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(2412.7) NHKクローズアップ現代 「お葬式がだせない。どうする、葬送の場」

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これは死ぬのも容易ではないな」と思ってしまった。
クローズアップ現代で放映した「お葬式が出せない。どうする、葬送の場」を見た感想である。

 最近老人人口が増えた関係で死亡者数が増加して、火葬場(斎場がそれに対応できない状況が発生していると言う。
従来であれば3日か4日のうちにはダビにふすことが可能だったが、最近では半数以上が1週間以上待ちの状態になり、場合によったら10日程度かかるのだと言う。

注1)23年度の死者は128万人でこれは10年前より30万人程度増加している。今後も死者は増加し2038年には170万人になると推定されている

注2) なお斎場と火葬場は本来は別物で、斎場は死者をあの世に送るセレモニーをする場所、火葬場は死者を火葬する場を意味した。
しかし火葬場と言う言葉があまりに直截な表現なので現在では火葬場を斎場と称するようになっている。


 その間遺族は遺体を自宅で見守ったり、あるいは火葬場にある冷凍庫内に保管してもらって待っているのだそうだ。
こうした状況に地方自治体は火葬場の建設を進めようとしているが、実際は地元住民の反対があってなかなか建設が進まない。

 映像では反対の住民が「火葬場は迷惑施設の最たるもので、これができると不動産価格が1~2割り低下する」と言っていた。
日本人の間には古くから死に対する禁忌があり、死を見ることも火葬場の作業に携わることにも避けてきた歴史がある。

注)数年前に映画化された「おくりびと」にその生々しい実態が描かれていた。
http://yamazakijirou.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/201015.html

 特に大都市周辺で用地を探すとなるとほとんどが住宅地の中になってしまいまず建設が不可能だから、従来の火葬場はほぼフル回転で操業をしている。
又火葬場は公営のものと私営のものがあるが、通常私営は公営より平均で20万円程度費用が多くかかり、このため公営の火葬場がひどく混雑していると説明されていた。

注)もともとは火葬場は集落に並存されていたが、人々が都市に集中するようになって自治体が火葬場を整備するようになった歴史的経緯がある。

 しかし死んでもなかなかダビに付されないと言うのは困ったものだ。
広島県三次市では火葬場(斎場の建設を住民から公募していた。
三好市の提示した条件は火葬場の周りを公園として整備すると言うもので、多くの公募があり、住民代表が「ここがサクラやモミジの名所になったらいい」とコメントしていた。
環境整備を条件に火葬場の建設が可能になった場所も他に在り、そうした場所はかえって不動産価格が上昇するから住民の賛同を得やすいのだろう。

 火葬場ではないが東京都にあるゴミ処理場の周りなどは実に美しい公園になっていたり、ゴミの排熱を利用したプールなどもあって、かえって環境はよくなっている場所が多い。
日本では今後とも死者は増加して火葬場に対する需要は拡大するのだから、禁忌や不動産価格の値下がりだけを心配して反対するのは正しい方向ではないだろう。

注)現在盛んに公共投資が叫ばれているが、無駄な道路や橋梁やダムを作るのではなく確実に需要が拡大する火葬場の建設に資金を投下するのが正しい公共投資というものだ。

なおクローズアップ現代の記事は以下にまとめてあります。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/nhk_2/index.html

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