« (26.1.7) オランダの農業革命が世界を変える 中国への進出と日本 | トップページ | (26.1.9) 日本・トルコ同盟の帰趨 安倍首相とエルドアン首相との蜜月関係 »

(26.1.8) 肥満の世紀 世界から肥満をなくせ!! WHOの大号令

286 

 私のように過去一度も太ったことのない者にとっては肥満というものを実感することは難しい。
私の体重が最もあったのは中学から高校にかけてで、だいたい67kg前後だった。この体重は20歳代まで続いていたが、30歳を超えるころから徐々に体重が減少し、今は60kg前後になっている。

 なぜ体重が増えなかったかの原因は常に運動をしてきたからで、中学生の時は野球、高校生の時は柔道、大学生になってからは水泳を行ってきた(すべてクラブに入っていた)。
職場に入ってからは登山に目覚めて一時は上村直己のような登山家になろうとしたものだ。
しかし30歳を過ぎることから走る喜びを知って最近まで走り回っていたが、ついに膝や腰に支障が出てきて今は自転車を乗り回している。

 そんな訳だから私の身体に脂肪が着く時間がなく、体脂肪率は15%前後でBMIは21程度だ。だから肥満者を見ると「運動すればすぐに痩せられるのに」と思うが世の中はそうはいかないらしい。

 世界には肥満大国というのがあって、成人の34.6%が肥満のエジプトや32.8%のメキシコ、31.8%のアメリカがこの肥満大国のグループになる。
3人に一人はちょうどリンゴのような体つきということだ。
一方日本などはスリム大国と言ってよく肥満人口は4.5%でケニアやベトナムと同じグループだ。

注)通常国際的には肥満はBMIの値が30以上を言う(ただし日本では25以上を肥満者と言っている)

 日本人はスリムの典型で私の娘はオーストラリアに1年間暮らしていたが、「A子はなぜそんなにスリムなの。その秘訣をお教えて」といつも言われていたそうだが、日本人としては平均的な体型に過ぎない。

 肥満大国では肥満に伴う血管系疾病や学業や仕事に対する倦怠感が問題になっており、メキシコではとうとう肥満対策として飲食物への課税を1月1日から行うことにした。
ファ-ストフードに対しては8%、清涼飲料水には1ぺソ(8円)の課税だから、日本の消費税並だ。

 他にも肥満税を課している国はあるが、ルーマニアのジャンクフード税やハンガリーのポテトチップス税は肥満対策に名を借りた増税でメキシコのように本当に肥満に危機感を持って課税したわけではない。
またフランスもデンマークも肥満税があるがそれほど本気ではなく、デンマークなどは一旦導入したものの馬鹿馬鹿しくなって取りやめてしまった。

 私は長い間肥満は意志力で制御できるものと思っていたがどうやらそれほど単純でないらしい。たばこや酒の飲酒がやめられないように食べることで脳に何とも言えない快感が発生するため、本人の意志とは無関係に飲食してしまうようだ。
考えてみれば私も運動中毒で自分の意志とは無関係に運動を続けている。運動をすることで体と脳が喜ぶからでマラソンのランナーズハイがその典型だが、そこまでいかなくとも運動をすれば何とも気持ちがいい。

 結局人は体と脳が喜ぶことを選択して実施しているだけで、ある人は酒やたばこや麻薬であり、ある人はジャンクフードであり、そして私の場合は運動だ。そしてその心身に与える影響によって世間では好ましいものとそうでないものの評価があるに過ぎないようだ。

注)タバコがなぜやめられないかのメカニズムは解明されていてそれは以下の通り。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/23122-1716.html

 しかしこのままいくと世界中で肥満者だらけになってしまうので(現在は世界平均で10%)、WHOとしても見過ごすわけにはいかないのだろう。
高カロリーで高脂肪酸の食物や、糖分入りの清涼飲料水には課税をしてでもなくせ!!と大号令をかけている。
日本のようなスリム大国では問題はなさそうだが、それでも男性の肥満が増えだしたのがやや問題なのだそうだ。

 信じられないことに21世紀は飢餓よりも肥満が問題になる世紀になっている。アメリカやメキシコでは貧乏人ほど肥満になりやすい(ジャンクフードばかり食べるため)というのだからローマクラブが聞いたらびっくりして腰を抜かすだろう。

 

|

« (26.1.7) オランダの農業革命が世界を変える 中国への進出と日本 | トップページ | (26.1.9) 日本・トルコ同盟の帰趨 安倍首相とエルドアン首相との蜜月関係 »

健康」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« (26.1.7) オランダの農業革命が世界を変える 中国への進出と日本 | トップページ | (26.1.9) 日本・トルコ同盟の帰趨 安倍首相とエルドアン首相との蜜月関係 »