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(26.3.11) 大変だSTAP細胞ができない!! 共同研究者若山教授が逃げ出した

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  ついこの間世界初のSTAP細胞のニュースにわきかえっていたが、何やら雲行きが怪しくなってきた。
STAP細胞とは体細胞に刺激を与えることで幹細胞になるという画期的な方法で、ほんらい体細胞が外からの刺激位で幹細胞になることはないと考えられてきた。

注)STAP細胞作成の詳細については以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2014/01/post-01db.html

 それが理化学研究所の小保方リーダーを中心とするチームが、STAP細胞幹細胞)の作成に成功したというものだから、私などは舞い上がってしまい「そうか、山中教授のiPS細胞より効果的な万能細胞の作成に成功したのか」と思っていた。
ところが実験担当者だった山梨大学の若山照彦教授が「信じていた研究データに重大な問題が見つかりSTAP細胞が本当にできたのか確信が持てなくなった」ので「ネイチャーに発表した2つの論文を取り下げよう」と小保方リーダーたちに申し出ているとNHKが報じたので私は目を疑った。

 論文の発表以来世界各国で追試が行われているのだが、論文で2~3日でできると言われたSTAP細胞の作成に成功しないため、発表された論文にねつ造があるのではないかとの疑問が世界中から寄せられていたのだそうだ。
不自然な画像やデータがあるとの指摘である。
理化学研究所はこうした世界中の反論を受けてSTAP細胞作成方法の詳細版をこの5日に発表したばかりだが、それを見て実験担当の若山教授が下りてしまった。

 若山教授が言っていることは私のように外部の者から見ると意味を把握しにくい。
理由は二つあって以下のとおりだ。
① 論文に使われた写真が小保方さんの博士論文の写真と同じ
今回の若山教授が提供した写真とは異なる
② 遺伝子変化のデータについてこれまで理研は変化があったと言っていたのに5日に発表した詳細版では変化がなかったと修正した私をだましていた

 さらに不思議なのはその結果若山教授は理研の小保方さんとは異なるチームから論文取り下げのアドバイスを受けたという。理化学研究所内でバトルがあるみたいだ。
何のことかかさっぱり分からない。
今回の論文発表では理研の小保方チーム、山梨大学の若山教授、ハーバード大学の教授の3者の共同研究だったはずだが、あの自信満々に写真を公開していた若山教授が逃げ出したわけだ。

 若山教授は実験の責任者で、この研究データ写真)こそがSTAP細胞ができたことの絶対的な証拠になっているのだから、本人が「自信を持てない」と言っている以上、STAP細胞ができたと称する論文はほとんど価値がなくなってしまう。
できたと思ったが勘違いでした」ということになり何ともさえない結果になってしまった。

 今世界中でこの問題が持ちきりになっている。
追試が不可能な以上この論文はねつ造か誤りであるとの立場と、いやそうではなくて追試の条件に不備があって上手に刺激を与えればSTAP細胞ができるとの立場に揺れ動いている。

 私も舞い上がってしまった一人だから大きなことは言えないが、この体細胞が適度な刺激で幹細胞になるとの研究は昔のルイセンコ学説をほうふつとさせる。
ルイセンコ学説を知らない人のために説明すると1930年代のスターリン支配下のロシアでルイセンコ氏が「春まき小麦が低温処理で秋まき小麦になり、同様に秋まき小麦が春まき小麦に変わったが、この刺激によって変わった性質(獲得形質)は遺伝する」とした学説である。
当時の社会主義体制では人間は環境によっていかようにも変わると声高に主張されていたので、この小麦の例も環境が遺伝子を変化させたという例になっていた。
社会主義体制の下では人間の遺伝子も変わる。ルイセンコが証明している」とスターリンが社会主義科学の優越性を声高に叫んだものだ。
しかしこの例はのちに単なる低温処理で発芽時期を変えただけだと分かり、獲得形質が遺伝することは否定された。

 今回の小保方リーダーの研究も単なる体細胞に刺激を与えれば幹細胞(万能細胞)に変化するとした点で、遺伝子を組み込むiPS細胞と異なっていて、ルイセンコ学説にそっくりだ。
やはり山中教授の方法が正しく遺伝子を利用しない方法では無理だったのか・・・・・・
私が反省しても仕方がないのだが、どうやらこのSTAP細胞の成果については根本的な見直しが必要で、今回の方法でSTAP細胞ができたというのは誤りだったようだ

 

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