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(24.10.29) 学校淘汰の時代が始まった。 堀越学園への解散命令

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 とうとう学校の倒産が始まった。これまでも学校が自主的に廃業することはあったが、文部科学省から解散命令をだされたことはなかった(正確には来年3月までに解散命令を出すと言う決定をだした)。

 今回倒産しようとしているのは堀越学園群馬県高崎市、東京の堀越学園とは別なので注意)が経営する創造学園大学専門学校2校、および幼稚園2である。

 堀越学園06年4月高崎医療技術福祉専門学校を開校したが、校舎の建設費や教育機材購入で多額の経費がかかり、一方入学者数が予想を下回ったため赤字経営に悩んでいた。
教職員の給与の遅配が常態化して最大1年間支払われていなかったから教職員は次々に退職し、まともな授業ができなくなっていた。
さらに電気料金も支払わなかったので電気を止められる寸前で、これでは学校教育ができない。

 文部科学省は見かねて改善命令法的な拘束力はない)を出したものの、堀越学園の経営者は前理事長の堀越氏と現理事長の大島氏法廷闘争で泥仕合をするだけで、まったく解決のめどが立たなかった。
現在在学生は大学に220人、専門学校に70人、幼稚園に185人475人が在学しており、このままでは教育はおろか卒業もままならない状況にあった。

 さらに問題を複雑にしたのは決算数字をごまかしており、預貯金額の正確な報告も文部科学省にできない状態が続いていたため、とうとう文部科学省はさじを投げた。
駄目だ、これでは何をしてもこの学校は復活できない。早いうちに解散させるのが学生のためだ

 こうして初めて在校生が残っている学校法人が解散させられることになったが、これは今後始まる大学や専門学校の倒産の序曲に過ぎない。
日本では少子化が進んでますます子供が少なくなる一方、親の家計もひどく痛んでいる。
たとえば高崎医療技術福祉専門学校の授業料は年間2百万円だそうだが、そのような金額を支払える家庭は少なくなりつつある。

注)日本の貧困率は年を追うに従って増加しており、2009年で16%程度。可処分所得の中央地は250万円程度だから、ここから200万円を支払ったら生活ができなくなってしまう。

 日本の大学の水準は極度に低く、大学生は勉強をせずバイトをしたり遊んでいても大学を卒業できるのが普通だった。
大学も専門学校も卒業したと言う資格を得る場所で勉強をして実力を得る場所とはいえない。
これでは親が教育投資をする意味はないし、実際に不可能になりつつある。

 今大学も専門学校も世界的な規模で競争時代に入っており、費用対効果があらわれなければ倒産するのも仕方がないと私は思っている。はっきり言えば無駄な組織なのだ。

 こうして日本の大学や専門学校も淘汰の時代が始まった。

なお、日本の大学が世界的レベルで非常に低い状況は以下に記述しておいた。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/post-fcd3.html

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