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(24.8.10) 「政治は決断の技術」を示した野田総理 野田氏は本当の政治家だ!!

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(トシムネさん撮影。白馬の岸壁

 世間の野田総理の評判はさっぱりだが、私は高く評価している。
ここ数世代にわたった総理は自民党を含めて決断をすることなき総理だったが、野田総理ははじめて「政治は決断の技術」であることを身をもって示している。

 ことに2代続いた民主党の総理はほとんど最悪と言ってよく、鳩山氏はできもしない辺野古以外への普天間基地移設を唱えて自爆し、菅氏は東日本大震災に遭遇してただヒステリーを爆発させていただけだった。
もし菅氏が福島第一原発の事故処理を東京電力の技術者に任せていたらメルトダウンはなかったのではないかとさえ私は思っているが、これは別途論証がいるだろう。

 野田総理は「社会保障と税の一体改革関連法案」を政治生命をかけて通すといったが、その言葉がうそ偽りでなかったことが明白になっている。
昨日(8日)自民党の谷垣総裁と30分間の秘密会議を開き、自民党との手打ちをし、10日には参議院で法案が通過する見込みとなった。
会談前までは自民党は解散の確約がなかったら衆議院に内閣不信任決議案を提出する予定だったから、秘密会談で野田総理は今国会開催中の衆議院解散について言及したのだろう。
社会保障と税の一体改革の法案が成立し、24年度予算消化のための赤字国債発行法案と、最高裁で憲法違反と認定されている選挙制度改革関連法案を成立させたら解散総選挙を行う」とでも言ったのだろうか。

 もともと自民党は消費税の増税には賛成で、赤字国債発行法案、選挙制度改革関連法案は誰が政権を担当しても通過させることが必要だから、特に異議を挟めない。
野田総理が政権政党としての責任ある決断をする限り、責任野党の自民党としても単に足を引っ張っているだけでは政治にならない。
責任政党と責任野党は日本国のために決断を下す責任があり、単に政局を有利にするための反対は無責任野党だけの特権だ。

 かつて民主党が野党であったとき小沢氏は自民党のすることにすべて反対し特に日銀総裁の人事で足をすくっていたが、そうした反対だけの野党では政治が行えないことは、鳩山氏菅氏が身をもって教えてくれた。
現在野田内閣が自民党野田派と揶揄されるほど自民党に近いのは、誰が総理を勤めてもアメリカとの協調なしに日本国の運営ができないからだ。

 
 消費税増税、TPPの交渉参加、オスプレイの沖縄配備、原発の再稼動等すべて自民党政権となんら変わりがないが、それだけが日本の許された政治的選択肢で、それ以外の選択はほとんど機能しない。
小沢氏のアンチアメリカ、親中国路線は小沢氏の言う「政治的陰謀」で押さえ込まれており、鳩山氏の「友愛」と言う名の全方位外交もすでに崩壊している。

 私が野田氏に感心するのは、消費税増税を行うとその内閣は崩壊し自身のよって立つ政党は選挙で敗北するのだが、それでもなお消費税増税を実施しているからだ。
野田氏は自身の保身よりも日本の将来のために決断しており、真の意味の政治家と言える。
現在野田政権の評判は散々だが、歴史的には「政治は決断の技術」ということを示した稀有な総理として評価されることになると私は思っている。

注)過去の政権が消費税増税のたびに崩壊した経緯は以下参照http://yamazakijirou.cocolog-nifty.com/blog/2010/11/22221110-nhk862.html

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