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(26.2.7) アメリカの時代の終わり ドイツ・メルケル首相との確執

2023_031 

 アメリカは世界のいたる場所からその影響力を低下させ始めた。
昨年10月にドイツのメルケル首相の携帯電話の盗聴が暴露されてからアメリカとドイツの関係は冷え切っている
メルケル首相旧東ドイツ出身者だから若いころから東ドイツの秘密警察シュタージの監視下に置かれていた。そして東ドイツの国民は基本的に全員盗聴されていたのが実態だから、NSAアメリカ国家安全保障局)によるメルケル首相の盗聴は昔の悪夢を思い起こさせている。
アメリカはシュタージと同じだ!!!!

注)NSAによるメルケル首相の携帯電話盗聴の実態は以下参照

http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/post-03a6.html

 オバマ大統領メルケル首相から「なぜ友好国の首相の携帯電話の盗聴をするのか、私をテロリストと思っているのか」と責められ全く立場をなくした。
オバマ大統領は先月「今後は友好国の元首の盗聴は止めさせる」と妥協案を示したが、その程度でドイツは収まらない。
NSAを解体しろ、盗聴は止めろ!!とドイツのマスコミは大騒ぎだ。

 先日アメリカの下院議員も出席した討論会がドイツで開催されていたが、アメリカの下院議員がこうしたテロリストの情報はドイツにも提供される。だからNSAは有効だ」と言ったのに対し、ドイツの当局者が「そのような情報を受け取ったことはない」と気難しい顔で反論していた。

 もともとは元CIA職員スノーデン容疑者がNSAの盗聴の実態を暴露したのが始まりだが、現在スノーデン容疑者は実質的にロシアに亡命中だ。
アメリカは再三にわたってスノーデン容疑者の引き渡しを求めているが、プーチン大統領は首を縦に振らない。
それは当たり前でスノーデン容疑者が持っている情報を利用すればいくらでもアメリカの弱点を突けるので、利用価値がある間は保護し続けるだろう。

注)スノーデン容疑者のロシア亡命の経緯については以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/post-a332.html

 さらにアメリカの威信の低下を如実に示したのがシリアへの空爆実施の失敗で、「アサド政権が化学兵器を使用したのは明白で、これに懲罰を与えるために空爆する」とこぶしを振り上げたが、プーチン大統領の反対で空爆ができなかった。
かつてW・ブッシュ政権はロシアが何と言おうがイラクにもアフガンにも軍隊を送り込んだが、今はロシアが反対すればアメリカは何もできない。
オバマ大統領は頭にきてソチオリンピックの開会式出席をボイコットしていたが、こうした子供じみた反抗しかできないのがアメリカの実態だ。

注)アサド政権に対する空爆失敗については以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/post-fdc3.html

 オバマ大統領のレイムダックはひどすぎる。予算案一つとして議会を通過させるのがやっとで、赤字国債上限枠の引き上げ法案は常に野党共和党の反対で国債の発行もままならない。
すべてのエネルギーを国内問題につぎ込んでいるから、国際問題に首を突っ込んでいる暇などなくなってしまった。

 安倍首相はこうしたアメリカの世界からの後退を読んで、ロシアとの関係強化に乗り出しており、一方中国は西太平洋を中国の海にしようと海洋進出を強化している。
アメリカはスノーデン容疑者一人を逮捕することもできず、シリアのアサド政権に対する空爆もできず、そして西太平洋からは中国から追い落とされようとしている。
よくもあしくもアメリカが仕切っていたパックス・アメリカーナの時代が終わり、今は春秋戦国時代に突入したようなものだ。

注)両院で多数を取らないと政権はレームダックになる。安倍政権以前の日本の政治がそうだったが、今はオバマ政権がそうなってしまった。
 

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