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2012年11月

(24.11.30) ためしてガッテン 「中年ボディーが激変、くびれ・若さ復活up」

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 最近のためしてガッテンの表題はいささかセンセーショナルすぎる。
気負って見てみたがポイントは中年体型の確認とそれを矯正するための筋肉UP、そしてそれでも駄目な場合はファッションでだまかせと言う内容だった。

 中年体型は女性と男性では特色が異なり、女性は主として背中側が丸まり、一方男性はがせり出す。
これは脂肪細胞の数によって決まるらしく、女性は腹に男性に比較して脂肪細胞が少ないのだと言う。

注)番組では女性は妊娠をするために腹に余裕を持たせてあるとの説明だったが良く分からなかった。

 遠くからみてその人が中年かどうかは以下の体型になっているかで分かる。
① 腹や背中が丸くなっている。
② 横腹に脂肪がついて寸胴になっている。
③ 背中上部に脂肪がついて頭が前に突き出している。

 私は中年と言うよりもすでに老人だが、この頭が前に突き出す姿勢にはいつも悩んでいる。少し油断するといわゆる猫背になってしまい、どう見ても老人だ。
気がつけば胸をそらせるようにしているがいつの間にか再び猫背になっている。

 私のように常時運動をして身体からはほとんど脂肪と言う脂肪を取りきっているのに(体脂肪率は14前後)この猫背だけはどうにもならない。
番組では肩甲骨の周りの筋肉が衰えているためでそこの筋肉強化をする運動で猫背を治す方法を教えていた。
一言で言えば肩甲骨を動かせばいいようだ。

 だが傍からみてその人が中年や老人かを判断する基準は体型だけでない。
それと同じぐらい重要なのが動作と顔である。
年をとると動作が鈍くなるのは当然として歩幅が非常に狭くなり、足が上がらなくなる。
そして顔を前に突き出しているので(こうしないと重心が前に移動しない)、歩いていたり走っていたりする人を見ればすぐにその人の年齢を推定できる。

 一般にあまり番組で取り上げられないがやはりは年齢を決めるポイントだ。
特に中年顔と言うのがあるのだが、それは顔に脂肪がついて全体に顔がのっぺらぼうになり、鼻が相対的に低くなる。
そしてこれが美貌を損なう最大の要因なのだが、小鼻に脂肪がついて鼻が膨らんで鼻の穴が大きくなる現象がある。

 かつて若かった頃絶世の美人だった人が、中年になり普通のおばさんになってしまう原因がこれで、反対に顔に脂肪をつけなければ20歳台の顔の形を保っている。
歌手の三沢あけみさんや榊原郁恵さんなんかがそれで、この人たちは私が20歳代にアイドルだったのだから、「あんた、一体何歳なの?」と驚いてしまう。

 また運動選手や登山家や冒険家といわれる人で老人になっても顔の皮膚にたるみがまったくない人がいるが、こうした人は過去に一度も顔に脂肪をつけなかったからだ。

 人間いつまでたっても若く見られることは嬉しいことだ。私などは完全に頭のてっぺんがはげているので常時はげ隠しに帽子をかぶっている。
外でしか会わない人は私の体型を見て「まあ、お若い!!」なんてびっくりするが、相手を驚かしてはいけないのでこうした人の前では帽子を取れなくなってしまった。

注)私が如何にはげに悩んできたかの歴史は以下の記事を参照
http://yamazakijirou.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-c9aa.html

 繰り返すが若く見せるのは体型と動作(姿勢)と顔つきだ
もう一つ頭の働きもあるのだが、これをためしてガッテンで取り上げるとするとモデルになる人を探すのが大変だろう。

なおためしてガッテンのシリーズは以下に纏めて入っています。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/nhk/index.html

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(24.11.29) BS世界のドキュメンタリー 「中国 教育熱のゆくえ」 中国の私立大学は粗製乱造  

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 今回見たBS世界のドキュメンタリー「中国 教育熱のゆくえ」は非常に興味深かった。
このドキュメンタリーはNHKとの共同制作で、登場人物は中国武漢市にあるかなりいかさまの私立大学の講師3年制だったから日本的な意味では専門学校)と、そこに入ろうとしていた武漢市の近在に住む貧しい農村の女性の受験生、そして武漢大学と言う二流大学を出て就職活動をしている青年を追ったものだ

 私立大学の講師は毎年夏休みに主として農村地帯の高校を巡り歩いて受験生の募集活動をするのだが、この講師は150回の募集活動と、一回当たり3人の登録受験意思の確認書)をとることをノルマとされていた。

 問題はこの大学は大学とは名ばかりのいかさま大学で、リクルート場で講師図書館、実験室、会議室、講堂、自習室があり、優秀な講師陣がそろっていると説明していたが、実際は校舎以外は何もなく講師陣は9割が無資格だと言うと講師がカメラに向かって説明する)。

 この大学の授業料は年間25万円程度で3年間で75万円かかり、生徒数は約5000人だから年間12億円規模の授業料が入ることになる(講師は8億円といっていたので生徒数に水増しがあるのかもしれない)。
この大学はただ金儲けのためにのみ生徒をかき集めていると講師は言い、「教える側は時間を無駄にしているし、教わる側も同じだ。ただ卒業証書がほしいだけだ」という。

注)中国人の平均所得は北京市では65万円程度、農村部はその3分の1程度だから20万円程度。したがって1年間の授業料が年収より多いことになる

何だ、それでは日本のほとんどの大学と同じじゃないか」と思ったが、日本の場合はさすがに金儲けのための経営などと恥ずかしいことは言わない。
この大学はオーナーが詐欺容疑で捕まり結局閉鎖し、件の講師は転職してIT産業で勤めていた。。

 一方この学校に入ろうとしていた少女は以下のような状況にあった。
中国では日本と同様な統一大学入試試験があり、これで高得点を取らないと希望した大学には入れない(日本的な感度では国立大学や有名私立大に入れない)。
この女性は勉強が苦手らしく統一試験の成績がかなり悪かったため私立大学(日本的な感度では専門学校)にしか入れない。
それでも大学に行こうとするのは貧農から抜け出す唯一の手段が大学卒の証書をもらって大企業に就職することだからだ。

 娘の両親はレンガ工場を経営していたが、ある日の収入が34元400円程度)ぐらいだから、とても娘を大学に入れる資金はない。
こうした場合中国では親戚一同の互助組織があって、食事会を開催してカンパ(実際は借金)を集める。
番組ではその様子を追っていたが、入学先の大学は本当は卒業後の就職先などほとんどないいかさま大学なのに、借金しても両親は娘を大学にやろうとしていた。
そして件の講師は「田舎の高校生と両親をだまして授業料をせしめ上げるのが目的だ」と嘯いていた。

注)この大学が倒産後この娘は他の大学に移っていたので、番組のスタッフが「あれはいかさま大学で、そのうちにつぶれる」とでも教えたのだろうか?

 もう一つの事例は武漢大学 珞珈学院を卒業して就職活動をしている青年を追ったものだ。
当初どこでも入社できると青年は考えていたが実際は就職先はなかなか見つからない。
ようやっと見つかっても1週間の試験期間と、3ヶ月の仮採用期間があって、その後でないと本採用にはならない。

注)この武漢大学 珞珈学院は一流校の武漢大学とは別物でいわゆる三流大学だそうです。

 この青年は試験期間までは行くのだがパソコンの操作が苦手ですぐに首になってしまう。
大企業でも仮採用期間中は月額1500元約1万8000円)程度で、実際は仮採用にもならないからほとんど収入はない。

注)中国の初任給で最も高いのはIT 産業で3500元(42000円)程度。この青年の給与は相当に低い。

 武漢市での生活は最低でも1000元1万2000円)程度はいるようで、家賃に500元6000円)必用だといっていた。
この青年はいずれも就職活動に失敗していたが、中国全土でこうした若者約200万人規模でいて、中国では蟻族というのだそうだ。

注)前にクローズアップ現代で放送されたときは新卒の大学生約500万人のうち約200万人が就職できなかったと伝えていた。
http://yamazakijirou.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/21528-d770.html

 中国では大学を出なければホワイトカラーになれず、しかしそのためには一流校を出なければならない。このため子供も親も大学入試に血眼になるが、成績の悪い子はかなりいかさまな私立大学に入らざるえず、しかもそうした大学を出ても就職先はない
蟻族といってただひたすら就職先を求めて歩き回る人生が待っていると言うのがこのドキュメンタリーのレポートだった。

 中国の教育事情は日本より劣悪で粗製乱造の私立大学の卒業生は就職できず、あるいはしたとしても低賃金労働者となるようだ。

注)なおこのドキュメンタリーは日本で言うドキュメンタリーとは異なり、後から場面をいくつも挿入していると思われた。
いわばリアル場面とドラマ場面があるのだが、それをすべてドキュメンタリーと称していた。


なお中国の社会問題の記事は以下に纏めてあります。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat48428075/index.html

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(24.11.28) 為替相場は金融政策で決まる  なぜユーロ高か?  安倍総裁の金融緩和発言で市場は大騒ぎ

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 為替相場は経済実態を反映するか?
もし反映すると答えたらそれは20世紀の経済学的センスで、反映しないと答えたら21世紀の経済学的センスである。

 21世紀に入りリーマンショック前まで日銀が行った超緩和策によって為替相場は経済実態と切り離され始め、リーマンショック後アメリカ、EU、日本の更なる超緩和策で為替相場は経済実態とまったく無関係になってしまった。
今の円、ドル、ユーロ相場はその中央銀行が行う金融政策、はっきり言えば金融緩和の程度に反映して動いている。

注)金融緩和の総額は大雑把に言ってアメリカ:EU:日本は3:2:1の割合。
ただし経済規模はアメリカ:EU:日本は3:3:1だからGDP対比にすると日本とアメリカは同規模、EUは金融緩和の程度が低い

 そのことを再確認させたのが安倍総裁の発言に伴う昨今の円安、ユーロ高、ドル高である。
現在ドルは82円程度、ユーロは106円程度で推移しており、これは今年4月以来のドル高、ユーロ高水準だ。
なぜこのような状況になったかというと自民党安倍総裁が「この衆議院選挙で勝利したら無制限に円を刷りまくり、日銀を政府のイエスマンにする」と言ったからだ。

 「円は確実に下がる、今のうち円を売ってしまえ」金融機関やヘッジファンド、そして円をたっぷり持っている資産家が色めきたった。
さらに手持ちをしている円を売るだけでなく、円を借りてドルやユーロと交換しておけば確実に儲かるし、オーストラリアドルのように金利の高い通貨であれば鞘も稼げる。
これを円キャリー取引と言うが各国のヘッジファンドが色めきたっている。
ほれ、又日本がもうけさせてくれるぞ、円を借りて利ざやでぼろもうけだ!!」

 
 最も円を売った資金は他の通貨や物に換えなければならない。
現在の動きは信じられないことに主にユーロに向かっている。
常識的には今まで世界中から無視されてきたユーロが復活したのだから不思議だ。
ギリシャ支援は相変わらずおたおたしているし、スペインカタリューニャ地方の選挙ではスペイン独立派が勝利して気勢を上げている。
何一つ評価する内容がないのにユーロ高なのは、円は低下するしドルはまだ危ないと判断したからだ。

 ドルは「財政の崖」問題が片付いていないから、もし政府と議会の話し合いが決裂すればFRBのバーナンキ議長が再び無制限の金融緩和を行う。
一方日本では自民党が勝利すれば安倍総裁がここも無制限に金融緩和を行う。
今、まだまともなのはメルケル・ドイツ首相ががんばっているユーロだけじゃないか」こうして資金がユーロに集まってきた。

 日本は円安になったので輸出産業が一息つけると判断されて株高になってきた。
日本経済は直近でマイナス成長になり評価できないが、それでも株高なのは単に円安になったことに伴う調整に過ぎない。

 日銀の白川総裁は講演で「政府の為替介入と相まって日銀の金融政策は円高への一定の歯止めとして作用している」と言って、日銀の金融政策の正当性を強調した。
さらに「央銀行に出すお金の量によって為替レートが決まるという議論があるが、そうした関係は確認されていない」とまで言い切った。

 しかしこの白川総裁の後者の言葉は真実でない。
安倍総裁無制限の金融緩和を言ったとたんに資金が日本から逃げ出して円安になったのを見ても分かる。
経済規模が一定の時通貨量の増大は必ずその国の通貨の価値を減価させる。
為替相場は中央銀行の発行するお金の量に連動する。

注)第一次世界大戦後のドイツや、第二次世界大戦後の日本、そして最近のエリツィンのロシアやアルゼンチンで起こった超インフレはその例。

 今まで円高だったのは日銀がアメリカやEUの金融緩和策に比較して抑制的だったからだ(だから前原財務担当相や安倍総裁がいらいらした)。
これは21世紀の最初の10年間に日銀が行った金融緩和がリーマン・ショックを引き起こしたという反省があるからだ。
金融緩和は単にバブルを助長するだけで、必ず大きなクラッシュを引き起こす。経済政策はあくまで財政と規制緩和で行うべきで、金融政策は裏方に過ぎない」という気持ちが日銀にある。

注)リーマン・ショックの原因が日本の超金融緩和にあったと日銀が正式に認めた訳ではないが、通常の金融のセンスを持っていればそう思う。

 安倍総裁が首相になれは円安傾向は続き、円の価値は漸減する。
そうした通貨を持ちたくないのは誰でも同じで、今まで日銀の抑制的な金融政策を評価していた市場は今一斉に円を売っている。
そしてさらに21世紀の最初の10年のように円キャリー取引でヘッジファンドは莫大な富を儲けようとしている。

注)私はこうした世界にバブルをばら撒く政策には反対なのだが、それは以下の記事で述べてある。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-c7f9.html
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-3a83.html

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(24.11.27) 第32回 つくばマラソン 努力した人は報われる

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 やはり努力する人は違うとしみじみ思ってしまった。
昨日(25日)恒例のつくばマラソンでちはら台走友会から12名が参加したのだが、その中でしまちゃんたかちゃんが、それまでの記録を大幅に塗り替えた。

 しまちゃんは先月行われたちはら台走友会オクトーバーランのチャンピオンで、月間786km走った。
彼は金融機関担当のシステムマンで残業が多く又休日にも出勤するハードな勤務状況なのだが、ちはら台から勤務地の幕張まで片道約20kmの通勤RUNをすることで練習時間を補ってきた。

注)オクトーバーランについては以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-8305.html

 昨年までは残業をしては夜食を食べていたせいで身体に脂肪がまつわりついていたのに、今年になって一大決心をして身体から脂肪をほとんど落としてしまった。今は往年の瀬古選手宗兄弟のように身体が引き締まっている。

 昨年までしまちゃんのフルの成績は4時間をはるかにオーバーすることが多く、かつての3時間半程度の記録は夢のまた夢になっていたが、今回は大復活して3時間39分33秒で走りきってしまった。

私の成績ですが、予想以上の結果を残せました。
自己ベストには届きませんが、ベスト2とそれほど変わらない3番目にいい記録でした。
レース前は最低目標4時間切り、あわよくば3時間50分と考えていましたが、
ネットで3時間39分33秒でした。

前半はキロ5:10から5:25、折り返して5:05から5:15のペースを維持しました。
前半も想定より速いうえに、早い段階でペースアップをしたので、最後までもつのか走りながら不安でしたが、オクトーバーランの成果でしょう、失速することなく走りきることができました
」と言っている。

 もう一人のたかちゃんは最近走友会に入ってきた若手の女性だが昨年までは4時間40分程度で走っていたのに、今年は一気に3時間52分サブフォーを達成した。
市民ランナーの女性が4時間を切るのは大変なことで、しかも1時間あまりもタイムを短縮したのだから驚く。

注)市民ランナー(学生時代陸上部にいなかった者)は男性で3時間半、女性で4時間の壁がありこれを破るとランナーとして認めてもらえる。

 たかちゃんも今年になって大ハッスルした女性で、仕事をしながらオクトーバーランには517km走ってすっかりランナーになってしまった。
彼女はほぼ毎日20km程度をかなりのスピードで走っていたから十分スピードとスタミナがついたのだと思う。

 走友会にはランナーズの年齢別ランキングで100番以内の選手がゴロゴロいて実に壮観なのだが、一方でこうした一般市民ランナーが努力して成績を伸ばしてきたのはすばらしい。

 一般にどの走友会もそうだが当初は若く情熱なメンバーが集まって積極的な活動をするのだが、その後新人会員が入ってこずいつの間にか老人クラブになることが多い。
しかしここちはら台走友会は新人の参加が常時あり若く華やいでいる。
しまちゃんたかちゃんも若手のホープだ。

 最後に私の成績はというと散々だ。
2年前に4時間を切ってからその後はまったく4時間を切れなくなった。
左足のすねの下が痛んで、オクトーバーランのあと養生のために休養していたのだが、練習不足はてきめんで4時間27分だった。

 せっかくiPodを購入してロッキーの曲で鼓舞したが、いたし方がない成績だ。それでも何とか歩かずに走ったのだから良しとしよう。

 なおちはら台走友会の記事は以下に纏めてあります。非常に活発な走友会ですのでちはら台やおゆみ野周辺に住んでいる方で入会を希望する方は是非参加してください(コメント欄かメールを使用して照会してくれれば会長に取り次ぎます)
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat44088639/index.html

 

 

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(24.11.26) やったぜベイビー、俺はやっぱりシステムマンだ。 iPod touchのWi-Fi環境設定がようやくできた!!

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 私はこのことを正直に言うのはとてもつらいのだが、システムの実務にからっきし弱いのだ。
現役の頃通算25年近くシステム開発や監査を行ってきたのに、実際にシステム環境を整えたり、プログラム開発をすることはまったくといっていいくらいできない。

 通商産業省の情報処理試験の資格はいくらでも取得したのに、パソコン一つまともに環境整備ができない。
娘は「お父さんは手より頭のほうが働くのね」なんてかわいらしい批評をするのだが、息子などは「情報処理の資格を持ってても何の役にも立たないだな」なんて露骨な批評をする。

 だから私は我が家のパソコン環境を一旦設定すると絶対といっていいくらい変更を加えないようにしてきた。
我が家にはパソコンが2台あって有線LANで結ばれているのだが、この設定をするのにほぼ1週間にわたってウンウンうなり、ソフトバンクに電話を掛け捲りようやく設定を整えた経緯がある。10年以上前のことだ。
もうやだ、こんな作業は一生したくない!!!」

注)私がどのくらい苦労するかと言う記事は以下参照。
http://yamazakijirou.cocolog-nifty.com/blog/2010/12/221219-b76d.html


 ところがそうも言っていられないことが人生には起こる。
ことの起こりは私がアップルのiPod touchを購入したことに始まる。なぜ私がiPodを購入したかというとマラソンに対する熱意が年を追って希薄になり、このままではほとんど引退間直になってきたからだ。
まずいじゃないか、なんとか気持ちをハイにするにはロッキーの曲を聞きながら走るのが一番ではなかろうか・・・・・

 ロッキーの曲は大きなマラソン大会でブラスバンドが必ず演奏する曲で、この曲を聞こうものなら勇気百倍、それまで足を引きずっていたランナーがギアチェンできる曲だ。
よっしゃ、走るときはiPodでロッキーだ

 そんな訳でつくばマラソン前にこのiPod touchを購入したのだが、驚くべきことにiPodのtouch機能を使用するためには無線LANに接続しなければならないと言う。
しかもその接続方法はWi-Fi方式だと言う。
なんだ、なんだWi-Fi方式と言うのは? 携帯の無線とはどこが違うんだ。我が家は有線LANだが、すべて無線LANに変えなくてはいけないのだろうか?」

注)iPodには単に音楽を聴くだけのものと、iFhone並の機能が使用できるものがある。iPod touchは後者で、この機能を使用するためには無線LANに接続しなくてはならない。

 Googleで情報を仕入れ再びウンウンうなって近くのケーズ電気に行ってみたら、有線LANの環境下でUSBポートにロジテックの製品を差し込むだけでWi-Fi環境が出来上がると言う。
しかも1000円程度の安価な価格でできるらしいとわかって小躍りした。
これこそ私が求めたものだ、やったぜ!!!」

 しかしその後が又1週間仕事になってしまった。当初セキュリティを設定せずにセットアップしたのだが、セキュリティなしの無線は裸で街を歩くようなものだとGoogleで検索すると書いてあった。
仕方がないのでパソコンの設定を最初からやり直したら(実際は変更画面があったが気がつかなかった)こんどはまったくiPod touchWi-Fi環境につながらなくなった。

 セキュリティはパソコン側とiPod touch側を合わせないと駄目なのだがiPod touchが何を使っているかさっぱり分からない。
適当に設定していたら本当にパソコンがウンともスンとも言わなくなって固まってしまった。
頭を抱えたが、冷静になって我が家はパソコンが2台あることをやっと思い出した。
このパソコンが駄目ならもう一つのあれだ!!!」

 それでも最初はiPod touchがWi-Fi環境を見つけることができなかったが、今度はセキュリティの変更画面で色々なセキュリティをためしたら、ようやくiPod touchがWi-Fi環境を見つけてくれた。
やったぜ、ベイビー、俺はやはりシステムマンだ」なんて有頂天になったがここまで1週間だ。
客観的に見て私のシステム能力はこの程度だろう。本当につかれきった1週間だった。

注)我が家の電波がどの程度の広さまで届くか確認してみたら、壁際の外には届かなかった。窓側方面には届きそうだったが20m程度先では電波が減衰していた。
当初はかなり遠くまで電波が届くと思っていたが杞憂だった。


なおネット社会に関する記事は以下に纏めてあります。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat51499187/index.html

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(24.11.25) 高額医療費は誰が負担するのか? 医療の増大と財政問題

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 私は最近まで高額医療費制度のことをまともに考えたことはなった。私自身この制度を使ったことはないし、さして重い病気にかからなかったせいもある。
そのため組合健保の3割負担だけが何か医療費だと思っていた。

 今回この問題を考えてみたのは毎日新聞高額医療費のキャンペーン記事を継続的に掲載しており、11月24日の朝刊に載っていたからである。
キャンペーンでは多くの高額医療費に悩んでいる患者がおり、一方で法改正は06年の改正を最後になされておらず早急な解決が待たれると言うトーンだった。

 現行の高額医療費制度は大雑把に言うと年収が200万から800万の世帯では一月の医療費の上限を約8万円とし、それを超える分についは国が医療費を負担すると言う制度である。

注)たとえば月の医療費が100万円の場合、3割負担が30万円になるが30万ー8万=22万が国の負担になって請求をすると戻ってくる。
なお高額医療費にかかるより詳細なレポートは以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/post-d869.html

 改正の方向は年収300万以下の人には医療費の上限を約4万円としようとする案や、すべての患者から100円カンパをしてもらって高額医療費の財源を確保しようと案だが、いづれも反対論があって法改正にはいたっていない。

 一方で高額医療費の患者が増えているのは医療技術の発達で、たとえば癌に有効な分子標的薬では、高いものだと1ヶ月に100万円程度医薬品の支払いにかかるからだと言う。
また法改正が進まないのはこの高額医療費の増加が財政を圧迫し、現在2兆円規模に拡大しとどまることなく増大しているからだ。

注)ここ10年で国民医療費は1.3倍の増加だか、高額医療費は2倍の増加。
なお22年度の医療費総額は37兆円で毎年1兆円規模で増大している。


 現在問題になっているのはもし高額医療費の補助を拡大するとしても財源がなく、結局は患者から調達する方法しか残されていないからだ。
しかし患者負担には抵抗が大きい。

 一方患者から負担できないとすると、どこかの医療費を削らなければならないゼロサムゲームになる。
一体どこを削ったらいいのだろうか?

 医療費増大の最大の原因は老人医療費の増大だが、私は老人医療費を削るべきだと思っている。
老人になったら分かるのだが老人になればなるほど病気が増える。
私の場合は耳の聴力が極度に落ちてまともな会話ができないし、右足は坐骨神経痛で常時痛んでいる。最近はさらに胸に影があるので3ヶ月に1回はMRAでチェックをするように言われてしまった。

 だがしかし老人は病気があるのが常態でまったく病気がないなどということはありえない。
これを気にして病院通いなどしていたら毎日病院に行かなくてはならないし、はっきり言えば老人は病気と仲良く生きるしか方法はない。
私は若者が病気になりそのための治療をすることは大いに賛成なのだが、老人が無理に高額な治療をしたり、延命治療をすることはまったく賛成できない。

注)ただし、貯蓄が大いにある老人はその貯蓄を使用して高額医療を選択することは良いことだ。これは老人から若者への所得の移転になる。

 考えてみてほしい。人間には寿命がある。いくらがんばっても寿命には勝てないし、老人の病気はこの寿命が近づいてきたことのシグナルなのだ。
胃ろうなどはほとんど拷問で、本来ならば体が食事を止めて神様のもとに行こうとしているのに無理やりに苦痛を与えて引き止めているようなものだ(そして医療費を増大させている)。

 毎日新聞のキャンペーンでは高額医療費補助の拡充が無条件に善として語られているが、一方で不要な医療を止めさせなければそもそも財政は持たないし、補助増額などできない。

注)医療費と財政問題については以下の記事で詳細に述べてある。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/post-f696.html

 繰り返すが老人は病気になるのが常態でそれと仲良く付き合いながら最後は往生するしか手はない。
老人は無駄な医療費増大にならないように心すべきで、特に70歳以上の医療費の負担1割負担などはいたずら医者にかかることを奨励しているようなものだ。
高齢者の負担を若者並みにしなければ、高額医療費の国庫負担増大など夢の又夢だ。

なお、医療行政に関する記事は以下に纏めてあります。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat51979874/index.html



 

 

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(24.11.24) NHK 中国文明の謎 第2集 漢字誕生 王朝交代の秘密

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 私は小学校以来漢字に悩まされてきたので、「この漢字さえなければ勉強がどんなに楽しかったかわからない・・・・アルファベットだったら良かったのに・・・」思ってきたが、どうやらそれほど単純ではなかった。

 今回の中国文明の謎のテーマは「漢字誕生 王朝交代の秘密」だったが、そもそも漢字が誕生したのは今から3600年前から始まった殷の時代だと言う。
殷王朝はその前の夏王朝を滅ぼして約500年に渡って栄えた軍事大国で、その政治は神聖政治だったと言う。

 王は神の信託を受けて政治や軍事をつかさどるのだが、神と王との会話は甲骨文字という漢字を使って行われた。
漢字は主として亀の甲羅に書かれたのだが内容は「今度の戦争に勝てるか」「私の最愛の姫は病気から回復するか」「今年は豊作か」とかもっぱら神に吉凶を尋ねる手段だったという(卑弥呼の政治はこれを真似たのだろうか?)。

 亀の甲羅に神託を記載しそれに熱した青銅器の棒を甲羅に押し付けると、裂け目ができその裂け目の形で王が吉凶を判断した。
これは王と神だけが知るメッセージだから、一般人民に見せてはならずすべて王が管理していた倉庫にそっとしまわれていたという。
その甲骨文字殷墟から大量に発見され中国古代の政治が明らかになってきた(殷王朝の500年間、漢字は門外不出だった)。

 番組で強調されていたのはこの甲骨文字が現在の漢字とよく似ているためすぐに解読ができ、今ではほとんどの甲骨文字の解読が済んでいると言う。
これは他の古代文字に比べると信じられないような特色で、たとえばエジプトのヒエログリフやメソポタミアの楔形文字は長く解読ができなかった。

 
 ところが漢字を独占していた殷王朝が今から3000年前殷と周との関が原の戦い牧野の戦いという。両軍あわせて100万以上の軍勢が戦った)で、殷は一日で周の軍門に下ってしまった

注)このあたりになると中国の歴史の深さを感じる。この頃日本は縄文時代の初期の頃で日本全体の人口も数十万人程度だったから、牧野の戦いに動員された兵士より少なかったことになる。

 この戦闘の記述は司馬遷史記に記載されていて「殷の兵士は戦わずして敗走した」となっている。
司馬遷が生きたのはBC2世紀からBC1世紀にかけてだから牧野の戦いから900年近く経過しているのに、どうしてそのときの戦況が分かったかというと漢字で記録されていたからだ。

 実はからに政権が移ったときに漢字の使用法に革命的な変化が起こった。殷ではもっぱら神との会話に使用されていたのだが、周ではそれを契約や命令や記録等の現在われわれが漢字を使用する方式に変えた。
なぜ周が漢字を使ってコミュニケーションをとろうとしたかは、その統治形態が封建制度だったからだという。

注)周は殷を打倒するために多くの部族を結集して殷と戦った。そのため戦後は周王朝は部族連合の長の形をとらざる得なかった。これが封建制度である。なお殷は独裁国家だったので他の部族を武力で支配していただけだった。

 周は日本の徳川幕府と同じような多くの部族(藩)との共同統治だったので、その部族に領土の保全を約束し一方で周に軍事協力をさせる契約が必要だった。
それを周では殷でもっぱら神託に使用していた漢字を利用して記載した(言葉ではなく文字で明示した)。

 漢字は表意文字でアルファベットのような表音文字ではない。だから意味さえ分かれば言葉が異なっても内容を理解できる。
これは私たち日本人が今でも漢文を書き下し文で読んでいるのと同じで、異なる部族相互間でも十分意思疎通ができた。

 実はこのことが中国が多民族国家であるにもかかわらず統一王朝ができる理由だと言う。
漢字さえ分かれば発音を無視してコミュニケーションを図れるので漢字文化圏ができてしまう。
日本人も明治期までは自由に漢文を駆使していたので宮崎滔天孫文と筆談で自由に会話を交わしていた(私も最近おゆみ野で中国人と漢字でコミュニケーションをした)。

 「漢字のあるところ中華ができる」と言うことだが、確かに漢字を媒介して多民族を束ねることができるので、分裂しても中国は常に統一王朝に向かってベクトルが働くことになる。
この番組のテーマもこの統一へのベクトルだが、それなら統一王朝が末期に農民反乱によって分裂して行った歴史をどうとえらえたらいいのだろうか。
統一王朝は分裂しても漢字を媒体に再び統一文化圏の再構築に成功すると言うことだろうか。

 12月の第3話は秦王朝の登場だ。興味を持ってみることにしたい。

なお第一話は以下に記載してあります。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/post-57d6.html

別件)現在おゆみ野近郊の苅田郷で陶芸展が開催されております。開催日や場所は以下のパンフレットを参考にしてください。
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(24.11.23) 日本維新の会を応援しているけれど・・・・・ 国家主義者との野合は成功するのだろうか?

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 橋下氏が率いる日本維新の会の政策が何がなんだか分からなくなってきた。
石原氏太陽の党との合併ですっかり方向性があいまいになっている。
野田首相が「それぞれシャープな路線、色を出していたのに混じってグレーになってしまった」と評価したがその通りだ。

 もともと橋下氏の主張は地方分権経済の再生のための規制の廃止だ。
一方石原氏の目指していたものは国家主権の回復で「シナになめられアメリカの妾に甘んじてきたこの日本を、もっと美しいしたたかな国に仕立て直さなければ私は死んでも死に切れない」から立ち上がったので、もっぱら政策は外交面と国防に偏っている。

 この二つの政党が交わってしまったために野田首相の言う政策にシャープさがなくなってしまった。
日本維新の会は以下のように政策を変更している

① 企業・団体献金の全面廃止 ⇒ 上限と期限を設けて認める
② 脱原発路線 ⇒ 原発の安全基準などルールを構築する
③ TPPへの参加 ⇒ 国益に添えなければ反対


 残された政策は道州制首相公選制の導入、参議院の廃止あたりになってしまった。いわばすぐに対応すべき政策については修正し、将来的な憲法改正や法律改正等が伴う難しい政策案件をそのまま残しただけだ。

将来のことは分からないからいい加減に書いておけ。ただし目先の案件ついては太陽の党に妥協しよう」と言うことだ。

 もともと橋下氏は地方の政治家だから外交についてはほとんど識見を持たない。
尖閣諸島では「この案件を国際司法裁判所に提訴しよう」と言っているのがそれで「共同統治でいいじゃないか」思っている。
しかしこれは国家主義者の石原氏は絶対に妥協できない案件で「軍事的な抑止力を持たない限り外交の発言力はない」と言っており、武力行使をしても尖閣諸島を守ると言っている。
もし石原氏がかつての細川政権のようなかたちで首相になれば、尖閣諸島の領有をめぐる中国との間で、イギリスとアルゼンチンの間で戦われたフォークランド紛争のような紛争が起こることを覚悟する必要があるだろう。

 国内政治が重点で外交と言えばTPPの参加一辺倒との橋下氏と、外交と軍事だけで経済音痴新銀行東京を見れば分かる)の石原氏との合同は野合だ。
もし本当に政権を担当することになれば現在の民主党と同様などたばた劇が発生しそうだ。

 私はこの日本維新の会を応援してきたのになんともさえない状況になってきた。それでも維新の会を応援し続けるのは他の政党があまりに問題含みだからだ。

 民主党は野田政権になってからようやくまともな政党になったがそれまでの政権運営はひどかった。
この選挙で野田首相の政策に反対する人が落選してようやくまともな政党として再出発ができそうだ。

 自民党の安倍総裁は外交と憲法改正については賛成できるが、経済政策についてはまったく賛成できない。
ただインフレを起こそうとしているだけで経済再生のための成長産業を育成することにはまったく無頓着だ。
今は円安になって株価が上がっているが、実際は日本から資金が逃げ出している。
円は安くなる。今のうちに売り払ってしまえ」と言うことだ。

注)東日本大震災のときに菅総理がこの日銀引受を提案した経緯がある。それについて私は反対したがその内容は以下参照。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/2348-34e8.html

 安倍政権ができて政策を実施に移せば急激に国債金利が上昇してギリシャやスペイン並みになる。
日本は政治はまったく評価されていないが、日銀がしっかりしていたので市場では円に対する信任が厚かった
円高とは円を信用すると言うことで、自国の通貨が高いことを嘆くのは世界広しといえども日本だけだ。

注)安倍政権が発足し国債の日銀引受が行われると、国債はたちまちのうちに紙くずになっていくがそのメカニズムは以下のような経緯をたどる。
http://yamazakijirou.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/2323-db65.html

 民主党にはがっかりし、自民党は経済政策が間違っている。ここは日本維新の会しか応援のし様がないのだが、その維新の会も日和始めたのでなんとも判断が難しい状況だ。

なお24年選挙に関する記事はいかにまとめてあります
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat51951479/index.html


別件)現在おゆみ野近郊の苅田郷で陶芸展が開催されております。開催日や場所は以下のパンフレットを参考にしてください。

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(24.11.22) 文学入門 川上未映子「乳(ちち)と卵(らん)」 これが小説なら読む必要はない

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 石原慎太郎氏が芥川賞の選考委員を辞めたがこれは当然だと納得した。
川上未映子氏の「乳(ちち)と卵(らん)」という2008年の第238回芥川賞受賞作品を読んだ印象である。

 今回の読書会のテーマ本はこの「乳(ちち)と卵(らん)」だが私が従来描いていた小説のイメージとはまったく異なる作品だ。
通常小説にはテーマがあったり作者が訴えたい情念のようなものを感じるのだがこの小説にはそうしたものはまったくない。
またアメリカ映画によくあるひと時の憩いや楽しみや手に汗握るスリルもない。

 ただ淡々と会話が交わされていてその会話に意味がなく、あえて言えばスマートフォンや携帯やパソコンでおこなわれているチャットに最も近い。
おしゃべりがあるのだが内容はまったくないあのチャットである。

 最も小説だから登場人物が登場すると言うものはある。登場人物は3人で、30代後半の独身を通して東京に住んでいる妹と、結婚をしたが離婚をし今は大阪で娘と暮らしている同じく30代後半の姉、そしてその娘の3人だけだ。
その姉が豊胸手術を受けに娘と一緒に東京にやってきたと言う設定だ。

 娘は親との会話を一切拒否し、すべて筆談でしかコミュニケーションをとらず、興味があるのは女性の生理の卵子だけだ。
一方姉の方は豊胸手術にしか興味を示さず、姉妹二人(娘は一緒の行動をとらない)で近くの風呂屋に行っては、姉が他の女性の乳房の品評を行う。
ぶどうの粒のような色だとか、男の靴下のように垂れ下がった乳房だとかの会話が交わされるがそれだけだ。

 通常こうした小説では母親と娘の葛藤だとか、あるいは別れた夫との再会だとかが描かれるものだが、ここでは卵子の話と乳房の品評会がなされているだけだ。
これが小説なのだろうか??????」

注)ただし1箇所だけクライマックスがあって、親子が「ほんまのこと」を言うために卵を頭で割るシーンがあるのだが、何か唐突な場面展開で少しもリアリティがなく私は無視している。

 小説の存在意義は、多くの人にはそのときはわからないが将来に起こる何かを予言して書かれるものだと私は思っていた。
芥川龍之介が言っていた「僕の将来に対する唯ぼんやりした不安のようなものであり、カミュの異邦人に出てくる主人公の殺人の動機が「太陽が眩しかったから」であったりした、あの予言のような言葉である。

 だからこそ私は小説を読んできたのだがチャットであればただ時間の無駄だ
さらに言うとこの小説の文体は明らかに現代文に挑戦している。

巻子らは大阪からやってくるから、到着の時間さえわかっていれば出合えぬわけはないし、ホームはこの場所ならひとつやし、わたしは前もって聞いておいた到着時間を携帯電話に入力して、通話ボタンを一回押して記憶していたのでその点は安心、歩きながら無数にある円柱にぴったりと巻かれているつるつるの広告を何回も何回も横切って、しかし広告に使われている老俳優の着物の柄が、鏡餅なのかうさぎなのかがこれでは分からないな、電光掲示板を確認してから階段を気がついたら数えていて、登っていって、新幹線が色々はく大きな音によろけるくらい圧されながらも、すぐに巻子を見つけることができた。

 このようにだらだらと文章を続けて最後までこの文体が変らない
私は読んでいて途中で何を言っているのか分からなくなったので、勝手に句読点を入れて読んだ。
そうやって最後まで読んだが、なんとも時間の無駄だった。
チャットには本来意味がないのだから当然だが、これが芥川賞を受賞していることに驚いてしまった。
そうか、現在の小説はまったく意味も重要性もなくただ言葉をたれ流しているだけなのか・・・・・・・・・・・

 石原慎太郎氏が恥ずかしくなって選考委員を辞めた理由が良く分かった。
これでは芥川賞を誰が受賞しようともまったく読む理由などなさそうだ。

なお、読書会の感想文いついては担当のメイコさんがとても詳細な文章を作成しています。私の感想とはまったく異なりますので参照してください。
http://yamazakijirou1.cocolog-nifty.com/shiryou/2012/11/241124-bedc.html

また文学入門については以下にまとめてあります。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat43898465/index.html
http://yamazakijirou.cocolog-nifty.com/blog/cat31264874/index.html

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(24.11.21) NHK「がんワクチン 夢の治療薬への格闘」 副作用のない治療法の開発最前線

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 どうやらがん治療の最前線では副作用のないがん治療法が実用化寸前まで来ているようだ。
NHKが放送した「がんワクチン 夢の治療薬への格闘」を見た感想である。

 一般的にがん治療は癌化した部分を外科的に摘出して、その後抗がん剤の投与を行ったり放射線治療をすることが多い。
だがこの抗がん剤や放射線療法には非常な副作用があって癌で苦しんでいたほうがましだと思えるほどのひどい状態になる。

 私の会社の同僚は50歳半ばで癌で他界したのだが、抗がん剤の投与をした後はほとんど意識が朦朧として身体を動かすこともできなくなっていた。
抗がん剤はがん細胞だけでなく正常細胞も攻撃するからだが、その姿を見て「抗がん剤の投与だけはしないようにしよう。あっさり死んだほうがましだ」と私は決心したほどだ。

 現在開発が進んでいるすい臓癌ワクチン療法はいわゆる治験の最終段階に入っており、ここで成果が確認されれば厚生労働省の審査承認を得て新薬として発売されることになる。

注)新薬が承認されるまでには、研究開発段階、治験段階(安全性、有効性、投与しなかった場合との比較実験)を経て、厚生労働省の審査承認後新薬として認められる。
研究開発段階は長く10年単位の年数がかかり、治験段階も数年、そして審査承認段階では厚生労働省のスタンスにより早まったり遅れたりする。


 なぜこのワクチン療法に副作用がないかというともともと人間の体内に備わっている癌を攻撃するキラーT細胞を活性化させたり増殖させたりする方法で、いわば自力で癌を消滅させる方法だからだ。
人体には常にがん細胞が発生しているがそれが癌化しないのはこのキラーT 細胞が癌を攻撃して死滅させているからで、一方癌化するのは癌細胞がキラーT細胞の攻撃を跳ね返した状態を言う。

 ワクチン療法とは具体的にはペプチドという癌細胞の突起と同じたんぱく質を体内に注射し、キラーT細胞に「すわ、癌が大発生している」と誤認させて大出動させる方法である。

注)なおこの放送(あさイチ)の詳細については以下参照
http://www.nhk.or.jp/asaichi/2012/02/06/01.html

 私がこの放送を見てもっとも関心があったのは、このワクチン療法は特にアメリカと日本との間で開発にしのぎを削っているのだが、日本の治験体制がアメリカに比較して明らかに見劣りがすることだ。
アメリカでは研究開発から治験まで政府を挙げて支援をしているが、日本の場合は治験は製薬会社任せで、いきおい治験の件数がアメリカに比較すると圧倒的に少ない。

注)治験には膨大な費用がかかるので確実に成果が上がると思われる新薬の治験以外は製薬会社は行えない。

 アメリカはこの製薬産業を成長産業と明確な位置づけにしており、戦略的に官民一体となって取り組んでいるのに、日本ではせいぜい研究開発段階の支援に留まっている。
日本では安倍自民党総裁のように不要な公共事業を拡大することには熱心だが、こうした成長産業を育成することには非常にケチる。
その理由はまだ成長していない産業からは政治献金が来ないからだが、これでは日本はいつまでたっても成長はおろかただ衰退するだけだ。

 放送では日本の医薬品の輸入量が急拡大しており一方輸出が停滞し、赤字幅は1兆4千億規模になっていると言っていた。
新薬の開発競争でアメリカの後塵をはいしているからだ。

 日本は研究開発段階では世界でトップクラスの業績を誇るのに、治験から新薬製造段階になると製薬会社任せになって常にアメリカに負ける。
日本の研究段階がいかに優れているかは京都大学山中教授のiPS細胞の研究を見ても分かる。
必要ない道路やダムを作っては財政赤字を拡大するだけで成長産業への支援はおろそかなのだから、日本が衰退するのは当たり前だ。

注)山中教授のiPSの研究は以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/post-54bc.html


なお医療分野を成長産業として位置づけるべきと言う私の主張はいかにまとめて掲載してある。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat48360072/index.html

 

 

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(24.11.20) 自民党安倍総裁の愚かな金融政策  日銀を悪者にしてどうするの?

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  私は自民党の安倍総裁の中国や北朝鮮に対する政治スタンスは好きなのだが、こと経済政策に関しては疑問だらけだ。
特に日銀に対するほとんど脅迫的ともいえる言動には賛成できない。

 現行日銀法では政府と日銀は独立した存在であり、首相が日銀総裁を罷免することはできない。
このため日銀は政府の財布になることなく独自の金融政策を採れるのだがこのことが歴代政府の苛立ちを買ってきた。
なぜ日銀は素直に政府の言うことを聞いて金融緩和を行わないのだ。何でもいいからインフレにしろと言ってもつべこべ言って日銀券を増刷しない

 現政権の前原経済・財政相は2回にわたって日銀に乗り込んで金融緩和をするように脅しをかけてきたが、安倍総裁の脅しは前原氏の比ではない。
インフレターゲットを設け、達成するまでは無制限に円を刷っていけ。インフレターゲットが達成できなければ総裁が責任をとるか、納得いく理由の説明が必要だ

注)前原経済産業相の日銀とのバトルは以下参照。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-c7f9.html

 日銀券をインフレ率3%になるまで増刷して、それができなければ日銀総裁を辞めろといっているのだからすさまじい。
そして日銀総裁を強制的に辞めさせるために日銀法を改正すると言う。

 最近ではさらにトーンが上がって「建設国債はすべて日銀引受」にして日本国中に公共工事の山を築こうと提案している。
この公共工事による景気拡大策はケインズ政策そのものだが、過去に自民党政権が行ってきた害悪そのものだ。
日本中に飛行機の飛ばない飛行場を作り続け、漁船のない港湾の整備をし、熊とキツネが遊ぶ高速道路を作り、目的のないダムや必要のない橋梁を作ってきた。

注)日銀引受とは紙幣の増刷のこと。戦時中に資金調達ができなくなった政府は軍事費をこの日銀引受でまかなった。そのことが戦後の約500倍と言われたインフレを引き起こした。

 不必要な公共工事がなぜいけないかというと、作っているときは確かに建設会社等に仕事ができて一見景気が回復したように見えるが、今度はこの不要な公共施設を維持メンテするために膨大な費用がかかるからだ
たとえ飛行機が飛ばなくても滑走路は飛行機が飛べる状態に保たなければならないし、漁船がいなくても港湾設備は整備しなければならない。
誰も使用しなくても高速道路の橋げたが腐れば換えなくてはならない。

 ちょうど必要もないのにサラリーマンが高級外車を何台も持っているようなもので、その税金や保険や車検やガソリン代でにっちもさっちも行かなくなってくるのと同じだ。

 実際は経済規模が一定の場合、金融緩和はインフレを起こすだけで他は何も変らない。
安倍総裁の言葉でも「インフレターゲット3%、名目成長3%以上」だから、仮に名目成長が3%と言うことは価格が3%ただ上がっただけだと言うことだ。これが果たして成長戦略だろうか。
何でもいい、価格を上げろ。みんな上がって生活を苦しめ!!」と言っているのに等しい。

 具体的な成長戦略として、即効性のある規制緩和策研究者等の労働時間の柔軟化、介護事業の人員配置の柔軟化)の早急な導入 と、コア技術への集中投資をあげているが、日銀 に対する具体的脅しに比較するとなんとも生煮えの成長戦略だ。

 成長力のある産業を育てるために、あらゆる規制緩和を行って企業の活力を呼び覚ますことだが、それよりも手っ取り早く金を増刷することだけに集中している。
公共工事の費用はすべて日銀に出させ、日本中に無駄な公共施設のオンパレードを築き、新たな産業育成は行わない、と言うのが安倍総裁の金融・経済政策だ。
これでは前原経済・財政相でさえ恥ずかしくなるだろう。

 かつてイギリスのマーガレット・サッチャーは現在の日本と同じような状況のときに徹底的な金融市場の自由化を行ってシティーを蘇らせた。
一方安倍総裁は規制緩和には目もくれず日銀に金を刷れと脅しまくっているだけだ。
なんとも愚かな金融政策で、さっそく市場は反応して円安になり、輸出産業の株価が上昇しているがこれは一時的な現象で、ヘッジファンドを中心に資金が円から逃げ出している。

 安倍総裁の金融政策が実施に移されれば、日本はただインフレになるだけで経済成長はせず、国民は生活苦にあえぐことになる。
政権担当から離れていた間に自民党も民主党張りの空想政党になってしまったようだ。

なお、日本の金融政策について以下に纏めてあります。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/1/index.html

 

 

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(24.11.19) 中国の権力闘争 汚職を摘発するやつは追放だ 胡錦濤氏の敗北

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 今回の中国第18回共産党大会には本当に驚いた。
江沢民前総書記が全面に出てきて、選出された常務委員7人(最高権力者集団のうち5人を自分の息のかかったメンバーで固めてしまった。
江沢民時代の再来だ

 当初の予想では胡錦濤国家主席団派江沢民派ほぼイーブンになると言われていたのに、実際は団派は首相になる李克強氏だけだから団派の大敗北だ。
もともと胡錦濤氏が国家主席になったのは鄧小平氏の強い押し(遺言)があり、そのとき江沢民氏は涙を飲んだのだが、10年の歳月をかけて巻き返しを図った。
中国人は実に粘り強い。

 中国では江沢民氏が率いる守旧派胡錦濤氏が率いる改革派の対立があって人事で鋭く対立してきたが、この10年で胡錦濤氏江沢民氏を上回る地盤を築くことに失敗したようだ。
上海万博北京オリンピックを成功させ、世界第2位の経済大国にまで中国を押し上げたのになぜ胡錦濤氏江沢民氏に敗北したのだろうか。

 日本人には信じられないだろうが、胡錦濤氏失脚の理由は胡錦濤氏が中国人民を甘やかしすぎたと江沢民氏をはじめとする長老が認識したからではないかと思われる。
最近各地で国民の反乱が頻発しており、年間20万件と言われる紛争で地方政府が敗北する事例が頻発し始めた。

 先日NHKのクローズアップ現代で放映された南通市の工場排水問題では市の担当者が住民1万人につるしあげを受け、工場排水処理施設の撤回を迫られていた。
また広東省の山村では村当局の土地使用権の強制販売に反対した住民が勝利し直接選挙が行われていた。

注)南通市の事例は以下に詳述してある。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-4f71.html


 日本から見るとようやく中国も民主化が進み、住民の権利が認められ始めたと言うことになるが、中国の革命世代や毛沢東崇拝の長老の意見は違う。
これはまずい。胡錦濤は人民を抑えるすべを知らない。共産党に反対するものはすぐさま投獄し一人たりとも共産党の方針に反対することを許してはならない。それが鉄の規律の共産党なのだ!!!」

 
実際は共産党幹部はその権力を利用して利権を拡大し、得た利益は外国の秘密口座にひそかに送金して私腹を肥やしているだけなのだが、彼らの意識は共産党幹部の利益は共産党の利益そして国家の利益と同じと言うことになる。

 胡錦濤氏温家宝氏はこうした中国共産党の腐敗を摘発しようとしたが、それは江沢民派の利権を奪うことになり、最近では重慶市市長の薄 熙来氏が汚職容疑で追放された。
胡錦濤のやつ、われわれの努力を水泡に帰すようなことをしおって許さん。人民を甘やかし幹部を摘発するとはなんと言うやつだ。共産党の栄光を汚す行為は利敵行為といえる

 今年の8月中国の避暑地北戴河で次期常務委員を決定する会議が開催された。そこで江沢民氏をはじめとする長老と胡錦濤氏との間で激論になったが、胡錦濤氏は長老の利益に反しているとされ支持を得られなかった(この腹いせに胡錦濤氏は日本をいけにえにした。「俺だって日本位はやっつけられるぞ」と言うことだ)。

 中国では幹部はすべて汚職にまみれている。汚職こそが中国の文化でそれに摘発する行為は中国の文化に対する挑戦に写る。
日本では和の文化があり独断専行をすると独裁者などと言われて織田信長も大久保利通も殺害された。

 それと同様に中国では汚職をする官僚はいい官僚であり清貧な官僚は悪徳官僚だ。
水清ければ魚住まず」とも言う。
かくして国民の声を聞き、一方で汚職追放に取り組んだ胡錦濤氏江沢民氏や他の長老から寄ってたかって足をひっぱられ権力闘争で敗北してしまった。

注)最近清貧の評判が高かった温家宝氏の一族が海外に2000億円規模の隠し財産を持っていることをニューヨーク・タイムズにすっぱ抜かれた。
清貧幹部がこのレベルだから、あとは推して知るべしだ。


なお中国問題に関する記事は以下に纏めてあります。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat48428075/index.html

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(24.11.18) ランナーの時代が終ってライダーの時代が始まった。 自転車は世紀の発明だ

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 このところ足の故障があってまったくランニングに精彩を欠いている。
この10月に私が所属しているちはら台走友会オクトーバーランがあって、メンバーが懸命に走りこみを行ったのだが、私は左足の膝がひどく痛んで十分な走り込みができなかった。

注)オクトーバーランの結果と経緯について以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-8305.html

 昨年、一昨年と走友会のチャンピオンだったのに今年は3位に甘んじた。なにか引退時期が来たボクサーのような心境だ。
11月に入っても足の調子はよくならない。来週の日曜日はつくばマラソンなのにこれではとても十分に走れそうにない。

 私はこのところ最高のコンディッションのときでさえフルで4時間程度かかるのにこれでは5時間をはるかにオーバーしてしまいそうだ。
マラソンが唯一の趣味なのでこの状況は私をひどくナーバスにする。
もう、走ることもできないのか・・・・たそがれだなあ・・・・・・・・

 仕方ないのでこのところ毎日マウンティンバイクに乗っている。
右足は坐骨神経痛、左足は膝痛なのになぜか自転車に乗ったときはまったく足は痛まない。
私の住んでいるおゆみ野から南方のほうに走っていくと長柄ダムがあり、往復40km程度なのだが、このコースには自転車のライダーが多い。
特に大仏通りという道は道路幅が広く一方交通量が少ないので、自転車選手と思われる一団がいつも練習している。

 相手はロードレーサーでこちらはマウンティンバイクだからとてもついていけないのだが、抜かされまいと懸命にこの自転車選手と競争している。
毎日2時間程度自転車を乗り回していたら、足の筋肉が発達してどんな坂でも登れるようになってきた。
ランニングはからっきし駄目だが自転車ならどんな坂でも登ってしまうので嬉しくなった。
そうか、私の残された最後のスポーツは自転車だったのか!!!」

 かつてと言っても20年ぐらい前に皇居の周りの下り坂を風のごとくランニングしていたのを思い出した。今は亀より遅い速度でしか走れないが、自転車だと若者のごとく走れる。
毎日のように長柄方面に行くのでこのあたりの道をほとんど覚えてしまった。
まったく分からない道に入ってもしばらくすると必ず知悉した道が現れるので、何かおゆみ野周辺を走っているのと変りがない。

 私のように小学生の頃から運動ばかりしてきて、体を動かさないと死んでしまう人間にとって目いっぱい筋肉を動かし汗びっしょりになるスポーツがなくなったら人生は終りだ。

 本当にまだ自転車に乗れると言うことは僥倖としかいいようがない。
この自転車を発明した人に心から感謝している。
こんなすばらしい乗り物は世紀の発明だ!!!」

注)坐骨神経痛でも自転車に乗っている時足が痛まないのは、身体を前傾して腕で上半身を受け止めているからだと思っている。こうすると腰への負担が少ない。

なお自転車に関する記事は以下に纏めてあります。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat46425663/index.html

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(24.11.17) NHKクローズアップ現代 眠れる日本の宝の山 日本は森林資源大国になれるか?

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 本当に可能だろうか、考え込んでしまった。
先日NHKのクローズアップ現代で「眠れる日本の宝の山、林業再生への挑戦」と言う番組を見た感想である。

 そこでは日本は森林大国で国土の3分の2が森林で、しかも戦後盛んに植林された杉やヒノキがちょうど伐採期をむかえているという。
この宝の山を有効に利用できれば、ドイツのように木材関連の従事者数は自動車産業に匹敵する規模になり、日本の基幹産業になれると言う。

 しかし日本ではこの宝の山をまったく活用しておらず、伐採されて市場に出荷された木材は需要者がおらず、大分県日田市の市場の例ではセリが成立しない事例が続出していた。
そして国内産の木材の価格は暴落しており、1975年当時の価格の4分の1程度に落ち込んでいる。

 なぜ日本の木材に需要がないかというと、外材のような規格化が進んでおらず、日本の建設業界の需要にこたえられないためだそうだ。
日本の木材では家はたてられません。規格化と品質が均一でないととても大量生産の住宅建材としては利用できません」と住宅メーカーから言われている。

 かくして日本では国内産材の自給率は3割弱で、残りは外材の天国になっている。
一方ドイツでは自給率が5割程度で、国内資源の利用が進んでおり、木材の運輸、家具製造、森林観光、バイオマス等の関連産業を含めると83万人の雇用を生んでおりこれは自動車産業の雇用78万人より多いのだという。

 なぜドイツが木材産業を発展させ基幹産業にすることができたかの理由は森林官という制度の効果で、森林官は切り出された木材の情報を山中からIT端末ですぐに市場に通知し、需要と供給のミスマッチが生じないように管理していた。
それに比較して日本は生産と需要がまったく切り離されており、生産者は需要動向をまったく把握しないまま伐採を行い、その結果不良在庫の山を築いている。

そうなのか、原木はいくらでもあるのに規格化が遅れ、かつ市場動向を無視して生産しているために国産材は暴落しているのか、なんとも惜しい話だ・・・・・

 実は私はかつてと言っても40年以上前だが、森林関係の融資を担当したことがある。それは農林公庫の代理貸しといって、公庫の貸し出し事務を請け負った融資だが、当時やたらと林道資金の融資が多いのに驚いたものだ。
すでに外材の脅威に日本産材はさらされていたが、日本では森林組合が日本中に林道を作りまくっていた

 国内産材は幼木が多かったためまだ市場に出せず、森林組合の仕事は林道という土木建設に特化していた。
こんなに日本中の森林に林道を作っていいものだろうか、単なる自然破壊ではなかろうか・・・・」融資をしながらそう思ったものだ。

 実際その後の日本林業の実態を見ると日本産の木材は外材に追われてまったく売れなくなり、せっかく作った林道はほとんど使用されずに自然を破壊しただけだった。
そしてその破壊を食い止めるためにさらに資金を投入すると言う悪循環に陥っていた。

 しかし40年の歳月が経過し今日本の森林は収穫期を迎えた。
林道を使用できる環境は整ったが、一方で国産材に対する需要は低迷したままだ。

 地方の製材所が日本の住宅建材の規格化に乗り出し、需要を掘り起こせるようになれば、確かに日本の林業の未来は明るい。
そうなってほしいが、これだけ外材に席巻されている木材市場を取り戻すためには関係者の非常な努力を必要としそうだ。
日本の基幹産業として育つためにドイツのような森林官制度の創出や、規格化の為の製材業者への投資や、それを支える融資体制の整備が待たれる。

なおクローズアップ現代のシリーズは以下に纏めて入っております
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/nhk_2/index.html

 

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(24.11.16) 大手門を開け 最後の決戦じゃ 野田首相の大阪城

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 野田首相最後の戦いが始まった。大阪城はすでに包囲されあとは打って出て討ち死にしか残された道はない。外には安倍家康が大軍を率いて総攻撃を始めようとしているし、大阪城内では反野田派の輿石幹事長が首相の寝首をかこうとしていた。

 だが今回「バカ正直な人間」を追い詰めるとどうなるか、民主党常任幹事会のメンバーは思い知っただろう。
輿石幹事長を中心とする解散反対勢力は野田首相が18日から20日に開催されるASEANの会議に出席する間にクーデタを起こし、野田氏を総理の座から引きずり降ろす計画だったが、野田首相に先手を打たれた。

 14日の自民党安倍総裁との党首討論で「次の国会で衆議院定数削減で協力してもらえれば、16日に衆議院を解散する。私は嘘はつかない」と明言したからだ。
野田首相は実に正直な人だ。小学生のときに教師から「野田君は正直の上にバカがつく」と評価されたが、それを父親に「立派な態度だ」とほめられたことを終生の座右の銘にしてきた男だ。
それだけに自民党と公明党から「うそつき」呼ばわりされていたのがひどくこたえていたのだろう。

 さらに民主党内部ではただ議員であることだけにしがみつこうとする野合の衆が、「野田の首をとれ、斬首だ、いや詰め腹を切らせろ!!」と騒いでいたのだから、解散に打って出るのは当然だ。

 野田首相は思い余って伝家の宝刀を抜いたが、私は歴代総理の中で野田氏を高く評価していた。
財政再建は誰が首相になってもやり遂げなければならない重要課題だったが、野田氏は消費税増税法案を通すことに成功し(そのため支持率は急落した)、又衆議院の定数是正にもめどをつけ、TPPに参加をすることの必要性を理解していた。

 現在民主党の支持率は最悪だが、これは歴代の総理の鳩山氏菅氏が余りにひどい政治を行った結果であり、民主党の資産を食い潰したからだ。
鳩山氏は小学生並みの判断力しかなかったし、菅氏は東日本大震災の処理を誤り、福島第一原発の水素爆発を誘発した責任がある。
もし菅氏がヒステリーを起こさず、福島第一原発の所長に処理を全面委任していたら、あのような爆発は防げた可能性が高い。

注1)鳩山氏の幼児性については何度も記載してきたが以下の記事を参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2011/06/2365-77fe.html

注2)唯一野田首相の失敗は田中真紀子氏を文部科学相に任命したことだと思っている。

 今総選挙を行えば自民党が第一党に返り咲き、民主党は第二党になって政権から滑り落ちることは確実だ。
それでも野田総理が解散に打って出たのは、よってたかって首をとられるより華々しく打ってでて討ち死にするほうがはるかにましと考えたからだろう。
大阪夏の陣の真田幸村と同じ心境だ。
乾坤一擲、安倍家康の首をとろうぞ!!!!」

 民主党はこの3年余りで政権担当能力がほとんどないことを暴露してきた。もともと寄り合い所帯で単にアンチ自民でしかなく、嘘ばかりのマニフェストで国民をだまし、衆愚政治を行ってきただけだ。
そうした中で野田氏だけは政権担当責任者として現実的で手堅い政治を行ってきた。
消費税を上げたり、TPPに参加を目指したりしたがこれは自民党の政治と同じであり野田政権は自民党政権となんら変りがない

 現実政権は自民党と同様になるのはそれしか国政を運営する方法がないからだ。
国民は民主党政権の3年間でマニフェストにだまされ続けてきたので、今回の選挙でははるかに現実的な選択をする可能性が高い。
現実政党は現実政党としてまとまり衆愚政党に負けないようにすることが大事で、そうした選挙結果になることを心から望んでいる。

注)現状の日本は倒産前夜の企業と同じで、こうした状況下では国民に負担を求める政党が本来の政党で、単に国民を甘やかす政党は衆愚政党だ。

なお野田内閣についての記事は以下に纏めて入っております。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat45463769/index.html

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(24.11.15) 白川日銀総裁が無策の政府に噛み付いた。 金融はしっかりやっている、駄目なのは政治だ!!

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 日銀の白川総裁が12日の衆議院予算委員会で「日銀による外債購入は必要なく、日銀はデフレ脱却に最大限の努力をしており、リーマンショック後に増やした資金供給量はGDP(名目)対比にすればアメリカやEUと遜色ない」と言い放ったのには感心した。

注)日本とアメリカの資金供給量の差はおよそ1対3だが、GDPの差も1対3なので白川総裁の言葉が正しい。

 この証言は前原経済財政担当相が日銀に2回も乗り込んで「デフレ解消のために日銀はさらなる通貨供給を行え」と半ば脅したことに対する日銀の正式回答である。

 日銀が政府の意向を無視するのには二つの理由がある。
一つは10年に施行された改正日銀法日銀の独立性が担保され、日銀は政府の意向とは独立して政策決定ができること、もう一つは通貨供給が日本経済の再生につながらないとの日銀の判断があるからだ。

注)改正日銀法では日銀総裁の解任権は政府になく、日銀は独立して金融政策を決定できる。このため前原氏が日銀に乗り込んで日銀を脅したのは越権行為で、白川総裁はこれに立腹していた。

 前原氏は何しろインフレにすれば景気が回復すると信じているようだが、実際はそうはならない。
これは少し考えてみれば分かる理屈で、経済活動が一定の規模のときに更なる通貨の投入は単にものの値段を一斉に上昇させるだけで、価格表示が変っただけになる

注)最近の事例ではロシアのエリツィン政権がそれで、エリツィンは地方遊説のときに刷ったばかりのルーブル札を飛行機に詰め込んでばら撒いていた。
そのたびにその地方の物価が暴騰した。

 通貨供給に伴い、生産と消費が増加すれば初めて経済が成長しデフレも解消するのだが、日本経済は今生産も消費も縮小している。
最大の原因は人口が減少しその中で老人人口が世界最速のスピード増加しているからだ。
人口減少はそれだけで消費を縮小させるし、老人が増えればさらに輪をかけて消費を縮小させる。

 
 これは私が何度も言っているので耳だこがろうけれど老人になれば食欲は衰えるし、着る衣類には頓着しなくなるし、旅行も体力があればこそで、そして家屋は手当て済んでいるか、あるいは諦めている。
そしていまさら大学に行くことはないから教育費は要らないし、必要な経費は医療費と介護関連以外ほとんど必要としない

 これで日本の消費が上向くと考えていたらお笑いだ。
もちろん生産面を考えてみても老人は年金暮らしで基本的に働かないから老人が増えれば生産活動も停滞する。
これは日本中の過疎の農村や漁村や地方都市を見れば誰にでも分かることだ。

 白川総裁が言っていることは、「日本は人口減と老人比率の増加で消費も生産も構造的に縮小しているからいくら金融を緩和しても無駄だ」と言うことだ。
実際金融緩和を行っても国内では使用する資金用途はないので、ヘッジファンド等に資金が流れて穀物やその他の希少資源の投機に回るだけに過ぎない。

 現在の日本再生のために金融が果たす役割はほとんどない
日本の人口減少を食い止めるためには海外からの若者を積極的に受け入れることが必要だし、一方で老人福祉から若者福祉に政治の舵を切り替えなければなけなしの財政を無駄に使用し続けることになる。
そして日本の中で唯一需要がある医療と介護の自由化を行って世界最先端の医療・介護立国にし成長産業を生まなければならない。

注)私は何回も日本の成長産業は医療と介護だと言ってきたが、その内容は以下参照。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat48360072/index.html

 しかしこうしたチェンジは日本人が最も苦手とする対応だ。
外国人と暮らせば治安が悪化するのではないか・・・」とか
老人福祉を切るなんて老人は死ねといっているのか・・・・・」とか
TPPに参加したら日本の皆保険制度が崩れるので反対だ」とか百家争鳴の状態になっている。

 日本が低迷している原因は日銀の金融政策がまずいのではなく、政治が機能せず単に過去を踏襲しているから幕末の江戸幕府となんら変りがない。
大御所様の祖法を変えるなどあってはならぬことだ!!」

 さすがに橋下氏が坂本竜馬にならって「船中八策」を掲げたり、石原氏が老骨を鞭打って「太陽の党」を立ち上げているが、やはり政治が動かなければ経済成長もデフレ脱却も夢の又夢なのだ。

なお、経済成長に関する記事は以下に纏めてあります。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat43696146/index.html

別件)「おゆみ野四季の道」のカウンター10000を「おゆみ野四季の道 新」に加えました。

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(24.11.14) クローズアップ現代 糖尿病を手術で治す 血糖値の大改善

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 人間長らく生きていると信じられないような治療法が開発される。
今度は重度の糖尿病患者に対する治療として外科手術が有効だとクローズアップ現代が放映した。

 糖尿病はおよそ予備軍を含め2200万人の患者がいると言われているが、初期食事療法と運動療法重度になれば薬物療法が主体で、何種類もの薬を飲んだりインスリン注射をする。
しかし特にひどい肥満の人に対しては脂肪細胞が邪魔してインスリン注射も効かないのだという。

注)前にNHKの「ためしてガッテン」ではインスリン注射の仕方で糖尿病を完治させる方法を紹介していた。その内容は以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/23107-c1a4.html

 こうした肥満体質BMIが35以上の人 通常男性は22程度)の人は何しろ体重を落とすことが大事で、このために胃を10分の1程度に縮小させ小腸を1mあまり取り除くバイパス手術が有効という。
この番組に出ていたトラック運転手の男性は体重が110kgで、血糖値HbA1c)が手術前に11.9だったのが手術後ほぼ正常値の5.6まで下がり、何より驚いたのは体から脂肪が取れて実にすっきりした身体に変っていた。

 なぜ血糖値が下がるかのメカニズムは胃が小さくなり食物の分解が十分されていないと小腸から消化管ホルモンが分泌され、これがすい臓を刺激してインスリンが大量に出るため血糖値が下がるのだという。

 しかし私の正直な印象は胃が10分の1になって食事を取ることができなくなり、かつ小腸を1m短くしたため消化吸収もできなくなって、過大なカロリーを身体に入れることができなくなったためでないかと思われた。
精神力だけで食事制限をするのが無理だから、物理的に栄養を身体に入れなくする手術じゃないか・・・・・・

 
 ゲストでコメントしていた東京大学大学院教授が「糖尿病はやせるだけで改善するものです」と言っていたし、「この外科手術は糖尿病そのものを直すのではなく、かんかい状態(病気の症状が、一時的あるいは継続的に軽減した状態。または見かけ上消滅した状態)にしているだけですので、生活習慣が元に戻れば再発します」と言っていたのが傍証になる。

 たしか高度に肥満した人の療法にこの胃を切って小腸を短くする手術があったので、それを糖尿病に応用したのがこの外科手術だろう。
最もこの手術は日本ではまだ2年前から始めて81例しかなく、また保険対象外だから先駆的な治療法と言える。

 また良いこと尽くめというわけには行かず、相応の副作用を覚悟しなければいけないようだ。
一番の副作用は食事に関するもので、食べ物も飲み物も以前の数分の1、場合によったら水を飲むのも苦労する状態になるようだ。

 糖尿病で視力がほとんど失われかけた男性でこの手術を受けた人が、手術後水をまともに飲めなくなって脱水症状で何度も倒れたと言っていた。
また60歳の女性は手術後楽しそうにウォーキングをしていたが、胃酸が逆流するのでひどい胸焼けになって、胃酸を抑える薬を飲む必要があると言っていた。

 確かに胃を10分の1に縮小させるのだからそうした副作用は発生するのはいたし方がないのかも知れない。
手術を担当したクリニックでは患者相互の情報交換の場を設定して、副作用に対する対処方法を研究していたが、患者それぞれに特有の症状が多く一般的な対処方法は確立されていないようだった。

 だが高度肥満の糖尿病患者にはこの外科手術は福音だ。おそらくこの方法が現状では最も効果的な対処方法で、一生涯飲み続けなければいけないと言われた薬からも解放される。

 人間生きていれば色々効果的な医療方法が現れてくる。
私の場合も右足の坐骨神経痛に悩まされており、また聴力はひどく低下しており、かつはげだ。
しかし希望はある。世の中どんな治療法が現れるか分からない
この番組を見てしみじみそう思ってしまった。

なお、クローズアップ現代の記事は以下にまとめてあります。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/nhk_2/index.html

 

 

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(24.11.13) 「シリア国民会議」の設立はシリア内戦の終結に結びつくか?

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 シリア情勢に変化の兆しが現れた。

 今回カタールの首都ドーハで開催されていた会議で、シリアの反体制派組織が一致団結してアサド政権に立ち向かうために「シリア国民連合」を設立し、代表に聖職者のモアズ・ハティブ師を選出した。

 そもそもシリアの反体制派組織には「自由シリア軍」が存在し、いままではこの組織が反シリアの代表組織とみなされていたが、アメリカはこの「自由シリア軍」をまったく信用していなかった
理由は戦闘員の多くにタリバンアルカイダと言ったアメリカを仇敵とする戦闘員が多いからだ。

 当初はシリア軍から脱走した兵士が中心だったが、だんだんと戦闘慣れしたテロ組織の要員が増加し、戦闘方法もイラクアフガンで行われてきた自動車に爆弾を積んだ自爆テロが中心になっている。
自由シリア軍は「欧米からの軍事支援が少ないから勢い自爆テロをせざる得ない」と説明しているが、アメリカから見たら悪夢の再来だ。
こんな組織に軍事援助をしたら、それこそイラクやアフガンでその武器を使用され、アメリカ軍は蜂の巣になってしまう

 今一番の問題になっているのがシリア空軍の戦闘機を打ち落とす、スティンガーミサイルという携帯型ミサイルの供与をするか否かだが、これがアルカイダに渡ればアメリカの誇る無人偵察機や攻撃機はそれこそ鴨になる。
何とかテロ組織と無縁な反政府組織ができないものか。テロ集団に最新式の武器が渡らない保障があればスティンガーミサイルや最新兵器を供与できるのだが・・・・・・

注1)スティンガー・ミサイルの詳細は以下参照
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AB

注2)現在アサド政権の軍事力が優位なのは制空権を握っているから。もし反体制派に十分なスティンガー・ミサイルが供与されるとアサド政権は制空権を握れなくなり軍事バランスが一気に崩れる。

 こうしてテロ組織と関係していないとみなされた約50のグループがカタールのドーハに集められ、「シリア国民連合」を結成することになった。
この「シリア国民連合」をシリアを代表する正式政府とアラブ連合は認めることにしている。

注)50の代表の中には武装勢力も入っているが、実質的に独立している。

 しかし収まらないのはアサド大統領とすっぽかされた「自由シリア軍」で、アサド大統領はロシアのTVとのインタビューで「私はシリアで生きてシリアで死ぬ」と意気軒昂なところを見せている。

注)イギリスのキャメロン首相がアサド大統領の生命を保障してロシアに亡命させればシリアの内戦は終結すると提案していた。

 「自由シリア軍」の動きは明確でないが、「自由シリア軍」と「シリア国民連合」のどちらが反体制派の代表になるかはまったく実力比べだから、「シリア国民連合」がどこまで戦闘に参加してアサド政権を追い詰めるかにかかっている。

注)実際の戦闘では「自由シリア軍」の兵士のほうが圧倒的に戦闘なれしている。「シリア国民連合」の戦闘力はどれだけ欧米の最新兵器が供与されるかにかかっている。

 現状では三者鼎立と言う状況になっており、先の情勢は読めない。
戦闘が激化しておりシリア人は国連の推定で約40万人がシリアから逃げ出して、特にトルコには12万人規模で難民が押し寄せている。
たまりかねたトルコはシリア国内の国境付近に安全地帯を設け難民キャンプを設立したがっているが、この場所の安全確保をどのようにして図るか(トルコ国内であればトルコ軍が出動できるがシリア国内だと越境になってしまう)決め手が見出せない。
結局難民はトルコ国内になだれ込んでおりトルコ政府にとり悩みの種だ。

 シリア情勢は変化はあるものの上記の通りまだ混沌としており、先の見えない状況が続きそうだ。

なおシリア情勢については以下に記事を纏めてあります。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat48561052/index.html

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(24.11.12) 食糧危機前夜 再び世界がひっくり返えろうとしている!!

Dscf5892

 今世界は食料危機前夜に突入している。
4年前のリーマンショック直前の食料価格高騰時期に酷似してきた。
当時穀物価格が急騰し、米、小麦、トウモロコシ、大豆の暴騰にたまりかねた約13の最貧国で暴動が多発し、それほど貧しくない国でもストライキ等で経済混乱に陥った。
吹き荒れたアラブの春の端緒もこの食料価格の暴騰に伴う住民の不満が発火点だ。

注)アラブの春が食糧危機を原因にしていたことについては以下の記事で詳述した。
http://yamazakijirou.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/23128-f9ef.html


 今回の穀物価格の暴騰はアメリカの穀倉地帯の大干ばつがトリガーになっている。ほぼ半世紀振りといわれる旱魃で、大豆とトウモロコシの価格がアメリカ市場で過去最高値を付け、米や小麦も高値圏で推移している。
こうした食料価格の高騰に耐えられる国はエンゲル係数が低い国か通貨高の国で、幸いに日本はその両者であるので現状穀物価格の高騰も家計にさほど影響を及ぼしていない。

注1)穀物価格の価格推移のグラフは以下参照
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/jki/j_zyukyu_kakaku/pdf/kakaku05.pdf

注2)アメリカの大干ばつについては以下の記事参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/post-4da3.html

 しかし反対に所得のほとんどを食料調達に振り向けなければならない貧しい国や、通貨をドルにペッグしている国は穀物価格の上昇が国内の食料品の暴騰を引き起こし、4年前のような暴動の引き金になる。
特に最貧国の多いアフリカ諸国では再び動乱の季節を迎えるだろう。

 こうした影響は新興国と言われるロシアや中国にも現れ始めた。
ロシア国内の穀物価格上昇が6%を越えだしたので、プーチン大統領は警告を発しており、再び4年前と同様の穀物の輸出規制に乗り出すかもしれない。
一方中国の消費者物価は2%程度の上昇で一見安定しているが、これは民心安定策として食料品価格を強制的に抑えているからで、いつまでもそれが可能かどうかは分からない。

 世界の穀物価格の上昇は直接的には旱魃のせいだが、長期的視点としては人口増に食糧増産が追いつけない現状がある。
すでに穀物在庫が減少傾向にあり、過去30%程度が普通だった世界の穀物在庫量が20%程度に落ち込んでいる。
そしてこれを絶好の機会として狙っているのが投機資金で、アメリカではバーナンキ議長の度重なる金融緩和策を受けて余剰資金が穀物市場になだれ込んでいる。

 世界経済の低迷で投機資金はそれまでの鉱物資源に対する投機から食料資源に対する投機にターゲットを変えてきた。
食料は絶対に不足する。買いだ、資金をつぎ込め」と言った状況だ。
今年から来年にかけ、最貧国を中心に暴動や政権交代が頻発し、新興国においても食料自給率の低い国はストライキが頻発しそうだ。

 4年の歳月を隔てて、再び食糧危機が再発し始めている。

なお食料問題に関する記事は以下にまとめて入っています。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat50611672/index.html

 

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(24.11.11) 落ち目の民主党とTPP  日本はアメリカの戦略を理解しているのだろうか?

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 TPP(環太平洋パートナーシップは落ち目の民主党にとって最後の福音になるのだろうか?
このところ前原国家戦略担当相枝野経済産業相が盛んにTPP交渉への参加表明を言い出し、もともとTPPに賛成の野田総理の尻を突っつきだした。

総理、このままでは民主党は惨敗です。なんとか選挙民をひきつけるための魅力的な公約が必要で、自民党との相違を明確にしましょう。

不要な公共事業の停止、脱原発、そして自由貿易のためのTPP参加、これしかありません


 TPP交渉への参加については野田総理が1年前に表明しようとして、党内の反対勢力によって葬り去られた経緯がある。
山田元農相を中心とする反対勢力「TPPを慎重に考える会」はTPP参加に絶対に反対で、もし野田総理が協議に参加すれば離党すると脅している。

注)1年前のTPP参加(協議)についての記事は以下に纏めてある。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/2311.html

 背後には農水省がいて、もしTPPに参加して農産物の自由化が行われれば、米の4割が外国産になり、乳製品や牛乳は壊滅的な影響を受け、農業従事者の約200万人が失職すると試算した。
平成22年現在の農業従事者数は約260万人だから、これは「日本から農業が消える」と言っているのに等しい。

もし日本に農業従事者がいなくなれば農水省は食料輸入省になり、農協や農業団体は消えてなくなる。こんなことは絶対に許せない」農業団体もいきまいている。
最もいきまいているのはアメリカも同じで、「TPPで関税がなくなれば日本メーカーの車がアメリカ中で販売され、GMもフォードもクライスラーも消えてなくなる。TPP参加には絶対反対だ
アメリカの自動車業界は弱者集団だ。

 
 TPPはもともとシンガポール、ニュージランド、ブルネイ、チリと言ったローカルな自由貿易圏の創設を目的としたものだったが、09年にアメリカが参加を表明してから俄然戦略的なものに変質した。
アメリカの狙いは最終的には中国で中国封じ込めのフレームワークがTPPだ。、

 そのためには中国を除いた自由貿易圏をアジアに作って自由貿易のルールを定め、もし中国がこの協定に参加を希望すればそのルールを中国に適用して中国を丸裸にさせようと言うものだ。
中国を封じ込めるには中国以上の経済圏をアジアに造らなくてはならない

注)一方で中国、韓国、日本との間でFTA(自由貿易協定)を締結しようと言う動きがあるが、これは日本が中国組に入ることを意味する。それがどんなことかは尖閣諸島問題や竹島問題で日本がどのように取り扱われるかが分かったはずだ。

 TPPにはオーストラリアカナダも参加表明したので、残された経済大国は日本だけになってしまった。
実際に自由貿易圏が出来上がればその域内での経済活動はどの国の企業にとっても原則自由だから、最も強い企業が勝利を収める公算が強い

 日本が競争力があるのは自動車や家電と言った伝統的な産業や、最近復活した金融、そしてiPS細胞に代表される医療分野である。
一方競争力がまったくないのは補助金行政でかろうじて命脈を保っている農業分野で、アメリカやオーストラリアやカナダの農業には太刀打ちできない。

注)もし農業分野にハイテクを駆使した企業が進出すれば競争力のある農業を作り出せるが、こうした取り組みには農協や農業団体、それに農水省が陰に陽に反対しているので日の目を見ることはない。

 アメリカには農業、シェールガス、IT、航空機産業、ソフト、宇宙産業、金融、医療等競争力のある分野が目白押しだから、オバマ政権がTPPに積極的なのはうなずける。
しかし本当の狙いはアジアで中国に先立っていわばアジア版EUともいえる自由貿易圏を作って中国を封じ込めるのが狙いだ。

 中国と言う国は無断で他国の特許を侵害し、コピー製品を作りまくっているので、中国を世界のルールの下にひれ伏させなければ21世紀は中国の世紀になってしまうと言う危惧がアメリカにはある。
だから日本も農業といった国内問題でぐずぐず言わずに、中国封じ込めの経済戦略に参加してくれ」と言うのがオバマ政権の本音だ。

 だが日本には戦略と言う思想はない。せいぜい戦術レベルの発想しかないから、このアメリカの中国封じ込めより、目先の農業団体の陳情のほうを重視する。
野田総理はさすがにTPPの本質を分かっているから積極的だが、山田元農相のようなローカルな政治家を説得するのは並大抵のことではない。

 それに日本は既得権益者の利益を守ることにおいては実に熱心な国だ。
農業や農業団体を守っても日本の再生にはならないが、それでもこうした既得権益者の利益に配慮し、まだ見ぬ成長分野を育てようとする政治家は少ない。

 戦略的にはアメリカの中国封じ込めに積極的に参加すべきなのだが、戦術重視の日本はTPP参加を先延ばしをして静かな衰退を選択する可能性が高そうだ。


なお野田内閣に関する記事は以下に纏めてあります。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat45463769/index.htm

 
 
 
 

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(24.11.10) クローズアップ現代 中国最高指導部交代と地方の反乱 動乱の時代が始まりそうだ

Dscf5814

 11月8日に放送されたNHKクローズアップ現代の映像には驚かされた。
そこには上海の近郊にある南通市工場排水問題で、住民1万人が市役所に押しかけ、市の責任者を引っ張り出して工場排水工事の撤回を勝ち取った、まさにそのときの映像が映し出されていた。
何か昔の紅衛兵運動時代走資派のつるし上げのような感じだった。

 中国ではしばしばトラブルが発生しているが、そうした映像が外部に漏れることはまれだ。
ほとんどの映像が当局の手で握りつぶされているから、今回NHKで放送した住民蜂起の映像には心底度肝が抜かれた。

 実は昨年1年だけで地方政府と住民とのトラブルは20万件程度発生していると言われている。
今までは武装警官を派遣して住民を片っ端から逮捕したり、主要なメンバーを金で籠絡するのが中国の常套手段だったが、昨今のインターネットの情報伝達の早さがこうした武力による弾圧が段々としにくくなっている。

 その一番いい例が2011年7月に温州市で発生した高速鉄道事故で40名の死者が出た大惨事だったが鉄道当局は破壊された車両を土に埋めて事故の隠蔽工作を行った
これがインターネットで中国はおろか世界中に広がったため、鉄道省のトップが引責辞任をした。

注)高速鉄道の事故のときの隠蔽工作については以下の記事参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/23727-93d5.html


 中国当局はインターネット監視網を整備して都合の悪い情報を削除しているが、すべての情報の削除は無理だ。
この世界ではネット監視とそれをすり抜ける技術はいたちごっこだから、とうとう地方政府が根を上げた。
もう無理だ。いくら住民を弾圧してもその映像が全世界に流れれば、面子を重んじる北京政府は地方の担当者の責任を追及してくる。
それなら住民と話し合いを行ってトラブルがない形で物事を収めよう

 こうして従来は強盗まがいの行為で住民の土地を取り上げては地方政府のトップが経営するディベロパーに土地を払い下げていたことができなくなってきた。
住民もネットで情報を入手してはtwitter等で情報発信するので、ほとんどただ同然で収用できた土地価格が急激に上昇している。

 中国の発展のメカニズムはこのただ同然の土地と農民工の安い労賃だったが、土地の地上げには相当の費用がかかるようになり、農民工の賃金も上昇してくれば成長エンジンにかげりが出てくる。
実際12年度に入ってから中国経済はノックダウンと言っていいほどの停滞局面に入り、ますます地方の混乱に拍車がかかってきた。

長い間中国は8%の成長がないと社会が混乱すると言われていたが、ほとんどを地方政府や中央政府の幹部が賄賂で懐に入れるため、低成長だと一般住民におこぼれが回ってこないからだ。

注)なぜ中国のGDP成長に8%が必要かの説得的な説明は以下参照
http://yamazakijirou.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/21117-9417.html

  時あたかも中国の最高首脳部の変更が今行われようとしている。
胡錦濤国家主席が引退し、次は習近平氏が国家主席になると言われているが、誰がなっても中国の経済運営は難しそうだ。
当面は金融緩和と財政出動で乗り切ろうとしているが、地方の騒乱がこれほど大きくなるともはや8%の成長は無理だろう。

注)中国のGDP伸び率の数値はいかさまだから、表面的な数字としては8%の数字が挙がるかもしれない。しかしそれを信じるのは愚かだ。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-7dc6.html


 中国の地方の反乱北京政府が失敗すればそれこそ動乱の時代に入るので、一時も中国情勢に目が話せない状況になってきた。
これから中国投資を行おうとしている企業は尖閣諸島問題以上の手痛い痛手を覚悟したほうがよさそうだ。

なお中国経済についての記事は以下にまとめてあります。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat43974941/index.html

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(24.11.9) オバマ大統領の圧勝と今後のアメリカ経済  超金融緩和と再バブル発生の予兆

Dscf5868

  アメリカ大統領選挙はオバマ氏の圧勝に終った。アメリカの選挙は538人いる選挙人の過半数を取れば勝ちで、ロムニー氏に100人近くの差をつけたのだから圧勝だが、投票率ではほぼイーブンだった。
接戦州をオバマ氏が抑えた結果だが、こうした勝ち方をアメリカでは「プロの選挙方法」と言う。
たとえ全体の投票率がイーブンでも選挙人の多い州で過半数をとれば、その州の選挙人を丸取りできるので、選挙で勝てるからだ。

 日本的な感度では投票率がほぼイーブンだったので接戦と言う印象だし、事前の世論調査でも接戦をささやかれていたが、結果的にオバマ氏が勝利できたのは経済が上向き、失業率が低下したからだ。

 最もこれはFRBバーナンキ議長が紙くずとまったく異ならない不動産担保証券MBS)を担保に未曾有の金融緩和を行った結果で、おかげでありあまった資金が不動産に流れ込んで低迷していた不動産市場が上向き始めた。
アメリカ人は不動産が値上がりするとその値上がり益で消費を拡大するから、自動車を始めとする消費財も売れるようになり、一時10%近かった失業率も8%を下回るようになった。
すべてはバーナンキ議長のプレゼントなのだが、これがオバマ政権を後押ししてオバマ氏の圧勝につながった。

 オバマ氏がなぜ財政ではなく金融に頼った景気回復をせざる得ないかというと、日本と同様に財政状況はほとんどパンク寸前だからだ。
オバマ氏が大統領に就任してから毎年1兆ドル80兆円)規模の財政赤字が続いている。
日本も50兆円規模の財政赤字が続いているから人のことは言えないが、アメリカには共和党と言う財政再建党がいて、オバマ大統領の支出拡大策に何かと言えばクレームをつける(日本では少数政党以外まともに財政再建を考えている党はないので毎年放漫財政が拡大している)。

 現在最も問題になっているのは「財政の崖」という問題で、来年早々にブッシュ大統領が行った大型減税の期限がやってきて、このまま行くと増税路線に転換すること、および強制的な歳出削減策を実施せざる得ないので5000億ドル規模40兆円)の資金が市場から吸い上げられることだ。

注1)ブッシュ減税の終了で約2000億ドルの増税、給与所得税の減税の終了で約1000億ドルの増税、強制的な歳出カットで約1100億ドルの支出圧縮が行われる。それが財政の崖

注2)強制的な歳出カットは11年の債務上限問題のときに上限をあげる代わりにオバマ大統領と議会が妥協した案件で、13年度から10年間で財政支出を1兆2000億ドル(96兆円)の削減をすることになった。

 もしこの「財政の崖」がそのまま実施されればアメリカ経済が大失速することは明白で、オバマ大統領の勝利が確定するとNYの株式は312ドルと言う1年ぶりの大暴落を演じた。
こりゃ駄目だ、オバマ再選で経済は低迷する

 特に金融規制が厳しくなることが予想される金融株や、排ガス規制の対象になる石炭や石油株、強制削減の対象になっている軍需産業株が軒並み下がってしまった。
結局オバマ氏の再選はロムニー氏よりはましという、4年前の熱気とは程遠い醒めた勝利になったが、先行き経済に好転要因が見えないのでいたし方がないところだ。

 今後オバマ大統領は財政支出を増大することはできないので、あいも変らずFRBのバーナンキ議長の紙幣増刷経済に頼ることになるだろう。
いまやアメリカもEUもそして日本もただひたすらに紙幣を刷ってはばら撒くことしか景気を支える方法を見つけることはできなくなっている。
だが、この紙幣ばら撒き政策インフレ政策)は所詮はバブルをバブルでつぶす方法で、更なるバブル崩壊を準備するだけだから、早晩第二のリーマンショックが起こることは間違いない。
だがそれまではどこの政府もインフレ政策と言う名のもとに、紙幣増刷をやめることはなさそうだ。

注1)FRBのバーナンキ議長は「ヘリコプターベン」と言われているが、「景気が悪ければヘリコプターで紙幣をばら撒けばいい」と言い放ったのでこのあだ名がついている。紙幣増刷主義者と言える。

注2)金融緩和の割合は日本を1とするとEUが2、アメリカが3で、アメリカの金融緩和が突出している。


なお、私はこうした超金融緩和策に反対しているがその理由は以下に記載してある。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/post-2028.html

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(24.11.8) トヨタの意外な収益改善 遅れた中国市場参入が吉とでた

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 「人間万事塞翁が馬」とはよく言ったものだ。アメリカでのプリウスの事故をきっかけにしたトヨタバッシング東日本大震災でのサプライチェーンの崩壊、タイの洪水、そして円高とこれだけ災難が降りかかっていたトヨタ自動車の収益構造が改善してきた。

 このたびトヨタは13年3月期の営業利益が1兆円の大台を回復するとの決算見込みを発表した。
08年以前の最盛期では営業利益2兆円単独では1兆円)の超優良企業だったからそれから見たら半分だが、前期12年3期)の3500億円に比べれば大改善だ。
ニッサンホンダが中国市場での苦戦で大幅に収益を悪化させているときにトヨタが収益を改善したのは中国市場への進出がニッサンやホンダに比較して遅れたからである。

 ニッサンは総販売数の約25%ホンダ約20%を中国で販売しているが、トヨタ10%を少し上回る程度でしかない。
トヨタの主要販売先はアメリカ東南アジアでこちらは売上げが完全に上向いてきたので、他の日本メーカーとは反対に収益が回復してきた。

 「人間万事塞翁が馬」だ。しばらく前までは中国進出に一番熱心だったニッサントヨタを凌駕し収益で追い越そうとしていたが、尖閣諸島問題を契機に中国での販売量が昨年の約半分に落ち込んでしまった。

 一方でアメリカ市場では自動車の販売や不動産の販売が上向いている。
オバマ大統領の再選を果たすために、FRBのバーナンキ議長が未曾有の金融緩和を行い紙くずのような不動産担保証券を額面で買い取ったからだ。
何でもいいからくずの担保をもってこい。金はいくらでも刷ってやる。オバマ再選のためだ。景気を回復し失業率を低下させよう!!」

 FRBの金融緩和の効果があって不動産価格が底を打ち、消費者マインドが改善して自動車の販売が回復してきた。

注1)ケース・シラー住宅価格指数(全米20都市の住宅価格)は8月、+2.0%で、3ヶ月連続で上昇している。

注2)アメリカの自動車販売台数は08年のリーマンショック前に戻ってきた。以下のグラフ参照。

http://autoinfoc.com/hanbai/sekaihanbai/h-sekaihanbai-7.html

 それでも営業収益が全盛期の半分なのはトヨタ単独国内生産)では、やっと赤字から黒字になる程度の回復だからだ。
豊田社長は日本国内での生産300万台死守を掲げているが、こちらはまったく利益を上げられない。

 最大の理由は円高で輸出をすればするほど赤字になり、一方で国内市場は成熟しきってディーラーは売ってもほとんど利ざやが残らない。
それでもディーラーが生き残っているのは月賦販売による収益が入るからで、今ではトヨタは金融会社となんら変らない状況だ。

 このように問題は山済みしているが、トヨタは中国に深入りしなかったおかげでいち早く収益改善が可能になってきた。
今度は反対にニッサンが苦境に陥る番だ。
何度も言うが「人間万事塞翁が馬」には驚いてしまう。

注)アメリカの景気回復はFRBによる超金融緩和によるもので、バブルをバブルで消し去ると言う方式だから、又どこかでサブプライムローン問題が再発する。しかしそれまではアメリカの景気は上向きそうだ。

なお、トヨタ自動車に関する記事は以下に纏めてあります。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat43946940/index.html


 

 

 

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(24.11.7) またか アミューズトラベル 万里の頂上周辺で3人の遭難死

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 昨日田中真紀子氏を称して「人間にはどうしようもない性(さが)と言うものがある」と記載したが、企業にも同じくこの性(さががあるようだ。
11月3日から4日にかけて、中国の万里の頂上周辺の100kmトレッキングを行っていた日本人パーティー4名とガイド1名、それに添乗員1名の計6名が吹雪の中で遭難し、うち日本人3名が凍死した。

 このトレッキングは「グレート・ウォール100kmトレッキング」と命名されおり、万里の頂上付近のあまりメインでないコース7日間かけて歩く企画になっていた。
日本の旅行会社アミューズトラベルが企画したもので、この会社は3年前に北海道大雪山系のトムラウシ山で8名の遭難死を出したあの旅行社である。

 たった3年の間に2回も大量の遭難死を出しており、これはこの会社の体質としか言いようがない。
トムラウシの遭難死のあと50日間程度の営業停止になっていたが、その後マニュアルの整備等を行い営業を再開していた。
しかしいくらマニュアルを整備しても体質は何も変っていなかったようだ。

 今回もそしてトムラウシ山のときもそうだったが、こうした企画に参加する人々は資金的に余裕があり、かつ時間的に余裕のある人々に限られるから中高年、はっきり言えば老人が中心になる。
今回遭難死した人の年齢は76歳、68歳、62歳で私と同年輩だ。

 トレッキングは7日間で辺鄙な万里の頂上周辺を歩く企画で、一日あたりの歩行距離は20km以下、時間にして5時間から6時間だったと言う。
確かに通常であれば何と言うこともない距離だし、今回参加した人たちは登山やハイキングのベテランだったから気軽に参加したのだろう。

 しかしこの時期天候がどのように急変するか分からない。
トレッキング6日目3日から4日にかけてこの周辺では52年ぶりという猛吹雪になり平地でも積雪が47cm程度積もっていた。
映像で見る限り遭難場所はかなりの山岳地帯であり、積雪は平地よりはるかに深く風も強かったと思われる。

 ガイドが救援を求めに下山したが、残った5名簡易テントでビバークして、内3人が凍死をした。生存者は25歳の中国人添乗員と59歳の女性だったから、年齢の高い順に死亡したことになる。
雪の中を歩くのは屈強な若者でも往生するのだから、76歳の老人が動けないのは想像に難くない。

 私はこのアミューズトラベルの企画に基本的な問題点があると思っている。
トムラウシ山のときもそうだったが、無理にスケジュールどおり行動しようとしており、天候の急変の可能性を楽観的に判断している。

注)トムラウシ山のときは手前にエスケープできる道があるにもか変らずトムラウシ山を越えた反対側にある当初予定の宿に向かっていた。

なおトムラウシ山の遭難に関する記事は以下参照
http://yamazakijirou.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/21720-6bf2.html

 なぜスケジュールを強行するかと言えば、こうしたツアーは宿の手配とか自動車の手配とかを事前に済ませていて、一旦そのスケジュールが狂うとそのあとの手配に多大な苦労が伴うからだ。
そして思わぬ場所に宿泊することになればツアーの主催者側でその費用を見なければならない
だから旅行社はガイドや添乗員に「必ずスケジュールどおりツアー客を案内するよう」に強要しており、天候に少々懸念があっても無理に登山やトレッキングを決行する。

 もしメンバーが20歳前後の若者であればこうした無理をしても自力でいかようにも生還できるが、実際は老人ばかりだ。老人は体力差が大きく、又昨年は元気であっても今年も元気である保障はない。

 
 薄い利幅の旅行社が無理を承知でスケジュールどおりのトレッキングや登山をさせて、老人を遭難死させている構図で、これがこのアミューズトラベルに遭難死が多発する原因だと私は思っている。

なお、遭難関係の記事は以下参照。
http://yamazakijirou.cocolog-nifty.com/blog/cat11607346/index.html


 

 

 

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(24.11.6) あたしが大臣よ、私の言うことを聞きなさい!! 田中真紀子大臣の性(さが)

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 人間にはどうしようもない性格と言うものがあって、自分で制御しようにも制御しきれないものらしい。
田中真紀子氏を見ているとつくづく人間の性さが)の恐ろしさを感じる。

 今回の内閣改造で文部科学大臣を拝命した田中氏は、当初こそ「これまでの経験を生かして、みんなの話を聞いて行政を行っていく」と言う神妙でしおらしい発言をしていたがすぐに馬脚を現した。

 大学設置・学校法人審議会が認可の答申をした3校秋田公立美術大、札幌保険医療大、岡崎女子大)の短大から4年制大学への昇格を認めないと言い出したからだ。
田中氏によると「現在約800あまりも大学があって、質が低下しているから」大学の新規設立を認めないのだと言う。

 これには3校の大学関係者がびっくりした。
大臣、質が低下しているのは既存の大学で、質が低下しようにもわれわれはまだ教育を始めておりません」といたってまともなことを言ったが田中氏は聞く耳を持たない。
うるさい、私が駄目だと言ったら駄目なの、黙って言うことを聞きなさい

 田中氏は性(さが)として、権力を振りかざすことが実に好きだ。
2001年の自民党政権外務大臣になったときもそうだった。
外務事務次官とひどいバトルになって「一体次官と大臣とどっちがえらいと思っているの!!」なんて普通の人は気恥ずかしくて絶対にいわない台詞を吐くし、私書官を泥棒扱いして「あんたが私の指輪を盗んだのでしょう、買って弁償しなさい」なんて暴言を吐いていた。

 好意的に見れば田中氏外務省がバトルになった原因は、田中氏の親中政策と外務省が進めてきた親米政策の対立だったともいえる。
アメリカ政府内きってので親日家のアーミテージ氏との会見をキャンセルして田中氏は言った。
アーミテージなんて国務副長官で私が会う相手じゃないわ。私は大臣よ

 外交政策の相違と言えば相違だが、口さがなく言えば単なる権力亡者だ。

 今回もさっそく権力を振りかざしたが、納得できないのは文部省の指導に従って大学の整備を進めてきた3校で、特に秋田公立美術大学などは5億円相当の巨費を投じて校舎や施設を整備してきたので収まらない。
文部省の指導に従って一つ一つ基準をクリアし、審議会の答申のルールにのっとって大学の新設を行うことがなぜいけないのでしょうか。このルールは文部科学省が決めたもので、田中真紀子氏はもしかしたら文部科学大臣ではないのでしょうか」と噛み付いた。

 現在の文部科学行政での大学設置については基本自由で、設置基準さえ満たせばそのまま設立を認めている。
これは自由競争こそが教育の質を高めると言う思想で、もし競争に敗れれば自然淘汰されるし、教育内容に不備があるまま教育を続けようとすれば文部科学省が解散命令を出せることになっている(際最近堀越学園に解散命令を出した)。

注)堀越学園に対する解散命令の記事は以下参照。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/post-61cb.html

 こうした自由競争を田中大臣は否定して「入り口で大学数を絞ろうと言う政策に変更する」と言うのだが、それならば現行の大学設置の承認ルールを変更してから始めるべきで、田中大臣のしたことは法律を過去に遡って適用するのと同じ暴挙だ。

 はっきり言えば田中氏は自分の権力を誇示したいだけのために3校を犠牲にしたので、なんともひどい話と言える。
あたしはポパイより強いのよ、ルールは私よ!!!!」
人間には本人にはどうしても止めることのできない性(さが)がある。
このような権力欲だけで生きている人を大臣にするとは野田首相の任命責任を問われてもいたし方ない事態だ。

 さすがに自民党の石破幹事長が正論を吐いた。
これが思いつきでないことをきちんと述べないかぎり、誤った政治主導といえる」石破さんの言うとおりだ。

なお、野田内閣関連の記事は以下に纏めてあります。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat45463769/index.html

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(24.11.5) NHK 発見 幻の巨大軍船 モンゴル帝国の攻撃終末点

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  軍事用語で「攻勢終末点」と言う言葉があるがその意味は「それまで連戦連勝だった軍事攻勢がある地点に達するとピタッと進撃が止まり、その後は後退に次ぐ後退を迫られる地点のことをいう。
最近の戦争では日本軍のガダルカナルがそれに当たり、ヒットラーのドイツ軍ではスターリングラードで、古くはナポレオンのモスクワがそれだ。

 今回のNHKスペシャル「発見 幻の軍船 モンゴル帝国VS日本」はそれまで連戦連勝だったモンゴル軍が日本に攻め入ったものの突然進軍がとまり、それ以上の拡大ができなくなった攻勢終末点だったことを教えてくれた。
通常攻勢終末点に達する理由は補給路が伸びきった場合がほとんどだが、モンゴルのそれは騎馬軍団(陸軍)が海軍に変身しようとして失敗した事例だ
馬がいけないところは蒙古軍はからっきし弱い。

 昨年の10月、佐賀県と長崎県にはさまれた伊万里湾鷹島沖200m水深23mの地点で沈没した蒙古軍の軍船が発見された。
その軍船は外航船として建造された長さ27m、乗員100人程度が可能な立派な軍船で、船底にキール竜骨)という舟を安定させる装置があり、外板二重にして強度を保ち、キールと外板との間には漆喰で水漏れを防ぐ構造をしていた。
こうした建造方法は当時の国宋の外航船の建造方法だと言う。

 資料によると2回目の元寇1281年6月 弘安の役)は船舶4400隻、14万の軍勢で押し寄せてきたと言う。1隻当たり32人が乗り組んでいたことになるが、乗組員以外に武器、馬(蒙古軍の将校用)、食料、それに占領政策後の建設用資材(レンガ)まで運んでいたのだからこの程度の人数が妥当なのかも知れない。

 日本側に残された唯一と言っていい資料「蒙古襲来絵詞」では軍船は10人乗り程度の小型船として描かれているが、実際は最大100人程度を乗せられる大型船だったことになる。

注)絵詞はかなり忠実に戦役を再現しているが、軍船については作者はまともに見ていなかったか、押し寄せた船舶は小型船(上陸用船舶)だったのかもしれない。

 1274年に第一回目の蒙古襲来(文永の役)があり、このときは蒙古軍が博多の街を焼き払って1日で撤収している。軍隊の指揮官は蒙古人だったが兵隊は蒙古の軍門に下った高麗人2万6千人で、人数や一日で撤収したところから本格的に占領をする意思はなく、蒙古の力を見せ付けて属国になることを迫ったものと思われる。

注)蒙古は1266年(軍団で押し寄せてくる8年前)に使節を日本に派遣し属国になるよう強要したが、鎌倉幕府はこれを無視した。そこで1274第1回目の日本征服軍がやってきてその力を見せ付けた。
翌1275年、蒙古は再び使節を鎌倉に派遣し属国になるよう強要したが、当時の執権、北条時宗は使節を斬首した。


 クビライが2回目の遠征(弘安の役)を命じたのは本格的な占領以外に日本を屈服させる手段はないと腹をくくったからだ。
1279年に宿敵南宋を下して捕虜(南宋の軍人)が多数いたのと、属国高麗の軍隊を自由に使用できたので、今度は14万の大軍宿泊施設屯田兵の施設)まで用意して押し寄せてきた。

お前たちは捕虜の分際で本来ならば全員斬首にすべきだが、日本を征服すればその土地をお前たちのものとし、日本の住民を奴隷として扱うことを許す。生きて南宋に戻れると思うな」クビライはそう宋兵に激を飛ばしたはずだ。

注)蒙古の戦法は占領した地域の軍隊を使って新たな土地を占領すると言う方法で、蒙古人は指揮官だけが従軍していた。

 しかし鎌倉武士も前回のように簡単に敗北することはなかった。博多に土塁を築き、堅固な守りをしていたので押し寄せた高麗軍900隻を1週間の戦闘で水際で食い止めた。
高麗軍は一旦軍をひき宋からの本隊3500隻と合同しで一気に博多を占領としようとしたが、このとき急に空模様が怪しくなったので、外洋を避けて伊万里湾に避難して天候の回復を見ることにした。

 伊万里湾の鷹島近辺に蒙古軍(実質は南宋と高麗の連合)14万が停泊していたのだが、ここは南風が強く吹くと今でも漁船は漁に出られないほど海が荒れる場所だと言う。蒙古軍にとっては運悪く、そして日本にとってはまことに運よくこの時伊万里湾に台風が押し寄せ南からの強風が吹き荒れた。

 軍船4400隻は互いにロープでつないで、あたかも大きな甲板のような形になって停泊していたところに台風が押し寄せたため、互いにぶつかりへしあいして傷つきほとんどの軍船が海の藻屑になってしまった。

注1)中国では停泊するときには舟を互いに結びつけ、一箇所にまとまって停泊するため、沈没するときはいっせいに沈没する。
また船の構造にも問題があり、本格的な軍船の建造が間に合わなかったため、沿岸船を修理して外航船として使用をしていた舟も多く、最初から強度は弱かったと説明されていた。

 この2回目の元寇で蒙古軍は攻勢終末点に達したのだが、それに懲りず1287年に軍船を擁してベトナムに侵略しようとした。
このときはベトナム軍がゲリラ戦(その後ベトナム軍は大国との戦争でゲリラ戦を用いて常に勝利している)で、蒙古の水軍を撃退している。
ベトナム軍の司令官チャン・タン・ダオ将軍は今でもベトナムの救国の英雄として寺社等で祭られている。

注)それに比べて北条時宗が日本では救国の将軍として十分評価されていない。理由は朝廷が「蒙古軍が敗退したのは朝廷の加持・祈祷によって神の加護があったから」だと認識していたからと思われる。
「神風のおかげじゃ」


 ベトナム史の研究家が「クビライが第3回目の日本遠征をできなかったのは、ベトナム戦争で多くの軍船と南宋の捕虜の軍団を失ったため」と言っていた。
確かにそうした面はあるが世界史的な視点で言えば蒙古は所詮陸軍国で海軍の運用ができなかったからと言えそうだ。

 今回の元寇の話はとても興味が持てた。かつて蒙古中国元)は日本占領計画を企てたが、鎌倉武士の奮戦と自然条件に阻まれて失敗をした。
現在の胡 錦濤の中国も日本占領計画に着手し、まず手始めに尖閣諸島、ついで沖縄の独立派をけしかけて、沖縄の日本からの切り離しを狙っているが、果たしてうまくいくだろうか。

 約730年前蒙古の野望は海の藻屑と消えたが、胡 錦濤の野望を打ち砕く北条時宗は現れるだろうか。

 
なお日本史にかかる記事は以下に纏めてあります。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat47308511/index.html



 
 


 

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(24.11.4) NHKメイド・イン・ジャパン 復活のシナリオ第二話  ダイキン・トーレ・三洋電機のそれぞれの対応

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 日本メーカーの復活のシナリオ第2話は「状況に応じて最適解を求めよ」と言うことのようだ。
最初の例は業績不振で中国の家電メーカー、ハイアールに売却された三洋電機のタイ工場だった。
ここでは冷蔵庫洗濯機の製造を行っていたものの販売不振に陥っていたためハイアールに売却されたのだが、売却後この工場の生産高は飛躍的に伸びている。

 理由はハイアールが世界最大の冷蔵庫と洗濯機のメーカーであり、特に新興国や後進国の需要にあわせた製品開発を行ってきて、それが消費者から受け入れられているからだと言う。
三洋電機の工場であったときは主として先進国向けの製品を作っていて、成長著しい新興国や後進国を無視した販売戦略をとっていたのが販売不振に陥った原因と言う。

 この第一の例は中国のトップメーカーの傘下に入れば工場は復活できると言うものだが、正直な感想は「これが復活のシナリオかい!!!」と言うものだ。

 第二の例は空調器メーカー、ダイキン工業の戦略に復活の可能性を見ていた。
ダイキンは日本の家電メーカーが軒並み不振に陥っているときに、毎期収益を増加させている優良企業である。
ダイキンにはインバーターと言う電力消費を約30%節減する技術があるのだが、この技術を中国の最大手、格力電気に無償で提供した。
格力電気はこの技術を使用してインバータ製品を販売し中国の標準機種にしたのだが、そこでダイキンがより高品質のインバータ製品を投入したと言う戦だった。

 インバータのよさが消費者に浸透すればより高品質のダイキンのインバータエアコンが売れると言う戦略で、実際に今までの推移はその通りになっている(この番組制作時点で9月の尖閣諸島問題に端を発した日本製品不買運動の影響はまだ明確でない)。
この番組に出ていたコメンテイターが「ライバルこそパートナー」と言っていたが、新技術はその国の最大のメーカーに市場を切り開いてもらって、日本メーカーはそれに便乗すると言う戦略のようだ。

 この戦略は「ふぐの毒」のようなもので常に技術が上位でないと、たちまちのうちに自社の製品が売れなくなるが、ダイキン工業にはその自信があるのだろう。
技術のオープン化」は世界中に仲間を作ることなので、一社で販売するよりは相乗効果が期待できると番組では説明していた。

注)トヨタはHV技術をフォードやBMWに提供しているが、これも仲間を増やして世界標準をつくろうとの試み。

 三番目のトーレの例は面白かった。
トーレは技術力が企業を育てると言う信念を持ち続けて研究開発費を削らず、長い年月をかけて商品開発に取り組んできた企業の例だという。
過去にレーヨン、ナイロン、ポリエステルと需要にあわせて最新の繊維を開発してきたが、今は炭素繊維と浸透膜の開発・製造で世界をリードしていると言う。
何しろトーレでは炭素繊維の開発に51年、海水から真水を作る技術に44年の歳月をかけている。

 
 炭素繊維は自動車、航空機、宇宙ステーション等の構造を支える軽くて丈夫な繊維で世界のシェアの40%を占めている。
すべて辛抱強い開発が企業業績を伸ばすと言う例だという。

 私にはこのトーレの例が最もしっくりと納得できた。
現在は研究開発の時代で、そこにどれだけ資金をつぎ込みじっと成果を待っていられるかの競争だ。
実際100の新製品のうちヒットするのはそのうちの一つと言われているような状況下で、競争力を保つのはトーレのような会社ではないかと思う。

 三洋電機タイ工場の事例は中国に売却された企業の例で、それは中国企業が如何にに強い販売力を持つかと言えても、日本企業復活のシナリオにはなりがたいし(ただしなぜ中国企業では強い販売力を持つかのノウハウは学べる)、虎の子技術を中国に開放して市場を先に開発させるダイキンの戦略は一歩間違うとその企業の衰退につながりそうだ。

 それに比べてトーレの研究開発重視政策は、(昨日放送した第一話で強調していたように)、「現在はソフトをおさえたものが勝利する」時代で工場の有利性がなくなった時代の日本企業の生き方を指し示している。
一歩先を行くためには研究・開発が最も大事でこの部分を日本に残し、生産工場は世界の最適な場所で行うのが最も効率的で日本企業の再生の条件だろう。

注)昨日放送した第一話の取りまとめ記事は以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-d869.html


 この番組では他にベンチャー企業の動きを追っていた。日本にはアップルサムスンと言ったベンチャー企業が育たず、すっかり世界の潮流から取りのこされたが、現在大企業からドロップアウトした優秀な技術者がベンチャー企業をたち上げようと努力しているという
その場合最も重要なのはファイナンスで、日本には今まではこうした企業に資金を提供する仕組みがなかった。

 現在はクラウドファイナンスと言う技術があり、ネットで呼びかければ資金が集まる仕組みが開発されている。
最終的には元気のいいベンチャー企業が育たなければ日本再生は不可能なのだから是非成功してほしい取り組みと言える。

なお日本再生に関する記事は以下にまとめて在ります。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat43696146/index.html

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(24.11.3) ちはら台走友会のオクトーバーラン 今年はウルトラランナー元年だ!!

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 時代が変わったと思った。今回のちはら台走友会オクトーバーランのことである。
毎年10月にメンバー全員による走りこみをおこない、最も距離を伸ばしたメンバーがその月のチャンピオンになる仕組みだ。
走友会内部のイベントだから従来は地味な大会だったが、昨年からイベントになると信じられないような力を発揮する若手のマツちゃんが入会してから様相が変ってきた。

 それまでは走りこみといってもハーフフルマラソンを目指した走りこみなので、どちらかというとスピード重視のイベントで、走ったといっても距離は月に300kmから400km程度が普通だった。
これ以上の距離を走ると身体に疲労が蓄積して本番の大会ではスピードがかえって出ない。

だがマツちゃんは本当に身体が丈夫で、スピードは出ないがいくらかけても平気な体力を持っている。こうした人はウルトラランナー向きなのだが、あまりに距離を稼ぐので周りの人がびっくりした。
仕方ない、それならウルトラランニングのトレーニングと割り切ろう
昨年は私が、そして今年は若手のしまちゃんが張り合って距離を伸ばした。

 しまちゃんは今年になってランニングにすっかり目覚めた走友会のウルトラランナーで、それまであった脂肪をすっかりそぎ落とし、今では瀬古選手の全盛時代を思わせるようなすっきりとした体型になっている。
このしまちゃんマツちゃんオクトーバーランのマッチレースを始めたので一体どこまで距離が伸びるか分からなくなってしまった。

 一方私は左ひざが常時痛んでいるのでとてもこのマッチレースには加われなかったが、女性のタカちゃんがおお張り切りで走るので、「せめてタカちゃんよりは距離を伸ばして3位にならないと昨年チャンピオンだった沽券にかかわると言う状況になってしまった。

 走友会はしまちゃん、マツちゃん、タカちゃん、そして私ウルトラランナーの戦いになって、かつてのスピード中心のトレーニングから持久力のトレーニングに変ってきた。

 一般にウルトラマラソンとは100km以上のマラソンを言い、最近は100kmを越える250km500km、そしてトランス蝦夷のように1100kmのレースも開催されている。
このウルトラマラソンはスピードは大してなくても持久力と意志力さえあれば完走できる競技で、思いのほか女性が強い

 通常100kmマラソンの制限時間は13時間だから、平均時速7.7kmで完走できる。この程度の速度なら大抵の人が出せるスピードだ。
さらに250km程度の競技になると、制限時間は2日48時間)が多いから、時速に直せば5.2kmで、歩くよりやや早いくらいのスピードだ。

 だが250km程度になって2日がかりの競技になると寝る人が出てくる。
しかし250kmの距離で完走をするコツは絶対に寝ないことで、身体を動かし続けることだ。
したがってウルトラランナーのトレーニングの一つに二日程度は絶対に寝ないと言うトレーニングが加わる。
ウルトラマラソンも奥が深いのだ。

 今年のちはら台走友会のオクトーバーランのチャンピオンはしまちゃん月間786km一日平均25kmだった。
マツちゃんも最後まで健闘したが777kmで残念ながら今年も2位に甘んじた。
私はと言えば567kmでかろうじてタカちゃんをかわして3位に滑り込んだ。
膝が痛いのに無理をして走ったせいもあって、今日(2日)もまだまともに歩けないくらい疲労した。

 しかし今年はちはら台走友会ウルトラランナー元年だ。
しまちゃんマツちゃんも、そしてタカちゃんも十分にウルトラランナーとしての走力と意志力を見せてくれた。
間違いなく100km程度のマラソンなら悠々と完走できるし、しまちゃんマツちゃん250㎞程度のマラソンにも挑戦できる。
私はと言えば「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」という心境になってきた。
時代が変ったのだ。

なおちはら台走友会の記事は以下に纏めてあります。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat44088639/index.html

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(24.11.2) NHKメイド・イン・ジャパン  岐路に立つ日の丸家電  ソニーの逆襲はあるか?

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 私のように普段音楽と言えば演歌しか聴かないものにとってiPodの衝撃を理解できなかったのはいたし方ない面がある。
2001年、アップルからiPodが発売されたとき「やれやれ、アップルもとうとう焼きが回ったか、パソコンが売れないのでこうしたちまちました商品開発を始めたのだな」と思ったものだ。

 しかしこのときが日本家電業界の雄ソニーが凋落し、アップルが世界を席巻する分水嶺だったことを、今回NHKが放送した「岐路に立つ日の丸家電」を見て知った。
iPodの出現を境に世界中で使用されていたソニーウォークマンが突然売れなくなり、鳴り物入りで投入した最新機種「メモリー・スティック・ウォークマン」すらiPodの前にあえなく在庫の山を築くことになった。
現在ソニーは4期にわたって赤字を計上し、その赤字幅は年々拡大の傾向にある。

注)ウォークマンは記憶媒体をテープ、CD、DAT、MD、メモリーと変えながら進歩してきた

なぜiPodが世界中で歓迎され、一方メモリー・スティック・ウォークマンが捨て去られたかの理由をアップルのスティーブ・ジョブズ氏が述べている。
iPodはソフトウェアだからだ
これには若干の説明が要る。iPodは見た目はウォークマンと変らないハードウェアだが、iTunesと言うダウンロードソフトと、iTunesストアというあらゆるジャンルの音楽在庫が組み合わさって、一つのソフトを形成していると言う意味だ。

 一方ソニーもメモリー・スティック・ウォークマンでダウンロードできたが、ダウンロードする製品はソニーミュージックが保有する商品に限られていた。
iTunesストアは著作権法に守られたウォークマンに比較し、自由にどのようなミュージックでもダウンロードできたところが違う。
アップルは著作権法の高い壁を取り崩し、一方ソニーは著作権を守る立場にいた。


注)アップルと同様にアマゾンが著作権に今挑戦している。著作権は非常に強い権利だが、ネットワーク社会では強すぎる著作権は障害になっている。

 さらに問題なのはiPodウォークマン駆動部分の違いだった。
ウォークマンの中身は自動車のボンネットを開けて中を見たときとよく似ていたが、iPodの中身はパソコンと同じく半導体が在るだけだった。
複雑なモーター等の駆動部分は専門の工場で生産する必要があるが、一方iPodは部品さえそろえば素人でも組み立てることができる。


注)私の友達でパソコンを何台も組み立てるのを趣味にしている人がいる。
彼によると「ボードに半導体を並べるだけだ」と言っていた。

 デジタル革命とはモーターやベルトと言ったメカニックな駆動部分がなくなり、すべてが半導体のソフトに切り替わる革命を意味する。
そこで大事なのは製造技術ではなく、ソフトの設計能力であり、研究所さえあれば工場はどこにでも委託生産することができるので工場はいらない。

 アップルは明確にそうした対応をとっており、商品の製造は中国や台湾や韓国のメーカーに任せている。
一方ソニーはあくまでもものづくりの会社で世界に100社規模で展開していたが、そこのアナログのメカ製造技術がデジタル技術の前に陳腐化していたのだ。
そうなのか、工場の時代は終ってソフト開発力の時代にいたのか・・・・・・・・・

 今回の番組ではソニーがアップルに破れた理由が色々と説明されていた。

① ソニーは16万人の雇用を抱えた縦割りの会社で、ネットワーク部門とコンテンツ部門と商品販売部門の連携が不十分だった。

② 自社にソニー・ミュージックと言う音楽製作会社があったため、著作権を守ろうとの立場をとりアップルのようなあらゆるミュージックを取り込むことができなかった。

③ 時代はインターネットによるダウンロードの時代になったが、ソニーはMDにこだわり続けインターネットの取り込みに失敗した。

④ デジタル時代はソフトの時代だが、ソニーはハードにこだわり続け多くのアナログ工場を保有し続けた。


 今回の番組を見て一番印象深かったのは、デジタル時代とは優秀な工場労働者を淘汰してしまう時代だとの説明だった(正確にはそうした説明はなかったが番組を見れば分かるようになっている)。
かつて産業革命が始まった頃、多くの手に職を持っていた手工業者が淘汰されたが、今は優秀な工場労働者が淘汰されている。

注)日本ではリストラで優秀な工場労働者が馘首されているが、そうした人々の再就職先が中国や台湾や韓国で、ここでは日本に代わって低賃金の労働者を使う管理者を求めている。

 
果たしてソニーは復活できるだろうか。アップルのようにソフトだけ抑えて製品は中国や台湾や韓国に作ってもらう企業に脱皮するのだろうか。
それともトヨタと同様に最も儲かっている金融部門(
融資や投資の収益金)に特化した金融会社になるのだろうか。

 ソニーは経営資源を ① デジタル・イメージング ② ゲーム ③ スマートフォン に特化すると言う。
①はデジタル・カメラビデオ・カメラの眼の部分であり世界を日本が押さえている数少ない製品だ。
②はプレーステーションをハードでなくソフトとしてどこまで伸ばせるかが鍵だろう。
③はサムスンノキア等との厳しい戦いがあり、ソニーがこの分野に進出できるかかなり怪しい。

 20世紀はアナログの時代で優秀な工場を持った企業が勝利を占めた時代だった。
そして21世紀はデジタルの時代で優秀なソフトを開発できる研究所の時代になった。
だから20世紀型モデルのソニーは今後も工場閉鎖を迫られ苦悩はまだまだ続くのではなかろうかと私は思っている。


なお、日本再生関連の記事は以下に纏めてあります。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat43696146/index.html

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(24.11.1) 老人は荒野をめざせ  ボランティア教師の薦め

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  老人は荒野を目指さなければいけないと思う。別に本気になってサバイバル訓練をしろというのではない。今の日本の教育の実情から、かつて中学や高校で優秀であった老人は中学生や高校生のためにボランティア教師をしてほしいと言う要望である。

 実は日本の教育レベルはかつてわれわれがそうであったような世界最高水準からかなり立ち遅れている
数学や理科は日本のお家芸だったが、今ではシンガポール・香港・韓国・台湾と言った学生に遅れをとっており、このままではますます悪化しそうだ。

注)国際比較の数字は以下参照
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/3940.html

 日本が遅れをとった最大の要因は「ゆとり教育」で、はっきり言えば油断をしたのだ。
バブル崩壊以前の1990年前まで、日本経済は当たるところ敵なしで、エズラ・ボーゲルに「ジャパン アズ NO1」などといわれて有頂天になり、ポール・ケネディの「大国の興亡」で次の世界帝国は日本だと言われて本気になっていたものだ。
この頃から週休二日制が定着し、旗日が増えて日本の労働者は働かなくなった。
ボウズ、父ちゃんは暇だ。ボウズも勉強など止めて遊べ
大人だけが遊びほうけていては示しがつかないので子供たちも一緒に遊ばせたのが「ゆとり教育」である。

注)大阪市の橋下市長の教育改革については以下の記事で紹介した。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/2411-f0a8.html

 しかしその後バブルの崩壊により日本経済は奈落の底に落ち、すでに失われた20年がすぎて国際競争力は10位程度にまで低下してしまった。
こうなると大人は遊んでいるわけには行かず、再び長時間労働をするようになったのだが、学校は相変わらず「ゆとりイメージ」だったので子供の教育水準は低下し続けた。
そしてそれを引き上げるにも塾に通わす資金に余裕がない家庭が続出することになった。

注)国際競争力の新聞記事
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120905/fnc12090515010007-n1.htm

 さてこうした状況下で老人はどうかといえば、バブル期に蓄えた資金がアメリカについで2位であり、人口比で言えばアメリカ並みの裕福な老人が多く厚生年金と企業年金で生活は確保され、旅行やゲートボールにいそしんでいる。
はっきり言えば今最も資金も暇もあって生活を謳歌している階層が老人なのだ。

 私も個人的にはマラソン競技などに四六時中出ているから、そうした老人の一人だが、老人が個人的な楽しみだけで過ごすのは現在の日本のおかれている立場からすると許されない。
私は現在中学3年生の少年に数学と英語をボランティアで教えているが、かつて優秀で著名大学を出、官庁や大企業に就職して余生を謳歌している人にはぜひこのボランティア教師を買って出てもらいたいと思っている。

 現在の塾に支払う塾代は途方もなく高く、ひどく家計を圧迫しておりそうした余裕ない家庭は子供たちに十分な教育を授けることができない。
学校は「ゆとり教育からようやく舵を切ったものの十分な教育水準まで達していない。
授業についていけない子供が輩出しているが、こうした子供にホンのちょっとした手助けをするだけで子供の学力は劇的に伸びる。

 私と同じ世代で国立大学を出たものは授業料は月1000円だったはずだ。そのような激安の授業料でその後のバブル時期に信じられないような僥倖を得て高給を食み、今は十分な年金暮らしをしているだけでは、社会に対して申し訳が立たない。

 多くの少年や少女がホンのちょっとした理解不足で学業に悩んでいるとき、かつて優等生だったと言われた老人は子供たちを助けて、再び日本が教育立国になる手助けをするのが責務だと私は思っている。
それがこの日本に対する最後のご奉公ではなかろうか。

なおボランティア教育については以下の記事でも述べておいた。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/post-025f.html

 

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