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(24.9.20) 中国人嫌いの日本が鎖国に入る日 「中国とは付き合いたくない症候群の蔓延」

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 日本人は本当は外国人が嫌いである。なぜ外国人が嫌いかというと主義主張を押し付けて適当なところで妥協してくれないからだ。
日本人同士だったら必ず妥協が図られるので落としどころが分かるが、外国人が入るとこの妥協がまったく効かなくなる。

注)日本は「和の国」で話し合いで何でも解決できると考えるが、アメリカや中国は「原理原則の国」で絶対に譲らない一線がある。このあたりの分析は井沢元彦氏の「逆説の日本史」に詳しい。

 
  戦後約50年間アメリカ人という民主主義と市場経済を標榜するグローバニズムの人々との戦いで、これは日本が全面的に妥協相手は妥協しないので)することで収めてきた。
繊維輸出問題も、自動車輸出問題も、金融の自由化問題も最終的にはアメリカの主義主張を認め、何とか当方は実をとろうと努めてきたものだ。
日本が太平洋戦争の敗戦国でアメリカの軍事力の庇護の下にどうにか生きながらえていることは明白だったから、それ以外の選択肢はなかったといえる。

 アメリカとの関係はこのように長い交渉史の中で何とか折り合いをつけてきたが、21世紀に入って新たなグローバリズムが現れこれとの折り合いがはなはだ難しさを増している。
今度のグローバリズムは中国の覇権主義(中華思想とも言うで、中国の言うことはすべて正しく日本の主張は「小日本鬼子」のたわごとだと断罪するグローバニズムである。

 覇権とは厄介なものだ。「強い者の言うことはつねに正しい」と言うことだから昔の砲艦外交となんら変わらない。尖閣諸島周辺に警備艇を何隻も派遣して日本の海上保安庁の船舶とバトルを繰り返し、結果的に「勝ったほうが島を領有できる」と公言する。

 こんな厄介な国と付き合わなければならない日本は不幸で日本人はますます中国人嫌いになってきたが、こうした場合の伝統的な対処方法が日本には存在する。
それは鎖国と言って「あんたとは絶交よ」と宣言することで、一回目は菅原道真が行った唐との間の鎖国、二回目は徳川家康から始まって家光で完成したキリスト教国との鎖国だ。

 通常鎖国体制に対する評価は低い。特に徳川幕府が行ったキリスト教禁止のための鎖国はその後のヨーロッパにおける産業革命による技術革新から完全に取り残され、気がついてみれば西洋の植民地一歩手前まで追い込まれていたといわれている。
この場合の技術革新とは特に戦争技術の革新であるが、日本の戦争技術は関が原の戦いの水準で止まり、むしろ後退していた。
だから鎖国なんてすべきでない。家康も家光も愚かだ」といわれてきた。

 だが、本当にそういえるのだろか。日本人はアメリカとの付き合いで散々苦労し、今又中国との付き合いで途方もなく消耗させられている。
私が若い頃は学生はアメリカ嫌いと相場が決まっていて「ゴー・ホーム、ヤンキー」と叫んでいたが、今は中国人嫌いが蔓延している。
メイド・イン・チャイナなんて絶対に買わない」まわり近所の人が不買運動をしているほどだ。

 中国はヤクザと同じで、それに抗議をすれば生卵やペットボトルを投げつけられ、「小日本は歴史を反省していないと講釈さえたれられるのだからかなわない。
いっそのこと、こんな厄介なヤクザとは付き合わないほうがいいんじゃなかろうか・・・・・・」こう思うのは当然だ。

 日中間の貿易は日本側から見れば最大の貿易相手国だし、中国から見ればアメリカ、西欧に次ぐ第3位の貿易相手国だ。
日本からはすでに多くの直接投資がなされ会社数は3万社を越え、中国人の従業員は1000万人規模だ(海外の直接投資の約75%が中国と言われている)。

 だからとても鎖国とはいえない状況だが、精神的には完全に鎖国体制に入ってきた。
何とか中国との接触を最低限にできないものだろうか・・・・・・・・」
会社も個人もそう考え出したので、おそらく現在をピークとして会社は徐々に中国から撤退し、日本人は中国の観光を止め、中国製品の購買を控えていくだろう。
日本は再び伝統的なメンタリティーの鎖国体制に回帰して、中国との付き合いを最小限にする方策を模索するに違いない

なお尖閣諸島関連の記事は以下に纏めてあります
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat51088450/index.html

別件)ブログ「おゆみ野四季の道」のカウンター10000を「おゆみ野四季の道 新」に加えました。

 

 

 

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