« (24.4.21) ためしてガッテン 舌を見て病気を見抜く法 | トップページ | (24.4.23) 「フライデーナイト・リレーマラソン in 国立競技場 」で走ってきた »

(24.4.22) 人口の急減と空き家問題 クローズアップ現代の指摘

Dscf5421_2

  えらいことだ。日本の総人口が急減し始めた。
4月17日に総務省が発表した総人口日本人+外国人)の数は前年より約26万人減少して1億2780万人になったと言う。
日本人だけで言えば5年ほど前から減少傾向が続いていたが、総人口が減少したのは05年09年に引き続き3回目で、今後は確実に総人口も減りそうだ。
日本人の0歳から14歳までの若者13.1%過去最低だし、一方65歳以上の老人23.3%過去最高になった。
また外国人は福島原発事故の影響で日本から逃げ出している。
日本は今、毎年中小都市一つの規模で人口が減少し、老人ばかりの国になろうとしている。

 この人口減少高齢化問題が日本の空き家問題として社会問題化しているとクローズアップ現代が報告していた。
それによると日本には2008年段階で757万戸の空き家があり、そのうち利用されていない一戸建て空き家が181万戸あるのだそうだ(アパートの場合は空き家があるのは当然なので今回のレポートの対象外)。

 神戸大学の平山教授によると、日本の住宅は1970年代までは実際不足していたが、1980年代バランスし、その後はバブル崩壊後の景気対策として新規住宅を作り続けたため完全に供給過剰になっていると言う。
その結果地方都市や、また大都市でも下町と言った場所で空き家が急増し、しかも問題なのはそのまま放っておかれるため崩壊寸前の空き家が多数存在することだそうだ。

 元々個人所有の不動産については行政と言えども手が出せないとの原則があったため、幽霊屋敷のようになって今にも崩れ落ちそうになっても、手が付けられなかった。
その家の前が学童の通学路にもなっていると危険と隣合わせのような状態になってしまい、子供の生命の保証も出来ないと番組で紹介していた(秋田県大仙市の例)。

 こうした状況になってようやく地方の自治体では条例を制定し、所有者を確定して取り壊しの指導をしている。
しかし所有者が分からなかったり、あるいは分かっても取り壊しに応じてくれない場合が多いと言う。
なぜ取り壊しに応じないかと言うと取り壊し費用の負担が重く放送の事例では70万円)、また取り壊して更地になると固定資産税が6倍にあがってしまうからだと言う。
さらに大都市の下町では違法建築が多く、道路に2m以上接していない住宅が多くあり更地にすると二度と家を建てることが出来ない。

注)土地に家を建設すると固定資産税は6分の1になる。たとえ崩壊寸前の家で人が住んでいなくとも同じ。

 人は住まない、住宅は荒れる。これではスラム街になってしまうので、長崎市では廃屋の解体費用を市が負担する代わりに土地をしに寄付してもらって公園トイレを作っていた。
こうすると環境がいっぺんに改善して新たにこの地区に住みたい人が増えたと言う。

 また松江市では町の再開発事業として空き家を取り壊して道路を引き(そのままでは道路に2m以上隣接していない)新築住宅を作るようにしていた。
また町そのものをコンパクト化するために周辺住民にこの再開発した跡地に越してきてもらい、そこだけを集中的に公共投資を行うとの計画だった(コンパクト化は地方都市共通の課題になっている)。

 しかし大変なことだ。日本が縮小循環に入って今まで必要としていたものがどんどん不要になりつつある。
学校なんかは典型的で子供がますます少なくなれば多くの校舎や教師が不要だ。
水道もガスも電気も過剰気味になって、ダム建設などはただ作ったと言うだけになるし、地方の舗装道路には自動車が走らない。
飛行場はからすの遊び場になってしまうし、漁港なんかは漁船がないのでヨットハーバーになっている。
地方都市では中心部から店がなくなっているし、山村部では集落そのものが消滅している。

注)東京では水道水が過剰になって水道局が頭を悩ましている。かつてはヤンバダムのような利水用ダム建設は必要だったが今では無駄だ。

 この状態は日本の衰亡そのもので、人口が急減すれば必ず発生する現象だ。
日本人の人口を増やすためには子供支援が不可欠だが民主党の政策は腰砕けでそもそも財源がない(不要な公共工事を削って捻出すると言っていたがまったくの空約束でヤンバダムが必要不可欠になっている)。
日本人が増えないなら多くの外国人を日本に住まわせて、せめて総人口だけでも現状維持をさせたいが、基本的に外国人嫌いの日本ではこうした提案は好意的には受け取られない。

 不足している看護師や介護士に対してさえ厚生労働省は難しい試験を受けさせて日本から追い出そうとしている。
このまま行けば日本はただ衰亡するだけだが、外国人と暮らすくらいなら衰亡を望むのが日本人のメンタリティーなので、「せめて外国人を増やそう」と言う私の提案に賛成する人は少ない。

なお日本の将来についての記事は以下に纏めてあります。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat47661116/index.html

|

« (24.4.21) ためしてガッテン 舌を見て病気を見抜く法 | トップページ | (24.4.23) 「フライデーナイト・リレーマラソン in 国立競技場 」で走ってきた »

評論 日本の政治・経済 将来像」カテゴリの記事

コメント

山崎さんは以前、ブログのネタは主にNHKのテレビ番組を見た後、一旦文字に落として客観視することによって発見できると云われていましたが、成程と思いました。私も実践したいと思います。ところで山崎さんは、BS11のインサイド・アウトは観ていないのですかね。番組の内容は、毎日新聞の記者が経済学者や政治家などをスタジオに連れてきて、インタビューしたり突っ込んだりする、というモノで、NHKの番組に比べると、かなり偏っていますが、そのぶん新しい発見があります。山崎さんが番組をみて、感想をブログに載せてくれたら興味深いなあ、などと誘いをかけてみた次第です。 すみませんでした。
 
山崎)三太郎さんになんとなくあじられているような気持ちがしますが、この番組のことは知りませんでした。
一度チェックをしてみます。気に入ったらブログに落とします。

投稿: 三太郎 | 2012年4月22日 (日) 14時32分

クローズアップ現代の人口の急減と空き家問題を見ていてなんだかお先真っ暗な日本が其処にあるように思いました。こんな日本に誰がしたのでしょうね。安くて簡単な家を沢山供給して丁寧に建てた日本家屋を壊してしまったのですね。3匹のコブタの絵本を見ているようです。旧い壊れた家があるだけで税金が6/1の税金なんてやはり変ですね。実家も主がなく空き家です。どういうふうにするのが家の為にベストなのでしょうね。管理税金等それだけでも頭の痛い問題です。

投稿: X | 2012年4月22日 (日) 19時17分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« (24.4.21) ためしてガッテン 舌を見て病気を見抜く法 | トップページ | (24.4.23) 「フライデーナイト・リレーマラソン in 国立競技場 」で走ってきた »