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(24.12.22) 誰が大統領でも韓国との和解と協力はありえない。 「歴史認識の相違」

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 世の中には絶対に和解も協力もできなく、平和をもたらさない相手がいるものだと再確認してしまった。
今回韓国大統領に選出されたパク・クネ氏が「正しい歴史認識を土台に北東アジアの和解と協力と平和が拡大するように努力する」と言ったからだ。

 問題なのは「正しい歴史認識」と言う言葉で、これは韓国と日本ではほぼ180度異なっており、互いにまったく違う歴史認識を持っている。
パク・クネ氏が言っている歴史認識とは、竹島韓国では独島)は韓国の領土であり、従軍慰安婦問題では日本は謝罪して賠償責任を負えということだ。

 一方日本の歴史認識では、竹島は戦後日本が敗戦で打ちひしがれていた間隙をぬって、1953年李承晩大統領が掠め取りその後実効支配している島と言う認識だ。
また従軍慰安婦等を含めた韓国に対する賠償はすでに1965年の日韓基本条約で「韓国は日本に対し賠償請求権を放棄し、一方日本は韓国に1080億円の経済協力金を支払うことで解決済み」という歴史認識になっている。

注)竹島問題の経緯の詳細は以下の記事に纏めておいた。
http://yamazakijirou.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/20522_7e99.html

 これだけ歴史認識が異なるのだからいくらパク・クネ氏が「正しい歴史認識」と言っても歩み寄りがあるはずがなく、互いに罵声を浴びせてののしりあう以外に対応のしようがない。

 だが従軍慰安婦問題については日本人の間にも歴史認識に誤解がある。
それは日本軍が兵隊を徴用したように従軍慰安婦を徴用したと言う誤解で、あたかも従軍慰安婦が兵士と同じような国家権力で従軍したと思っていることだ。

 そんなことはまったくないのは、いくら政府の公式文書を探して出てこないことから分かるが(ただしでっち上げ文書はある)、わざわざ徴用する必要がなかったからだ。
日本では戦後売春防止法が制定されるまでは売春は広く認められた職業で、斡旋業者が貧しい農民の子女を安く買い集めて遊郭に売っていた。

 この人身売買の対象者は貧困家庭で(だから子供を売ることで生計を維持した)、戦前・戦中を通して朝鮮人の家庭は貧しい人が多かったから売春婦に朝鮮人が多かったが、当然ながら多くの貧しい日本人もいた。
人種で区別したのではなく経済状況で区分していたのだ。

 そうして日本軍の占領地域にこの従軍慰安婦がいたのは、日本の兵士が外国に行ってしまって日本ではこの商売が上がったりになったから海外進出しただけに過ぎない。
もちろん軍と業者の癒着やアウンの呼吸のようなものが在ったのは事実だが、国家が軍に命じて売春婦を公式に派遣したわけでない

注)一部の日本おとしめ派の人が「公式な軍の命令があった」という文書を捜し求め、時々これがその証拠だと言うものが出てくるが、でっちあげか単なる私的文書に過ぎない。

 売春行為はかつては貧しい子女が金を稼ぐ唯一の職業だったと言うことで、親には代金が支払われておりそれが従軍慰安婦の実態だ。
だから日本政府が公式に謝罪したり、賠償を払うようなものではなく私的な経済行為と言える。

 しかし韓国人からすると、「かよわい女性を軍隊が無理やり徴用して、性の奴隷にした」と言うのが歴史認識だから、歩み寄りなどあろうはずがない。
日本と韓国との間には和解も協力もありえないというのが正しい歴史認識だといえる。

注)日本と韓国との間(中国も同じ)絶対が和解不能だと言うことは前に以下の記事で詳細に論じておいた。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/post-a3f7.html

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評論 世界経済 韓国経済 竹島・従軍慰安婦」カテゴリの記事

コメント

現在でも韓国人は日本やアメリカなど外国で売春をして問題になってるし、日本では通名、アメリカではアメリカ風の名称を名乗りたがるのを見ると創氏改名や慰安婦など戦前も今も変わらないんじゃないかと思う今日この頃です

投稿: X | 2012年12月22日 (土) 05時56分

その通りやと思います。慰安婦はホロコーストの犠牲者や日系人の強制収容とは違うねんから。自由意思で慰安婦してたのにね。 いつまでも慰安キャンペーンするなら,いっそのことパチンコを非合法化にしたらええんや。パチンコ非合法化法案をやれば支持率あがると思うけどなあ。(難しいだろうけど) 相変わらず送金されとるけど,これって国富が穴から漏れ出してるんやから。

投稿: 神戸の哲郎 | 2012年12月22日 (土) 07時25分

我々皆、慰安婦という存在の実際を知らないから、とかく議論が観念的になりやすく、話が変な方向に進んでいくような気がしてなりませんね。そんな事を言うと、おまえは知っているのか、と訊かれそうですが、不幸なことに私は知っています。会話をしたこともあります。

彼これ20年くらい前、会社から排出する廃棄物の量を減らすよう、排出物の分別仕訳をしっかりやるように行政から指導を受けた際、廃棄物処理業者に其の作業を実施するように頼んだ時のことです。その業者は在日の方で、韓国から其のための労働者を連れて来ていたのですが、彼らに付属して慰安婦の女性が来ていましたね。作業場所は処分場の近くで、社内では無かったのですが、近隣住民から色々苦情が出ました。廃棄物がストック上から溢れているとか、変な女性がいるとか・・・・・。そんなわけで、発注した側も知らんふりもできなくなり、何度も現場を訪れたわけです。

その現場を観た時、慰安婦問題の総てが一瞬にして理解できましたね。労働者は異様な臭気の中、ススまるけになりながら、ベルトコンベアの上を流れる廃棄物から、プラスチック・金属類・ガラスなどを仕分けしていました。その表情は鬼気迫るものがあって、社会に対する怒りや自分の人生に対する怒り、そういったものがモノが入り混じって険悪そのものでした。経営者と作業所内を歩きながら、私が最初に口火を切りました、『もし、あの慰安婦の女性がいなかったらどうなりますかねえ』と。経営者は判然として答えました、『あたけちゃいますね、すぐに喧嘩で傷害事件が起きます、警察沙汰になります』と。慰安婦の女性は、どの労働者からも見える位置にチョコンと座り、どの人に対しても受け入れる態度をとっていました。全員の気を引くこと、それが自分の役割であることを心得ていました。最後に経営者が面白い事を云いました、『慰安婦は労働者8人に1人が原則です、それを超えれば、自分には回ってこないという意識が誰かに現れ、喧嘩になります』と。8人に1人が、経験から割り出したもので理屈ではないように、従軍慰安婦についても地に足のついた議論が必要な時期になっているのではないでしょうか。

今回もまた、つまらない話から、つまらない結末になって、相済みませんでした。

(山崎)いつものように重要なお話を聞かせてくださって感謝いたします。

投稿: 三太郎 | 2012年12月22日 (土) 22時33分

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