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(24.4.5) 中国の食用油事情 下水溝と動物の内臓は宝の山

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 中国では食べれるものは何でも食べてしまうのだが、下水溝にたまった油から食用油を生産しているのには驚いた。
私は最近までまったく知らなかったが中国ではマンホールのふたを開けて、その中にたまっている油状のものを樽に回収し、それを精製して食用油を作っている。

注)この油を集める作業はとてもきついらしく、収入は一般のサラリーマンレベルになるため貧しい農民工等が喜んで従事している。

 もちろんどこのマンフォールでも良いと言うわけでなく油脂が垂れ流されている工場近くのマンフォールから回収されるのだが、それを濾過して過熱・沈殿させて分離をすると再生食用油になるのだそうだ。
中国の学者の推計では年間の動物性と植物性の油脂使用量2250万トンのうち250万トン再生食用油(日本のマスコミではどぶ油という。工場で正式に生産されている食用油は約2000万トンなのでその差が再生食用油だという。

 この食用油は臭いはないが色がどす黒く一目で再生食用油と分かるのだそうだが、価格が通常に生産された食用油の半値以下のため多くのレストランでそっと使用されていると言う。
下水溝の油でもちゃんと精製されれば問題はなさそうだが、実際は油以外の発がん性物質のアフラトキシンが含まれていたり、農薬が除去されずに残されていたりして、ほとんど命と引き換えの状況になっている。

注)再生食用油問題は2005年以降中国のマスコミで常時話題になっている。

 中国当局もこの再生食用油の撲滅に乗り出し、高額の罰金や死刑を含めた厳罰で臨んでいるが、ちょっとやそっとでへこたれないのが中国人だ。
さすがに排水溝の油をとることは下火になったが、今度は食肉加工場で廃棄された牛や豚や羊の内臓や皮から動物油をとることを考え出した。
廃棄物の有効利用だ」と意気盛んだ。

 排水溝の油よりましだが元々破棄された動物の内臓だから腐っていたり他の汚物が付着していたりして衛生上問題が多すぎる。
もちろんこうした再生食用油工場は地下工場だから、最初から衛生基準など守っていない(ただし認可を受けた工場がそっと作っている場合も多い)。
安いだけがとりえの再生食用油でも、中国人は安ければそれでいいのでこの違法で危険な食用油の使用が蔓延している。
だから健康に気をつける中国人はわざわざ自分で食用油をレストランに持ち込みその食用油を使わせているほどだ。

 こうした中国の食用油の実情はひどいものだが、もっとも日本でも戦後すぐの頃は酒がなかったためにバクダンのいう名のメチルアルコールが入った酒を飲んで失明をしていた。
工業用メチルアルコールは安価だったので酒の代わりにしたらしい。
また最近でも腐った肉を加工して通常の肉として売っていた北海道の業者もいた。

 中国では昔から食べれるものは何でも食べてきた。孔子は弟子の子路が殺されて塩辛にされたのを嘆いて、以後塩辛を食べなくなったと言うくらいだから、人肉を食べるのも普通に行われてきている(史記の孔子世家編に載っている)。
文化大革命では1000万単位の人が殺されたが、殺された人の人肉を食べたと言ううわさがたえない。

 中国も新興国として世界経済をリードする立場になったのだから、衛生問題をもっとまじめに取り組んで下水溝からの油など使用しないようにしてもらわないと、おちおち中国で食事をすることもできない。

なお中国に関する社会問題の記事は以下にまとめてあります。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat48428075/index.html
 


 
 

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