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(25.4.7) クローズアップ現代 終末医療 「凛とした最後を迎えたい」

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 おそらく現在の老人医療の中で延命治療ほど本人にとってもまた社会全体にとっても無駄で、かつ害悪になっているものはない。
従来「人の命は何よりも代えがたい」という思想が蔓延して、寿命が来てもそれを無理にでも生かし続けるのが正しい態度だと思われてきた。

 そのため胃ろう人工呼吸心肺蘇生等のいわゆる濃厚医療措置がとられ、確かに息はしているが本人にとっては苦痛以外の何物でもない医療行為が平然と行われてきた。
これをすることで医者も家族も安心していたのだが、本人は拷問のような苦しみを味わい続けるのだからたまったものでない。
なぜ本来死すべき人間に対してこれほどの地獄の業火を味あわせるのだろうか。

 先日クローズアップ現代延命治療の是非についてとり上げていたが、ここにきてようやく本人がいわゆる延命治療を拒否している場合は、その意思を最大限に生かすべきだとの認識が医師の間でも出てきたという。
従来は本人が延命治療を拒否していたとしても、家族や親類縁者から訴えられる危険性があったため、医師は原則として延命治療を行うのが普通だった。

 家族が延命治療を望むのはほとんどの場合肉親に一日も長く生きてほしいからだが、それ以外に遺産相続年金問題がもめていて早く死んでは困る人が懸命に延命治療を望むことがあるという。
こうした人は早く死なれると損失を被るため医師を訴えることが多く、医師はこうしたトラブルに巻き込まれたくないから通常の平均的な延命措置をしてしまう。

 もう一つの問題は本人の意思確認ができない場合が多いことだという。たとえば本人が自宅で療養していた時に急に脳梗塞や心筋梗塞が起こって救急病院に運ばれたとする。
そうすると救急医は「これは寿命だな」と思っても、本人の希望など知らないから最善の措置をとってしまう。
そして高齢者はしばしば認知症を患っているので、こうした場合は意思の確認などとりようがない。

 今問題になっているのは本人が延命治療を望んでいない時にどうしたらそれを実際に実現できるかという取り組みだという。
番組が紹介していた例では在宅医師にあらかじめ本人の意思確認と家族の同意を伝えておいて、病状が急変した時にも無理な延命治療を行わないようにする取り組みが始まっていた。

 また愛知県の病院では本人に事前希望書を記載してもらい、さらに家族の代表者の署名も求めてこれをデータベース化し、地域の病院でこの事前希望書を共有する取り組みを行っていた。
従来患者が他の病院に救急搬送された場合は、この事前確認書の存在を知らずに延命治療を施す事例があったからだという。

注)家族の署名が必要なのは本人と家族の希望が異なることが多いため。

 現在日本の医療制度は崩壊前夜にある。特に老人医療費は拡大の一途をたどり特に延命治療にかかる費用は途方もなく大きい。
かつては老人は少なかったし、医療技術も限られていたから延命治療など施しようがなかったが、現在では脳死状態でも何年でも肉体を維持することはできる。
おかげで日本中延命治療の老人だらけになってしまった。

 もちろん元気な老人は元気いっぱい生きてもらいたいが、明らかに寿命が尽きた人間を生かし続けるのはだと私は思っている。
私自身は延命治療を全く望んでいないし家族にもその旨伝えてあるが、いざといったときに強制的に延命治療を施されたら大変だ。
そうしたことがないような社会になることを一日も早く望みたいが、自分でも事前確認書のようなものを記載しておくことが必要だろう。

なおクローズアップ現代の記事は以下にまとめてあります。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/nhk_2/index.html

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