は物理、化学、地学、生物と範囲が広く、私が中学生時代のレベルをはるかに凌駕して高校で習ったレベルに近い。
いやー、日本の科学教育は進歩したものだ!!!感心している。
特に実験に重きを置いた教育には政策当局者の意志がよく表れており、相当なレベルだ。

 こうして朝清掃活動をし、その後ブログを書き、芝刈りをし、自転車に乗ってサイクリングをして子供に勉強を教えていると毎日があっという間に過ぎていく。
漂泊の旅はできなかったがそれでもなかなか充実した日々だと自分でも感心している。

注)なお私の人生観については以下にまとめてあります。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat47393797/index.html

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