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(25.7.28) 中国と韓国はなぜ反日なのか? アブラコさんへの回答

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(おゆみ野のおうど池のかも。ひどく人になれている)

 ブログの読者のアブラコさんから以下のような質問を受けた。
中国と韓国のお国事情は違うにしても、内政の問題から自国の民の目をそらしたいがために日本を悪国、敵国として喧伝しているのだと、一部の世論は言っていますが、山崎さんの見解を教えてください

 この種の質問に答えるのはかなり難しい。それは一般論具体論があるからで、両方に答えないと回答にならないからだ。
とてもコメントの回答というわけにいかないので記事にしてみることにした。

 中国と韓国が日本を目の敵にしているのは一般論としては領土問題があるからである。
隣国というのは厄介で歴史をたどれば何回も領土紛争をしている
たとえば韓国とは古くは唐・新羅の連合軍大和・百済の連合軍が戦っているし(白村江の戦い)、元寇の役では高麗が元の先兵になって日本に攻め込んでいる。
また豊臣秀吉の朝鮮征伐では日本は明と朝鮮の連合軍に敗北した。

注)2回にわたった元寇では元の正規部隊は司令官クラスだけで兵士は主として高麗と南宋の敗残兵から編成されていた。
なお元寇の詳細については以下の記事にまとめてある。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/post-b89e.html


 近くは日本が朝鮮を植民地にしたが、これは中国を日清戦争で破りロシアを日露戦争で駆逐した結果で、当時の帝国主義時代は強いものが勝つ時代だったから日本が朝鮮を植民地にしたのは実力があった証拠だ。
また中国とは日中戦争を戦い、この戦争そのものはイーブンだったが日本が太平洋戦争でアメリカに負けたために日中戦争で日本が敗北したことになっている。

 戦争が起これば通常の常識は全く通用せず相手国の市民も巻き添えにして殺戮を繰り返すから、憎しみは増幅し数世代にわたって残っていく。
だから日本と中国・朝鮮韓国)との間には互いに積年の恨みがあるのは致し方ない。
これはどこにでもある一般現象でヨーロッパではフランスとドイツの反目が特に有名だ。

 しかしことが一般論だけで済まないのは中国と韓国にはそれぞれ特殊な事情があるからで、特に中国が日本を目の敵にするのはそうしないと中国共産党が存立しえないからだ。
1989年に中国で発生した天安門事件を記憶されているだろうか。
この時中国では初めて学生を中心とする民主化要求が出され、政府は公正な選挙で選ぶべきだと主張された。

 しかしこれは共産党政権にとって悪夢以外の何物でもない。もし公正な選挙が行われれば共産党が日本の民主党さながらに凋落するのは目に見えていたので、武力で学生を弾圧しそのほとんどを裁判なしに殺害した。
しかしそれでも問題が残ったのは「なぜ共産党が中国人民を永遠に支配する正当性があるか」ということで、これに対処したのが江沢民の反日教育である。
共産党があの残虐極まりない日本軍を駆逐したからこそ、今の中国人民の幸せが保証された」という論法で、このため日本は徹底的に悪役に仕立て上げられた。

  たとえば南京大虐殺という虚構をこしらえ、当時の南京の人口以上の南京市民が殺害されたことになっている。
しかし歴史的に見れば日本軍と戦っていたのは蒋介石率いる国民党軍で、共産党は延安の山奥に逃げてゲリラ戦以上の戦いができていなかった。
中国の歴史ではこうした事実を隠蔽し、ひたすら共産党が英雄的な戦いをしたことになっており、嘘を固めるために日本はひたすら悪役に仕立て上げられている。

注)江沢民の反日教育の実態については以下の記事で述べておいた。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/241231-d09b.html

 韓国の場合は中国と事情が異なる。韓国は35年間にわたって日本の植民地だったし、太平洋戦争では日本軍として従軍している。韓国の恨みは日本に植民地にされたことだが、20世紀初めの帝国主義時代は弱者は強者の植民地にされたのが普通なのでそれ自体は不思議なことではない。

 ただし朝鮮人(韓国人)知識人(ヤンパンという)の世界観から見たらこれは許しがたい順位の逆転で、朝鮮は中国の第一のしもべであり、その下の禽獣のような日本に支配されるとは思ってもいなかった。
朝鮮は常に日本に戦争でも文化でも優れていたことになっていたのだが、実際は戦争はからっきし弱く白村江の戦いでも、また秀吉の朝鮮征伐でも中国の増援を得てかろうじて日本を駆逐している。

 韓国は主観的に日本より上位と思っていたが、その自尊心が唯一崩れるのがこの植民地支配の期間で、この屈辱で韓国人の知識人は胸をかきむしられる思いをしており、これを晴らすためにことさら日本に対し罵詈雑言を浴びせていると言える。
朝鮮が植民地になったのは帝国主義時代においては朝鮮が弱かったからだが、そうではなく日本が特別に邪悪だったからと考えており、その証拠が従軍慰安婦問題だという。
それは特にパク・クネ大統領の言動を見れば理解できるだろう。

注)パク・クネ氏の歴史認識については皮肉を込めて以下の記事を書いておいた。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/post-d57a.html

 このように中国は共産党そのものの存立基盤をまもるため、そして韓国は自分が上位であるはずの歴史で唯一日本の下に立った屈辱のトラウマを晴らすために反日なので、どのように日本が対応しても両国との間には友好関係は結べないと言える。
 

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コメント

山崎さんありがとうございます。
私のコメントに丁重にお応えしていただき恐縮です。
一般論、具体論、両論からこの隣国とは永遠に友好関係は結べそうにないと教えていただきありがとうございました。
永遠に謝罪しろとは不毛ですね、怨念、宿業なのでしょう?
儒教の国とはこの程度なのでしょうか?ヤクザの国とヒステリーの国とその両方合わせた隣人ばかりですね。
日本の我々の宿業、宿命でもあるわけです。
日本の憲法第9条を改定させて、更に険悪な外交交渉に我々を引き込もうとしているのは、中国の覇権主義、ヒステリーの韓国、ヤクザの北朝鮮です。
◎良好で安定した外交関係を築き、自由な交易により隣国どうしの繁栄をもたらし、もって両国民の幸福を増大させる。
こうはいかないようですね、アジアの民意の低さでしょうか。
アメリカの建国の父達同様、クーリッジは「我々の国家は道徳無しに生きることはできず、そして道徳は宗教なしに生きることはできないのだ」
さらに「我々から宗教が無くなれば、社会は粉々になり、人は政府に頼らざるを得なくらるのだ」(クーリッジ大統領に学ぶ)
◎わたしはキリスト教ではないですが、キリスト教を根底にした政治哲学の品位と政治的安定を感じます。
私は祈りたい、隣人どうしが仲良く、互いに豊かで文化と平和と哲学人道を競いあう時代が来ることを、戦争と悲惨はごめんですから。
山崎さん草刈に励みすぎて熱中症でダウンしないようにお気をつけください。ありがとうございました。 


投稿: アブラコ | 2013年7月28日 (日) 09時33分

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