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(25.2.14) 北朝鮮の3回目の地下核実験成功と各国の対応 誰も止められない!!

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 北朝鮮が3度目の地下核実験を強行した。北朝鮮の発表では「爆発力が増大し、一方で小型化・軽量化に成功した」という。
長距離弾道ミサイルにいつでも乗せられるぞという意味だ。

 北朝鮮のミサイル開発および地下核実験はアメリカ本土を狙う戦略兵器ICBMを保有することが目的で、あくまでアメリカをターゲットにしている。
日本や韓国をまったく無視しているが、これは両国がアメリカの庇護下に置かれ自身では何も決断することも行動することもできないと北朝鮮に思われているからだ。

 アメリカは11年1月の段階で時のゲーツ国防長官が「5年以内にアメリカ本土を射程に収める長距離弾道ミサイルの開発に成功するだろう」との見通しを立てていたが、それが現実のものになりつつある。

 だが実際に長距離弾道ミサイルが兵器として配備されるためには以下の4つの条件をクリアしなければならない。

① 米国本土に届くミサイルの開発(これは12年12月に達成された
② ミサイルに搭載できる小型化した核弾頭の開発(今
回このレベルに達した可能性がある
③ ミサイルの燃料を液体から固体に変える(
液体では注入に時間がかかり兵器として使用できない
④ 大気圏に再突入し狙った目標に到達できる技術(
これはまだ開発されていない

 アメリカにとって北朝鮮の脅威は刻一刻と近づいてきたという感じだ。
日本にとっては小型化した核弾頭が脅威で、すでに実戦配備されているノドン射程距離1000kmから1300km、150基~300基配備)にこの小型化された核兵器が搭載されることが脅威になる。

注)ただし北朝鮮の核兵器開発能力はそれほど高くなく、濃縮ウラン型で年に1~2発、プルトニウム型は原子炉が閉鎖されたためほとんど開発余力がない。

 中国は公式には「核開発に断固として反対する」と北朝鮮に伝えたがもちろん本気ではない。6カ国協議は中東問題で手が離せなかったアメリカがその間だけ中国に北朝鮮の管理を任せた体制だが、当然中国は何もしてこなかった(アメリカとしては北朝鮮が暴発しなければ良しとしてきた)。

 中国は北朝鮮の輸出入の7割を抑えており、いつでも北朝鮮の首を締め上げることができるし、経済制裁だけで駄目であれば得意の軍事侵略の手が残されている。
かつてのソ連がチェコやハンガリーの動乱時にしたと同様の方法が可能なので見てみぬふりだ。
北朝鮮のターゲットがアメリカに向いている限り好き勝手にさせよう。困るのはアメリカと日本ぐらいだ

 意外と韓国が北朝鮮のミサイル開発や核実験に冷静で時に日本に対し「冷静に対処するように」などと教訓までたれるのは、北朝鮮が崩壊したらその軍事技術をすべて韓国のものにしようとの野心があるからだ。
韓国は黙っていても核武装国の仲間入りができる。そうなれば東アジアの大国になれる

注)ただし北朝鮮を狙っているのは韓国だけでなく中国も同じだから北朝鮮の崩壊時には中国が軍隊を派遣してチベットのような植民地にする可能性のほうが高い。

 誰がなんと言おうとも北朝鮮はミサイルと核弾頭の開発を続けるだろう。経済は最悪で国民は飢えており、軍事強国以外に誇れるものは何もない。これを阻止するのはかつてイスラエルがイラクの核施設を破壊した様な軍事力の行使しかない。
これをアメリカが行うだろうか。オバマ政権はブッシュ政権のように戦闘的でないからその可能性は少なそうだ。

 結局世界は北朝鮮の核の脅しの脅威にさらされ続けることになるだろう。

なお北朝鮮の核開発を含めた社会情勢については以下に纏めてあります。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat48564279/index.html

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なお出版の経緯については以下に詳述してあります。

http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat53203102/index.html

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コメント

コメントに対する、ご丁寧なお返事を頂き有難うございました。

山崎さんの筆鋒鋭い文章でイスラエルの不当をなで斬りされることを期待しています。

イスラエルと中国の共通点をいくつか挙げてみました。

・長大な歴史観      中華民族五千年の歴史 ― ソロモン王国以来の来歴
・博識            
・強い民族意識
・利に聡い         華僑商法 ― ユダヤ商法
・周辺国への尊大な態度
・軍事大国         共に武力で威嚇し行使する

NHKが中東問題(イスラエル批判)を取り上げないのは中国がNYタイムスを買収したような直接の取引がなかったとしても受信料を取る国営放送としてのアメリカに対する遠慮による自主規制かも知れません。

「ユダヤの商法」(http://suinakunn.blog.fc2.com/blog-entry-16.html)
の書評はネットから拾ってきたものです。
なるほどと思う一面、貧乏人の僻みだけでなく「金儲けだけでいいのかぁ」と思います。
成功も金儲けにも対極の際にいるものですから。
(2年ほど前まで手元にあったのですが、バザーに出してしまいました。古書として高価に取引されているとは思いませんでした。ザンネ~ン!)

北朝鮮の崩壊はどんなプロセスが考えられますか?
崩壊後は、韓国よりも中国が侵攻してくる可能性の方が高いでしょうか?
ロ中に日台韓の3位争いでしょうか。

神奈川県で北の核実験強行を理由に朝鮮学校の予算を凍結するそうですが、子どもたちを巻き添えにするのも・・・何とも苦い選択です。

(山崎)いつも丁寧なコメントをありがとうございます。書いてもまったく反応がないと「この記事は失敗だったかしら?」なんて不安に思うものです。

イスラエルについてはいつか記載することにして、北朝鮮については経済破綻が進めば実質的に中国が支配(軍隊の派遣)するはずです。
北朝鮮はすでに中国の植民地(昔の言い方をすると朝貢国)であり、その証拠は金正日が死亡する前に金正恩を胡錦濤に引き合わせて金王朝の引継ぎを行ったことから分かります(中国の了解なしに次の国王を決められない)。
もし金王朝に何か事が起これば当然宗主である中国で出張っていかなければならず、これは豊臣秀吉の朝鮮出兵のときに明が李氏朝鮮を助けるために出てきた事例や、日清戦争で朝鮮を何とか植民地(朝貢国)にとどめようと日本と戦った事例から分かります。
韓国による併合は中国が崩壊しない限りありえないでしょう。

投稿: 銀ちゃん | 2013年2月14日 (木) 10時54分

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