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(24.5.5) BSドキュメンタリー 癒しロボットで認知症治療 ドイツの現状

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 いやはや驚いてしまった。日本のロボット技術が世界最高であることは知っていたしアシモ君が走ったり踊ったりしているのは知っていたが、癒しロボットのパオが現実の介護に使用されているのは知らなかった。

 癒しロボットのパオ
とは産業技術総合研究所の柴田博士が開発したアザラシ型ロボットで人工知能が内蔵されていてあたかも本物の子供のアザラシのように動き鳴く。
この癒しロボットパオドイツのブレーメンにある認知症患者専門の病院介護のサポート役として導入の実験をしていた。
このドキュメンタリー番組はドイツで2011年に制作されたものである。

 日本でも認知症介護施設でこのアザラシ型ロボットを使用している介護施設はあるようだが、ドイツではもっと本格的にロボットを介護現場に導入しようとしている。
とうとうロボットが本格的に人間とかかわるようになってきたのか・・・・」
鉄腕アトム世代としては感無量だ。

 この介護施設には重症の認知症患者やそれより症状の軽い認知症患者が80名程度療養介護されていたが、特に重傷者になると介護士の働きかけにまったく反応しない。
このため介護士も精神的に疲れてしまって悲観的になることが多いのだそうだが、このアザラシ型のロボットパオがいると、ちょうど患者と介護士の仲介の役割を演じてくれて介護がしやすくなるのだそうだ。

 このロボットの日本名のパオを、ここドイツではドイツ式にオーレという名前が付けられていた。
施設には介護犬も導入されていたが、本物の犬は長時間の介護は無理で2時間程度でお役ごめんになる。人間と同じで介護犬もストレスに弱い。
それにウンチや毛が飛ぶ問題もあってオーレのように充電さえすれば何時間でも介護に携わってくれない。
ロボットは介護士や介護犬や認知症患者と違ってまったくストレスを感じず、いつまでも愛らしく振舞うので仲介役としてはもってこいのようだった。

 この介護ロボットが認知症を改善するかどうかはまだ実験段階で結論は出されていないが、薬を使った実験と違って副作用がないのがいいと開発者の柴田さんが言っていた。
ロボットを使った介護がここまで進んでいたのは驚きだが、この試みは日本の新しい産業芽生えを感じさせた。
特に
人間型やアザラシ型のようなロボットは日本の独壇場と言っていいくらい開発が進んでおり、ドイツのように日本でも積極的に使用すべきだと思う。

注)海外のロボットは機能優先で人間や動物の形をしていない。

 しかし問題はあって、ここでもロボットを介護に入れてはならないとか、ロボットを使用した治療は保険対象ではないとか、そういった規制が存在して特に日本ではせっかくの新産業が花開いていないことだ。
かえってドイツで花開こうとしているのは皮肉だが、どこの国でもいいから積極的に使用してその効果を確認してくれたら日本でも大々的な導入が可能になるだろう。

 日本では新産業が育たず、経済は萎縮の一方だがこのロボット産業には大いに期待が出来そうだ。

なおBS海外ドキュメンタリーシリーズは以下にまとめてあります。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/nkk/index.html

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