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(25.3.16) ワールド・ウェーブ・トゥナイト ミャンマーは日本のフロンティア

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 私は普段ミャンマーの国境線をまじまじと見たことがなかったが、意外なことにインド中国との国境線は同じぐらいの長さで、タイとの国境線が一番長く、後はラオスバングラディシュに少し接していた。

 長い間ミャンマーは軍事政権が支配していたためアメリカの経済制裁にあい、その間仕方なしにミャンマー中国からの経済・軍事援助を受けることで細々と生きながらえてきた。
中国はこのミャンマーを中国の実質的植民地にして(北朝鮮と同じ)、中国・ミャンマー間の高速道路や発電所、銅鉱山の開発を行い、インド洋を押さえてかつ天然資源を一元的に中国に輸出させる政策をとってきた。

 この情勢が急展開したのは11年12月の軍事政権による民主化宣言である。この民主化宣言はアメリカと軍事政権とアウンサンスーチーさんとのできレースだったが、以来アメリカによる中国の追い落とし作戦が続いている。

注)詳しい経緯は以下の記事に詳述してある。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/24424-1325.html


 日本はアメリカの経済的先兵として、最大都市ヤンゴンの上下水道事業や、経済特区ティラワの開発に積極的に参加している。
従来は中国一辺倒で、この2年に限っても中国の投資額がダントツに多いが、今急速に日本、韓国、アメリカが投資を増やそうとしている。

注)ここ2年の投資額は日本は中国の100分の1以下

 アメリカの目的は経済的なものより軍事的な側面が強く、ミャンマーを中国に抑えられるとインド洋が中国の内海になってしまう(海軍基地をミャンマーに建設されるとインドが危機に陥りそれをアメリカが支援しなければならない)。
ミャンマーの軍事政権も中国が好きで経済・軍事援助を得ているわけでなく、致し方なしにそうしているので、アメリカの経済制裁解除は願ったりかなったりだった。

 何しろ中国人は世界の嫌われ者で、それはミャンマー人を奴隷のごとく扱うからだが、これは国内での農民工に対する共産党幹部の取り扱いとまったく同じだ
中国は未だに国内に植民地を持っている帝国主義国家で、対外進出も19世紀のヨーロッパの植民地支配と同じ暴力的支配だから、金の縁さえ切れれば中国とは付き合いたくない国が目白押しだ。

注)なぜ中国人がミャンマーに嫌われているかの理由は以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/231227-92a7.html


 日本にとってミャンマーは最後のフロンティアという側面が強い。人口約6000万人天然資源天然ガスや銅)も多く、また日本企業が大挙進出しているタイに国境を接している。
賃金は中国の5分の1程度といわれており、何より日本人排斥運動がない(日本人は世界で最も紳士的な国民だから、中国と韓国以外からは常に進出が喜ばれる)。

 消費市場としてはまだまだだが(ダイソーが進出すると声明しているので100円ショップレベル)、生産拠点としては特区の整備が進めばこれほど魅力的な場所はない。
最も問題がすべてないわけではなく、ティラワ特区を追い出された農民が経済補償を求めて住民運動を行っていた。

注)ミャンマーの土地はすべて国家のものなので住民は使用権を持っているにすぎず、従来は軍事政権によって武力的に追い出されていた。

 問題がないわけではないが、中国人などと比較すると正常な道理が分かる国民だから、日本人とは馬が合いちょうどタイと日本のような関係を築くことが可能だ。
日本にとってミャンマーは実に有望なパートナーと言えそうだ。

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山崎新書 NO1)  定価 200円(サンチャゴ巡礼フランス道の記事です)
・ロドリゴ 失敗記(
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なお出版の経緯については以下に詳述してあります。

http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat53203102/index.html

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コメント

日本人も中国人を見習わなくてはいけいと最近つくづく思います。
世界中からどんなに嫌われようが,白眼視されようが、敵視されようが、どこまでも自分達のやりたいようにやり、他国の領土を脅かし、他国で殺人、窃盗を平気で繰り返す逞しさ…
中国人のように世界中の人から嫌われるような事はダメですが、謙虚なだけでなくもう少しイケイケになるのもありかと思いました。

投稿: 神戸の哲郎 | 2013年3月16日 (土) 07時39分

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