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(25.4.20) 中国経済の減速 なぜ高度成長の時代は終わったのか?

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 中国経済がいつまでも高成長すると考えていた欧米の格付会社が、このところ中国国債の格付けの引き下げを始めた。
フィッチ・レーティングス4番目から5番目に、ムーディーズ強含みから安定的にそれぞれ引き下げている。

 今まで格付会社は中国の経済減速はあり得ないとしてきたのだから様変わりだ。
一番の原因は13年1月〜3月のGDP伸び率が7.7%となり、市場の予測8%を下回ったためだが、今頃格付会社が中国経済の異変に気付くとは経済的センスのなさに驚く。
実は中国の高度成長の時代はすでに終わってしまっている。

 経済成長が高成長から中成長に入る契機は以下のように要約される。

① 人口が停滞し(あるいは減少し)老人比率が高くなる。
② バブルが崩壊し不動産や株式に多額の含み損を抱える。
③ 公共投資をしすぎてこれ以上の投資は不良資産を膨らませるだけになる。
④ 資金を国債発行か銀行券の増刷に頼るため財政が硬直化するかインフレに見舞われる。


 これらはいづれも日本経済の実績だが、中国経済も今日本の後を追っている。
中国の労働人口は2010年をピークに頭打ちになり、あれほどいた農民工を手当てをするのも大変になってきた。おかげで賃金はうなぎのぼりで労賃の節約のために中国に進出した企業は、今ベトナムカンボジアミャンマーに工場を移転させている。


注)中国が日本シンドロームに罹ったことは以下の記事で述べておいた。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/post-f658.html

 また不動産投資物件は日本のバブル崩壊時と同じで全くと言っていいほど売れない。価格を3割程度まで引き下げれば販売できるが、地方公共団体が絡んでいるため引き下げができず単に不良在庫の山を築いている。
高層建築のほとんどが幽霊屋敷になっているのだからすさまじい。

 公共投資も同じで地方の人がほとんどいないような場所に鉄道や道路建設を行い、まったく投資効率が上がらないのは日本の公共投資にそっくりだ。
それでも無理やり建設を推し進めているので、不要な飛行場や鉄道のオンパレードになりつつある。

 そして今一番問題になっているのは地方政府による闇の借金経営だ

中国では地方と中央は敵対関係にあり、中央は中央集権を強化するために地方政府による地方債発行も金融機関からの借り入れも原則として認めていない
しかしリーマンショック時に
地方での公共投資を拡大させる見返りに、融資平台という日本でいう第3セクターの借り入れに目をつぶることにした。

注)融資平台の詳細については以下の記事を参照。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/post-b399.html

 これが中国が行ったリーマンショック後の50兆円を超える投資の実態だが、薬が効きすぎた。
今や地方政府の借金が中国の会計検査院の発表で170兆円規模、中国の証券会社の推定で300兆円規模まで膨らんでしまった。
これはGDPの約5割程度だが、問題はこの借金が返済不能に陥っていることだ。

 従来融資平台は地方政府の保証があったので金融機関からの借り入れが可能だったのだが、金融機関もあまりのずさん経営に驚愕し、ついに融資打ち切りの通達を出し始めた。
このため倒産危機に陥った融資平台は土地の投資信託のような直接金融に乗り出し、人民から高利で資金を調達している。
絶対安全確実。地方政府の保証もあり、しかもレートは預金の3%をはるかに超す10%だ」なんて派手な売り込みをして資金を集めているが、ほとんどマルチ商法と変わりがない。

 「次の債務危機発生国は中国ではないか」と中国の学者すら心配するような状況になってきた。
中国の現状は日本のバブル崩壊後とそっくりであり、日本では第3セクターの倒産の嵐が起こったが、中国でも今それが起ころうとしている。
こうして中国が高成長をしていた時代は終わり、中成長の時代に入ってきた。
どの経済も永遠に高成長をすることなどできないのだ。

注)いまだに中国投資を行おうとしている企業があるが、日本バッシングのリスクまで考慮すると企業にとって自殺行為と言っていい。

なお、中国経済の記事は以下にまとめてあります。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat43974941/index.html

別件)現在「おゆみ野・ちはら台ハーフマラソンの参加者を募集しています。

 

詳細は以下参照。

ハーフマラソン試走会の内容は以下の通り。

 

 ・ 日程 4月27日(土) 午前10時スタート.。9時半受付開始雨天の場合も小雨であれば決行、大雨の場合は中止。連絡はこのブログで行います

・申込方法 このブログのメール送信機能を使用して、名前と住所を報告してください。

・集合場所 四季の道のさくら公園(
昨年までの四季の道駅伝のスタート場所と同じ

・参加費用200円(
当日徴収) ゼッケン代と荷物の管理並びに受付等の費用

・本件は試走会で道路を占有しているわけでないので、一般のランナーと同様のマナーを守って走る。

・赤信号では交通規則を守る。なおロス時間を認めるので信号待ち時間は引いてください。

・その他
:さくら公園に青いシートを引いて荷物を置いてもらいます。なお貴重品は置かないでください。荷物の管理者を置きます。
:3時間を制限時間とします。
:時間は集計して後ほどこのブログに掲載します。


最後にとても重要な注意

本試走会はレースではなくまた道路の占有もしないので、すべて自己責任で走ってもらいます。交通事故等は各自で気をつけて(信号無視をしない限り安全なコースです)、事故の起こらないようにしてください。
このメール機能を使用して申し込まれた方は自己責任であることを了承されたものとみなします。

多くのランナーが参加されることを希望します。申し込みはこのブログのメール機能を使って、氏名と住所を記載してくだされば登録になります。

地図は以下参照
http://goo.gl/maps/CB1ZO

 

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