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(24.11.6) あたしが大臣よ、私の言うことを聞きなさい!! 田中真紀子大臣の性(さが)

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 人間にはどうしようもない性格と言うものがあって、自分で制御しようにも制御しきれないものらしい。
田中真紀子氏を見ているとつくづく人間の性さが)の恐ろしさを感じる。

 今回の内閣改造で文部科学大臣を拝命した田中氏は、当初こそ「これまでの経験を生かして、みんなの話を聞いて行政を行っていく」と言う神妙でしおらしい発言をしていたがすぐに馬脚を現した。

 大学設置・学校法人審議会が認可の答申をした3校秋田公立美術大、札幌保険医療大、岡崎女子大)の短大から4年制大学への昇格を認めないと言い出したからだ。
田中氏によると「現在約800あまりも大学があって、質が低下しているから」大学の新規設立を認めないのだと言う。

 これには3校の大学関係者がびっくりした。
大臣、質が低下しているのは既存の大学で、質が低下しようにもわれわれはまだ教育を始めておりません」といたってまともなことを言ったが田中氏は聞く耳を持たない。
うるさい、私が駄目だと言ったら駄目なの、黙って言うことを聞きなさい

 田中氏は性(さが)として、権力を振りかざすことが実に好きだ。
2001年の自民党政権外務大臣になったときもそうだった。
外務事務次官とひどいバトルになって「一体次官と大臣とどっちがえらいと思っているの!!」なんて普通の人は気恥ずかしくて絶対にいわない台詞を吐くし、私書官を泥棒扱いして「あんたが私の指輪を盗んだのでしょう、買って弁償しなさい」なんて暴言を吐いていた。

 好意的に見れば田中氏外務省がバトルになった原因は、田中氏の親中政策と外務省が進めてきた親米政策の対立だったともいえる。
アメリカ政府内きってので親日家のアーミテージ氏との会見をキャンセルして田中氏は言った。
アーミテージなんて国務副長官で私が会う相手じゃないわ。私は大臣よ

 外交政策の相違と言えば相違だが、口さがなく言えば単なる権力亡者だ。

 今回もさっそく権力を振りかざしたが、納得できないのは文部省の指導に従って大学の整備を進めてきた3校で、特に秋田公立美術大学などは5億円相当の巨費を投じて校舎や施設を整備してきたので収まらない。
文部省の指導に従って一つ一つ基準をクリアし、審議会の答申のルールにのっとって大学の新設を行うことがなぜいけないのでしょうか。このルールは文部科学省が決めたもので、田中真紀子氏はもしかしたら文部科学大臣ではないのでしょうか」と噛み付いた。

 現在の文部科学行政での大学設置については基本自由で、設置基準さえ満たせばそのまま設立を認めている。
これは自由競争こそが教育の質を高めると言う思想で、もし競争に敗れれば自然淘汰されるし、教育内容に不備があるまま教育を続けようとすれば文部科学省が解散命令を出せることになっている(際最近堀越学園に解散命令を出した)。

注)堀越学園に対する解散命令の記事は以下参照。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/post-61cb.html

 こうした自由競争を田中大臣は否定して「入り口で大学数を絞ろうと言う政策に変更する」と言うのだが、それならば現行の大学設置の承認ルールを変更してから始めるべきで、田中大臣のしたことは法律を過去に遡って適用するのと同じ暴挙だ。

 はっきり言えば田中氏は自分の権力を誇示したいだけのために3校を犠牲にしたので、なんともひどい話と言える。
あたしはポパイより強いのよ、ルールは私よ!!!!」
人間には本人にはどうしても止めることのできない性(さが)がある。
このような権力欲だけで生きている人を大臣にするとは野田首相の任命責任を問われてもいたし方ない事態だ。

 さすがに自民党の石破幹事長が正論を吐いた。
これが思いつきでないことをきちんと述べないかぎり、誤った政治主導といえる」石破さんの言うとおりだ。

なお、野田内閣関連の記事は以下に纏めてあります。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat45463769/index.html

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コメント

親中派だから独裁者が好きなのか?
独裁者になりたいから親中派なのか?

はたまた、民主党の2世議員(鳩山、小沢、田中直紀....)だからダメなのか。

投稿: へなちょこエンジニア | 2012年11月 6日 (火) 07時15分

田中大臣には踏ん張っていただきたかったのですが、新しい設置基準をつくり、それに適合すれば認可する方向になってしまい残念です。設置基準を厳しくするのは当然のことですが、是非、解散基準も明確にしてほしいものです。「自由競争が教育の質を高める」という思想は正しいと思いますが、日本において大学の自由競争が行われているのでしょうか。設置してしまえば余程のことがない限り解散命令は出されず、国庫からの助成金が投入され続け、公務員の天下り先として存続しているのが現状でしょう。だから約800校の大学があるのではないでしょうか。

半年以上前の話ですが、日本橋学院大学が話題になったことがあります。この大学は四則演算の基礎、ローマ字の書き方などから教えているそうです。このレベルから教えて、一般の大学レベルの教育が行われているとは思えません。このような大学卒業生でも、日本では大卒として扱われ、初任給も同じです。これで自由競争といえますか。家庭の事情で大学進学をあきらめた優秀な高卒がかわいそうです。学歴の形骸化を促進している現行の設置基準がおかしいと考えるのは自然なことです。

田中大臣批判の中に、裁量権の逸脱というものがあります。笑止千万とはこのことでしょう。政治主導が叫ばれ、国家公務員による裁量行政を批判していたのではないですか。官僚が選んだ委員による結論ありきの審議会の結論がそのまま通ってきたこと自体が異常なことでしょう。最終判断は大臣が行うのは当然のことです。この判断を避けてきた歴代大臣こそおかしいのであり、それが国家公務員の好き放題に日本が操られている根本的な原因です。このことに一石を投じたことに関しては、田中大臣を評価すべきでしょう。田中さんの人間の性などと批判するのはお門違いというものです。

海外の大学は日本の大学の序列を独自に調査して一覧表にしています。海外の先進国の大学院に進学しようとしても、いわゆる日本の三流大学からは直接入学することが認められない場合があります。自由競争とはこういうことをいうのです。日本人は評価するという行為をまともに行おうとしません。形式のみで判断することが多いのが実情です。このような国では教育の自由競争などありえないことです。

手法の良し悪しはあるにしても、田中大臣の指摘していることは正論です。これに対して感情的な批判をするのではなく、日本の大学のあり方を国際的に見て検討していく方向に意見を述べるべきでしょう。根本的な大学のあり方を議論しない国であるから、大学改革として、秋入学などという姑息なことしか考え付かないのです。世界的にみて日本の大学のレベルを引き上げる方法を議論すべきです。そういう方向に日本の世論が向かったのなら日本も少しは変われるかもしれません。

投稿: かさなま | 2012年11月 6日 (火) 23時52分

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