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(2412.31) なぜ中国は日本に戦争を仕掛けようとしているのだろうか? 三つの遠因

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  おそらく2012年の日本を取り巻く最大の国際関係の変化は中国が明確に日本に戦争をしかけることを決意したことだろう。
直接的には尖閣諸島を政府が買い上げたことに反発して、中国の漁業監視船航空機尖閣諸島の日本の領海に毎日のように侵入させているのだが、これは一触即発の状況を演出して戦争を待っている状態といえる。

 もし日本の海上保安庁海上・航空自衛隊と中国の艦船や飛行機が接触すれば、それを理由に(日本側が先に戦端を開いたとして)戦争を起こし、一気に尖閣諸島の領有を確定しようと言うのが中国の戦略だ。
幸い日本の海上保安庁海上・航空自衛隊も冷静な態度をとっているので戦争にはなっていないが、中国はそれなら無理やりにでも挑発して(2年前の漁船のようにわざと船舶をぶつけて)戦争を起こそうとしている。

注)中国の行為がどんなに危険かは、もし日本が竹島や北方四島で中国と同じようなことをすれば、まず間違いなくロシアとの間には戦争が起こり、韓国との間でも一触即発の状態になることから分かる。

 通常領有権問題は実効支配しているほうが勝ちで、相手が返還する意思がない場合はこの状態を覆すためには戦争しかない。
中国がなぜここに来て日本に戦争を仕掛けてでも尖閣諸島を自国領にしようとしているかは3つの遠因がある。
中国としては今が日本と戦争をする絶好のタイミングだと判断しているのだが、その遠因とは以下のようなものだ。

① 日米安保条約が空洞化して日本はアメリカの核兵器の傘から外れたと判断した。

 このような状況になったのは民主党の鳩山元総理にすべての責任がある。普天間基地の移設問題を外交問題と判断できず、沖縄の負担軽減の内政問題だと矮小化してアメリカの怒りを買い日本を守る意思を失わせた。
鳩山氏は「良く勉強したら日米安保条約の重要性がわかった」と後に述べたが、日本の首相としては児戯にも等しい判断力だ。
もし中国との間に戦端が開かれれば戦争を起こした戦犯は鳩山元首相と言える。

② 中国の世界最速の軍事増強の結果、通常兵器レベルでも日本に負けない規模の海軍力と空軍力を保持できたと中国は認識した。

 中国は世界が軍縮に進む中で、ただ一国と言っていい規模の軍拡をここ数十年に渡って実施してきている。
その結果海軍力は空母を保有するほど十分に増強され、海洋監視船中国では軍隊と保安庁は未分離だから軍拡の一部)は日本の海上保安庁の船舶を凌駕し始めている(映像で見ても中国の監視船のほうが大きい)。

 領土紛争で核の使用まですると世界的に指弾を受けるので通常戦力での戦闘になるが、それでも中国は日本に勝つと判断している。

注)中国の軍拡の規模については以下参照
http://www.asahi.com/international/update/0305/TKY201203040496.html

③ 中国の軍拡世代(1990年以降の反日教育を受けた世代)が日本人を殲滅したがっている。

 この説明は少し難しい。中国では1980年代の中国と1990年以降の中国では明確な意識改革が行われた。
80年代、中国では改革開放の波に乗って外国からの投資がおおいに奨励されたが、入ってきたのは技術だけでなく自由思想も輸入された。
さらに当時のトップが開明的な胡 耀邦だったこともあり、中国に自由な民主国家ができそうな雰囲気があった。

 この状況が暗転したのが民主化路線を推進した胡 耀邦が保守派の策動で失脚し、1989年に天安門事件(天安門事件は胡 耀邦が死去したことに伴い、胡 耀邦を慕った群衆が天安門に集まって追悼式典を開こうとしたことから始まったが起こってからである。
驚いた共産党首脳は軍隊を動員して弾圧政策をとったので、このとき民主化運動を推進した学生はほとんどが殺害されたか外国に逃れている(殺害された人数は数千人とも数万人とも言われるがすべてやみに葬られている)。

 天安門事件は中国共産党に対する異議申し立て運動で「なぜ共産党は一党独裁で中国人民を支配できる権利を持つのか」との存在理由を問うていた。
まずい、このままでは中国共産党に未来がない。自分たちが権力を掌握できる正当性を確保できなければ民衆に殺される

 その後中国を指導したのは江沢民だったが、江沢民は「中国共産党が残虐な日本から中国を開放したことがその存在理由である」との大キャンペーンを行うことにより正当性を確保する戦術を取った。
共産党への不満を日本を徹底的に悪役に仕立てることによって日本への不満に摩り替えたのだ。

 この辺の事情は1980年代の民主化革命に参加し、その後実質的に日本に亡命して日本国籍をとった石平氏が「私はなぜ中国を捨てたのか」と言う本で詳細に述べている。
中国では反日教育はすさまじく特に南京大虐殺と言う虚構教育を1990年代からほぼ20年間に渡って行った結果、反日人種ばかりになり「中国共産党のおかげで現在があり、栄光ある共産党のもとに一致団結し、日本人は一人残らず虐殺すべき人種」と思うようになった。

注)文化大革命が走資派打倒運動だったのと同じく、反日教育が日本打倒運動になっている。9月の暴動はかつての紅衛兵の暴力に似ている。

 次の会話は石平氏が中国に帰国するたびに周りの学生や友達から聞かされた言葉として紹介している。

あんな国、絶対にゆるせないわ。昔から悪いことばかりやっている」

「そうだね、侵略戦争で、どれだけ多くの中国人を殺したか」

「だから、俺が前から言っているさぁ、原子爆弾でも何発か使って、日本を地球上から抹殺すべきだ」

「原子爆弾だけではだめだ。恨みを晴らすには、やはり一人ずつ殺したほうがいい。今度、東京大虐殺をするとき、俺の腕前をみせてやるぜ」

「しかしね、日本人というのはそもそも進化が遅れている人種じゃないかしら。半分は人間で半分は豚なのね。やはり人種進化の不良品だわ」

「そうしたら、今度日本に攻め込んで全員皆殺しにした後に、日本をそのまま、中国人のための養豚場にしようではないか」


 これが中国の学生の一般的な会話で例外ではないという。

 上記のように鳩山元総理の愚かな外交中国人民軍の軍拡の成果、それと中国の若者の日本人皆殺しの感情があいまって、今中国は日本との戦争を行い一挙に尖閣諸島を領有しようとしているのが実態だ。

なお、こうした中国の対応について日本は如何にに対処すべきかは別途記載する予定。

また尖閣諸島領有問題の記事は以下にまとめてあります。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat51088450/index.html

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