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(25.2.13) 第3次バブルの始まり  アベノミクスはどのように収束するのだろうか?

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 「バブルはそれが弾けるまでは誰もバブルとは思わない」がアベノミクスにより再び第3次バブルが始まった。

 第一次バブルは1990年を境として弾けた日本の不動産・株式バブルで、これは日本国内だけのバブルだったが、その後の日本経済停滞の20年の始まりだった。

 第二次バブルは08年に弾けたリーマン・ショックバブルで、こちらはアメリカとヨーロッパの不動産を中心にしたバブルだった。
資金提供は日銀で21世紀に入ってからの低金利政策で、世界中のヘッジファンドが日本から安い円資金を調達して、サブプライムローンという形で融資に狂奔した。
さらに問題を複雑にしたのはアメリカの投資銀行がこのサブプライムローンをディリバティブというお化粧で美人仕立てにしたものだから、世界中の金融機関がこのディリバティブを購入し大怪我をした。

 あれから3年半が経ち、アメリカEUも失われた10年に突入し、この停滞から逃れるために低金利と思い切った資金供給を行ってきたが、その間日銀だけはリーマン・ショックの教訓から資金供給に躊躇していた。
日本まで超緩和をしたら世界経済が再びバブルに突入する。物価の上昇率はプラス・マイナスゼロを目標としよう」
日銀の白川総裁が一人で世界経済のバブル化を押さえ込んでいたといっていい。

 しかし昨年の暮れに安倍政権が発足すると白川総裁は追い詰められ、政府と日銀は物価が毎年2%上昇するまで無制限に日銀券を印刷することになった。
これで誰一人としてバブルを抑える人も組織もなくなったので、後は糸の切れた凧になっている。

 世界の資金が日本に集まっていたのは日銀総裁を信頼していたからだ(日本政府はまったく信用されていなかった)。
しかしその総裁が実質的に馘首されたので、日本は資金の安住の地ではなくなり、主として短期国債で運用していた資金がユーロとドルに回帰している。
ユーロなどはどう贔屓目に見ても経済状況がよいとは言えず、昨年はユーロ危機とまで騒がれていたのに、この資金回帰は信じがたいほどだ。

 理由はドイツのメルケル首相が放漫財政を嫌い堅実な金融政策を支持しており、ドイツ連銀もメルケル首相と同意見なので、「よく見てみたら最も堅実な金融政策をとるのはユーロじゃないか」ということになってきた。

 日本ではさっそく株式でバブルが始まり日経平均株価が11400円台に回復した。安倍首相が政権を取るまでは9000円前後だったので約25%程度の上昇だが、これは円が78円程度から94円20%程度低下ユーロ表示では100円前後から125円前後の25%低下)したことに伴う調整がほとんどだ。

注)日本の主要銘柄の外国人の保有比率は高く、かつ売買を積極的に行っているのも外国人(ヘッジファンドや外国銀行)。外国人から見ると円安でドル表示で約20%、ユーロ表示で約25%安くなったので、その分日本株を購入する余力ができ、日本国内で円資金を調達しては株式を購入している。

 最も最近は日本人の個人投資家も信用取引を利用して積極的に株式を購入するようになり、赤字決算が続き業績が最悪といわれてきたパナソニックの株式さえ急上昇し始めた。
2期連続で7000億円を越える赤字会社の株式が安倍政権発足後2倍にまで値上がりしたのだから、これはバブル相場だ。

注)かつての日本の不動産バブルを思い出す。当時土地でさえあればどんな僻地でも値上がりし、北海道の原野さえ売れたものだ。

 世界中で株価の上昇が始まり、金価格が高騰しているが、この第3次バブルは一体何時まで続くのだろうか。バブルはバブルの最中にいればそれが景気回復だと思い、決してバブルとは思わないものだ。
政府も一部マスコミもはしゃいでいて、「株式の上昇がなぜ悪い」と公言している。
株式の上昇が悪いのではなく、円安になって日本の価値が対アメリカで20%、対ヨーロッパで25%低下していることが問題なのだ。

 これの直接の影響は輸入大国日本の貿易赤字が拡大することと、せっかく金融立国という新しい枠組みができかかったときに、再び輸出産業と公共工事に頼る土木建設業に回帰することだろう。
昔の名前で出ています」ということだが、ひと時のユーホリアが終れば再び失われた30年に突入して、バブルだけでは経済再生が不可能なことをかみ締めそうだ。

注)何度も同じ事をいうが、バブルだけでは価格を単に上昇させているに過ぎない。持続的な経済成長のためには新産業を興す必要があるが、そうした取り組みはまったく見られない。

なお安倍政権の経済政策についての批判は以下に纏めて入っています。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat52551955/index.html


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なお、蝦夷地探訪記等の値段が200円になりましたが、ボリュームが多いとキンドルの最低価格が上がるので、私の意図的な値上げではありません。


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・ロドリゴ 失敗記(
山崎新書 NO2)  定価 99円(若者が人生に失敗しないための指南書)
・ロドリゴ蝦夷地探訪記(
山崎新書 NO3) 定価200円(北海道東部の過疎地帯を放浪したときの記録)
・ロドリゴネパール日誌(
山崎新書 NO4) 定価200円(ネパールの明治時代を思わす山村での教育実習の記録)


なお出版の経緯については以下に詳述してあります。

http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat53203102/index.html

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