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(24.8.2) ロンドンオリンピックでなぜ金メダルが取れないのか? 考えられる2つの理由

 

 ロンドンオリンピック
の日本選手団の成績はいま一つだ。金・銀・銅の合計メダル数は1日現在で17個で、中国、米国に次ぐ3位なのだが、なんとしても金メダルが2個と少ない
このままではとても北京の9個にとどくことはできないし、アテネの16個には遠く及ばないだろう。
金メダルが期待されていた平泳ぎの北島も、柔道女子48kg級の福見も52kg級の中村もメダルを逃してしまい期待はずれに終っている。

 かろうじて女子柔道57kg級の松本と男子体操個人で内村が金メダルを取ってくれたのでほっとしたが、このままでは日本柔道は金メダルゼロかと思ったほどだ。
しかしどうしてだろうか、日本女子柔道は今回史上最強メンバーと言われていたのに、これでは史上最弱メンバーになってしまい、男子も健闘しているとはいえ金メダルにとどかない。

 オリンピック放送を見ていてどうやら原因は二つあることに気がついた。
一つは日本選手団の気持ちの問題であり、もう一つは中国と北朝鮮選手をめぐる疑惑、はっきり言えばドーピングの問題である。

 日本選手は金メダルを取った松本以外はなんともおとなしいと言う印象だ(内村はもともと世界最高のプレーヤーだから平常心で望めば勝てる)。
松本選手は闘志丸出しで、眼がらんらんと輝き牙までむき出していた。
この牙をむき出したは誇張ではなく、テレビ画面を見た人は一応にその表情に驚いたはずだ。
何か獲物を狙っている狼のような獰猛さを感じたが、スポーツと言うものは本来そうしたものだ。

 オリンピックの競技は早く走れるか泳げるかであったり、やりや砲丸をどこまで投げれるかだったり、相手をいかに組み伏せられるかであるが、いづれも人間の動物としての能力を競うものだ
もともとは狩りをする能力や子孫を残すための闘争のために必要な能力をスポーツとして昇華させたものだから、特に闘争系の競技は本能むき出しで勝とうとしなければ勝てるはずがない。

 松本選手は狼そのものだったが、北島選手はそうした野性味が消えていたと水泳のヘッドコーチから指摘されていた。
戦う前から動物ではなく人間であっては金メダルはおろかメダルに届かないのは当然だ。

 もう一つの理由は競技がフェアに行われているかに疑問があることだ。
かつてはロシア東ドイツが特に女子選手を中心にドーピングを行って大量の金メダルを獲得していたが、今問題になっているのは中国北朝鮮である。

注)全体主義国家はスポーツを国家が管理しているから国内でのドーピング問題は起こらない。

 中国は1日現在17個の金メダル、北朝鮮は4個の金メダルを獲得している。
中国は過去に陸上競技で馬軍団のドーピング(ただし中国は漢方薬であってドーピングではないと反論している)、中国水泳女子のドーピング問題(中国がドーピングを認め一時世界大会の出場を辞退していた)があったが、今回ロンドン大会では再び葉詩文のドーピング疑惑があがっている。
葉詩文選手400mメドレー4分28秒43の驚異的な世界新記録で優勝したが、最後の50mが28秒93と男子の優勝者ライアン・ロクテの29秒10より早かったなおライアン・ロクテの優勝タイムは4分5秒18)。

最後の50mとはいえ、女子選手の優勝者のタイムが男子選手の優勝者のタイムを上回ることがあるのだろうか・・・・ドーピングテストをすり抜けているだけではないのか・・・・・・
かつての陸上100mのジョイナーに向けられた疑惑と同じ疑惑が葉詩文に向けられている。

 同じく北朝鮮の快進撃にも疑惑だらけだ。前回の北京オリンピックは2つの金メダルだったのに、1日現在で早くも4個の金メダルを獲得している。
柔道52kg級で優勝したアン・グエム選手は2回戦で中村を破っている選手でなんともタフな選手だ。

 今回の日本選手が今一歩で金メダルを逃しているのは、日本選手がおとなしく植物人間化していることと、一方で中国や北朝鮮が秘密裏にドーピングを行っているからだと私は思っている。
特に女子が男子顔負けの記録や力を出すときはステロイド系のドーピングが怪しまれる。

 もっともドーピングについては明確な証拠がなければバレないが、東ドイツやソビエトがそうであったように体制が崩壊すれば秘密のベールがはがされる。それまではこれが実力だと中国も北朝鮮も主張し続けるだろう。

 だから現状で金メダルを獲得する方法は松本選手のように狼になって戦うことしか日本選手に残されていない。
日本全体が植物人間化している現状で、スポーツ選手にだけ狼になれと言うのは酷かも知れないが、松本選手の事例があるのだからがんばってもらいたいものだ。

なお、北京オリンピックの金メダル数等の記事は以下のとおり
http://yamazakijirou.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/20827.html

 

 

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