« (25.4.20) 中国経済の減速 なぜ高度成長の時代は終わったのか? | トップページ | (25.4.22) 特報首都圏 橋やトンネルの劣化をいかに防ぐか 住民参加のメンテナンス »

(25.4.21) B787の運航再開とラフード運輸長官のダブルスタンダード 「アメリカの再生のためなら何でもありだ!!」

Dsc01945 

 今年の1月から運航停止になっていたB787機がようやく運航再開になるという。
米連邦航空局FAA)がボーイング社の提案したバッテリーの改良を了承したからだが、裏では米運輸安全委員会NTSB)とのひどいせめぎあいがあったようだ。
運航は再開されるがバッテリーの改良措置が必要で、実際に飛べるのはアメリカで5月、日本では6月1日からになるようだ。

 NTSBはバッテリーの発火原因が判明するまでは運航再開は許可しないと主張していたが、ボーイング社米運輸省に泣きついた(FAAは運輸省の一部局)。
それではボーイング社は倒産し、世界でB787機を導入しているANAやJALの経営にまで影響が及びます。ボーイング社は80項目の発火原因を洗い出し、それにすべて対応しました。その措置で事故が発生しないことを確認できましたので運航再開を認めてください

 オバマ政権のアキレス腱は失業率で、もしボーイング社が倒産したり営業不振に陥って労働者を馘首し始めたら大変だ。
こうした時はラフード運輸長官が前面に出て決着を図る。
ラフード氏とはトヨタ車に何の落ち度もないのに難癖をつけて「安全が確認されるまではレクサスの販売はあいならん」と言ってトヨタバッシングを行い、GMを再生させたあの長官である。

注)ラフード長官のトヨタバッシングの経緯は以下参照。
http://yamazakijirou.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/23211.html

 今回もボーイング社を助けるためにラフード長官がひと肌脱いだ。
今回のオーイング社の80項目の対応は評価できる
トヨタの場合は事故原因が明白になるまでNOと言っていたが、ボーイング社の場合は対処方法でOKというのだからダブルスタンダードもいいところだが、いづれも米国製造業を救うための方便と思えば首尾一貫している。

 今回のバッテリーの熱暴走については、NTSBがいうように原因が明確になっていない。
そこでボーイング社は電池間の隔壁を強化して、一つの電池がショートしても他の電池にそれが伝わる熱暴走を防ぐ措置をとった。
NTSBに任せておくといつまでたっても原因追及に時間をかけてしまい、ボーイングの経営などは二の次にしてしまう。それではわが社もアメリカ経済も持たない・・・・

 これで日本でもANAJALがB787を飛ばせることになった。
何しろ世界で運航されている50機のうちANAが24機、JALが7機保有しているのだから、B787機問題は日本問題でもある。
日本の国交省はそれでも再開に心配になって、航空会社にバッテリーのモニタリングを命じた。
飛行中に地上からのモニタリングを常時行って、異常が発生したらすぐに対処せよという内容で、それを条件に国交省は運航の再開を認めるという。

 B787についてはANAは特に散々な目にあわされている。
この飛行機は燃費効率がいい中型機で、アメリカやヨーロッパに途中で給油をせずに飛んでいける。
ANAはこの飛行機を切り札にアジアのメガキャリアを目指していたのに、すっかり目論見がはづれてしまった。

注)ANAの経営に及ぼす影響については以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2013/01/post-b23f.html

 ANAとJALを合わせてだが、1月から5月までの欠航本数は4300件におよび、約30万人弱の旅行者に影響が出ている。
本来ならボーイング社に損害賠償を請求してもいい立場だが、おそらく日本の航空会社はそうしたアメリカ流の対応ではなく、「次に導入するB787機の購入価格で調整させてもらいます」という対応をとるのではなかろうか。

 しかし狸おやじラフード運輸長官ダブルスタンダードには本当に「お見事」と思う。
自国のメーカーを守るためなら何でもありで、実際これによってGMは再生したし、ボーイング社も経営破たんに追い込まれないで済んだ。
ダブルスタンダードだと、だからどうした。アメリカ経済の再生になるものならすべてが正しいのだ!!」ラフード氏のモットウのようだ。
日本の政治家もこのラフード氏のようなタフな精神を持っていたらとつくづく思ってしまった。

別件)現在「おゆみ野・ちはら台ハーフマラソンの参加者を募集しています。

詳細は以下参照。

ハーフマラソン試走会の内容は以下の通り。

・ 日程 4月27日(土) 午前10時スタート.。9時半受付開始雨天の場合も小雨であれば決行、大雨の場合は中止。連絡はこのブログで行います

・申込方法 このブログのメール送信機能を使用して、名前と住所を報告してください。

・集合場所 四季の道のさくら公園(
昨年までの四季の道駅伝のスタート場所と同じ

・参加費用200円(
当日徴収) ゼッケン代と荷物の管理並びに受付等の費用

・本件は試走会で道路を占有しているわけでないので、一般のランナーと同様のマナーを守って走る。

・赤信号では交通規則を守る。なおロス時間を認めるので信号待ち時間は引いてください。

・その他
:さくら公園に青いシートを引いて荷物を置いてもらいます。なお貴重品は置かないでください。荷物の管理者を置きます。
:3時間を制限時間とします。
:時間は集計して後ほどこのブログに掲載します。


最後にとても重要な注意

本試走会はレースではなくまた道路の占有もしないので、すべて自己責任で走ってもらいます。交通事故等は各自で気をつけて(信号無視をしない限り安全なコースです)、事故の起こらないようにしてください。
このメール機能を使用して申し込まれた方は自己責任であることを了承されたものとみなします。

多くのランナーが参加されることを希望します。申し込みはこのブログのメール機能を使って、氏名と住所を記載してくだされば登録になります。

地図は以下参照
http://goo.gl/maps/CB1ZO

 

 

|

« (25.4.20) 中国経済の減速 なぜ高度成長の時代は終わったのか? | トップページ | (25.4.22) 特報首都圏 橋やトンネルの劣化をいかに防ぐか 住民参加のメンテナンス »

評論 日本の政治 航空行政」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« (25.4.20) 中国経済の減速 なぜ高度成長の時代は終わったのか? | トップページ | (25.4.22) 特報首都圏 橋やトンネルの劣化をいかに防ぐか 住民参加のメンテナンス »