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(25.5.3) ドイツがアメリカから金の回収を始めた。 フォート・ノックスに金塊はあるか?

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 ドイツが金の回収を始めた。ドイツは3391トン世界第2位の金保有国だが、その3分の2は海外に預けてある。
現在アメリカに1536トン、イギリスに445トン、フランスに374トン預けてあるが、冷戦時にソ連が侵攻してきてドイツの保有する金を奪われることを恐れたからである。

 1990年前後に冷戦は終結し、海外に金を保有する必要はなくなって金を国内に戻そうとしたがイギリスは一部応じたもののアメリカとフランスは首を縦に振らなかった
いや我が国に保管しておくのが一番安全です
なんとなく態度が怪しいのでドイツは両国に在庫の確認を行った。
それなら我が国の金が適正に保管されていることの在庫確認をさせてください
いやそれには及びません。我が国が適切に保管と言ったら適切です」拉致があかない。

 ドイツの会計検査院から「海外の金の在庫確認をすべき」と、いたってまっとうな勧告を出されてドイツ政府はアメリカとフランスに「それなら2020年までにアメリカから300トン、フランスから374トンの金を回収します」と通告した。
ドイツ政府としたら本当は開けたくないパンドラの箱だ。
もし、なかったらドイツ政府の責任問題にまで発展する、はたしてあるのだろうか????」

注)正確にいうとドイツは全額返還を求めたがアメリカは300トンしか応じなかった。

 実は在庫管理が適切にされていない物件の在庫があることはほとんどない
私は現役の時に倉荷証券を担保にとって融資をしている案件の担当をさせられた。倉荷証券の中身は水産物で、当然のことに出し入れが激しい。
ある時本当に倉荷証券に記載された水産物が倉庫に保管されているかの検査を抜き打ちに行ってみて驚いた。
倉荷証券に書かれていた水産物と異なった水産物があるのはまだいいほうで、現物そのものが存在しない証券がいくらでも見つかった。
私は頭を抱えたが、相手の業者は顔が真っ青になっていた。

 アメリカのフォート・ノックス砦の地下金庫にはたして金塊はあるのだろうか。アメリカは一度も在庫確認に応じたことはない。日本が保有する金塊765トンもこのフォート・ノックスの金庫に眠っていることになっているが、ドイツの回収要求にアメリカが応じられなければ、金塊がないということになる。
また応じられてもぐずぐずするようだと、懸命にかき集めて回収に応じているのだから、日本の金塊はどこかに消えてしまったことになる。
だからこのドイツの要求は他人事でなく、もしかしたら世紀の経済スキャンダルになる可能性を秘めている。

 
 ドイツが金の保有を自国で行おうと決心したのは、アメリカ・ユーロ・中国が金融緩和政策をとり、それまでは唯一といってよかった堅実な通貨円もアベノミクスで円安に転じたため、通貨に対する信頼がなくなってきたからだ
「ユーロを守ろうとしてもフランスやイタリアが反対して価値が目減りする。
外国の通貨や国債の保有もだめだ。最後の通貨と言われる金を保有する以外に目減りを回避する方法はない


注)世界が金本位制度に向かって動きつつあることは以下の記事で記載しておいた。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat43682270/index.html

 現在世界中で通貨価値の安定を目指しているのは、ドイツしかなくなった。通貨も国債も屑になりつつある。残ったのは金だけだ。
何としても我が国の金をアメリカとフランスから取り返せメルケル首相が命じた。
アメリカもフランスも本当はヒア汗をかいているかもしれない。
はたしてフォート・ノックスに金塊はあるのだろうか。世界がかたずを飲んでこの成り行きを見守っている。

注)なおドイツ経済については以下にまとめてあります。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat48482550/index.html

(問)貴方はフォート・ノックスに正しく金塊が保管されていると思いますか?それとも黒い頭のねずみの餌食になっていると思いますか?

 

 

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