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(26.5.6) 経済はベクトル 「方向と量」 日本経済の過熱と中国経済の失速

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 経済というものはベクトルだとつくづく思う。数学でいうベクトルとは量と方向を持った数量だが、経済も単にGDPの伸び率がどうかだけでなく、その伸び率が上昇局面にあるか、下降局面にあるかで現実の事象は全く異なる。

 現在の日本のGDP伸び率は1%程度だが、現実の経済は過熱し始めた。
そのことが端的に分かるのがパートの労賃の上昇9か月連続で上昇している。
都内では時給1000円で人集めが難しくなり、牛丼大手のすき屋では夜間1375円の時給を表示しても人集めができなくなり、ついに24時間営業を諦めた。
午前9時から午後10時までの営業に切り替えたが、そもそも従業員が集まらないのだからどうしようもない。

 現在の有効求人倍率は1.07になり、これはバブル崩壊前の水準と同じだ
外食産業、小売り、運輸部門にこの人手不足が深刻に表れており、危機感を持ったユニクロは非正規社員3万人のうち1万6千人を正規社員にし、休暇や年金制度を整備し始めた。
国内景気が上向いてきたのはもっぱらアベノミクスの資金ばらまき政策のおかげだが、資金のバラマキによって仕事は増えてもそれに対応する従業員の確保が難しくなってしまった。

 さらに日本で人手不足が深刻化する要因は何しろ新たな若い働き手が年々減少しているからだ。日本の14歳以下の子供人口の割合は12.8%でこれは4000万人以上の人口規模を持つ国家や地域の中で最低水準だ。
さて仕事は作ったが作業員がいない、どうしよう!!!!」と言った状況だ。

 この点で比較対象になるのが中国経済だが、GDPの伸び率が公表で7.5%前後だが、実体経済の悪化は目を覆わんばかりになっている。
もともと中国は8%の経済成長(保八と言っていた)がないと新規労働者の雇用に支障が出ると常に言ってきたが、その水準を下回ること久しい。
大学卒業者が就職難で都市の最下層労働者としてネズミのような生活をしているが、これは中国経済のベクトルが下向きだからだ

注)中国の経済成長が終わって分配問題が先鋭化してきたことは前にNHKが報道していた。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-1cbe.html

 ベクトルが下向きになると新規雇用を手控えるし、従来からいた従業員の首切りも考えなくてはならない。また在庫増加は致命的になるのでディスカウントしても在庫の掃き出しに狂奔するがそのことがまた企業の収支を悪化させている。
鉄鋼業界などはほとんど収益を生み出さなくなってしまった。

注)中国鉄鋼業界の現状については前に記事を記載した。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/post-ce0e.html

 経済政策とはバランスだから単に仕事を作るだけで経済は上昇しない。今後はこの不足する非正規社員の確保ということになるが特に建設業や運輸業でそうした日本人社員を確保することが難しくなりそうだ。
今までは外国人労働者は看護師や介護士と言った技術者主体だったがそうとばかり言えない状況が発生しつつある。
単純労働者の受け入れが必要になりつつあり、政府としたらどのようして国民を納得させて受け入れるかが腕の見せ所となりそうだ。

 なお国内には単純作業の外国人労働者の受け入れに反対する人々が多い。特に環境の悪化を懸念しており、犯罪が多発するのではないかと恐れている。
経済的には単純労働者の受け入れをする以外に労働者の確保は難しいのだが、日本人の外国人嫌いを説得するのはかなり骨の折れることだろう。

注)国内的には女性の活用が叫ばれて久しいが、実際の女性の職場は介護や医療関係に集中しており、建設現場の労働者になることはない。この分野は若く屈強な男性が必要だがそうした男性は国内にはほとんどいない。


別件2)1名生徒を追加募集します。
以下の条件に合致した場合はメール機能を使用して連絡ください。面接いたします

① おゆみ野在住者(遠距離ではやってこれない)
② 中学生、または小学高学年
③ 今教えられる時間帯は金曜日の5時からと、日曜日の9時からのみ
④ 数学または英語でつまずきを感じている児童

募集の趣旨は以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/05/post-e7bf.html

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