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(25.1.31) ドイツが再生可能エネルギーから逃げ出し始めた!! 地球温暖化は留まることはない

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  とうとうドイツ再生可能エネルギー問題で根を上げだした。再生エネルギー価格の買取費用が無制限に増大し、これを一般家庭と企業で負担しているのだがそれに耐えられなくなってきたからだ。

 ドイツでは2000年に再生エネルギー法を可決して、再生エネルギーは全量電力会社が購入しなければならなくなった。
そしてその買取価格市場価格EUでは圏内で電力の売買がされている)を上回った場合、その差額分を一般家庭と企業が負担することになっている。

皆さん、来年度は再生エネルギーがさらに普及しますので一般家計で年間約6000円の負担増になります。よろしく」と政府が言ったので大騒ぎになってしまった。
いやだ、環境保護といっても限度がある、しかも毎年毎年この額が増加するのだから生活できない!!」

もはや企業としてもドイツ国内で生産を継続することはできない。海外の電力の安い国に工場を移す!!」

 ドイツは22年までに原子力発電をゼロにする計画だ。
しかしその代替エネルギーとしての再生エネルギーは馬鹿高い。
あまりに電気料金が高騰するので政府も見直しに着手し始めたが、環境大国ドイツのカンバンを下ろすとなると大変だ。
緑の党などは眼をむいて「絶対に変更は認めない。せっかく再生可能エネルギーの比率が12年度末で25%(11年度末で20%)まで増加したのに時代に逆行だ」と怒りをあらわにしている。

注)12年度は1kwh当たり40円の負担金が13年度には60円になる。

 なぜドイツでこれほど再生可能エネルギーが普及したかというと、ソーラーパネルの値段が中国の安売りで年間30%程度の割で値下がりしているからだ。
かつては太陽光パネルは日本とドイツの独断場だったが、今では世界市場の50%は中国が占め、ドイツは大手のQセルズが倒産し、ソーラー・ワールドも青息吐息だ。
日本でもシャープが倒産間際まで追い詰められている。

 中国は太陽電池の原料となるポリシリコンメタルシリコンが豊富に産出する関係から国策として太陽電池生産の大拡大に乗り出した。

金はいくらでもあるから設備投資をドンドンして世界の市場を制覇しろ!!生産用の電力発電は石炭を燃やして供給するから心配するな!!」

注)中国の電力供給の半分は石炭。以下のグラフ参照
http://www.enecho.meti.go.jp/topics/hakusho/2005/html/17022420.html 

 中国には今世界の需要の約二倍の生産設備があって、赤字覚悟でソーラーパネルを売りまくっている。
ドイツや日本のソーラー発電業者はこの安い中国製のソーラーパネルを導入して、政府の決めた高い買取価格の鞘を狙った投資を拡大している。
イヤー何といっても、太陽光発電はこたえられませんな、高価格で電力会社が必ず購入してくれるのだから、絶対儲かる投資ですよ

注)買取価格はドイツで30円程度で市場価格との差は6円程度。これによる家計と企業の負担金は約2兆円。ソーラーパネルの投資効率は5~9%で必ず儲かるため建設が続いている。
なお日本の買取価格は42円。


 だが現在の再生エネルギー政策の最大の欠点は、ドイツや日本がソーラー発電を押し進めれば進めるほど、世界の環境が悪化することだ。
その原因はソーラーパネルの生産国が主として中国で、ここではエネルギーの大半を石炭に依拠しておりますます二酸化炭素等の排出が増加している。
さあみんな、環境を良くする為に環境を悪化させよう」ひどいジレンマだ。

注)世界の二酸化炭素の排出量の割合は以下のグラフ参照
http://daily-ondanka.com/basic/data_05.html

 最近世界各地で環境政策の見直しが始まったのは、いくら西欧や日本が二酸化炭素の排出を抑えても地球環境は少しもよくならず、かえって悪化するからだ。
幸いアメリカはシェールガス革命で排出量削減にめどをつけた。しかし中国は相変わらず石炭を燃やし続けてはソーラーパネルを安価に生産して世界市場で売りまくっている。

注)中国の環境悪化の現状については以下のブログで記載しておいた。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2013/01/post-f699.html

 日本でも鳩山元首相の25%削減案は棚上げされたし、ドイツでも馬鹿馬鹿しくなってきて環境対策にしり込みを始めた。
中国が存在している限り環境問題は解決することはなく、かえって地球温暖化は進むから当然だ。

なお、地球温暖化問題の記事は以下に纏めてあります。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat44491343/index.html


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 出版済み
・ロドリゴ巡礼日誌  定価 99円(サンチャゴ巡礼フランス道の記事です)

なお出版の経緯については以下に詳述してあります。

http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2013/01/post-1b22.html

 

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