« (24.6.28) 知られざる大英博物館 第1集 古代エジプト 民が支えた3000年の繁栄 | トップページ | (24.6.30) ためしてガッテン リズムで脳を活性化せよ 小脳のすばらしい働き »

(24.6.29) 日本の証券市場はインサーダー取引の温床 日興証券お前もか!!

 23624_025

 日本の証券市場
インサイダー取引の巣窟だと海外から指摘されてきたが、その都度証券会社は「ファイアーオールが厳格に適用され、インサイダー取引などあるはずがない」と反論してきた。
しかし今度ばかりは反論する気力がなくなっただろう。

 野村証券に続いてこんどはSMBC日興証券執行役員取締役となんら変わらない)がTOB(株式の公開買い付け)の情報を会社社長ら3名に漏らし、実際に数百万円の利益を得ていたとして逮捕された。
この執行役員は親会社の三井住友銀行からの出向者だが、銀行時代から会社社長と懇意で、企業情報を常時社長等に流していたことも判明しておりインサイダー取引の常習者のようだ。
野村証券の場合は一部の不心得者のしわざと言い逃れることもできるが、SMBC日興証券の場合は執行役員だから言い逃れは不可能だ。

注)なお野村証券のインサイダー取引については以下参照。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2012/06/24610-87f1.html


 もっとも現在の金融商品取引法では情報を単に流すだけでは罰則の対象にならず、見返りに利益を得ていたことが立証できないと訴追できない。
警察ではその見返りの利益があったことを立証しようと懸命にがんばっている(そうでなければ執行役員は無罪になる)。

 
 野村証券SMBC日興証券と次々にインサイダー取引が暴かれており、ようやく証券取引等監視委員会もまじめにインサイダー取引を止めさせる決心をしたようだ。
それまではたとえ垂れ込みがあったとしても監視委員会はそれによる東京市場に対する影響を考えて握りつぶしていたのが実態だ。
だめだ、一つをあげれば芋ずる式にインサイダー取引がばれてしまう。そうすると海外の投資家が日本市場を見放すので、知らないことにしておこう

 なぜこのようにインサイダー取引が横行するかと言うと、金商法は本質的にザル法で、インサイダー情報をどんなに流しても問題になるのはそれを利用して利益を得たものだけだから情報提供者は痛くも痒ゆくもないからだ。
君と俺の関係だ。秘密情報だけど教えちゃおう」なんてノリで教えている。

 そしてこうしたインサイダー情報の提供は日本では昔から常に行ってきたので、担当者はそれがインサイダー取引であることすら認識できなくなっている。
実際野村証券から情報を得て空売りを仕掛けた旧中央三井アセット信託銀行の担当者は、内部の調査に対し「あれ、それがインサイダー情報になるの? 本当!!」なんて回答をしている。

 やはり日本の証券市場は魑魅魍魎の世界なのだ。情報を知っているものはいたって簡単にその情報を知り合いに教えて不当な利益を上げさせ、そのキックバック現金か否かに関係なく)を得ることで私腹を肥やしている。
そしてこうした内部情報から遮断された投資家は常に鴨にされて資産をすり減らしている。

 思い出せば日本の高度成長期はどの株式も値上がりしたから、誰もが株を持ってさえいれば利益を上げられた。
しかしバブル崩壊後日本の株式は傾向的に値下がりし、日経平均はピーク時の4万円から8500円前後に落ちて、これからも値下がり傾向が続く。
こうした中で利益を得る唯一の方法はインサイダー情報を持つことで、一般の投資家の出る幕はなくなった。

 東京市場の活性化が歌われて久しいが、これでは一般投資家が日本株の購入を諦めて新興国の投資信託等に投資するのは当然だ。
そして年を追って保有額を増加してきた外国人もここ数年は26%前後のシェアに留まり、東証全体の売買代金は年を追って減少している
このままインサイダー取引を放置すれば東京市場そのものが存亡の危機に立たされそうになり、ようやく監視委員会が本腰をいれだした。

なお、日本株を素人が投資しても鴨のなるだけの事例は以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2012/06/24610-87f1.html

(別件)「「おゆみの四季の道」のカウンター10000を加えました。
 

 

|

« (24.6.28) 知られざる大英博物館 第1集 古代エジプト 民が支えた3000年の繁栄 | トップページ | (24.6.30) ためしてガッテン リズムで脳を活性化せよ 小脳のすばらしい働き »

評論 日本の経済 金融機関」カテゴリの記事

コメント

この記事を書いた方は、野村の関係者かどうかは知らないが、野村証券のインターネットのホームページには、顧客向きにインサイダーの説明がなされているから、関係社員が「これってインサイダーなの?」では、通りません。
大体野村には平均レベル以上の学卒者がいて、弁護士もその老獪さに、(真面目な、拝金主義者でない人は)打倒野村に意欲を燃やしています。社員のみならず、会社が一丸となって隠ぺい工作をする体質を持った会社なのです。
隠ぺいの為なら、日が来なくとも早期に定年退職させ、原告との接触をさせない工作の事実を身を以て体験しています。こんな会社ですから、法の目をくぐって今まで数知れぬ悪事を働いてきていると考えるのが当然です。
更なる法改正で、締め上げないと、再発は間違いないでしょう。

投稿: cello | 2012年7月 1日 (日) 20時02分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« (24.6.28) 知られざる大英博物館 第1集 古代エジプト 民が支えた3000年の繁栄 | トップページ | (24.6.30) ためしてガッテン リズムで脳を活性化せよ 小脳のすばらしい働き »