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(24.6.15) 石原都知事の最後の戦い 2020年東京オリンピック招致運動 死んでも死に切れぬ

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 私は日ごろ石原都知事経済政策については低い評価をしており、特に新銀行東京の対応が余りにお粗末だったためあきれ返っていたが、最近の都知事の言動には共感することが多い。

注)新銀行東京の問題点については以下の記事を参照。
http://yamazakijirou.cocolog-nifty.com/blog/cat16092088/index.html


 最近はもっぱら2020年の東京オリンピック誘致活動と、尖閣諸島を都が購入すると言う案件で、前者については都民がしらけており、後者については国民があきれている。
しかし私には石原都知事焦燥感がなんとなく分かるのだ。
このままでは日本がつぶれる。俺が何とかしなければ・・・

 東京オリンピックについてはライバルのイスタンブールマドリードの市民が燃えているのに、東京都民がさっぱり燃えないのに石原都知事は怒りを爆発させた。
オリンピックが実現したら都民は来なくていい!!
都民や国民の支持がなければ前回と同様に東京オリンピックの目はない。
おそらくイスラム最初のオリンピックとしてイスタンブールに決まるだろう。

 
 現在東京の売りは震災復興記念で全世界の人に支援を感謝し復興した日本を見てもらいたいということだが、石原都知事の本音は日本、特に東京の復活にある。
思えば東京が世界の東京から滑り落ちて、ローカルな一都市になって久しい。
東京がローカル都市だとの兆候はいくらでもある。

 銀座から世界の一流ブランドが消えてしまい、代わりに入ってきたのはユニクロだ。
アメリカやヨーロッパの金融機関や証券会社は当の昔に店をたたんで撤退してしまった。残っているのは個人営業に活路を見出そうとしているCITI BANKぐらいなものだ。
東京証券取引所はかつては世界最大規模の取扱量を誇っていたが、今では3位で上海や香港に追い上げられている。
そして不動産価格は傾向的に低下をしており、人口は停滞したままだ。
このままでは東京がつぶれる。東京がつぶれると言うことは日本がつぶれると言うことだ。俺ががんばらなければ誰ががんばるのだ・・・・

 そうした思いで東京活性化に取り組んだ成果が都知事が開催にこぎつけた東京マラソンだ。
東京マラソンは2007年から開催されたのだが、それまで日本の大都市でのマラソン大会は警察の反対が強く開催できなかった。
大都市の交通を数時間も止めたら経済界からひどい突き上げが来ます。とてもできません

 その反対を突き破ったのは石原都知事だが、可能になった最大の理由は日本経済の停滞でそもそも止めて支障が出るような物流がなくなってきたからだ。
東京は経済都市でもなくなったのか・・・・・
そうした危機感で始まった東京マラソンだが、開催してみて驚いた。
レースに参加する人数は3万5千名前後だが、それと同規模の大会役員関係者が動員され、さらに沿道には途切れることのない200万人の大観衆が集まった。
試算では経済効果は400億円だと言う。

注)東京マラソンの成果については以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/post-1920.html

東京マラソンでこれだけの効果があったのなら東京オリンピックがもし開催されれば数兆円だ。東京をイベント都市として再生できる」石原都知事がそう確信したのは無理も無い。
東京オリンピックが開催されればその直接の経済効果は1兆円、波及効果を含めると3兆円規模と試算されている。

 もっともこうした試算はしばしば過大になるので、特に波及効果については怪しい。出来上がった施設などは波及効果どころかお荷物になるのが普通だ。
だから東京のような都市でのオリンピックは既往の施設を最大限に利用して無駄な施設を作らないことがコツで、経済効果はもっぱら観光客が落としてくれる交通費やホテル代等の直接効果に期待するのが妥当だ。

 それにしても1兆円は大きい。石原都知事は東京マラソンで成功したノウハウで東京にオリンピックを誘致しイベント都市として再生させようとしている。
しかし都民はさめたままだ。
東京がローカルな地方都市でも良いじゃないか・・・」と言う感じだ。

 そうした都民を石原都知事は罵倒する。
都民は贅沢だ。自分のことしか考えない。ほかの日本人とは違う人種になってしまった
都市は何らかの特色がなくては世界都市にならない。ワシントンのような政治都市かニューヨークのような経済都市か、パリのような文化都市か、あるいはローマのような観光都市というような特色である。
かつての東京は経済都市であったが、今は経済の中心から滑り落ちてしまった。


 衰えつつある東京の再生には確かにイベントは効果的だ。イベント都市として東京を再生しようとする石原氏の手腕は東京マラソンで実証されている。ここは私も石原都知事を応援して東京再生のためのオリンピック誘致に賛成することにした。
そうでもしないと東京もそして日本も世界に埋没するだけだからだ。

なお2016年の東京オリンピック誘致運動に関する記事は以下に纏めてあります。
http://yamazakijirou.cocolog-nifty.com/blog/cat16092088/index.html



 

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評論 日本の政治 石原都知事」カテゴリの記事

コメント

真面目な意見
声を大にして言いたい
我欲五輪はもういらない
アスリートの育成とか強化に国の予算を使うこと自体は賛成だし一向に構わないが五輪招致とは関係無いでしょう。

投稿: 我欲都民 | 2013年8月19日 (月) 20時09分

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