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(26.5.15) シェルパ族の反乱スト 俺たちの生命を何と思っているんだ!!

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  ここおゆみ野一番の有名人は野口健さんだった。野口さんは7大陸の最高峰をすべて登頂した登山家で、一方富士山の清掃登山でとても著名な人だ。
野口さんはおゆみ野にいた時も世界各地を飛び回っていたからこの地区で見ることはまれだったが、その後東京方面に越したと聞いた。
野口さんのような有名人がおゆみ野からいなくなってとても寂しい気がしたものだ(ただし家はまだあるので時には帰っているのかもしれない)。

注)野口健さんの富士山清掃登山については以下参照
http://yamazakijirou.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/21928-9b41.html

 その野口さんを久しぶりにNHKの国際報道2014で姿を見たが、野口さんがこの番組に出たのは、現在ネパールで起こっているシェルパのストが世界的に注目されたからだ。
この4月18日に起きた雪崩で13名のシェルパが死亡したが、それに対するネパール政府の補償金が100万円と少額であったので、反発したシェルパがストにが突入した。

 シェルパはもともと部族名でそれが登山のアシスタントになったのは彼らがヒマラヤの山岳民族だからだ。
シェルパとしては60年前にエベレストにヒラリーとともに登頂したテンジンが有名だが、シェルパ族はネパール世界では一種の被差別民族ともいえる。
ネパールはインド文化圏に含まれインドのカースト制度を引き継いでいる。

注)オシャカ様が生まれたシャカ族は現在のネパールの地の王族で昔はインドと一体化していた。

 したがって今までは何が起ころうともシェルパは我慢をしてきたのだが、ネパール政府が海外の登山家から高額の入山料をとるようになって切れてしまった。
政府は一人当たり250万円の入山料をとっているのに、俺たちが死亡してもたった100万円か!!

注)エベレストだけで年間300人の登頂があり、それをサポートする人数を加えると3000名程度から250万円徴収していることになる。単純計算で総額で75億円程度になるからネパール政府としては非常に大きな収入源になっている。

 このシェルパのストを精神的にも実質的にも野口さんは支援しており、「シェルパを登山仲間ではなく単なる荷揚げとルート確保の労働者とみなしている登山隊がいるが、それは間違いだ」と言っていた。
今回の事故の遺族者に対し野口さんが関係している日本のNPO法人から1000万円の寄付を行っていたが、野口さんは従来から遭難したシェルパの家族のために教育費の支援を行っている(シェルパは大家族で子供が多い)。

 今回のシェルパのストを受け、ネパール政府も対応を改めようとしている。何しろシェルパがいなければ登山が行われず、登山が行われなければ最大の収入源の一つの入山料が入らない。補償金を150万円に上げる(実際は死亡保険で補償)ようにしているが、これでシェルパのストが収まるかどうかは分からない。

注)ネパールの物価は都市部を除けばおそろしく安く、イメージは日本の10分の1程度。だから150万円は日本でのイメージは1500万円程度の保証額になる。
なおネパール経済の実態は以下参照

http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/post-c467.html

 今やヒマラヤ登山は一部のエリート登山家だけでなく、ちょっとした山好きでも登れるレベルになっている。それを支えているのがシェルパですべての荷揚げを行い、登山道にはしごやロープをかけ誰でも登山が可能なように登山道の整備を行っているが、今回の雪崩事故はその登山道の整備中に起こったものだ。

 今まで登山家はシェルパを顎で使い(ただし日本の登山隊は相対的にシェルパを大事にしてきた)シェルパが雪崩の事故で死亡すると、すぐ次のシェルパの派遣を要請するなど、はっきり言えば奴隷扱いだった。
そうした取り扱いにさしものシェルパも堪忍袋の緒が切れたというのが今回のストの原因だと野口さんは述べていた。

別件)1名生徒を追加募集します。
以下の条件に合致した場合はメール機能を使用して連絡ください。面接いたします

① おゆみ野在住者(遠距離ではやってこれない)
② 中学生、または小学高学年
③ 今教えられる時間帯は金曜日の5時からと、日曜日の9時からのみ
④ 
特に数学の特訓を受けたい人を歓迎します

募集の趣旨は以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/05/post-e7bf.html





 

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