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(26.1.21) NHK アルツハイマー病をくいとめろ  その1

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(このグラフはとても重要なグラフでアルツハイマー病の25年前からアミロイドβが、そして15年前からタウ蛋白質が蓄積されていることを示している)

(今回は内容が豊富なので二回に分けて記載しております)

 私のように物忘れが激しい人間はどう考えてもアルツハイマー病の予備軍としか思われない。何しろ人の名前や場所の名前は聞いた端から忘れてしまう。初対面で挨拶をかわし「そうですか○○さんですか」なんて念押しをしても5分後にはすっかり忘れてしまう。
家族からは「鶏の記憶並」だと揶揄されているが、反論のしようがない。

 今私は67歳だがアルツハイマー病が発症する確率が最も高い年齢の70歳に接近しようとしている。
もう後がないな!!諦めていたが、NHKがアルツハイマー病の最前線の治療法番組を放映して、この病気が治る可能性があることを示唆していた。
アルツハイマー病の原因が判明し、後はそれに対する対策がもう少しで実用化される段階なのだという。

 アルツハイマー病は脳にアミロイドβという老廃物がたまり、それが脳の神経細胞を傷つけ、そこからタウ蛋白質が侵入して神経細胞を死滅させることから始まる。
そして最も早く侵入を許してしまう神経細胞が海馬という記憶を司る部位のため、最初に記憶障害が起こり、続いて運動障害運動野も委縮し始めるため)が発生して生きるしかばねになってしまう病気だ。

注)NHKのためしてガッテンでもアルツハイマー病の予防策を放送していた。内容は以下の通り。

http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/post-1d99.html

 従来、ここまでは分かっていたがこのアミロイドβタウ蛋白がたまり始める時期が決定的に大事だということが最近分かってきた。
アメリカで5年前からアルツハイマー病の専門家150名によるDIAN(ダイアン)研究なるものが実施されたがその成果だ。
 
 DIAN研究では家族性アルツハイマー病の家系、300人の協力を得て調査したところ、アルツハイマー病発症の25年前からアミロイドβがたまり始め、発症の15年前からタウ蛋白質が蓄積されるのだという。
いわばアルツハイマー病は25年の歳月をかけて発生するおそろしく息の長い病気で、発症する前までは本人に全くの自覚症状がない。
だから反対に言えばアミロイドβとタウ蛋白の蓄積を食い止めることができればアルツハイマー病にはならない。
25年前から薬による有効な治療ができればアルツハイマー病は予防が可能です」研究の責任者の言葉だ。

 アルツハイマー病の患者数は高齢化が進むにつれて急増しており、現在世界で4400万人の患者数が30年後には約3倍に増加すると想定されている。
日本などはアルツハイマー病の世界の先進国で今65歳以上の8人に1人が認知症だが、30年後には4人に1人が認知症で、認知症の約70%がアルツハイマー病だという。
日本では30年後には3人に1人が65歳以上だから、その4分の1が認知症とすると日本人の12人に1人は認知症になってしまうがこれは驚くべき数字だ。

 現在アルツハイマー病の薬の開発で最も進んでいるのはイギリスの大学で、そこで開発したLMTXという薬だそうだ。
LMTXはタウ蛋白質を叩く性質があり、300人を対象にした臨床試験では好成績を収めている。
現在さらに治検者を1300人に増やして、副作用の可能性や正常な人に飲ませた場合の効果を確認しており、効果が認められれば初めてのアルツハイマー病の特効薬になるという。臨床試験が終わる2年後が楽しみな薬だ。

 一方アミロイドβの増加を抑える取り組みはとても面白かった。そもそもアミロイドβは脳の老廃物で脳を使用すれば必ず発生するものだ(運動をすれば筋肉に乳酸がたまるが脳の乳酸がアミロイドβ)。
しかしこの老廃物は本来寝ている間に髄液とともに脊髄に排出されて脳にたまらないようなメカニズムになっている。
異物や不要な物質を体外に排出する仕組みが脳にも存在している。

 だがこのメカニズムが正常に働くためには快適な睡眠が必要で、寝ている間に体は休まるだけでなく脳からはアミロイドβが排出される。
しかし寝不足になったりあるいは睡眠障害になるとアミロイドβが排出できなくなり、一日中頭が重いがこれは老廃物が脳の中にたまりっぱなしになっているからだ。
だから快適に眠れるようにすればアミロイドβはたまらない」何とも簡単な原理で笑ってしまった。

 最もそうは言っても快適な眠りなど誰でも取れるというものでないので、スイスの製薬会社がアミロイドβを取り除くカンテネルバムという薬を開発していた。
しかし残念なことにすでに発症した患者のアミロイドβが減少してもアルツハイマー病は治らないのだという。
これもDIAN研究であきらかになったのだが、アミロイドβはアルツハイマー病発症後は減少し、発症した段階ではいくらアミロイドβを減少させてももう遅いのだという。

 発症前までは主要な原因物質だが、発症後はタウ蛋白にその地位を譲ってしまうため、発症前の投薬でないと全く効果がないということのようだ。
現在この発症前投薬の臨床試験が実施されており、効果がわかればアミロイドβを抑える薬が開発されたことになる。この臨床試験も2年後には結果が分かるのだという。

(明日に続く)

(別件)四季の道ミニマラソン大会(約5km)の募集が始まっています。

・日程 2月16日(日) スタート9時35分(四季の道駅伝の一環です)
・集合場所  有吉中学校正門前
・具体的なレースの詳細、およびエントリー方法は以下の「おゆみ野四季の道駅伝公式ホームページ」

http://www.oyumino-shatai.com/ekiden/

を参照して下さい。
ここからエントリーできます。

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