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(25.12.8) 特定秘密保護法案成立 安倍政権の勇気ある決める政治

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  かつての安保騒動を見る思いだった。特定秘密保護法案はようやっとのことで6日参議院を通過し成立したが、この法案の国会での攻防やマスコミの取り扱い方は安保並みだった。
かつて日米安全保障条約岸政権の下で1960年に成立したのだが、当時のマスコミの論調は「この安保条約によって戦争が引き起こされる」というものだった。
しかしそれから約50年間、反対に安保条約のおかげで日本は平和を享受できたといえる。

 今回の特定秘密保護法案についても、「これで戦争が始まる」というセンセーショナルな報道がなされていたが、なぜ特定機密の保護を行うと戦争になるのかという冷静な分析はされていなかった。
戦前に戻る」というのがその主張の中心だったが、これは安保条約締結の時も左翼が採用したお決まりのプロパガンダだ。
私はかえってこれで戦争を防止できたのではないかとほっとしている。

 今回特定秘密として指定される秘密は防衛、外交、スパイ活動、テロ活動に関する秘密の中から重要秘密を特定し、これを漏えいした公務員に厳罰を科すというものだ。
最も国家の秘密に関してはすでに従来から存在し、特定管理秘密42万件、防衛秘密4万件、特定防衛秘密(アメリカとの防衛関連秘密)1万件が指定されており、漏えいした場合はそれぞれ罰則が決められている。

 現在の罰則は特定管理秘密の漏えいでは1年以下の懲役、防衛秘密の場合は5年以下の懲役で特定防衛秘密の場合だけが10年以下の懲役だった。
今回の特定秘密保護法では一律に10年以下の懲役になるので、厳罰化が進んだといえる。

 また公務員の範囲も従来は国家公務員、自衛隊職員に限られていたのが、都道府県の職員と警察官にまで拡大されている。
国会で議論になった民間人については嘱託職員や国の委託を受けた防衛産業の民間人までが対象になる。
一般の人は当たり前のことだが防衛や外交の秘密情報など保持していないので漏えいのしようがないというのが実態だ。

注)反対のキャンペーンの中で一般人が二次情報(新聞やマスコミが報道した内容をさらに第三者に知らせること)を流布しても逮捕されるといったネガティブキャンペーンがされていたが、これはあり得ない。NHKが報道した内容をしゃべったら逮捕なんてことになると、日本人全員が監獄に入らなくてはならなくなる

 今回マスコミ関係が一斉に反対のキャンペーンを張ったのはマスコミの使命である知る権利を制限されると認識したからで、公務員から特定の情報を入手することが困難になるからだ。何しろ漏えいした場合は公務員は10年以下の懲役だからよほどの確信犯でない限り漏えいはなくなるだろう。
マスコミにとっては情報の取得範囲が狭められるのだから、反対したのは当然だろう。

 だが安倍政権がこの特定秘密保護法案を今国会で成立させたのは、今でないと絶対に成立が不可能だからだ。衆参のねじれが解消し参議院で否決されることもなくなった。そして総選挙はまだ先だ。
一部に「数の暴挙だ」という批判があるが、民主主義社会とは「決定は数で行う」という社会なのだから暴挙とは言えない。
しばらく前まで「日本の政治は何も決定しない」と嘆いていたのに、安倍政権が決定を始めると「数の暴挙」ではただ反対するために反対しているようなものだ。

 私がこの法案に賛成なのは、これにより戦争を仕掛けられる確率が低くなると考えるからだ。戦争を仕掛けたがっている国は中国で、尖閣諸島の日本の領海に艦船を遊弋し、また尖閣諸島上空に防空識別圏を設定して、スクランブルを行おうとしている。
艦船レーダーを照射したりして盛んに日本を挑発しており、海上保安庁や自衛隊が応戦すれば直ちに戦争を行うつもりだ

 一方で日本の防衛秘密のスパイ活動を熱心に行っており、自衛隊員をハニー・トラップで引っかけては潜水艦にかかる情報やアメリカからの軍事情報の入手に血眼になっている。
これは中国としたら当然で日本と戦争を行おうとしている以上敵の内情を把握し、実力を正しく知らなければ戦争にならない。

 安倍政権はこうした中国の準戦争行為に対し断固戦いを挑んだので、民主党政権の下で空洞化した日米安保体制の再構築を図り、集団的自衛権を容認することで集団安保体制を築き、国内では中国のスパイの取り締まりを強化しようということだ。

 現在の中国は戦前の日本軍部と同じ帝国主義的拡張を行っており、相手が弱ければ領土を実力で掠め取ろうとしている。
日本としたら体制を強化して中国にすきを見せないことが一番で、これでようやく中国の帝国主義的侵略を阻止できる。

注)中国の軍部は戦前の日本の軍部と同じであり、現在の日本の立場は侵略されつつある当時の中国人民のような立場だ。

 私は安倍政権が安保を再構築し、さらに今回の特定秘密保護法案を成立させて中国の侵略戦争に備えていることに心強さを感じており、こうしたカウンター能力こそが戦争を未然に防ぐ力と思っている。
平和とは力で勝ち取ることで単に「平和」と唱えているだけでは平和は勝ち取れない。

なお特定秘密保護法庵については前に一度同趣旨のブログを記載してある。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/post-1a0a.html

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評論 日本の政治 安倍内閣」カテゴリの記事

コメント

山崎さん 大変ですがマラソン指導、頑張ってください。

さて 「現在の中国は戦前の日本軍部と同じ帝国主義的拡張を行っており、相手が弱ければ領土を実力で掠め取ろうとしている。
日本としたら体制を強化して中国にすきを見せないことが一番で、これでようやく中国の帝国主義的侵略を阻止できる。」
とありましたが。
これですよね~「以前の社会党のような、非武装論は非現実的であり、軍事的牽制力がなければ外交は成り立たない。
中国の膨張主義、覇権主義は世界の特にアジアの諸問題の元凶であり、これまでの日本の官僚的弱腰では中国に誤解をあたえかねない.(趣意) 」(酒井 亨著、 アジア 反日と親日の正体)

わたしも、中国と南北朝鮮に大変誤解を与えているのではと思っていたところです。

大悪起これば大善来るとは先人の言葉ですが、本当ですね。あの目も当てられない悪夢のような民主党政権が終わって、やっと日本にふさわしい優秀なリーダーが現われたのでは?これから日本と特にアジアとアフリカの民の幸せに寄与する日本の政治を期待しています。

投稿: アブラコ | 2013年12月11日 (水) 13時34分

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