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(24.10.1) 意外にJALの株価は堅調だ  facebookの二の舞にはならなかった

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 9月19日に再上場されたJALの株価は私の予想をこえて健闘している。私はfacebookと同様にたちまちのうちに半値程度になると思っていたがそのようなドラスティックな動きはしていない。
尖閣諸島問題で中国への航空路のキャンセルが相次いだ9月26日には一時3210円売出価格対比▲15%)になり「すわ暴落か」と思ったが株価は持ち直し先週末時点で3650円売出価格対比▲4%)だからなかなかのものだ。
株式を値上がり期待で購入した人には不満だろうが、私のようにどう見ても値下がりすると思っていたものからするとこの株価の動きは底堅く見える。

 JALfacebookと異なり虚業でないからそれなりの顧客があれば業績が維持できるのでこうした動きをするのだろうと考え直した。
最も現段階は株主はいづれも様子見と言うところで取引は極度に少ない。

注)私の当初の予想は「JALの再上場 売り出し価格3790円はfacebookの二の舞」と言う記事を参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/10-5ce4.html

 しかし少し長期的な眼で見るとメガ・キャリアの将来は非常に厳しい。
今回の尖閣諸島問題でも明らかなように、少し政治情勢が緊迫すると観光客は激減する。
また国内では日本の人口は減少するので人口増の恩恵はない。
さらにLCC(格安航空会社)の追い上げもあって、観光客LCCに流れており、一方メガ・キャリアの重要な顧客であるビジネス客は出張を取りやめてテレビ会議で代替するようになってきた。

 私が勤めていた会社でもニューヨークとロンドンとシンガポールの間でテレビ会議システムが設置されていて、ほとんどの会議をこのテレビ会議で済ましていた。
このシステムを使用する時はニューヨークの場合など時差の関係で利用時間が夕方から夜半になることが多かったが出張するよりははるかに便利だ。

 どうやら短期的な視点ではJALの経営は稲盛名誉会長がいる限りは安泰のようだ。
廃止された航空路の復活を求める政治家の圧力を跳ね返し、国交省の職員の子弟をJALに入社させるごり押しを認めず、JAL職員の賃上げ要求を抑え込むだろう。

 だが来年3月に予定されている稲盛氏の退任後はかなり情勢は流動的だ。
又昔の放漫経営のJALに戻ればたちまちのうちにLCCとの競争に負かされて赤字会社に転落するだろう。
稲盛氏だのみの株価は来年の3月までは、(上がり下がりはあるもののジリジリと値下がりしていくのだろうが)ドラスティックな値下がりは突発事故がない限り起こりそうにない。

 JALの株価は私の予想を裏切って健闘していると言えそうだ。

なお航空行政については以下のカテゴリーに纏めてあります。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat48077031/index.html

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