(24.7.31) ちはら台走友会の白馬岳登山 今年はお花畑を満喫した
ちはら台走友会の夏の登山も7回目ですっかり定着した。今回の山は北アルプス白馬岳で参加人員は16名だった。
走友会では年2回程度のペースで登山を行っており、夏場はアルプスに行くことが多い。
過去に南アルプス甲斐駒ケ岳、北岳、北アルプス槍ヶ岳、剣岳、穂高岳等に登っている。
走友会の登山としては立派なもので、昨今は山岳トレッキングレースとマラソンが融合しているので一部のモサは稜線伝いに駆けたり、また下山道を駆け下りたりしている。
走友会メンバーは現役のサラリーマンが多いため、通常2泊3日要する行程を、金曜日の夜に出発して1拍2日の登山に短縮している。
最初の頃は(私は余裕のある日程の登山をしていたので)この真夜中に出発して車中1泊し早朝から登山開始になるスタイルがなかなかなじめなかった。
今でも車中で眠ることはできないが、何度も夜間走を経験したことから夜眠らないで身体を動かすことについては抵抗がなくなった。
1泊2日が可能なのは、現在は色々と問題にはなっているものの高速バスをチャーターすることが非常に容易になっているからだ。
夜中にちはら台を出発すると早朝には白馬岳の登山口の猿倉に到着していた。
猿蔵からは大雪渓を登って一気に6時間程度で白馬山荘にたどり着ける最短ルートがある。
雪渓を登ることに慣れていない人は「岩石が落下してきたらどうしよう・・・滑って落ちたら死んでしまうのではなかろうか・・・」との恐怖感を持つが、夏場の雪渓はほとんどの場合安全である。
雪渓のところどころに大石が落ちているものの、これは両側の壁から落ちてきたもので、視界が明瞭である限り石が落ちる軌跡を予想することは可能だ。
「ほれ転がってきたからうまくよけろ」と言う感じだ。
また夏場の雪渓はザラメ状になっているので足のつま先でキックすれば容易に雪の階段が掘れるのですべるようなことはほとんどない。
それでも多くの登山者は簡易アイゼンを装備していた。
念には念を入れると言うことだが、ちはら台走友会でも登山に慣れている人を除いて全員アイゼンを持っていった。
この雪渓の登山は夏場は本当に気持ちがいい。雪渓から吹き降りてくる風が何か涼しさを通り越してやや肌寒いぐらいであり、そうしたコンディッションのときが登山には最適だ。
16名の中には登山初体験者もいたが疲労を覚えず山荘にたどり着くことができたのはこの涼風のせいだ。
昨年の奥穂高登山では途中で高山病になる人が続出したがそれと比較すると信じられないような快適な登山になった。
翌日は白馬岳を経由して蓮華温泉まで降りたが、稜線上の途中のお花畑がことのほか美しい。
今回女性は6名が参加していたが、花の写真を撮るために何度も立ち止まり写真に収めていた。
通常の登山では黙々と歩き続けるのだが、今回はキャーキャーはしゃいだり歌を歌いながらの登山になり、白馬岳が楽しむための登山ルートであることがよく分かる。
もっとも大池山荘から下はゴツゴツした岩が続く下山道になり、それまで快適に歩いてきたのが嘘のように歩きづらくなる。
「こんなことなら雪渓を降りるほうがどんなに楽か・・・・」ついグチが出た。
注)今から30年ほど前に家族で白馬岳登山をしており、そのときは大雪渓を下山したが座ったスタイルで片足を浮かしすべるようにして下山した(片足スキーという)。
メンバーの一人で高度恐怖症だと公言しているモッチャンが「山は白馬のような安全で楽しい山がいい。穂高や剣の岩場はもういい」と言ったのには笑ってしまった。
昨年は高山病で悩んだMさんも今回は症状が出なかった。
また登山道は駆けるもんだと思っているイエティさんは稜線を歩く速度の4倍の速さで走るトレーニングをしていた。
穂高岳周辺の稜線は山岳トレッキングの練習コースとしては最高だ。
今回走友会の登山には3名、走友会のメンバー以外の人が参加したがこの走友会の登山をメンバーから聞き知った人たちで、だんだんとこの登山が地域の人々に知られるようになってきた。
全員無事なのは当然として元気に余裕を十分残した登山になり帰りのバスでは宴会が最高潮に達したものだ。
なお昨年の穂高登山の記事は以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/23726-27c9.html
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