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(26.4.9) 中国国家統計局長の悩み 「これじゃ統計にならないじゃないか!」

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  「いくらなんでもいい加減にしろ」中国国家統計局の馬建堂局長が吠えまくっている。
省や市から上がってくるGDPの数値があまりに巨大で経済成長真っ盛りという数字ばかりだからだ。
社債はデフォルトし始めたし、不動産価格は北京でさえ値下がりしているのに、GDPはとどまることなく拡大しているはずはないだろう!!!

 馬建堂局長の一番の悩みは地方から上がってくるGDPの合算と統計局が発表する中国全体のGDPの間に年間で約100兆円規模の齟齬があることだ。
統計局は全国の貨物の輸送量や電力消費量や貿易量と言ったマクロの数字で地方から上がってくる数値に修正を加えているのだが、あまりにその乖離が大きくなりすぎて誰も統計局の数字を信用しなくなった。

 「統計分野の改ざんは最大の腐敗だ。統計の改ざんはいかなるものであれ調査し処罰する」馬建堂局長が本気でほえまっくているのだが、この問題はどのようにしても中国では解決不可能だ。

 なぜか?
中国では省や北京や重慶のような特別市のトップを務めれば次は中南海が待っている。
この中南海で中国のリーダーになるためには何としても地方で実績を上げなくてはならない
そしてその実績とは保安とGDPだ。
不満分子を徹底的に取り締まり、そして経済成長を達した地方幹部だけが中南海に呼ばれる。

 中国の問題点はすべての権力が共産党に集中していることで、その序列こそが一番で序列の低いものが上位者を指示したり指弾したりできない。
そんなことをすればすぐに担当を外されるか汚職の罪で裁判もなく投獄される(中国は誰でも汚職をしているから叩けば必ずほこりが出てくる)。
省や大都市のトップの序列は統計局の局長(馬建堂氏は小規模省の副省長レベル)など寄せ付けないほど高いのだから、馬氏の言うことを聞くはずがない。

 「馬建堂局長の言うことなど無視しろ。俺は中南海に上り詰める。お前ら、GDP競争で負けたら将来はないぞ!!なんて省長に脅されるものだから、報告数字はいくらでも膨らんでいく。
こうしたミクロ数字を検証する手段は国家統計局にはないので、致し方なく省報告の数字はそれとして二系列でGDPを発表している。
かくして中国のGDPは全国版と地方版が出来上がり地方版を合計すると全国版を100兆円も上回ってしまった。
省や市の数字を足しても中国全体の数字にはならない。それがなんだ。日本では渡辺代表が熊手一本で8億円したと言っているではないか」居直っている。

 中国の統計数字は本質的に政治的数字だからいくらそれを見ても仕方がないのだ。
報告する主体と評価を受ける主体が同じでしかもそれを確認する方法が無ければ小学生でも数字を改ざんする。
よく学校の成績が悪い小学生が成績表を親に見せずに「先生がすぐに回収したから成績表はないよ。でも母さん心配しないでいいよ。オール5だから」と言っているようなものだ。

  中国が登り竜だったころは統計数字の如何にかかわらず中国経済を信頼していればよかった。しかし下り竜になるとそういう訳にはいかない。
一体どの程度問題なのか世界中の投資家や経済学者が実態を知ろうと盛んに推定合戦をしている。
超弱気派は実質的にマイナス成長だと言うが、大方は3%から5%程度の中成長に陥ったとみている。
もちろん強気派は中国の統計数字を全面信頼だ。

 馬建堂局長も大変だ。政治的数字を経済的数字にするにはどうしたらいいか?
ひどい難問を抱えている。

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