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(25.1.18) 飛ばないB787 ANAはどうすりゃいいんだ!!

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PR記事 
   四季の道駅伝の参加者募集 四季の道駅伝実行委員会

2月17日(日)おゆみ野四季の道で小中学生の駅伝が行われますが、今年より高校生以上の部 5kmが新設されました。
これは駅伝ではなく5km走です。
募集を行ったところ参加者が現在12名程度で、実行委員会が目標にした30名程度をかなり下回っております。

そこで高校生以上5kmの部の追加募集を行っております。
参加希望者は、氏名、男女別、年齢、住所をこのブログのメール機能あるいはコメント機能)を使用して申し込んでいただければ結構です。

なお詳細は以下の通り

・ 17日 9時より有吉中学校前で受付(500円の参加費用を払ってゼッケンを受け取る)
・スタート 9時40分 有吉中学校、ゴール 夏の道ののりくら公園(四季の道を一周)

・参加資格  おゆみ野あるいはその周辺に住んでいる住民


(ここからが本文です)

 最新鋭の中型機として鳴り物入りで導入されたボーイング787機がトラブル続きでFAA(米連邦航空局)から「バッテリーの安全性が証明されるまでは運行を停止する命令」がアメリカ国内の航空会社に出された。
これを受けて日本でも国交省が同機の運行停止をANAJALに求めている。

 B787機は現在世界で49機運行されていて、そのうちの24機は日本のANA17機)とJAL7機)が使用しているのだから、運行停止措置の影響は日本の航空会社に対する影響が最も大きい。
トラブル自体もANAJALに集中しており、JALはアメリカのボストン空港で出火しているし、ANAバッテリーの異常漏れで高松空港に緊急着陸している。

 私は当初新型機導入に伴う初期トラブルで、たいしたことはあるまいと思っていたが、実際はかなり危うい話になっている。
事故のほとんどでバッテリー液の異常漏れが発生し、これが熱せられて火災につながっている事故だ。
一つ間違えば大事故につながるためFAAは見逃すことができない事故とみなしたようだ(飛行中に飛行機から火を吹いてしまう)。

 なぜこのようなB787を日本のANAJALが積極的に導入しているかというと、燃費効率が従来機より2割良く、ジャンボのかわりに国際線に導入しても十分アメリカやヨーロッパにまで飛んで行ってくれるからだ(大型機でなく中型機でアメリカやヨーロッパにいけるのがミソ)。

 そしてさらに大きな理由はこのB787の機体部分を三菱重工業・川崎重工業・富士重工業約35%のシェアで製造し、さらに東レの炭素繊維を使い、東邦チタニウムのチタンとGSユアサのバッテリー(リチウム・イオン電池)を使用していたからだ。
B787はボーイングといっているけれど、実際は日本メーカーが作っているようなものでオールジャパンの飛行機だ」というのが自慢だった。

注)リチウム・イオン電池はかつてソニーのパソコンで発火事故が起こっている。

 かつて日本メーカーが製造しているものは絶対的に品質が保証され、安心マークだったが今回の事故を見ると、「日本製だから危険だ」ということになってしまいそうだ。
特に直接の原因とされているのはバッテリーの電解質もれだが、バッテリーを納入しているのはGSユアサだから責任は重大だ。

 もし事故原因の究明に長引き、かつ設計変更などが発生すると、ことは非常に面倒な問題がANAに発生する。
ANAは17機のB787を保有していて、さらに66機までB787を購入する計画になっている。
この燃費が良くどこまでも飛んで行ってくれる飛行機にANAは経営戦略のすべてをかけているといっていいようなところがあり、だからこそ世界に先駆けてB787を導入したのに裏目に出てしまいそうだ。

 ANAJALに比較すると政府から資金を導入せずにがんばって入る企業で、13年3月の連結収益は1100億円を目指していた(JALは1650億円)。
税金もちゃんと払い、政府から金を一銭ももらわず自己努力でがんばってきたのは、B787をいち早く導入することでアジアのトップ企業になれると思っていたからなのに・・・・・」ほぞを噛む思いだろう。

 B787の開発はテスト飛行中にトラブルが続いたため、当初の納入時期が約3年遅れている。そしてさらに今回のバッテリー事故で納入が遅れればANAにとって致命的な影響が出てくるかもしれない。
今でさえ株価は200円以下JALは3700円前後)なのに、この事故でANAの株価はさらに低下している。

注)今回の事故でANAは国内線35便の欠航を発表している。

 私はANAのように自己努力を懸命にしている企業は好きで、B787のトラブルが早急に解決してANAの経営に対する影響が最小限に留まることを切に望んでいる。
しかしそうでないと ANAの経営に深刻な影響を与えそうだ。

注)なおJALの経営問題は以下に纏めてあります。
http://yamazakijirou.cocolog-nifty.com/blog/jal/index.html


 

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コメント

山崎様の述べられておられる通り、私も今回のB787機のトラブルに関してはある種の理不尽さを感じずにはおられません。
「日本の翼」などと偉そうに吹き上がり、社内改革も出来ぬままブクブクと肥え太り、終には自ら狩り(利益を生み出す事)も出来ぬまま野垂れ死にしたJAL。
更には多くの債権者を蔑ろにした上に、私どもは前の会社とは違いますと平気で嘯いて復活した現在の新JAL。
この様な会社にこそ天罰が下って当然と思えるのですが…
対して厳しい国際航空業界の中で、何とか頑張ってきたANAが今回の様なトラブルに見舞われる事に何とも遣る瀬無い思いがします。

またほぼYS-11以来となる日本の航空機製造ですが、宇宙関連産業を含めある種の極限状況に置かれる機体にはどうしても実際に運用してみないと解らないと言う(長い間の経験的要素の必要性)点が付き纏います。
正直今回の機体に関してもその様な事が起こらなければ良いがと危惧しておりましたが…
日本の航空機産業の再出発はのっけから大きな障害に直面してしまいました。
何とかこのトラブルを乗り越えて成長していって欲しい物だと願わずにはおれません。

(山崎)いつも適切なコメントをくださってありがとうございます。

投稿: アル | 2013年1月18日 (金) 20時02分

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