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(25.10.28) スノーデン爆弾の第五弾 メルケル君、君の電話は筒抜けだ!!

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  スノーデン容疑者の暴露爆弾の第五弾はドイツのメルケル首相の携帯電話の盗聴だった。
第一弾はアメリカ市民への盗聴、第二弾が世界市民への盗聴、第3弾がアメリカ在住の大使館への盗聴で、第4弾がオバマ政権のサイバー戦争戦略の全貌を明らかにした文書の公開だった。

注)第1弾・第2弾の明細は以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-cad6.html
第3弾は以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/post-a332.html
第4弾は以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/post-03a6.html

 こう次々にアメリカ政府のインテリジェンススパイ活動)の全容が明らかになってしまうと、オバマ政権としては立つ瀬がない。
スノーデン容疑者はイギリスのガーディアン紙に情報を提供したのだが、それだけでは不安と思ったのだろう、ドイツの週刊誌シュピーゲル紙にも情報をリークしていた。
シュピーゲルが今まで情報公開をしなかったのは、ガーディアン紙よりは慎重だったからだろう。

注)ガーディアン紙はイギリスの左翼系新聞で発行部数20万部。一方シュピーゲルはドイツの進歩的週刊誌で発行部数110万部。

 シュピーゲル紙によるとNSA(国家安全保障局)が盗聴した携帯電話のリストにメルケル首相の携帯電話があり、この盗聴は2002年から行われていたという。
NSAの主要な任務はテロの防止のための盗聴だが、これではメルケル首相(2002年当時は野党党首)はテロ容疑者として盗聴されていたことになり、メルケル首相としては立場がない。
ねえ,オバマさん、私をテロリストに入れているの!!」と言いたくなるだろう。

 実際はNSAはテロ防止の目的をはるかに超えて各国首脳の通信を傍受し、政治・経済交渉を優位に進めようと画策している。
アメリカとドイツは同盟国だが、こと貿易や金融となると角突き合わす中だから、メルケル首相の政策をいち早く知ることが貿易や金融の交渉で有利になり、アメリカ政府としても盗聴を容認していた。

 日本人として気になるのは「では日本の首相の携帯電話はどうだったのか?」ということだが、菅官房長官が先日の記者会見で「日本の首相が盗聴されたという事実はない」と述べていた。
しかしこれを素直に信じることは難しい。現在情報がリークされている先がガーディアンシュピーゲルで日本のメディアでないから確認するすべがないというのが実態で、そのうちに日本の首相もNSAの盗聴の対象になっていたことが明らかになるだろう。

 何しろ民主党が政権をとっていた2009年8月から2012年12月までは日本に親中国政権ができていたのだから、アメリカとしては枕を高くしては眠れなかったはずだ。
この間の歴代の首相の電話は盗聴されていたと考えるべきだろう。

注)自民党政権の場合は親米政権で安全保障上の問題はないが、ドイツと同じ経済・金融上の桎梏があるので、やはり盗聴対象になっていただろう。

 NSAの盗聴に対し、ドイツ、フランス、ブラジルと言った諸国が公式にクレームをつけているが、実際はドイツではBND(ドイツ連邦情報局)が要人の盗聴を行っており、フランスも同様だ。
違いは大規模な盗聴組織はアメリカと中国だけが持っており、これを両横綱とするとあとは前頭レベルだからインテリジェンスのレベル差が大きすぎるというところだろう。

 日本についていえば全くインテリジェンスはお粗末で相撲でいえば幕下レベルで、NSAがあきれ返って2011年ごろ日本に中国の国際回線の防諜設備の設置を依頼してきた。
日本は意外にも情報のハイウェイで中国や東南アジアのインターネット回線の中継基地だからだ。
あんたの所には情報が山のようにあるのにそれを利用する技術がない、われわれが代わって実施しましょう」ということだ。

 この時は日本はNSAの申し出を人員不足を理由に断ったことになっているが、これもかなり怪しい。中継サーバースパイサーバーを接続させて、「特定の電話番号」や「爆破」「テロ」と言った言葉が記載されているか話されているメールや電話をスパイサーバーに落とすだけだから、盗聴装置の設置さえできれば後はいたって簡単なのだ
問題は通信会社にこのスパイサーバーをひそかに了承させることが難しいのだが、こうした案件は通信会社の建前として受け入れられないことになっていても、裏の世界はどうなのか分からない。
政府のいうことを聞かなければ免許を取り消すぞ」ぐらいの脅しはしているだろう。

 ところで今回のメルケル首相の携帯電話の盗聴暴露で、スノーデン容疑者が持ち込んだNSAのスパイ活動の全容は終わりなのだろうか。
どう考えても資料の全容が解明されたわけでなく、私の予想はまだまだこれでもかというように暴露が続き、結果的にアメリカの盗聴組織の解体まで進みそうだと思っている。

注)かつてケネディ大統領はCIAが勝手にキューバ奪還作戦を遂行したことを憤って、CIAを解体するといっていたが、オバマ大統領もNSAを解体する(再編する)ところまで追い込まれるだろう。

 

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