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(25.12.20) 安倍首相の現実的平和外交 アセアン特別首脳会議と防衛大綱の見直し

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 安倍首相
の外交政策についてはほとほと感心する。この13日から14日にかけて日本でアセアン特別首脳会議が開催された。アセアン各国の元首がすべてそろった会議で、そこに日本が加わっている(タイのインラック首相だけは国内問題で忙殺されて副首相が出席した)。
この特別会議は2003年に第一回会議が開催されているから2回目だが、この会議の最大の特色は中国と韓国を排除した日本とアセアンの特別会議ということだ。

注)安倍外交の成果については前にも記載してある。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat54917474/index.html

 現在アセアン各国の中で特にフィリピンベトナムは中国の海洋侵略に悩まされ、次々に領土を実力で奪い取られている。日本の場合は海上保安庁や自衛隊がしっかりしているから尖閣諸島の領有を何とか持ちこたえているが、中国の海上覇権の野望は尽きることがない。
私には中国海軍は日本の戦前の日本陸軍のように見える。何しろ言っていることが同じなのだ。
満州は日本の生命線だ!!」
尖閣諸島は中国の核心的利益だ!!」


注)中国はフィリピンからはスカボロー岩礁、ベトナムからは西沙諸島、南沙諸島を奪っている。

 今回のアセアン特別首脳会議は前回2003年の会議と異なり経済協力だけでなく、安全保障面の協力を目指したことが全く異なる。
特にベトナムとフィリピンには巡視船を供与し、安全保障面の強化を図った。フィリピンの巨大台風被害の救援にもトモダチ作戦を展開し、1180人の自衛隊員を派遣したが、これは東日本大震災の時にアメリカが示したトモダチ作戦と同様の意味を持つ。
ともに安全保障で協力する仲間ではないか!!」

 さらに中国が設定した防空識別圏に対抗し明確に反対の共同声明を発することができた。
飛行の自由および民間航空の安全を確保するための協力が必要だ
この共同声明にはラオスカンボジアと言った現在中国の衛星国になっている国が躊躇したが、最終的には採択された。

 安倍首相はこうした外交で中国を包囲しその帝国主義的進出を抑えようとしているが、外交だけで中国に対抗するのは不可能だ。自身も相応の防衛力を持たなければ結果的に弱者集団になってしまい、中国の切り崩しにあってしまう。
今回安倍政権は防衛大綱の見直しを行い、今後5年間で整備する防衛力を明示したが、その内容は尖閣諸島で戦闘が発生した場合の即応力の強化といえる。

 現在陸上自衛隊は15の師団・旅団があってそれぞれの方面を防御する役割を与えられていたが(方面軍という)、このうち7つを機動師団・旅団に編成替えすることにした。
これによって陸上自衛隊は尖閣諸島に問題が発生すれば、沖縄等に陸上自衛隊を機動的に集中することができるようになる。
さらに尖閣諸島では海からの上陸が必要になるので、陸上自衛隊に水陸機動団を設置することにしたが、これは日本版海兵隊だ。

注)島の上陸作戦には海兵隊が必要で、これは太平洋戦争でアメリカが実証した。

 戦闘機についてもF35ステレス戦闘機に代えるのは中国空軍のスホーイ改良型に対抗する措置だ。また戦闘機の戦闘能力を高めるために空中給油機をさらに3機増やすが、尖閣諸島上空は本土から遠いので給油機がないと長時間の飛行ができない。
また海上自衛隊の護衛艦(本当は戦闘艦なのだが護衛艦という名前にしてある)を7隻増加させて54隻にして、中国海軍の増強に備えている。

 防衛力というものは相手があってのもので、中国の侵略に対して日本はそれを躊躇させるだけの防衛力を整備せざる得ない。中国が軍事費の増額に走り海軍力や空軍力を充実させれば、対抗上日本も防衛力の強化を図らざる得ないのだ。
安倍首相の外交努力と防衛力の整備が中国に日本侵略を躊躇させる唯一の方策なのだから、こうした安倍首相の努力を国民の一人として私は強く支持している。

 中国は21世紀に残ったまれな帝国主義国家で、日本が70年前に放棄した侵略戦争を今でも起こそうとしているアナクロニズムの国家だ。
こうした国家に対抗するためには鳩山元首相のような空想的平和主義者では平和を守ることができず、安倍首相のような現実的平和主義者だけが平和を守ることができるのは歴史が教えてくれている。

注)ヒットラーの侵略戦争にイギリスが勝利できたのは妥協派のチェンバレンが首相を辞めて、抗戦派のチャーチルが首相になったから。

なお安倍首相の外交政策についてのブログ記事は以下にまとめてあります。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat54917474/index.html

 

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コメント

そう思います「鳩山元首相のような空想的平和主義者では平和を守ることができず」
今、現実にチベットやウイグル自治区の人たちは中国に弾圧され地獄のような日々と報道されています。
過剰報道とは思われません。
アメリカの力が弱くなってきたら日本もあのような悲惨な状況に陥るかもしれません。
平和憲法9条を守っている国が攻撃されるわけがないと思っている人はチベットやウイグル自治区の現実が見えないのでしょうか?
当然ですが正当防衛ができる国にならなければなりませ。なれなくなった国、国民は悲惨です。
現実はまだまだ弱肉強食の畜生界です。

投稿: サザンカ | 2013年12月20日 (金) 12時44分

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