(26.5.3) ボランティア教師、理科と奮闘しながら生徒を1名追加募集
「えらいこっちゃ」とはこういうことを言うのだろう。私がボランティアで中学生に数学と英語を教えていることは何回か記載している。
今は5名の中学生に教えているが、理科を教えてほしいといわれて頭を抱えた。数学は趣味で勉強していたし、英語は社会人になってからも何かと勉強させられたが、理科はさっぱりだ。
理科と言っても範囲は広く物理、化学、生物、地学と非常に広範囲だ。
最初は「中学の理科ぐらい簡単に教えられるだろう」と思って引き受けたが、思いのほかタフなのに根を上げた。
理由は二つあって、一つは昔学んだことをすっかり忘れ去っていたことだが、もう一つはこの科学の分野は私が学んだ50年前とは様変わりに変っていたことだ。
物理などはまだニュートン力学の範囲だから私が理解していなかったことを除けば親しみがあるが、生物や地学などは昔の知識はまったく役に立たないくらい変っている。
昔私が地学を学んでいたときは大陸移動説などは仮説にすぎず、アフリカ大陸と南米大陸に同種の動物がいるのは昔両大陸間に橋が架かっていたからだ(架橋説と言った)なんて真面目に説明されていた。
また遺伝学説もメンデルの遺伝学説と同時にロシアのルイセンコ学説が教科書に載っていたくらいだから、遺伝は遺伝子によるものか環境によるものかさっぱり分からなかった。
しかしグチを言っても始まらないので中学生向きの「現代人のための中学理科 物理、化学、生物、地学」という本を買い込んで特訓している。
このシリーズは中学と高校の理科のちょうど中間ぐらいのレベルの解説になっていて、とても理解しやすいのだが、何しろ量が膨大なため勉強に根を上げている。
「なんで、67歳にもなって中学の理科を学ばなければならないんだ!!!!」
しかしやってみるとこの分野は非常に面白い。今は高校入試の千葉県の問題を手あたり次第解いているが、今まで全く知らなかったことが出てきてとても勉強になる。
「なるほどね、科学は奥が深い」急に科学少年になってしまった。
私がこうして中学生にボランティアで勉強を教えているのは、ほんの少しの手助けで子供たちの学力が飛躍的に伸びることを知っているからだ。
初歩の学生はほとんどつまらないことでつまずいてそこから先に進めないことがあるが、ちょうど登山で崖の登り方を指導するような気持ちで教えている。
「そうだ、左足をそこに置いて、右手でこの岩をつかめば登れるぞ。後10mだ!!」なんて感じだ。
幸いに私のところで教えている児童はとても素直な子が多いから数学などは瞬く間に理解していくが、理科については教師側の力量の問題があって今のところ試行錯誤の域を出ない。
子供に教え始めてから約2年半たち、それなりに教え方のコツもつかめてきたので余裕が出てきた。
そこで思い切ってもう一人生徒を追加募集することにした。
募集)1名生徒を追加募集します。
以下の条件に合致した場合はメール機能を使用して連絡ください。面接いたします
① おゆみ野在住者(遠距離ではやってこれない)
② 中学生、または小学高学年
③ 今教えられる時間帯は金曜日の5時からと、日曜日の9時からのみ
④ 数学または英語でつまずきを感じている児童
注)ボランティア奮闘記は以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/03/post-903e.html
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