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(26.1.9) 日本・トルコ同盟の帰趨 安倍首相とエルドアン首相との蜜月関係

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(友達の千葉港に停泊しているヨット。初めてヨットに乗せてもらったときの写真)

  なにか日本とトルコは同盟関係を結んだ国家のようになってきた。安倍政権が成立してから安倍首相は2回トルコを訪問し、今回エルドアン首相が来日した。
中国や韓国とは全く首脳外交がないが、一方トルコとの間ではシャトル外交になっている。k

 この同盟は日本とトルコにとって互いに補完関係にあり、これ以上のパートナーはないような状況だ。
日本側としては海外インフラ投資の拠点としたい思惑があり、すでに地下鉄の建設や橋梁の建設がなされたが、加えて今問題になっている原子力発電所や火力発発電所の日本企業の受注を目指している。
さらに軍事面においても日本の軍事技術の主要な輸出先になろうとしている。

注)本当の狙いは経済・軍事関係を強化して対中国包囲網を形成することが目的だが、そうしたことは表立って表明するものではない。

 一方トルコ側にも差し迫った問題がある。
エルドアン政権は昨年の6月頃までは実に順調な経済と政治の運営をしてきたが、13年に入り経済が失速し始めた。理由はアメリカが金融の引き締めを行うとの観測が走った途端トルコの株式市場や債券市場からヘッジファンドの資金が引き揚げられたからだ。
この景気後退に伴い失業者等が増大しはじめ、突如都市部の労働や学生を中心に反エルドアン暴動が起きた。
この騒動は何とか抑え込んだものの今度は政権内部で分裂が始まっており同盟を組んできたギュレン運動が反エルドアンに舵を切った

注)6月の暴動のときの記事は以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-2e20.html

 ギュレン運動
などと言われても日本人にはさっぱりだが、エルドアン氏の出身母体AKP公正発展党)と互いに手を携えて政権を維持していた宗教団体だったが、ここにきて急速に反目しあっている。ギュレン運動側からすると昨年6月の暴動を力で抑えたその手段が乱暴すぎるというもので、そもそも都市労働者や学生が立ち上がったのはエルドアン政権の汚職体質に対しての意義申し立てだからエルドアン首相の方で反省すべきだという立場だ。

注)日本的なイメージで言うと自公路線が決裂して公明党が離反したような感じ。

 エルドアン氏はこのギュレン運動の要求を断固拒否したため、ギュレン運動が実力行使にではじめた。これも日本人には何とも理解できないのだが警察と検察の幹部がこのギュレン運動の支持者が占めていた。
そこで警察権力を行使してエルドアン首相の取り巻きの黒い頭の鼠を80匹も逮捕したので、上を下への大騒ぎになってしまった。

 エルドアン首相も負けてはいない。エルドアン氏は贈収賄が疑われていた怪しげな閣僚10人の首を切って出直しを国民に約束したり、さらに逮捕者が増えそうになったので警察幹部を32名移動させたりして巻き返しを図っている。

 エルドアン首相の思惑はこうだ。
実にまずい状況だが、この状況から逃れる起死回生の手段は、経済の再活性化しかない。そのためには技術と資金力がある日本との提携が一番で、原子力発電所も石炭発電所も橋梁もすべて日本と手を組もう
今回の訪問で日本と合同で技術科学大学を創設することにしたが、ポイントはここに併設される科学技術センターで日本の原子力技術を教え、トルコに建設予定の原発の技術者を養成する場所にすることだ。

 さらに軍事面では三菱重工と組んで次期主力戦車のエンジンと変速機の共同開発をすることになった。戦車本体は韓国が製造するのだが、その主要部分は日本製に代えようとしている。
また黒海沿岸に石炭火力発電所の建設を行うことにしているが、受注で先行していた中国とカタールを日本が急激に追い上げている。

 エルドアン政権にとっては日本がラストリゾートで、一方日本にとっては経済的にはインフラ輸出、軍事的には対中国包囲網の切り札になる。
これほど相性のいい組み合わせはそれほどあるものではない。

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