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(26.2.18) 韓国経済の凋落 自動車も鉄鋼もさっぱりだ!!

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 ここにきて韓国経済に急ブレーキがかかった。日本との競合商品である自動車と鉄鋼の輸出に陰りが見えている。
韓国は典型的な輸出依存の国で輸出が伸びなければ経済は停滞する。
現代自動車ポスコ鉄鋼メーカー)の低迷は韓国が日本との競争に再び負け始めたことを示している。

注)韓国経済の輸出入を合わせた額はGDPを100%以上になっている。日本は約30%程度だから如何に貿易のウェイトが高いか分かる。この韓国経済が急停車し始めたことは以前にも記載した。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/post-03c8.html

 アベノミクスが発動された1年以上がたつが、その間ウォンは対円で3割程度上昇した。このウォン高で経営を維持できるのはスマートフォンで世界的シェアを誇るサムスン電子だけで、自動車と鉄鋼は日本との競争に耐えられない。

注)サムスン電子の13年度の営業利益は3兆6千億円で対前年比27%UP

 現代自動車は13年度の営業利益対前年比▲1.5%の8000億円になった。数字そのものは立派なものだが、問題は従来破竹の勢いでシェアを伸ばしてきた欧米市場で減少に転じたことだ。
直接の原因は12年度の発生した燃費の誇大表示が原因だが、一方で円安で勢いを取り戻した日本勢のトヨタやホンダや日産に追い上げられたという側面も強い。
もはや安からろう悪かろうでは欧米市場から見放される。
かくして現代自動車は中国やブラジルと言った安ければ購入する市場しか拡大できなくなってしまった。

 一方トヨタは経常利益が過去最高の2兆4千億と対前年で82%も上昇している。このトヨタと現代自動車との明暗の差に注目してほしい。現代は明らかに凋落のトレンドに入りつつある。

 ポスコの苦境は中国の鉄鋼メーカーのダンピングに対抗して価格引き下げを余儀なくされたのが大きい。中国では鉄鋼生産が有り余ってしまい低品質の鉄鋼製品の値下がりは激しく、中国との競合製品が多いポスコの経営を圧迫している。
ポコスは超非常経営体制を宣言して背水の陣を引いているが、今期は経常利益で赤字に転落しそうだ。
一方日本の新日鉄住金は経常利益が3000億を越えそうでこれは昨年より4倍の利益だ。

 結局韓国経済はサムスン電子以外の自動車、鉄鋼、造船と言った日本との競合企業は軒並み経営が悪化して一部は赤字に転落している。
サムスングループの韓国経済に占める割合は約20%だから、表面的にはまだまだ健全のように見えるが実際はサムスン以外は総倒れに近くなっている。

注)なお大財閥以外の中小財閥はすでに倒産のラッシュに入っている。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/post-4df2.html

 韓国総合株価指数KOSPI)は2011年に2200のピークを打った後は完全に停滞局面に入り、その後は1800から2000の間を上下している。
日本がアベノミクスでここ1年で7割程度上昇したのと比較してみれば如何に韓国経済に対する評価が低いかよくわかる。

 パク・クネ大統領は最後のフロンティアが中国だと中国との経済連携に熱心だが、実際はその中国経済も大ブレーキになってきた。
表面的なGDP上昇率は7.5%前後と発表されているが、これは政府の目標数字に合わせて地方政府が数字を丸めているからで、長谷川慶太朗氏は実質3%程度だろうと推定していた。

注)パク・クネ大統領の中国シフトは以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/2571-historic-m.html

 実際の電力消費や鉄鋼産業の過剰生産、地方政府による誰も住むことのない住宅建設(鬼城という)等から見て、中国の経済発展の時代は終わったとみてよさそうだ。
韓国はそうした中国と心中するつもりだから、経済成長率が今後とも低迷(2%前後)になるのは已むおえないだろう。

  アベノミクスは韓国経済を窮地に追いやることには見事に成功し、パク・クネ大統領を追い込んでいる。世界各地に従軍慰安婦の像を建てることだけが趣味のパク・クネ大統領にはこの苦境を乗り越えるだけの力量はなさそうだ。



 

 

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