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(25.7.26) 中国は資本輸出国か? 日本経済に酷似し始めた中国経済

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(北海道東部の海岸線。伊能忠敬が測量した海岸線をたどってみた)

  中国が海外からの直接投資で経済成長を図っていた時代は終わっている。今は中国は資本輸入国から資本輸出国になろうとしており、資金の流れは完全に変わってきた
 
  中国への直接投資額が飛躍的に伸びていたのは2008年のリーマンショック時までで、2000年段階で400億ドルだった投資額が2008年には1100億円約3倍にまでに膨れ上がっていた。
単純平均で年に40%ずつ増加していたのだから、中国経済の大飛躍がこうした海外からの直接投資で賄われていたことが分かる。

 それがリーマンショックを境に増加は止まりその後は一進一退を繰り返し、2011年に1160億ドルだった投資額が、2012年に1117億ドル▲3.7%減少した後、13年に入り上半期ベースで619億ドル4.9%増加になっている。
かつて中国のGDPを牽引していた海外直接投資も、その後は中国のGDPをはるかに下回る推移になっているので、直接投資が中国経済を引っ張る時代は終わった

 それは当然で中国国内の人件費はうなぎのぼりに上昇し4年間で2倍の速度でアップしていくので、低賃金をあてにして進出した企業はコストアップで経営がなりたたない。
そのため製造業の中国進出時代は終わり、今はドリームワークスのようなエンターテイメント企業の進出の時代に移った。
一言でいえば付加価値の低い企業は中国への進出をあきらめ、特に製造業は中国での生産を縮小している。

注)自分たちが使用しているスポーツ用品や衣料品がメイドイン・チャイナ一辺倒から、メイドイン・ベトナムやメイドイン・インドネシアに移っていることで確認できる。

 一方で中国からの海外直接投資は飛躍的に増加しており13年上期は456億ドル29%の増加になっている。年間ベースで900億ドルペースだから中国の対外投資は中国への対外投資の8割程度にまでなり、近い将来は資本輸出国になるのは確実だ。

注)2000年の段階では中国からの直接投資はほぼゼロだった。

 最近中国商務省は資本輸出の説明に熱心で、こうした動きを「13年上期は海外への直接投資は全体で29%増加したものの、先進国の中で日本への投資は唯一減少した」と皮肉を込めて述べていた。
日本のこの間の中国への投資額は47億ドル14.4%の増加だったから、「日本はいまだに中国を必要としているが中国は日本を必要としていない」とのメッセージである。

 日本の中国に対する投資は12年末までの円高と東日本大震災に伴うサプライチェーンの崩壊で加速しており、12年度は香港を除けばもっとも多額の73億ドルだった。
13年上期になっても伸び率は低下したものの相変わらず増加が続いている。
しかしこのあたりが限界で、日本経済が円安に転じ、中国が特に製造業の拠点としては適さなくなってきている以上、今後直接投資は縮小していくだろう。

注)直接投資をおこなうためには事前調査や中国当局との打ち合わせを長い間行っており、状況が変わったとしてもすぐに従来方針を変更できない。

 一方、中国の日本に対する直接投資は、不動産関連が多く、値上がり期待のマンション投資や北海道での水資源確保のための森林投資が主体だ。
中国国内での不動産投資に限界が見えているため、海外の安い物件を買いあさっているというのが実態であり、投資をされたからと言って日本の経済振興にはほとんど役に立たない。

注)中国による水資源確保の実態は以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/24222-d79e.html

 また
アメリカへの直接投資で問題になっていたのは経営不振会社の乗っ取りで、この会社が上場している場合は中国企業は即アメリカでの上場を果たせることになる。
こうしておいて投資家から多くの資金を集めて会社をすぐに倒産させて資金を持ち逃げするのが常套手段なので、SEC(
米証券取引委員会)が怒り心頭になっていた。

注)SECと中国企業との戦いは以下に詳述しておいた。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2013/01/post-6117.html

 一般的には中国の海外投資の増大は、国内経済の成熟で国内に投資機会がなくなりつつあるため海外に進出しているということだが、主体が不動産投資や上場企業としての資格を得るためのM&Aであるところが、日本の工場建設主体の直接投資と異なる。
かつて日本がバブル最盛期の頃、日本企業がマンハッタンを買い占めていた時代があったが、中国の直接投資とはそれにそっくりだ。

 この中国による不動産の買いあさりは、日本のマンハッタンの不動産投資がそうであったようにしばらくしたらすべての不動産を手放さなければならなくなるだろう。
なぜそうなるかというと中国経済が急減速しており、GDPこそ7.5%程度を維持しているが、この数字は加工された数字で実態ははるかに景気は減速している
中国国内の経営不振企業や自治体の資金需要はひっ迫しており、香港経由の貿易取引を偽装した資金調達にも限界がきているので、いずれ海外物件を売却して引き上げざる得ないだろう。

 中国経済は確実に日本のバブル崩壊の後を追っており、不動産バブルも崩壊した以上日本の失われた20年に追随するのは時間の問題だ。


注)中国経済の実態については以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/post-f658.html

 

 

 

 

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コメント

はじめまして。マチダと申します。以前の山崎様のブログ、おゆみ野四季の道を拝見いたしました。
おゆみ野にお住まいで、地域活動もなさっているそうですね。
今日のブログ内容に全く関係ない事なのですが(申し訳ないです)、お伺いしたいことがあります。

私は今、五井に住んでいます。五井はヤクザが多いせいか、あまりにも治安が悪く環境が良くないのでおゆみ野に引っ越そうかと考えています。
しかし、山崎様のブログを拝見して、おゆみ野も青少年の犯罪や逮捕者が出るなど、治安が良いとは言えない様子ですね。

五井は青少年の犯罪はもちろん、殺人事件や発砲事件が多いです。
また、ヤクザが経営している、いかがわしい店も多く、五井の駅前には風俗店案内所が数件あったり、キャバクラやソープランドなどもあります。
そういうところで働いている人も多く、特にシングルマザーで水商売をしていてる家庭が珍しくありません。

私の同じアパートに住んでいる人もシングルマザーでお子さんが二人いるのですが、水商売をしています。昼間もどこかへ出かけていることがほとんどで、夜は帰って来ません。時々朝8時ごろと夜8時ごろに帰ってきますが、30分もしないうちにまた出かけてしまいます。
子供たちは一日中ふらふら出歩き、夜の12時を過ぎても遊んでいます。
アパートが子供たちのたまり場になってしまい、ゴミをちらかしたり、騒音もあり迷惑です。
親が一日中家にいない家庭が多いみたいで、夜中ふらふら小中学生が出歩いていたり、複数の未就学児(おそらく兄弟)が一日中スーパーマーケットで駆けずり回って遊んでいたりします。
盗難も多く、車上荒らしはもちろん、自転車を盗まれたり、玄関やベランダにつるしておいた虫よけまで盗まれます。

おゆみ野にも未成年者の恐喝事件や公園の東屋に放火があったようですが、今も似たようなことが続いていますか。
親が子供をほったらかしな家庭が多いですか。

おゆみ野は分譲住宅が多いのでそんな家庭は少ないと思うのですが実際はどうですか。
市営住宅や県営住宅が多い地域が危ないですか。そういうところはシングルマザーが多い確率が高いですよね?

あと、おゆみ野はヤクザは多いですか。
五井には白井組というヤクザ組織があったり、八幡宿の駅の近くにもヤクザの事務所があります。
スーパーに買い物に行くと刺青がある人を結構見かけます。
ヤクザが営業している風俗店で働いているフィリピン人も多いです。

おゆみ野で治安が悪い地域はどのあたりでしょうか。駅前と一丁目、二丁目あたりでしょうか。

五井よりも治安が良いのならおゆみ野に引っ越そうかと思っているのですが。

おゆみ野に誰も知り合いがいないので誰にも聞けず、山崎様のブログに書き込みをしてしまいした。突然の無礼をお許しください。
回答よろしくお願いします。

(山崎)できるだけ客観的に記載します。

従来多かった中学生による器物の破壊や窃盗事件はここ数年なくなりました。
これは地区の住民がこうした破壊行為や暴力に対し立ち上がったからで、当時は「おゆみ野まもり人」というグループが積極的に対応していました(今は問題がないので開店休業中です)。

ヤクザはいません。もともとヤクザは古い街を根城にしており(ヤクザにも伝統があります)、一方おゆみ野は全く新しい街で住んでいるのはサラリーマンが多いので、やくざ組織がありません。

どこにでもある犯罪を別にすればおゆみ野はいたって安心安全な街で、特に四季の道の環境は私が責任をもって見守っております。

特に治安の悪い場所はありません。あえて言えば集合住宅でゴミ問題を解決できておらず、カラスが荒らしまわっている場所はあります。こうした場所は自身でおゆみ野界隈を歩けばすぐにわかりますので、確認してください。

私はおゆみ野に住むことを強く勧めますが、それは私がこの街をよりよく住める場所にするために努力しているからでもあります。

何しろ一日この街を歩けば自分が住みたい場所等はすぐに分かるはずです。


投稿: マチダ | 2013年7月26日 (金) 15時20分

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