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(24.12.10) クローズアップ現代 忍び寄るスーパーナンキンムシの恐怖

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  何とも大変なことになってきた。今世界中で南京虫トコジラミ)の被害が拡大しており、日本においても保健所等への相談件数が急拡大しているという。
もともと南京虫は江戸時代に中国からの貿易船に乗って日本に上陸したと思われていた(だから南京虫という)。

 戦後殺虫剤の集中散布で南京虫は一掃されたが、近年になって海外からスーパーナンキンムシという殺虫剤に耐性を持った南京虫が上陸し、主として外国人が宿泊する旅館を中心に蔓延し始めた。
このスーパーナンキンムシには市販の殺虫剤をいくら振り掛けても駆除できないと言う。

 私は今年の夏にネパールに旅行をし、ジュムラと言う村の現地人が宿泊する旅館に泊まったときダニに食われたが、もしかしたらこの南京虫だったのかもしれない。
南京虫は人の血をすって生きるという何かドラキュラみたいな昆虫で、当然のことに人間の生活空間に隣接して生きている。

 大きさは5mmから7mm程度だから歩いていれば発見できる。ただし南京虫の習性として昼間は畳の目の間やジュータンの裏側や衣服のすそ等に隠れていて、夜半人間が寝静まると体温を感知(赤外線センサーを持っているのだろうしながら人間に取り付き血を吸って生きている。

 繁殖力はめちゃくちゃに旺盛で二ヶ月で成虫になるとその後は毎日5つ程度卵を産み続けるという。
一旦繁殖してしまうと市販の殺虫剤では駆除できないので専門の業者に頼むことになる。
南京虫は熱に弱いから、南京虫が生息していると思れる家具等をトラックの荷台を改造した熱送風機の中に入れて殺すか、掃除機で隅々を吸い取って捕獲している。
ただし費用は数十万円になり高価だ。

 なぜスーパーナンキンムシが現れたかというと、それまでペレスロイド系の殺虫剤を使いすぎたためで、突然変異によりこのペレスロイドに耐性を持つ南京虫が発生してしまった。
薬と耐性は鬼ごっこの関係で現在では有効な薬品は少なく、有機リン剤系の薬品は有効だが扱いに十分な知識がいるので主として業者が使用している(毒性が強く誤って人間が触れるとサリンと同様に被害が出る)。

 現在アメリカでは薬品の開発は鬼ごっこになるので、薬品に頼らない駆除方法が研究されており、南京虫の習性を利用した駆除器具等が発売されていた。

注)南京虫の習性は以下の通りでこれを利用した捕獲器が開発されていた。

① 黒い色の布や紙に集まる。
② 下が滑らないざらざらした場所が好き(プラスチックは嫌う)
③ 人間の体温に近い場所に寄ってくる。


 日本ではまだこうした器具は発売されていないため、当面は衣類の熱乾燥機で熱風消毒45度程度で数分)したり、南京虫がいる場所を掃除機で吸入するのが有効だと専門家が話していた。
また南京虫がいるかどうかは糞があることで確認でき、微小な糞模様のものがある場所には必ず南京虫がいる。

 しかし驚くべきことだ。こんなに薬品の研究が進んでいるのにそれを凌駕する耐性を持った南京虫が発生し、人間を襲っているのだから自然界は侮りがたい。

なおクローズアップ現代のシリーズは以下参照。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/nhk_2/index.html

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